十和田湖周辺のおすすめ観光スポット6選！外せない見どころをご紹介！

桜の名所・弘前公園やねぶた祭りなど、多くの人を魅了している青森。中でも、四季折々、いろいろな表情を魅せる十和田湖は、有名な観光スポットです。そんな十和田湖の自然を感じながら、景色、レジャー、体験が楽しめる、十和田湖周辺のおすすめ観光スポット6選をご紹介します。見どころ満載の十和田湖周辺に、ぜひ足を運んでみませんか。

十和田湖を訪れると必ず目に入るのが、2人の女性が手を合わせて立っている「乙女の像」です。乙女の像は、十和田湖国立公園指定15周年を記念して、1953年(昭和25年)に建てられました。十和田湖を世に広めた3人の功労者、明治の文人・大町桂月、地元の村長で県議でもあった小笠原耕一、十八代目県知事の武田千代三郎を称え建てられたもので、十和田湖の象徴として存在しています。

乙女の像は、十和田湖畔・御前ヶ浜北端、十和田神社の近くにあります。十和田湖のシンボルとして、長く大事にされてきました。乙女の像越しに見える十和田湖も、一見の価値ありです。四季折々、いろいろな表情を魅せる十和田湖。冬の晴れた日なら、青い空に美しい湖、雪山の景色をバックに、乙女の像の雰囲気がマッチして神秘的です。

乙女の像は、詩集「智恵子抄」で有名な明治時代の詩人であり、また日本を代表する彫刻家でもあった、高村光太郎により制作されました。高村光太郎は、十和田湖の美しさに感動し、制作イメージがわいたとして依頼を引き受けたそうです。像の顔が、妻・智恵子に似ており、十和田湖の景色をバックに、撮影スポットとして今もなお多くの人を惹きつけています。

十和田神社は、十和田湖畔の西側の岬・中山崎の付け根にある、休屋の奥に位置します。乙女の像から近く、湖畔散策にもおすすめの観光スポットです。ひっそりとした佇まいは、十和田湖の景観を損なうことなく、神秘的な空間を演出。古くから、龍神信仰のパワースポットとして神様が祀られていた、歴史ある神社です。

十和田神社は、青森屈指のパワースポットとして多くの人が訪れています。特徴は、神社から少し離れた場所にある「占場」から、宮司が神前にそなえて祈祷した「おより紙」を湖に投げたときの紙の動きによって、願いが叶うかを占うこと。沈めば吉、流されたら凶！現在、占場は立ち入り禁止ですが、おより紙を湖に直接投げたり、自宅のお風呂や洗面台で占うことも可能です。叶えたい願いがあれば、運試しに占ってみてはどうでしょう。

入口の鳥居をくぐると、そこには大きな杉の木が並んだ参道が！杉並木は境内まで続き、木々に囲まれた十和田神社まで、歩きながら心地よい空間を感じられます。十和田湖の自然のエネルギーと、神社の神聖な雰囲気がパワースポットとして人気の理由のようです。御朱印もいただけるので、旅の記念にいかがでしょうか。

十和田湖の景色を見るだけでなくアウトドアレジャーも楽しみたい人は、グリランドのツアーへの参加がおすすめです。グリランドは、アドベンチャーツアーを数多く企画・開催している会社で、十和田湖では、RIBボート・カヌー・カヤックツアーを開催！特にRIBボートツアーは、ツアーでしか行くことのできない場所に訪れるとあって、注目を集めています。

十和田湖が魅せる四季折々の自然を、散策や遊覧船でじっくり満喫するのもおすすめですが、アクティブにレジャーを楽しみたいなら、RIBツアーへの参加はきっと満足できるはずです。RIBとは、元々、レスキューや海軍用に開発された、高速航行可能、沈まない構造と天候関係なく使用できるボートのこと。スリル満点、ガイドの案内つきで、十和田湖の景色と魅力を存分に楽しめることでしょう。

RIBツアーの魅力は、十和田八幡平国立自然公園内の特別保護区内に位置する、「イトムカの入り江」めぐり！ありのままの自然がそこにはあって、青く美しい水と、時折出会えるムササビや熊、イヌワシなどの生き物は警戒心が少ないため、穏やかな時間を感じられる充実のツアーです。十和田神社の占場、古代遺跡や洞窟など、50分のツアー時間を飽きることなく過ごせますよ。

十和田湖周辺まで来たなら、絶対に外せないのが奥入瀬渓流です。特に「阿修羅の流れ」は有名で、奥入瀬渓流の壮大な自然を感じられます。メディアでもよく紹介されるので、見たことがある人も多いかもしれませんね。長い時間をかけて蓄積された自然の造形美は、見どころ満載！実際にふれてみてわかる自然のよさを、思う存分体感しましょう。

奥入瀬渓流は、十和田湖の子ノ口から焼山まで約14キロメートルある河川です。十数か所の滝や空をおおうほどの樹木、条件が合わさってできたコケ、低木など、場所によってさまざまな姿を見せます。年間を通じて魅力的な観光スポットですが、特に5月～6月の新緑、10月頃の紅葉の季節は行く価値あり！自然の美しさと澄んだ空気、輝く水の流れに、心が癒されます。狭い場所もあるので、人の多い時は十分に気を付けてください。

奥入瀬渓流は、十和田八幡平国立公園の中にあり、遊歩道が整備されています。天気のいい日は、散策に出かけるもよし、奥入瀬渓流館が提供しているレンタル自転車サービス「楽チャリ」を利用して、サイクリングするもよし！車から見るだけでは味わえない、奥入瀬渓流の景色や風、空気をたっぷり楽しんでくださいね。豊かな自然の中に生きる生き物たちに、出会えるかもしれませんよ。

十和田湖の自然を満喫したら、次は人間の創り出すアート作品を楽しんでみてはどうでしょう。十和田市現代美術館は、個性豊かな芸術作品にふれられて見どころ満載、「楽しい！」と話題のレジャースポットです。館内だけでなく、外にも展示されている開かれた美術館として、多くの人を魅了しています。

十和田市現代美術館は、絵画はほんどなく、3D(立体)作品が主に展示されています。すべての作品は、十和田でしか見ることができません。日本が世界に誇る芸術家・草間彌生の作品は、アート広場にて展示。ポップで可愛らしい作品で、子どもも楽しめる見どころの作品です。ほかにも、「大きいおばさん」が立っていたり、カラフルな花で彩られた馬がいたりと、現代アートの魅力がたっぷり詰まった美術館は、一見の価値ありです！

十和田市現代美術館では、年中さまざまなイベントやワークショップが開催されており、美術館ならではの体験を楽しむことができます。鑑賞だけでなく、アートを通した新しい体験する場を惜しみなく提供している美術館は、来る人を飽きさせません。美術館を一歩外に出ると、十和田市の官庁通りにもアート作品が！地域の街づくりにも貢献している美術館は、余すことなく、アートの力を感じられるおすすめの観光スポットです。

旅の休憩や、地元の特産品・お土産を購入するなら、道の駅「とわだぴあ」がおすすめ！広い敷地には、農産物や特産品の直売コーナー、レストラン、軽食コーナー、休憩スペース、工房、場外馬券販売所、大型遊具に190台駐車可能な駐車場があり、ちょっとしたレジャースポットとして多くの人で賑わいます。道の駅ながら、見どころたっぷりで大人も子どもも楽しめる、充実した道の駅です。

とわだぴあにある匠工房では、ご当地ならではの体験イベントが開催されています。十和田の歴史や文化を感じられるイベントは、南部裂織体験、きみがらスリッパ作り、農産物加工体験の3つ。特に南部裂織体験は、糸の色を自分で選んだり、係の人がつきっきりで教えてくれたりと、普段なかなか経験できない貴重な体験です。時間があれば、ぜひ体験してみてくださいね。

とわだぴあは、特産品や農産物、お土産など、豊富な種類を取り揃えています。地元食材を使用した加工品「チコリーコーヒー牛乳プリン」や「田どころ十和田米パイ」は、お土産にも最適！青森といえばニンニクが有名なので、ニンニク関連の商品も要チェックです。「農アイス」は、地元産の大豆から作った豆乳と、地元産のお米を使ったソフトクリームに、ブルーベリーやミントなどのソースをかけていただきます。青森の地元食材を楽しむなら、とわだぴあは外せません。

十和田湖が魅せる、四季折々の自然。それを感じながら、十和田湖周辺へと足を延ばせば、見どころ満載の観光スポットがあなたを出迎えます。美しい景色にご当地ならではの体験など、充実レジャースポット・十和田湖周辺で、ぜひ楽しい時間をお過ごしくださいね。