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有名な狐の妖怪16選!かっこいい伝説の存在の由来や能力を解説!

有名な狐の妖怪16選!かっこいい伝説の存在の由来や能力を解説!

狐の妖怪は昔話や各地の伝説でもよく耳にしますが、実は一口に狐の妖怪と言っても実にたくさんの種類がいます。平安時代に天下一の美女と称賛された玉藻前や徳川家光の夢の中に現れた八尾の狐、お稲荷様で有名な農耕神である稲荷神など狐にまつわる伝説は多いです。

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人に影響を与える狐の妖怪

出典: https://www.instagram.com/p/CGXPgClgtty/

狐の妖怪には化けたり幻覚を見せたりして人に影響を与えるものたちがいます。九尾の狐は今でこそ悪事を働く危険な存在ですが、昔は姿を現すことはよいことの前兆と言われていました。八尾狐も悪さをするために現れたわけではないです。狐の妖怪と一緒くたにせず、ルーツを辿ることで妖狐の正体も明らかになります。

九尾の狐

Photo by Kasadera

玉藻前の正体であったりする九尾の狐は、元は中国神話に出てくる9本の尻尾を持つ狐の名前です。

泰平の世に姿を現す瑞獣とされ、天界から遣わされた神獣であるともされます。中国では数字の「9」は子孫繁栄を示す数字でもあり、陽数を持つとされよいことが起こる前兆を示す霊獣とされていました。日本でも平安時代頃までは9本の尻尾を持つ狐は霊獣の扱いです。

八尾狐

出典: https://www.instagram.com/p/BZdTGQXAmET/

八尾狐とは、徳川幕府三代将軍である徳川家光の夢の中に現れたとされる8本の尻尾を持つ狐です。家光の乳母である春日野局が書いた「東照大権現祝詞」によると、家光が病を患っていた時、夢の中に八尾の狐が現れ、病が治ると告げて去るという夢を見たこと、八尾狐を絵師に書かせたと記されていました。

2015年に京都府の個人宅で狩野探幽が書いた八尾狐が発見されました。

篠崎狐

出典: https://www.instagram.com/p/CFcjDt_AhNf/

篠崎狐は、「梅翁随筆」に出てくる悪戯化け狐です。

草原で寝ていた4匹の狐に日頃のお返しとばかりに大声を出して驚かせた商人がいました。狐は驚き慌てて去っていったのですが、後日商人が知り合いの家を訪ねると女房が亡くなり、埋葬地まで送ると留守を任されたそうです。しばらく待っていると女房の亡霊が現れ商人に噛み付いてきたという話で、篠崎狐に化かされていたというオチです。

稲荷神

出典: https://www.instagram.com/p/CH-OTMiA06c/

稲荷神とは、稲を象徴する農耕神であり、狐或いはうかのみたまのことです。地域によって狐を稲荷神として崇めているところもあれば、京都の伏見稲荷神社では狐は稲荷神の使いであるとしています。狐は稲荷神にされた理由の一つとしては、狐の顔や尻尾が稲に似ていることや穀物を食い潰す鼠を捕食してくれることです。

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