竹富島の観光はレンタサイクルがおすすめ！レンタル自転車をご紹介！

竹富島は、沖縄本島から南へ410キロメートル離れた石垣島を中心とする、「八重山諸島」の中の島のひとつ。石垣島から、さらに船で10分ほど離れたところにある小さな島です。竹富島から台湾までの距離は約270キロメートルなので、県庁のある沖縄本島よりも、台湾のほうがずっと近いところにあります。

竹富島は、周囲をぐるっとサンゴ礁に囲まれた、エメラルドの海にポツンと浮かぶ宝石のような島です。島の周囲がわずか約9キロメートルの島に、およそ350人が暮らしています。サンゴ石灰岩で積まれた石垣、赤瓦の民家、フクギの防風林で囲まれた屋敷といった、琉球の伝統的な町並みを残すため、竹富町町並み保存地区に指定され、住民が大切に守っている島です。

竹富島には空港はありませんので、県外からのアクセスは石垣島が入り口となります。石垣島へは、東京や大阪、福岡や那覇から飛行機が飛んでいて、石垣島を訪れる観光客は、年間なんと約130万人を超えるほど。そのうちの多くの人が、最初に訪れる離島が竹富島です。それでは南ぬ島（ぱいぬしま）新石垣空港から竹富島まではどう行ったらよいのか見てみましょう。

南ぬ島石垣空港から、竹富島に行く船に乗るユーグレナ石垣港離島ターミナルまで、移動に一番便利なのはなんといってもタクシーです。離島ターミナルまでの所要時間は約20分から25分、料金は2800円前後。ひとりで乗るには少し料金が割高に感じますが、3〜4名で乗るならそれほど負担ではないでしょう。荷物が多く、先にホテルに寄ってからと考えるようでしたら、タクシーに乗るのがベストです。

南ぬ島石垣空港からは、2社のバス会社が離島ターミナルまで運行しています。東バスの料金は片道540円、カリー観光バスの料金は片道500円ですので、東バスが高く思えますが、往復で買うと割引料金になって1000円になるので、結局はどちらも同じ運賃ということに。離島ターミナルまでは直行バスで所要時間約30分。どちらのバス会社も口コミは良いので、空港到着後、先に出発する方に乗ればよいでしょう。

石垣島から竹富島へは、高速船に乗って行くしかありません。空港やホテルからユーグレナ石垣港離島ターミナルに到着したら、中央入口から中に入ります。離島ターミナルから各離島へ行く高速船を出しているのは、現在「八重山観光フェリー」と「安栄観光」の2社。中央から入って左手に八重山観光フェリー、右手に安栄観光の乗船券売り場があるので、どちらかで乗船券を購入します。

八重山観光フェリーと安栄観光、どっちの方が親切だとかいろいろな口コミがあるので、どちらで乗船券を買おうか迷う方もいらっしゃるようです。実は八重山観光フェリーと安栄観光は、船を共同で運行しています。同じ航路を交互で船を走らせていて、どちらかで乗船券を買えば、どちらの船に乗っても良いのです。もちろん料金も全く同じ。中央から入ったら、左右を見比べて、空いてる方の窓口に並びましょう。

竹富島への船は、朝7時半から17時半まで、30分〜1時間の間隔で出ています。所要時間は約10〜15分。事前予約は不要ですが、インターネットで予約しておくと、5%の割引になるので少しお得です。船が出る直前に窓口に駆け込むと、シーズンによっては満席になっていて乗れないこともあるので、遅くとも10分前には着くようにするのがおすすめ。乗船代はは片道料金が700円、往復割引の料金が1340円です。（すべて2019年11月時点の情報）

竹富島には、レンタカーはもちろん、レンタルバイクもありません。タクシーも島に数台しかなく、都会のように港に着いたらタクシーがズラッと並んでいることもないです。集落を回るバスは、船の到着に合わせて出ていますが、行きたいところに都合よく行ってはくれるわけではないので、自由に動けないのが辛いところ。そう考えると、竹富島を観光するのに1番おすすめなのは、なんといってもレンタサイクル！青空の下風に吹かれて、自転車で島のサイクリングコースをのんびり回りましょう。

竹富島には何台あるのかわからないほど、びっくりする数の自転車が用意されています。ゴールデンウィークや夏休みなどのハイシーズンには、人気のサイクリングコースに自転車があふれるほどとか。それにもかかわらず、口コミによると、貸し出す自転車が底をつき、「売止ストップ」がかかる日もあるそうです！観光客に大人気の竹富島でレンタサイクルを借りるためには、どうすればよいのか調べてみました。

竹富島では「友利レンタサイクル」と「丸八レンタサイクル」の2社がレンタサイクル大手となります。個人での利用は、現地で直接の申し込みが基本。竹富港に着いたら、ターミナルビル付近に、水牛車観光やレンタサイクル屋さんの送迎バスが並んだ広場があるので、どちらかの会社の係の方に、「自転車を借りたいんです」と声をかけましょう。集落の中まで車で5分、事務所で手続き後貸し出しとなります。

レンタサイクル屋さんで自転車をレンタルする最大のメリットは、種類が選べることです。水牛観光や宿泊施設では、普通のママチャリしか置いていませんが、レンタサイクル屋さんでは、2人乗りの自転車や、電動サイクルをレンタルできます。幼児用の椅子も、数を揃えているので安心。10台以上だと、団体割引も使えます。口コミによると、お店お手製のサイクリングコースが書かれた地図ももらえるそうです！

竹富島で1番人気のあるアクティビティは水牛車観光ですが、水牛車観光をしている「新田観光」と「竹富観光センター」でも、自転車がレンタルできます。ただ台数はレンタサイクル屋さんほど多くはありません。ハイシーズンだと、自転車が全部出払っていることもありますが、そういう時には近いレンタサイクル屋さんを紹介してくれるので心配は不要です。

水牛車観光をした後に、自転車を借りて島を回ろうかなと思い立った時に、レンタサイクル屋さんまで移動することなく、そのまま借りることができるのが最大のメリットです。お子様を連れていたりすると、暑い中歩いて移動するのはちょっと大変。水牛車観光のお店でも、竹富島のサイクリングコースの地図を用意しているので、頂いてから観光しましょう。

日帰りではなく、竹富島に宿泊するようでしたら、宿に自転車のレンタルがあるか事前に確認しておきましょう。台数に限りがあることが多いですが、多くの宿が宿泊客用に自転車を用意しています。宿の方におすすめのサイクリングコースを聞いたり、口コミがよい食事処を教えてもらったりしてから出かけましょう。

宿で自転車をレンタルする最大のメリットは、料金が安い場合が多いことです。レンタサイクル屋さんでは、24時間2000円ですが、宿を通すと1000円で借りられることも。宿が直接お客様に自転車を貸し出しているところや、口コミによるとちょっと錆びていたりするけれど、無料で貸し出しているところもあるようです。竹富島に泊まるなら、自転車をレンタルできるか事前に確認してみましょう。

レンタサイクル屋さんで一番たくさん置いてあるのはママチャリで、料金は1時間400円、1日2,000円が相場です。二人乗り用自転車の料金は、1時間1,000円とちょっとお高め。乗るのも意外と難しいので、1時間だけ借りて写真だけ撮るのもよいですね。電動自転車の料金は1時間700円。5時間以上だと当日返却で3,500円で借りられます。

竹富島は海抜わずか33メートルと平坦な島なので、体力に自身のない方以外でしたらママチャリで十分楽しめます。普段あまり歩かない、またはもう何十年も自転車に乗ったことがない！というような方は、電動自転車が安心です。平坦な島とはいえ、海に向かうサイクリングコースはなだらかな坂となっているので、集落までの戻りはゆるやかな上り坂。心配だったら迷わず電動自転車を借りましょう。

竹富島で自転車をレンタルして観光するのに、お得なクーポンや割引があるなら上手に使いたいですね。竹富島の観光に使えるクーポンはあるのでしょうか？どうやったら割引が使えるのでしょうか。自転車レンタルの割引クーポンの入手方法などを調べてみました。

南ぬ島石垣空港の到着ロビーを出てすぐ正面と、離島ターミナルに入ってすぐ左手に、観光会社やアクティビティー事業者のパンフレットがたくさん並んだコーナーがあります。見てみると、船会社さんや旅行会社さんが、パンフレットに割引クーポンを挟み込んでいることが。竹富島に行くツアーや、乗船券の割引クーポンが挟まれていることもありますので、まずはいろいろ手にとってみるのがおすすめです。

八重山観光フェリーや安栄観光のホームページから事前に船を予約すると、5%の割引になることはお伝えしましたが、ツアーの多くも10%の割引になるので、事前にチェックしましょう。多くの場合は船と水牛車観光を組み合わせたツアーは、ネット予約の方がお得になるのでおすすめです。友利レンタサイクルも、見せるだけで普通自転車のレンタルが10%割引になるクーポンをホームページに掲載しているので、ぜひ利用しましょう。

竹富島のレンタサイクルには、なんとカギがついていません。盗みを働く人がいない、というのもありますが、島を出るのには船に乗るしかなく、レンタサイクルを船に乗せたら明らかに怪しく船員さんに通報される、というのが真相のようです。口コミによると、カギがないので、自分の乗ってきた自転車がどれだったかわからなくなり、違う自転車に乗って行ってしまうということも時々あるそう。自分が借りた自転車の色や、停めた場所をしっかり覚えておくように気をつけましょう。

レンタサイクル屋さんのある、竹富島の集落の中心から、海に向かって走るのが一番人気のサイクリングコース！伝統的な赤瓦の民家が並ぶ集落と白い道、青い空と真っ赤なハイビスカス。原色のコントラストが眩しい集落をのんびりサイクリングするのも気持ちがいいのでおすすめです。竹富島には口コミのよい観光スポットがたくさんあるので、いくつかご紹介します。

サイクリングコースの最初に選ぶのは、竹富島の新しい人気スポット「あかやま展望台」がおすすめ。老朽化で閉鎖された「なごみの塔」に代わって、すぐ裏の民家の屋上に新しく作られた展望台です。展望台に登る料金はひとり100円。実際に登ってみた方の口コミによると、意外と高さがあり、赤瓦が美しい竹富島の街並みが、想像以上にきれいに見渡せたとのこと。竹富島に行ったら、ぜひ登ってみたいですね。

展望台を降りたら、サイクリングコースを確認して、カイジ浜（星砂の浜）に向かいましょう。所要時間は約15分。なだらかに海に続く坂道は、絶好のサイクリングコース。ペダルをこがなくても、自転車がぐんぐん進みます！星砂の浜でのお楽しみは星の砂探し。見つけるのはなかなか大変ですが、波打ち際あたりを探すのがおすすめ。口コミによると、星砂の浜にはネコがたくさんいるとのことなので、ネコ好きさんにはうれしいですね。

カイジ浜から北に向かってのんびりサイクリングコースを進むと、コンドイビーチに到着します。所要時間は約7〜8分。竹富島の紹介写真に必ずといっていいほど登場するのがこのコンドイビーチ。真っ白な砂浜が遠くまで続く景色はまさに絶景。ビーチは遠浅なので、口コミによると大潮の干潮時には100メートルもの沖まで歩いて行けるそうですよ！潮溜まりには、青いお魚が泳いでいるのも見られるとか。

コンドイビーチからさらにサイクリングコースを北上すると、西桟橋に到着します。所要時間は約10分。海にまっすぐ突き出た桟橋の先まで歩いて、エメラルドの海を背景に写真を撮るのがおすすめです。海に沈む夕日や、漆黒の闇に浮かぶ星空が最高に美しいとの口コミ多数なので、竹富島に宿泊する機会がある方は、ぜひ夕方や夜に訪れてみてください。

竹富島までの行き方や、自転車の借り方、サイクリングコースの回り方まで順番に見てきました。ファミリーマートやマクドナルド、ついにはドンキまで進出してきた石垣島と比べると、竹富島は昔ながらのどこか懐かし沖縄らしさが感じられる島です。一度訪れると、照りつける太陽や青い海、白い砂と赤いハイビスカスの色彩が織りなす、これまで感じたことのない強烈な眩しさの虜になってしまうはず。ぜひ遊びに行ってみてください。