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小笠原諸島のツアーをご紹介!アクティビティや宿泊セットのツアーも!

小笠原諸島のツアーをご紹介!アクティビティや宿泊セットのツアーも!

「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島は希少な生物たちが多く暮らす楽園です。ここでは遠い南国に来たかのような非現実的な体験をツアーで楽しむことができます。これは小笠原諸島で人気のアクティビティや宿泊付きのお得なツアーなどをご紹介している記事です。

目次 [表示]

小笠原諸島の魅力は何?

小笠原諸島は東京都に属していながら、本土とは約1000キロも離れた太平洋に浮かんでいます。島に渡るには1週間に1本しかないフェリーに乗って行くしかなく、所要時間は約24時間もかかります。まさに日本で一番交通が不便な観光地と言ってもいいでしょう。では、なぜこの地には毎年多くの旅行者が訪れるのでしょうか?この地にはそれでも、多くの観光客を魅了する素晴らしい自然とアクティビティがあるのです。

豊かな海や山の自然

小笠原諸島の旅行はこの島々の自然無くしては語れません。この周辺の海は東京都であることを忘れるほどに豊かで美しく、ザトウクジラやウミガメなどの希少な海の生物たちが驚くほど多数生息しています。そして山や森林にはさまざまな固有種が生息していて、希少な動植物を間近で見ることができます。また、この自然豊かな小笠原諸島ならではの数々の絶景も大きな魅力なんですよ。

希少な固有種たち

小笠原諸島は「東洋のガラパゴス」と呼ばれています。一度も大陸と繋がったことがないとされるこの島の生態系は独特で、固有種などの希少などが多く暮らしています。その種類は植物・哺乳類・鳥類・昆虫・魚類など多岐にわたり、それらは世界的に価値のあるものとされ世界自然遺産にも登録されました。この希少な生物たちを間近で見ることができるのも小笠原諸島の大きな魅力です。 

さまざまなアクティビティ

小笠原諸島では豊かな自然を利用したさまざまなアクティビティがあり、本土では味わえない非現実的な体験をすることができます。この地に足を運んだのならばぜひ、このようなアクティビティに参加してみましょう。きっと忘れられない思い出になるはずです。

小笠原諸島への旅行日数や費用は?

小笠原諸島は交通が少なく、旅行日数などに融通が効きにくいのが難点です。また、宿も少なくキャンプもできないため宿泊施設も抑えておかなければなりません。そのため旅行に行く前には入念にチェックし、スケジュールを立てておくことが必要です。スケジュールを立てるのに役立つ情報をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

小笠原諸島:旅行日数

小笠原諸島への旅行は1週間に1本のフェリーに乗っていかなければなりません。そのため一般的に滞在日数は最低でも6日間必要です。旅行のスケジュールを立てる時にはフェリーの運航日をしっかりチェックして、6日分の宿や食事も考慮しておく必要がありますよ。

小笠原諸島:旅行費用の相場

小笠原諸島への旅行は一般的に費用が高いとされています。それは島への交通手段が1週間に1本しか船がなく、滞在日数が最低でも6日は必要なためです。旅行に行くのならば6日間分の宿の代金も計算しないければいけませんから、それを踏まえた上で小笠原諸島への旅行は1人当たり10万から15万円ほどの費用がかかってきますね。

小笠原諸島旅行は「おがまるパック」がおすすめ

おがまるパックは船、宿、クーポンがセットになってお得なパック

島へ渡るためのフェリー・おがさわら丸の往復乗船券、宿泊代金、現地で利用できる食事のクーポン券がセットになったお得なパックがあります。これは「おがまるパック」と言って小笠原海運が発行しているものです。乗船券と宿泊がまとめて予約できて便利ですし、費用が大人7万から13万円程と個別で予約するよりもお得なので利用する価値は大きいですよ。ちなみに船室のグレードをアップすることもできますし、宿泊施設は選ぶことが可能です。

小笠原海運・公式サイトはこちらからどうぞ

なお、小笠原海運ではおがまるパックを利用した旅行者限定のお得なツアーもありますのでぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね!

ツアーに参加でさらにお得

さまざまなアクティビティが楽しめる小笠原諸島の観光はなんらかのツアーに参加するのがおすすめです。体験や宿泊施設を個別でいくつも予約するよりも便利で観光の目的も明確になるので、限られた日数でも旅行を目一杯に楽しむことができますよ。レンタカー付きのツアーや宿泊費込みのツアーもあり、大変便利です。

小笠原諸島:おすすめのアクティビティ

小笠原諸島に観光に来たのならこの大自然の中で楽しむ特別なアクティビティをぜひ体験してみてください。この項目では小笠原諸島人気のアクティビティとおすすめのシーズンをご紹介していきます。

ホエールウォッチング

Photo byskeeze

シーズン:ザトウクジラは2月〜4月、マッコウクジラは5月〜11月がベストシーズン 

ホエールウォッチング発祥の地でもある小笠原諸島はザトウクジラが毎年12月〜5月頃に来遊し、沖の方では通年マッコウクジラを見ることもできます。野生の動物であるため絶対見られるという保証はありませんが、シーズン中は遭遇率が約90%とかなりの高確率でクジラを見ることができるので期待できますよ。他にも野生のイルカ、ウミガメ、サメ、色とりどりの魚などさまざまな海の生物に出会うことができ、この海の豊かさに驚かされます。ちなみにザトウクジラは陸上からも見ることができます。船に乗らなくてもクジラを見ることができるので、船が苦手な方や船に乗る時間が取れない方でもホエールウォッチングを楽しむことができますよ。

おすすめ:ホエールウォッチングツアー

船上からのホエールウォッチングのツアーは半日コースと1日コースに分けられていて半日コースでザトウクジラ、1日コースで少し沖に出てマッコウクジラを見つけることができるでしょう。費用は1日コースで約1万円弱ほどです。ツアーにはこの海を知り尽くしたガイドさんが同行してくれるので安心ですよ。 

マリンスポーツ

シーズン:5月〜10月

小笠原諸島の豊かな海ではさまざまなマリンスポーツを体験することができます。海洋生物を間近に感じられるスキューバダイビングやシュノーケリングは人気ですし、波が穏やかな場所ではウェイクボードやシーカヤックも楽しめます。お子さん連れの観光ならば浜辺で磯遊びを楽しむのもいいですね。 

おすすめ:マリンスポーツツアー

小笠原諸島ではさまざまなマリンスポーツのツアーが組まれています。どのツアーも経験豊富なガイドさんが丁寧に指導してくれるので初心者でも安心です。また、その日の天候や参加者のコンディションを考慮したコースを提案してくれるのもいいですよね。人気のダイビングの費用の相場は初心者向けのものなら大体1万円くらいです。

ハイキング

シーズン:年中

世界遺産にも登録された自然あふれる小笠原諸島ではさまざまな生き物や植物と出会うことができます。シーズンによって違う顔を見せる小笠原諸島の動植物との素晴らしい出会いを楽しみながら島内をハイキングするのはいかがでしょうか。小笠原諸島を知り尽くしたネイチャーガイドさんに同行してもらえば詳しく案内してもらえるのでさらに知識を深めることができます。

おすすめ:ハイキングツアー

小笠原諸島のハイキングツアーには自然探索するもの、歴史や文化を学び戦跡を辿る目的のもの、夜の島を巡るものなどさまざまなものがあります。初めての地ではなかなかコースを決められなかったりもするので、思い切ってツアーガイドさんに委ねるのがいいでしょう。ガイドさん同行のツアーの費用の相場は1万前後です。 宿泊費込みのツアーは限られた滞在日数でも充分に満喫でき、費用も2万から3万円とお得です。 

レンタカーでドライブ

シーズン:年中

日本一交通が不便な小笠原諸島では公共交通機関がほとんどありません。限られた日数で観光を満喫するためにはレンタカーが必須になります。そしてそのレンタカーを使って島の中をドライブして楽しむのはいかがでしょう。世界遺産にも登録された自然あふれる小笠原諸島ですが街の道路は整備されていて、南国のリゾート地のような景色を楽しむことができます。車をレンタルしておけば、その後の観光も楽になりますよ。

おすすめ:レンタカー付きのツアー

小笠原諸島の旅行にはレンタカーが便利ですが台数は限られいるので、繁忙期にはレンタルの予約が取りにくいようです。そのため、レンタカー付きのツアーを申し込むのもひとつの手ではないでしょうか。このツアーに申し込んでおけば現地でレンタカーを探す必要もないですし、のんびり気まぐれに島を散策したい方にもおすすめです。  

守りたい小笠原諸島の自然

小笠原諸島は一度も他の大陸と繋がったことのない海洋島で、この地で独自の進化を遂げてきた動植物たちは脆弱です。過去には島の開発や乱獲によって種類が減ってしまったのですが、現在も外来種の侵入によってさらに死滅・絶滅しています。それでもこの地が世界自然遺産に登録されたのはなぜでしょう?そこにはこの地を想う人々の努力があったからなのです。

絶滅危惧種の存在

世界自然遺産にも登録され豊かな自然と生き物たちが暮らす楽園となっている小笠原諸島ですが、これまでには開発等によって多くの生物の絶滅が確認されてきました。現在もオガサワラコウモリやアカガシラカラスバトなどの絶滅を危惧された生物が多数生息しています。なかでも小笠原諸島のカタツムリは固有種率が約94パーセントとなっていて、驚かされますよね。動きも遅くすぐ他の生き物に捕食されてしまいそうなカタツムリがここまで繁栄したのはこの地が陸と繋がらない海洋島であったからでしょう。カタツムリなどの小さな生物にとってこの地は捕食者のいない楽園だったのです。

固有種を守る島民たちの努力

他の大陸と繋がったことのない小笠原諸島に外来種の生物が侵入すると、小笠原諸島の希少な生物たちは捕食され急激に数が減ってしまいます。現在も固有の生き物たちが次々と死滅・絶滅しているこの危機的状況から脱し、在来種を再び増やすために島民たちはさまざまな努力をしています。この島の入島に検査があり靴の裏に着いた種子ひとつも厳しくチェックするのは、外来種の侵入を防ぐため努力のひとつなのです。 

観光客も島を守るひとりである

特異な進化を遂げてきたこの島の生態系はとても貴重で、今後も守り続けなければならないものですが、それには島民の努力だけでは力が足りません。この世界的に価値のある自然と希少な生物たちの宝庫を、観光客を含めるこの地に訪れる全ての人が協力して守っていくという意識を持っていたいものですね。そのためには多くの人がこの地への理解を深めていくことが大切になのです。 

東洋のガラパゴスへ冒険に行こう!

東洋のガラパゴスと呼ばれ世界自然遺産にも登録されたこの小笠原諸島は、世界的にも価値のある自然と生態系を有する島々です。特異な進化を遂げた固有種などの希少な生物たちとの出会いや、心躍るアクティビティの体験は忘れられない思い出になることでしょう。小笠原諸島は交通は不便で滞在日数にも融通が利かないところがある他、宿泊施設もレンタカーなどの公共サービスも充実してはいませんが、この地には観光客に「それでも行きたい!」と思わせる大きな魅力があります。

小池ちかり
ライター

小池ちかり

ふたりの子供をもつ専業主婦。 いつかアメリカ国立博物館で恐竜を見たい!

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