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熊野古道をめぐるツアープランをご紹介!初心者が押さえておきたい見どころは?

熊野古道をめぐるツアープランをご紹介!初心者が押さえておきたい見どころは?

この記事では、熊野古道の魅力とおすすめのツアーについてご紹介しています。初心者でも行けるツアープランや人気のプラン、熊野古道の見どころについても詳しく説明していますので、役立つこと間違い無し!ぜひ、ツアーで熊野古道をまわってみましょう。

目次 [表示]

世界遺産・熊野古道の魅力とは?

熊野古道へ旅行に行きたいという人が増えています。パワースポットブームの昨今では、注目の場所となっている熊野古道。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されている熊野古道の魅力に迫ります。パワースポットとして、なぜ多くの人から注目されているのかを知っていきましょう。

熊野古道とは、いったいどこのこと?「参詣道」とは6つの道

熊野古道は、和歌山県が中心に位置するスポットですが、紀伊半島の三重県や奈良県、大阪府にまたがっていることをご存じでしょうか。熊野三山と呼ばれる「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」への参詣道、巡礼の道のことを「熊野古道」と呼びます。「伊勢路」「小辺路」「中辺路」「大辺路」「紀伊路」「大峯奥駈路」の6つの道があり、その中には、伊勢神宮に参る道も含まれています。

世界遺産登録の「霊場」とは

熊野古道は、「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004年に世界遺産に登録されています。参詣道だけでなく、熊野三山、高野山、吉野大峰の計三か所の霊場への道もその中に含まれています。参詣道として、熊野三山や霊場に向かう道が長い年月を経て、現在も残されていることがとても貴重!さらに、その古道が今なお、現代の私たちが歩いてたどることができるのは奇跡といえるでしょう。世界遺産として登録された、大切に保存しなければならない古い道なのです。

熊野古道の人気の秘密は、「癒しと蘇り」のパワースポット

熊野古道は、パワースポットとして人気を呼んでいますが、人気の秘密はどこにあるのでしょうか。脚光を浴びている理由について知りましょう。一体、熊野古道のどこにそのパワーがあって、癒されるのでしょうか。熊野古道の魅力は、長い歴史を通して、「癒しと蘇り」の道であることです。私たちがそこから英気を養い、蘇りの場と感じる理由を知りたいですよね。

1,000年の時を経て今もつながる道

熊野古道の大きな魅力は、歩いて周れる世界遺産と言う点です。平安時代の皇族や貴族が熊野三山や霊場巡りに歩いたのは、1,000年ほど前。1,000年も経ったのに、今もなお受け継がれている古道となります。紀伊半島から熊野三山、高野山、吉野大峰に向かう6つの道が、1,000年の時代を経て、今も尊ばれています。

熊野古道の見どころは?

「癒しと蘇り」の道、熊野古道の見どころは、古道を歩くと出会えるさまざまな自然の光景です。平安時代に使われていた熊野古道は、紀伊半島の奥深い紀伊山地へと続きます。標高の高い山々への厳しい道のりとなっていますが、それは、平安の頃から、聖地と呼ばれていた場所に向かう道。熊野古道には、語り部という人たちがいて、その方々によると、熊野古道は「自然の神様と出会う場所」と紹介されています。現代に見どころと歴史が語り継がれているのが素敵ですよね。「伊勢路」「小辺路」「中辺路」「大辺路」「紀伊路」「大峯奥駈路」と6つの道がありますが、それぞれの見どころを紹介していきます。

「伊勢路」の見どころ:癒しと蘇りの道を体験する「花の窟」へ

まず、「伊勢路」の見どころについてです。伊勢神宮と熊野三山という、日本での二大聖地を結んでいる「伊勢路」は、多くの人にとって特別なものとなっていることでしょう。特に「癒しと蘇りの道」と感じる道のりで、古道を長く歩きながら、巡礼の気持ちを体験できます。国産み・神産みの「いざなみのみこと」の墓が熊野市の「花の窟神社」です。「花の窟」に着いた時には感動する人も多いでしょう。

「中辺路」の見どころ:「那智の滝」と「青岸渡寺」で心洗われる!

「中辺路」の見どころは、有名な「那智の滝」です。荘厳な山の中で、高さ133mから落ちてくる水は圧巻。高さも水量も日本一の滝といわれています。日本一のパワーをもらうことができる人気の見どころですよ。朱の「青岸渡寺」と「那智の滝」が美しい景色を見せてくれます。どちらも世界遺産に登録されている見事な景勝地です。

「大辺路」の見どころ:海沿いの道が開放感のある絶景

「大辺路」でも、見どころがいろいろあります。那智勝浦町へと向かう道では、さまざまな海の絶景を目にします。富田川の山王橋では、柵もない真っ直ぐの1本の橋をわたることになるでしょう。長くわたって歩くうちに、貴重な体験に開放感が味わえますよ。

「小辺路」の見どころ:厳しい山越えのあとの果無集落

「小辺路」は、北の高野山と南の「熊野本宮大社」を結ぶ山越えの厳しい道です。「熊野本宮大社」周辺では、十津川温泉などの温泉も楽しむことができます。「小辺路」は、アップダウンが激しく、上りでは大変なコース。頑張って登っていくと、果無山脈を見渡すことができる所に着きますよ。そこでは、今も人が住んでいる集落に出会います。「天空の郷」と呼ばれていることを実感するスポットです。「果無集落」で、険しい道のりの休憩をするといいでしょう。

「紀伊路」の見どころ:海の熊野古道

「紀伊路」は、和歌山県の西側の海岸沿いの古道です。現在の和歌山市から田辺市への道です。「紀伊路」は、日前宮、紀三井寺、長保寺、道成寺などや万葉集で謳われた白鳥の関、吹上の浜など多くの景勝地があって、とても美しいことが魅力。また、江戸時代の民家や街並みがのぞけるのも「紀伊路」の見どころとなっています。

「大峯奥駈路」の見どころ:大峯山脈の尾根と歴史遺産

「大峯奥駈路」は、吉野と熊野の二大聖地を結びます。標高1,200m~1,900mもある尾根沿いの厳しい道です。だからこそ、しっかり仏像やほこらが残っていて、貴重です。仏像やほこらをまとめて見学できるプランが見どころでしょう。

熊野古道は初心者でも行ける?

熊野古道は、実際に自分で歩くことができる世界遺産ですので、散策できるのが魅力。厳しい道のりもありますが、初心者でも歩くことができるコースもあります。初心者コースプランでは、熊野三山の「熊野本宮大社」への神聖な道を散策してみることができます。ぜひ、体験してみるといいでしょう。

「中辺路」の2時間半のモデルプランがおすすめ!

1番人気の「中辺路」のコースは、「発心門王子(ほっしんもんおうじ)」から「熊野本宮大社」へのコースです。初心者でも2時間半で歩くことができるので、おすすめです。時間を割いて散策するのが、熊野古道の魅力。初心者でもおすすめのこのコースを歩くことで、たっぷりと魅力を感じましょう。

初心者コースプランのおすすめの見どころは?

初心者プランで「熊野本宮大社」を目指し、石畳の道の歩みを進めると、急に景色が開けます。元熊野本宮大社があった場所として鳥居が残っているのがわかるでしょう。大きくて目立つ鳥居は、見どころのひとつです。旧社地の「大斎原」まで歩くといいですよ。歴史を感じるスポットをゆっくりと歩くことをおすすめします。

1時間歩くプランも!

「大門坂」から「熊野那智神社」、「那智の滝」は、約1時間で歩くことが可能です。体力に自信がない人も、できるだけ歩くプランを体験してみましょう。アクセスが良いので、このコースプランは、初心者プランにおすすめです。どうしても自信がない人や日数や時間がない人の場合は、「那智の滝」へバスで行くことができますので、旅行プランや宿泊日数と照らし合わせてお試しください。

アクセスのいい「大門坂」

アクセスがいい「大門坂」からは、多くの人が歩いています。長い歴史を感じさせる大きな杉並木と苔むした石段が悠久の時を感じさせると人気。1,000年もの間、多くの人々がこの道を歩いてきたかと思うと、静けさの中に、大きなパワーをいただくことができるでしょう。初心者でも、実際に自分の足で「大門坂」からの古道散策をスタートしてみましょう。

「熊野速玉大社」から「高野山登り口」コースもおすすめ

「中辺路」の「熊野速玉大社」から「神倉神社」を通って「高野坂登り口」まで行くコースもおすすめです。「高野坂」では海が見えるなど、散策していると発見ができます。昔の人々の参詣道、巡礼の厳しい道を体験すると同時に、同じ道をたどることで、美しい景色への感動を一緒に共有できますよ。熊野古道を散策する中で、美しい景色との出会いが旅行する際の醍醐味です。

「熊野速玉大社」のおすすめ見どころは?

「熊野速玉大社」へのモデルコースを歩いた場合には、飛び地にある「神倉神社」も見どころです。熊野古道の中でも最も歴史を感じる、古道らしい石段があるのがこのコース。自然石を積み上げた、急こう配の石段を上り詰めた所に「神倉神社」が鎮座しています。ご神体の大きな岩を見ると、圧倒されてしまいます。

熊野古道のおすすめのモデルツアーは?

熊野古道には、ツアーで行くことができます。散策するにもちょっと心配と言う場合は、ツアーで行くと安心。歩くのにきついと思った場合も、多くの人と一緒のツアーでならば頑張れるでしょう。おすすめのモデルツアーをご紹介します。

モデルツアー1:人気の語り部と一緒に散策するツアーがおすすめ

熊野古道でおすすめのツアーは、語り部といわれる人と一緒に歩くツアーです。熊野古道に関する長い歴史、自然信仰の話を語り部から聞きながら歩きます。古道を歩く際の草花についても説明を聞きましょう。語り部に同行してもらうことによって、世界遺産の史跡についてや歴史・文化を教えてもらうことができますし、実際に熊野古道の山里で暮らしている人々がいますので、その人たちの生活についても教えてもらうといいでしょう。毎週日曜日と祝日の朝なら、熊野本宮大社前発のバス停から語り部とのツアーに参加できます。

語り部と歩く熊野古道|熊野本宮観光協会

モデルツアー2:熊野三山を巡るツアーも人気!

熊野三山と呼ばれる「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」を全部周るツアーも人気です。これらの3つの社殿は、互いに20~40km間隔が保たれています。熊野古道の「中辺路」を周ることで、それら3つを全部周ることをおすすめします。バスでなら1泊2日の日数で熊野三山を巡ることが可能。1日目にバスで「熊野速玉大社」「熊野本宮大社」に行き、2日目に「熊野那智大社」に行くなど、分けて周るといいでしょう。また、バスのツアーでも、「熊野本宮大社」から元熊野本宮大社があった「大斎原」までは歩くのがおすすめです。

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モデルツアー3:熊野古道の世界遺産を沢山周るツアーも魅力

熊野古道には、世界遺産に含まれている景色が沢山あります。「補陀洛山寺」「大斎原」「鬼ケ城」「花の窟神社」「那智の滝」「青岸渡寺」「闘鶏神社」などが点在しています。これらの貴重なスポットをできるだけ多く見るようなツアーも楽しめるでしょう。

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熊野古道の旅行プランの立て方は?

ここでは、熊野古道への旅行プランについて、必要日数や交通手段、宿泊などについてご紹介します。最低どの位あったら、周れるのか、交通手段としてどこからアクセスしたらいいのか気になるでしょう。宿泊先もどんな場所が人気なのでしょうか。人気の宿泊先の温泉も見ていきます。

熊野古道への旅行は2~3日がおすすめ

熊野古道へは、列車か往復飛行機で行く、2日~3日の旅行がおすすめです。ここでは、初心者におすすめの「中辺路」を中心とした旅行についてご紹介しながら、「大門坂」から「熊野本宮大社」に行く「中辺路」を中心とした旅行の場合のアクセスを見ていきます。上級者モデルのコースプランによっては、それぞれの場所からのアクセスが必要なので、前泊が必要となることもあります。熊野古道の場合には、しっかり計画を練って旅行するのがおすすめですよ。

熊野古道へのアクセスモデルは

飛行機ですと、大阪伊丹空港または、南紀白浜空港からアクセスしてみましょう。列車ですと、名古屋駅からは、勝浦駅で勝浦温泉に一泊後、那智駅から「大門坂」へ。新大阪駅からですと、和歌山県紀伊勝浦駅へ行き、「大門坂」へ行くといいでしょう。また、「発心門王子(ほっしんもんおうじ)」から「熊野本宮大社」へ歩く「中辺路」の初心者向けモデルコースでは、前泊してからスタートするのがおすすめです。

熊野古道の宿泊には人気の温泉が沢山!

宿泊については、沢山の温泉があります。歴史を持つ沢山の温泉から宿泊先を選んでみるといいですよ。「那智の滝」がある麓では「勝浦温泉」が宿泊先として人気です。「癒しと蘇りの道」の熊野古道を散策した後は、ゆっくり温泉に浸かりましょう。

散策後に宿泊先で癒されて

「熊野本宮大社」周辺では、熊野本宮温泉郷として沢山の温泉が存在しています。歩いて散策した疲れをゆっくりと温泉で癒すことができます。宿泊先に湯の峰温泉、川湯温泉、渡瀬温泉を選んでみるといいでしょう。湯の峰温泉は、開湯は1,800年と言われ、日本でも最古の温泉ですよ。熊野古道を長い日数を掛けて歩いても、そこかしこに沢山の温泉地があります。一つ一つめぐって宿泊するのも、きっと楽しいでしょう。

熊野古道の旅行プランのポイント

熊野古道の旅行プランのポイントは、レベルに合わせていろいろなコースを選択できることです。6つの道があり、レベルに合わせてモデルコースを選択してみましょう。初心者から、中級者、上級者とレベルに応じて楽しめます。いろいろなモデルコースがたくさんありますので、チャレンジしてみるといいですよ。1泊2日の短い宿泊日数でも上級者のモデルコースを歩くことができますので、自分の体力を知った上で体験してみることをおすすめします。

まとめ 熊野古道のツアーは「癒しの蘇りの道」を楽しんで

熊野古道は、平安からの歴史のある世界遺産の貴重な道です。熊野三山や霊場巡りという、厳格なお参りの道です。昔からそこには、秘められた大きなパワーが備わっています。苔むす石畳、長く続く大きな杉並木、そこを歩いていくうちに急に開ける景色が感動を呼びます。山や海の美しい自然を見ることができ、昔の人々と同じ気持ちを共有できるでしょう。「癒しと蘇り」の道には、さまざまなコースツアーが揃っています。一度散策すると、また他のコースも歩きたくなるのが、熊野古道の奥深い魅力です。

tryworks.oka
ライター

tryworks.oka

旅行が好きで、いろいろな所を旅行しています。特に島巡りなどが好きです。その場所ならではの物に出会い、発見があると嬉しくなります。

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