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長野の方言はうるさいのが特徴?かわいい・おもしろい方言をご紹介!

長野の方言はうるさいのが特徴?かわいい・おもしろい方言をご紹介!

長野の方言で、語尾に特徴がある言葉や、独特な言い回しのかわいく、おもしろい方言をご紹介します。長野では「ずく」「ごしたい」などの方言がポピュラーです。「ずら」「なから」「ちょんこずく」などLINEスタンプで使われている方言もあります。

目次 [表示]

長野のかわいい方言8選

Photo byBessi

長野の方言は、優しくおだやかなイントネーションで、かわいい方言がたくさんあって人気です。Lineスタンプになるほど注目されています。中には相手に好きだと告白するのに便利な方言や、なまりがあって他県の人には通じにくい方言もありますが、一度試してみるのも楽しい経験です。

①ごしたい

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「ごしたい」は、「疲れた」の意味で、北信・南信を中心に使われます。普段より疲労感が強かったり、慢性的な疲れに使われるケースが多く、話し言葉では「ごしてぇ」となまります。「今日は一日力仕事だったで、ごしてぇな」という長野弁は、「今日は一日中力仕事だったので疲れた」という標準語と同じ意味です。

②ちょんこずく

「ちょんこずく」は、北信・東信・中信で使われる方言で、標準語の「調子に乗る」「浮かれる」にあたります。信州弁では「ちょんこずいたらダメよ」と、親が小さな子をたしなめる感じです。

標準語の「調子に乗るな」が強い響きで叱ったり、注意したりするのに対し、「ちょこんずく」は語感にぬくもりがあり、かわいらしく聞こえます。

③ずく

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「ずく」は、「やる気」や「根性」の意味です。長野県民の共通語といえるほどポピュラーで、地元の信越放送は「ずく」を番組名に付けて、『ずくだせテレビ』を放送しています。

「ずく」は「ずくなし」(面倒臭がり、怠け者)と否定形で使われることが多いです。小さい子どもが母親から「この、ずくなしっ。早く手伝いな」(この怠け者、早く手伝いなさい)と叱られます。

④ずら

「ずら」は、推量、同意、確認を求める語尾で、ほぼ全県で使われる信州弁です。意味は「~だろう?」「でしょ」で、LINEスタンプでも人気があります。「私のこと好きずら?」は、標準語の「私のこと好きだよね?」で、疑問と同意両方の意味です。告白するのに便利なかわいい方言で、若者にもよく使われます。

⑤おつくべ

「おつくべ」は、標準語で「正座」を表す方言で、東信や中信で使われます。動詞形は「つくばう」か「つくべる」です。信州弁の「おつくべしなさい」は、標準語の「正座しなさい」より柔らかなイントネーションのため、かわいらしく穏やかに聞こえます。

⑥しみる

「しみる」は、標準語で「冷える」「凍りつく」の意味です。「今夜はしみるから、大根しみないようにしろ」は、標準語で「今夜はぐっと冷え込むから、大根が凍らないようにしなさい」になります。大豆の旨味を凍結乾燥させた保存食・凍み(しみ)豆腐(「高野豆腐」)は名物です。

⑦めた

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「めた」は、長野県全域で使われる副詞です。標準語の「すごい」や「やたら」を表した言葉で、強調したい時に用います。若者を中心に使われる言葉として定着した「超」と同じ意味です。すごくかわいいことを「めたかわいい」と言います。相手に好きだと伝えたいときには「めた好き」と、かわいく告白しましょう。

⑧けん

「けん」は、標準語の「けれど」や「けれども」と同じ意味を表す方言です。北信を中心に日常会話でよく登場し、語尾に付けて使います。「今日は雨だけん、傘持ってこなかった」と言えば、「今日は雨だけれども、傘は持ってこなかった」の意味になる言葉です。

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