香港の面積はどれくらい？日本と比較して大きさをわかりやすくご紹介！

香港の面積はどれくらいで、日本のどこと同じくらいか、香港はどんな地域なのかを解説します。香港は、マカオや台湾とともに、「中国の都市か別の国かがわかりにくく、大きさもピンと来ない」という人も多いのではないでしょうか。

香港は中国の一都市ですが、本土と法律の異なる特別区（マカオと同じ、台湾は中国とは別地域）であり、中国と世界を結ぶ経済拠点の役割を担ってきました。

香港はイギリス領だったため、1997年に中国に返還されてからも社会主義の中国本土とは異なる法律を持ち、自由な思想・言論・宗教信仰が許されてきました。自由の利く経済制度のもと、中国と世界を結ぶ貿易・金融の拠点として、中国の一大経済都市として発展してきた経緯があります。

香港の面積は1,110平方キロメートルであり、台湾の3割、同じ特別行政区のマカオの37倍です。行政区としては、中国本土の省・日本の都道府県にならび、香港島・九龍半島・新界の主要3島と200以上の島々で構成され、山がちな土地が大半を占めます。

香港の人口は7,436,000人で、台湾の約3割、マカオの12倍に近く、世界196の国と比較してみると、およそ中間の101～2位の間です。香港島と九龍のせまい2地域に人口の半分近くがおり、香港の18区では新界の沙田区と、九龍の観塘区がもっとも多く集まっています。

香港の人口密度は6,699人/平方キロメートルであり、世界の地域とくらべると、中国のもう1つの特別行政区・マカオに次いで2位です。196の国もあわせて比較すると、マカオ・モナコ・シンガポールに次いで4位に数えられます。

香港の面積は、日本の340分の1に届かず、日本の国土と比較するには小さすぎる大きさです。日本の都道府県は47しかないので、単純に計算しても香港は小さめの都道府県と同じか、それよりも小さい規模だとわかります。

香港の人口は日本の6パーセント弱、17分の1の規模で、広さが日本の340分の1もないことを考えるとかなり多めです。単純に計算すると、面積は小さい都道府県以下の広さですが、人口は上位の都道府県と同じくらいだと考えられます。

香港の人口密度は、日本全体の密度のおよそ20倍あり、かなり高いことがわかります。日本も人口密度は高いほうであり、世界196の国のなかでは35位、上位2割に入りますが、国全体では広さがあるため、都市である香港の密度には遠くおよびません。

香港の面積は東京都の約2分の1であり、47都道府県でもっとも小さい香川県の1,877平方キロメートルよりも小さいです。東京23区よりは大きいですが2倍もなく、香港の面積は、日本の都道府県より小さい市町村レベルの大きさだとわかります。

香港の人口は東京のだいたい2分の1であり、47都道府県で4番目の愛知県（約757万人）・5番目の埼玉県（約738万人）とほぼ同じです。香港の人口は東京23区よりも少なく、8割ほどの規模であり、23区の人口の多さにおどろきます。

香港の人口密度は東京都とほぼ同じであり、香港のほうが少しだけ上回りますが、どちらも人口密度が高いことがわかります。東京都は、全国ではもっとも高い都道府県なので、香港の人口密度は日本の都道府県以上です。

香港の面積は、北海道の札幌市とほぼ同じであり、日本では比較的大きい市町村と同じ大きさです。行政区画をくらべると、札幌市は10区ありますが、香港には香港島・九龍・新界の3地域をあわせて全18区があります。

香港の人口は札幌市の4倍近くもあり、市と比べてみると、かなり多いことがわかります。札幌市は、全国でも人口の多い市町村であり、神奈川県横浜市（約372万人）・大阪市（約269万人）・愛知県名古屋市（約230万人）に次いで4位です。

香港の人口密度は、人口と同じように札幌市の4倍近くあり、札幌市の人口密度が香港と同じ場合、現在の広さにさらに600万人必要です。北海道全体でも530万人しかおらず、千葉県の人口631万人が札幌市に移り住むと、香港とほぼ同じ密度になります。

香港の面積・人口・人口密度を、世界の有名な都市とくらべると、規模はどのくらい違うのでしょうか。5都市は、イギリスの首都ロンドン・アメリカ最大の都市ニューヨーク・フランスの首都パリ・国であり都市であるシンガポール・日本の首都東京23区です。

香港の面積は、世界の有名都市とくらべるとロンドンに次いで2番目に大きく、ほかの都市の小ささに目が行きます。とくにパリは、5都市のなかでも飛びぬけて小さく、国土全体はニューヨークのあるアメリカの次に大きいことを考えるとおどろきです。

香港の人口を有名都市とくらべると、東京23区・ロンドン・ニューヨークに次いで4位であり、かなり人口が多いことがわかります。東京23区に注目すると、面積は5都市で下から2番目であるのに人口は最大というのはおどろきです。

香港の人口密度を有名都市とくらべると、下から2番目であり、面積が最小のパリが群を抜いて高いです。都市のなかの過密な地域・区でくらべると、山がちで人口分布がかたよっている香港がパリを超えます。香港の九龍にある観塘区は、1平方キロメートル当たりの人口が5万人を上回る世界的な超過密地域です。

香港の面積は、東京都のおよそ2分の1であり、北海道札幌市の大きさとほぼ同じです。人口は愛知県や埼玉県と同程度で、東京都のおよそ半分ですので、香港は面積・人口とも東京都の半分の規模といえます。全体の人口密度は東京都とほぼ一致しますが、東京23区を超える過密地域もあり、圧巻です。