ビックカメラなんば店の心霊現象
千日デパートの跡地はしばらく放置された後、商業施設プランタンなんば、大型家電量販店のビックカメラなんば店へと変貌を遂げました。プランタンなんば、ビックカメラなんば店では、千日デパート火災の死者の幽霊がたびたび目撃されています。
エスカレーターの人影
プランタンなんばやビックカメラなんば店では、かつてエスカレーターの側面を鏡張りの構造にしていました。エスカレーターに異様な人影を目撃してパニックを起こした人がいたため、エレベーターを鏡張りにしていろいろな人の姿が映るようにし、異様な人影が紛れていてもわからなくしたのです。
エレベーターが見つからない
プランタンなんば時代、夜遅くまで残っていたある店の店員が帰ろうと思い、エレベーターを探したところ、あるはずの場所にエレベーターがありませんでした。同じく残っていた店長とともにエレベーターを探し、なんとかエレベーターを見つけ出します。しかし、店長とははぐれてしまいました。
心配になり、翌日電話で確認したところ、店長は家に帰ることなく行方不明でした。
トイレに幽霊が出る
ビックカメラなんば店のトイレでは、たびたび心霊現象が起こっています。ある人はトイレに入っているとき、ドアの外ですすり泣くような声がしたので、ドアを開けてみましたが誰もいませんでした。トイレに入っているときに、ふとドアの下の隙間をのぞき込んだところ、焦げた靴があったのを目撃した人もいます。
監視カメラにありえない人影が写る
ビックカメラなんば店のバックヤードでは、大勢の人が心霊体験をしています。ビックカメラなんば店のバックヤードには監視カメラがありますが、かなりの頻度でおかしな人影が写るため、電源をきっていると言われています。
バックヤードに入っていく人が見えたので、バックヤードを確認しても、誰もいないということもよく起こります。
謎の館内放送
プランタンなんば時代には、たびたび謎の館内放送が流れていました。夜、千日デパートの火災発生時になると、女性の声で「火災発生……火災発生……」と、館内放送が入るのです。あまりに頻繁に起こるため、長年働いている人は慣れてしまい、慌てている店員に「放送テープのミスだから」と声をかけていました。
階段で靄を見る
ビックカメラなんば店の階段で心霊体験をした人もいます。ある人は階段を登っているときに、まるで火で焼かれているかのように急に体が熱くなり、目の前に、煙のような白い靄が現れました。
千日デパート火災では、一酸化炭素を含む有毒な煙が、エレベーターやエスカレーター、階段を通して上層階へ運ばれて行きました。
千日前で心霊体験をした人は多い
千日前はもともといわくつきの場所で、江戸時代には処刑場、火葬場、墓地がある死と縁の深い場所でした。明治時代以降、千日前は繁華街となりますが、昭和に入ってからも千日デパート火災で大勢の人が死亡しています。
千日前では千日デパート火災の死者の幽霊を目撃したなど、心霊体験談が絶えることなく語り継がれています。