スタービレッジ阿智のナイトツアーがヤバい！想像を超える星空がそこに広がる！

スタービレッジ阿智は、ウィンターシーズンはスキー場「ヘブンスそのはら」で利用されているロープウェイを活用しています。標高1,400mの山頂までロープウェイで星空遊覧を楽しみ、山頂では照明を一斉消灯することで、想像を超えた数の星々を見られるのです。

まさに「天空の楽園」というにふさわしい環境で、多くの星々に包まれる、日本一の星空ナイトツアーが開催されています。

阿智村で撮影された星空写真をきっかけに、2006年に環境省から「日本一星空観測に適した場所」に認定され、2012年から「天空の楽園・日本一の星空ナイトツアー」がスタートしました。

最初の参加者はたった5名でしたが、口コミで広がり、現在では年間10万人以上が参加する人気イベントとなったのです。

「天空の楽園・日本一の星空ナイトツアー」は、片道15分のロープウェイで標高1,400メートルの山頂へ向かう星空遊覧から始まります。真っ暗な暗闇の中、ゴンドラに揺られながら登る時間も、ナイトツーアーの一部として楽しむのです。

スタービレッジ阿智の「天空の楽園・日本一の星空ナイトツアー」は、年々参加者が増加したため、鑑賞エリアの混雑緩和とゴンドラの待ち時間緩和のため、2019年から予約制となりました。

星空鑑賞は天候にも左右されるため、予約をするのは運試しのようなところもありますが、快適な環境で星空を楽しめるというメリットにもつながっています。

スタービレッジ阿智ですが、予約が必要になるほどにぎわうのは、やはり星空の美しさが際立っているからです。もともとは、スキー場「ヘブンスそのはら」としてにぎわっていた場所ですが、夏の星空観察、秋の雲海、冬のイルミネーションと、季節に応じた楽しみ方を紹介します。

4月中旬～10月中旬に行われるのは「天空の楽園・日本一の星空ナイトツアー」です。17時から登りのロープウェイが運行し、山頂でのプログラムが20時から始まります。街の灯りが一切届かない山頂で、時間になるとすべての照明が消灯し、暗闇に包まれていくのです。

メインのプログラムは夜空一面に広がる夜空ですが、満月の夜はお月見も楽しめる贅沢なプログラムです。

10月末～11月末の雲海と遭遇しやすい約1ヶ月限定で、早朝5時30分からロープウェイと展望リフトが運行され、1,600メートルの山頂、南アルプスまで広がる雲海を堪能できます。

日本各地に雲海に出会えるスポットがありますが、「ヘブンスそのはら」の2019年の雲海遭遇率は72％でした。もちろん見られない可能性もありますが、かなり高い遭遇率なので期待度も高いです。

12月から3月は「ウィンターナイトツアー」が開催され、麓では光の演出やスタードームツアーで楽しみ、18時から運行の山頂行きゴンドラはグループで貸切です。

山頂にはイルミネーションで彩られた「STARDUST TUNNEL」を抜け、雪原から冬の透き通った星空を眺めます。カフェもあるのでゆっくりできますし、満月の夜は雪原でのお月見気分を味わってください。

ナイトツアーが行われる「ヘブンスそのはら」の晴天率は約60％ですので、星を見られない日も少なくありません。星空を見られない日もツアーは開催され、雨や曇りの日限定の映像プログラムを見たり、ガイドによる星の話を聞いたりします。

「天空の楽園・日本一の星空ナイトツアー」は、ロープウェイで山頂に上がってからは、消灯時間までに星空を鑑賞する場所を決め、消灯時間を待つのです。山頂には3つの鑑賞エリアがあるので、それぞれの特徴と、おすすめの楽しみ方を紹介します。

ゴンドラを下りてすぐのエリアが「スターガイドエリア」です。スターガイドが季節の星座をわかりやすく、楽しめるように解説してくれるので、星座を見つけながら星空を楽しみたい方におすすめします。

星空観察はレジャーシートに寝転ぶと首が疲れないので、厚めのレジャーシートを持参すると、くつろいでナイトツアーの星空観察を楽しめるでしょう。

スターガイドエリアから、センターハウスへ向かって少し歩くところにある「エンターテイメントエリア」では、芝生の会場で映像と音楽が流れています。トイレや売店も近いので、夜空に輝くきれいな星空を自由に眺めたい方、グループやカップルの方におすすめです。

センターハウスの前にある「ヒーリングエリア」は、有料ですがソファーやリクライニングチェアで、快適な環境で星空を眺められるエリアとなります。チケットは1,800円で、ドリンクも付いていて、雨天時は中止のため払い戻し可能です。

毎日営業しているわけではないので、ホームページなどでチェックすることをおすすめします。

予約が必要なほど混雑する「天空の楽園・日本一の星空ナイトツアー」ですので、予約方法も気になります。予約はいつ頃、どこで、どのようにして行うのでしょうか。自分で手配する方法と、提携の宿泊先経由で行う2種類の方法を紹介します。

自分でチケットを購入する場合、公式サイトのチケットページから購入してください。販売開始は利用日の2週間前の午前10時です。チケットといってもクレジット決済で購入し、QRコード付チケットをスマートフォンに表示するか印刷するというスタイルとなります。

チケット料金は、利用日によって異なりますので、公式サイトのチケットページで、日時を決めてから購入してください。

「天空の楽園・日本一の星空ナイトツアー」が開催されているスタービレッジ阿智は、南信州にあります。車だけでなく、電車やバスでもアクセスできるようツアーもありますので、東京からのアクセス方法を紹介します。

新宿から中央自動車道で約3時間20分の飯田山本インターで降り、国道153号線・国道256号線経由でスタービレッジ阿智へ向かいます。無料駐車場は約k2,000台収容可能なので、混雑の心配はありませんが、場所によってはロープウェイ乗り場まで1キロ程度かかるので、気をつけてください。

新宿駅からJR中央特急（あずさ）の乗車し、約2時間20分の上諏訪駅で下車します。昼神温泉行きの完全予約制バスの乗り、約1時間30分で阿智村へ到着です。このバスは昼神温泉宿泊者限定で、1日一便ですので、日程が決まったら早めに予約をしましょう。

昼神温泉郷からヘブンスそのはらまでは、タクシーか事前予約が必要なツアーバスを利用してください。

パスタ新宿から中央高速バスに乗車し、約4時間の飯田駅前か伊賀良前で下車します。そこから路線バスに乗り換え、約30分で昼神温泉郷へ向かいます。

昼神温泉郷からヘブンスそのはらまでは、タクシーかツアーバスを利用します。ナイトツアーの時間に合せてツアーバスがあるので、日程が決まったら早めに予約をしましょう。

星空ナイトツアーに参加するのであれば、阿智村の昼神温泉での宿泊をおすすめします。車で10分程ですし、セットプランや送迎があるホテルが充実しているからです。

昼神温泉は、昭和40年代に開発されたため全国区の知名度はありませんが、「名古屋の奥座敷」として密かに人気の温泉地。ph9.7の強アルカリ性のお湯が、肌の古い角質をとり、シルクのような触感で女性に人気です。

スタービレッジ阿智は決してアクセスしやすい場所ではありませんが、だからこその想像できないほどきれいな星空を肉眼で見られます。

南信州の真っ暗な暗闇の中、1,400メートルの標高から見上げる星空は、手に届きそうなほどの近さです。ここでしか体験できない星空体験をぜひお楽しみください。