五島列島ツアーで訪れたい観光地とモデルコースをご紹介！日数のおすすめは？

長崎県の西部の五島灘に面した140余りもの島からなる五島列島は、江戸時代の禁教令によってキリシタンが移住したため、今でも多数の教会が残っています。世界遺産に登録された教会群、雄大で手つかずの大自然や、美しい海を満喫できる観光地も多く、非日常的な極上の癒しと魅力の詰まった島です。

五島列島の中心部でもある福江島を含めた南側を下五島と呼び、2番目に大きな島である中通島を含めた北側を上五島と呼びます。下五島は宿泊施設も多くアクティブに観光するのに最適な島、上五島はのんびり美しい自然を堪能できる島です。どちらをメインにしたいか決めておくと、ツアープランや日数も組みやすくなります。

鬼岳は福江島に行ったらまず外せない観光地の1つです。芝生に覆われているので足場もよく、気軽に登ることができます。登った先から見下ろす美しい海は格別で、芝生の緑と広大な海の景色を楽しめます。福江島の中でも1、2を争う人気の観光地となっています。

• 所在地：長崎県五島市上大津町
• アクセス：福江港から車で15分
• 口コミ平均：4.2点（5点満点中）

九州最西端の岬にあり、日本の灯台50選にも選ばれている大瀬崎灯台は、映画の撮影地にもなった灯台です。鬼岳に負けず劣らずの人気観光スポットで、真っ白な灯台、五島灘の波で荒く浸食された断崖絶壁、透き通る美しい海は言葉にできないほどの絶景です。

• 所在地：長崎県五島市玉之浦町玉之浦
• アクセス：福江港から展望所まで車で約60分
• 口コミ平均：4.3点（5点満点中）

感動を覚えるほど美しいビーチです。その美しさは沖縄を超える日本一の美しさとも言われています。遠浅で澄んだ海を、白砂の浜辺からただ眺めているだけでも心を穏やかにしてくれます。

• 所在地：長崎県五島市三井楽町貝津1054-1
• アクセス：福江港から車で50分
• 口コミ平均：4.6点（5点満点中）

世界遺産登録されている教会の1つです。島の信徒たちが資金を出し合って建設した教会で、教会用地も信徒たちの手で山を切り開き造成しました。禁教令により密かに信仰するしかなかった信徒たちにとって、教会の建設は念願であり、献身的な信仰心の上の結晶なのです。

• 所在地：長崎県五島市奈留町大串1131・アクセス：奈留港から車で15分※要事前予約
• 口コミ平均：4.5点（5点満点中）

初めての五島列島旅行では、世界遺産登録された教会に立ち寄りたいものです。しかし事前予約が必要だったり、ミサなどで入ることができないこともあります。ツアーコースを組む際に必ず「長崎の教会群インフォメーションセンター」に問い合わせをしておきましょう。

世界遺産登録されている教会の1つでもあり、国の重要文化財にも指定されています。日本では石造りの教会は珍しく、荘厳かつ重厚な印象ですが、内観は五島列島を代表する花である椿の模様があしらわれ華やかです。海に面した隣接するキリシタン墓地も素晴らしい景観です。

• 所在地：長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638
• アクセス：有川港から車で20分
• 口コミ平均：4.5点（5点満点中）

潮風を感じながら美しい夕陽を見るのにおすすめです。入り組んだ岩場の海岸線、三角の巨大な奇岩とコバルトブルーの美しい東シナ海に沈む真っ赤な夕陽は圧巻です。矢堅目の駅というお土産屋も隣接しているので、一休みしつつ、散策とお買い物も楽しめる一石二鳥なスポットです。

• 所在地： 長崎県南松浦郡新上五島町網上郷 
• アクセス：有川港から車で25分
• 口コミ平均：4.5点（5点満点中）

禁教により弾圧を受け、逃げしのんだ家族が密かにこの洞窟で暮らし信仰を続けていました。しかし焚火をしている際の煙によって、近くを通っていた船にばれてしまい、捕縛・拷問を受けたとされています。中には何かを祀っていたであろうくぼみもあります。

• 所在地：長崎県南松浦郡新上五島町若松郷
• アクセス：船のみのアクセスのためクルーズ予約が必要です。
• 口コミ平均：4.5点（5点満点中）

中通島と若松島をつなぐ全長522mの若松大橋。橋の両側に潮の香薫る公園と上中島展望所があり、双方から橋を一望することができます。大小の島々に囲まれた五島列島ならではの美しい景色は感動もの。橋の上からの景色はまるで海の上を歩いているようです。

• 所在地：長崎県南松浦郡新上五島町若松郷
• アクセス：奈良尾港から車で25分
• 口コミ平均：4.2点（5点満点中）

初めての五島列島の旅行に役立つ交通手段の1つが船です。船次第で滞在日数や旅行プランも決まるので、五島列島旅行を満喫するための大事な鍵になります。船を利用することにより、訪れられる観光地数も圧倒的に増えるので、旅行プランに組み込んでみましょう！

長崎・博多・佐世保から五島列島への複数の船が出ています。到着港や乗船時間が異なるので、どの経路を選ぶかはツアープランのコースや旅行日数次第です。おすすめは長崎港から福江港へ90分で到着するジェットフォイル！島内間の船も複数出ています。

海上タクシーを利用すると定期船の出航時間に左右されず、一層自由にプランを組むことができます。また、定期船で立ち寄ることのできない観光地も連れて行ってくれて便利です！キリシタンクルーズという五島列島の主要教会を周遊するプランもあります。

島内には路線バスや観光タクシーもありますが、レンタカーの方がコースの組みやすさが飛躍的に上がります。各下船地でレンタカーを事前予約しておくと便利です。港までの送迎してくれるレンタカー会社もあるので安心です！

初めて五島列島を旅行する場合、日数は何日かけたらいいの？という方も多いと思います。ずばり！おすすめは、下五島と上五島を縦断する2泊3日のプランです！船の出発時間も踏まえ、効率よく回るプランにしましょう！

2泊3日のモデルコースをご紹介します。ご提案するモデルコースは下五島と上五島を渡るコースです。限られた旅行日数の中で、五島列島の自然と歴史を思う存分楽しみましょう！

長崎発のジェットフォイルの第1便に乗船して、いざ福江へ！到着したら、福江港のターミナルに観光地図が配布されているので、入手しておくと便利です。早速レンタカーに乗り換えて、観光スタート！

日差しと海の色合いのバランスがきれいな、早めの時間帯に行くことをおすすめします。無料の駐車場やトイレもあり、のんびりくつろげます。また福江港から向かうことで、鬼岳の全体像も楽しめます。

五島列島で初めて建設された教会で、現在はキリシタンの弾圧や禁教に関する資料を展示する資料館として公開されています。ここでキリシタンの歴史について学んでおくと、これから次々に現れる教会の感動も大きくなります。

高浜海水浴場へ向かう道なりにある展望台で、日本一美しいと言われるビーチを一望でき、浜から見る景色とはまた少し違う景色を楽しめます。ここからビーチを見下ろしたらきっと、高浜海水浴場にいち早く足を運びたくなるでしょう。

魚藍観音展望台から見下ろした海を、今度は浜から楽しめます！浜辺をゆっくり散歩してみましょう。澄んだ海と白い砂浜、青い空と波の音はきっと極上のひとときをもたらしてくれます。

日没の1時間ほど前に到着するのが理想です。海を見ながら展望台まで散歩してみるもよし、遮るものが何もない海を眺めるもよし、1日の疲れのリセットになること間違いなしです！1日目は福江島に宿泊して終了です。

福江から海上タクシーで移動します。船でしか行けないキリシタン洞窟や、世界遺産登録された江上天主堂にも立ち寄ることができ、観光しながら移動できる最高の手段です。※海上タクシーを使わないで上五島に上陸することも可能です。

船から奈留島へ上陸し、江上天主堂を散策しましょう！普段は神父が常駐しておらず教会は施錠してありますので、インフォメーションセンターに事前連絡しておくとスムーズに見学することができます。

船でしか行けないというプレミア感はもちろん、天気がいいと船から洞窟内に入ることもできます。せっかく五島列島を周遊するので、ここは行っておく価値ありです！

船の下船は奈良尾港がおすすめです。近隣に観光スポットもあるので効率よく上五島を満喫できます！下船後、レンタカーに乗り換え、引き続き上五島の観光のスタートです。

教会裏にはルルドの聖母像もありますので見に行ってみましょう。こちらの教会は状況に応じて、車両規制や入場規制をしていることがあるので、必ずインフォメーションセンターに事前連絡しておきましょう。

矢堅目の駅でお土産を買ったり、ゆっくり景色を楽しみましょう。こちらも夕陽を堪能できるので移動で疲れた身体もリフレッシュできるでしょう。夕陽を見届けたらそのまま上五島に泊まり、2日目は終了です。

両サイドの展望台（公園）から景色を楽しんでみましょう。少し位置が変わるだけで、全く違う景色が楽しめす。橋の下には渦潮も見られます。船が橋の下を通過する景色も最高です！

桐教会は別名、水鏡の教会とも呼ばれており、条件がそろうと、教会が目の前の海に反射して映し出されます。また教会の高台から見下ろす瀬戸の美しさも評判です。奈良尾港にほど近い場所にあり、事前予約不要なので気楽に立ち寄れます。

奈良尾港からフェリーで長崎港へ戻ります。奈良尾港付近にはお土産屋や、お食事処も複数あるので、フェリーに乗船するまでの時間に、買い忘れたお土産があれば購入もできますし、乗船前に軽く空腹を満たすこともできます。

歴史とロマン、大自然の癒し空間の詰まった五島列島。五島灘の荒い波にもまれた魚も絶品です。五島うどんにかんころ餅、鬼鯖など、ご当地グルメをたくさんそろっています。上五島・下五島の両方を回って、言葉で表しきれないほど美しい自然を五感で思う存分楽しんでください！