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- 知床半島の人気観光地・見どころをご紹介!【10選】
- 知床半島の定番!人気観光地①知床五湖
- 知床半島の定番!人気観光地②夕陽台
- 知床半島の定番!人気観光地③オシンコシンの滝
- 知床半島の定番!人気観光地④カムイワッカ湯の滝
- 知床半島の定番!人気観光地⑤オロンコ岩
- 知床半島の定番!人気観光地⑥プユニ岬
- 知床半島の定番!人気観光地⑦知床峠
- 知床半島の定番!人気観光地⑧フレペの滝
- 知床半島の定番!人気観光地⑨天に続く道
- 知床半島の定番!人気観光地⑩羅臼国後展望塔
- 知床半島おすすめの名所・スポット【5選】
- 知床半島おすすめの名所・スポット①ゴジラ岩
- 知床半島おすすめの名所・スポット②知床自然センター
- 知床半島おすすめの名所・スポット③斜里岳
- 知床半島おすすめの名所・スポット④羅臼岳
- 知床半島おすすめの名所・スポット⑤羅臼湖
- 知床半島近郊の名所・見どころ【5選】
- 知床半島近郊の名所・見どころ①知床観光船おーろら
- 知床半島近郊の名所・見どころ②ウトロ温泉
- 知床半島近郊の名所・見どころ③知床海岸
- 知床半島近郊の名所・見どころ④知床世界遺産センター
- 知床半島近郊の名所・見どころ⑤道の駅「うとろシリエトク」
- 知床観光をガイドツアーで楽しむ!【5選】
- 知床観光ガイドツアー①夜の動物ウォッチング
- 知床観光ガイドツアー②スター・ムーンウォッチング
- 知床観光ガイドツアー③気軽にバードウォッチング
- 知床観光ガイドツアー④雪明りハイキング
- 知床観光ガイドツアー⑤冬の動物ウォッチング
- 知床の四季:春夏秋冬
- 知床の春
- 知床の夏
- 知床の秋
- 知床の冬
- 知床半島の外さない観光スポット25選:まとめ
知床半島の人気観光地・見どころをご紹介!【10選】
羅臼岳を主峰とする知床連山、人の侵入を拒むかのような断崖絶壁の海岸、美しく厳しい大自然を生きぬく野生動物たち。日本が誇る世界自然遺産、知床半島の魅力溢れる見どころをご紹介します!
知床半島の定番!人気観光地①知床五湖
知床連山の美しい姿を湖面に映す知床五湖は、知床八景のひとつに数えられています。一湖から五湖まである湖周辺には、高架木道と地上遊歩道の、ふたつの遊歩道が設けられており、徒歩で気軽に散策できる、知床観光では外すことのできない人気スポットです。
気軽に散策したい人におすすめ!高架木道
遊歩道の入り口に建つ「知床五湖フィールドハウス」から、一湖までに至る、全長およそ800メートルの遊歩道が高架木道です。自然に溶け込むように設けられた高架木道は、バリアフリーになっており、小さなお子様からお年寄りまで、雄大に広がる知床の大自然を、徒歩で気軽に散策することができます。
知床の大自然を体感!地上遊歩道
全長3キロメートルと1.6キロメートルのふたつのコースがある地上遊歩道は、ヒグマの活動時期にあわせた利用法がとられています。季節によっては、専門のガイドツアーや、ヒグマのレクチャーを受けてからの散策となるため、事前確認をしてから向かうとよいでしょう。
知床半島の定番!人気観光地②夕陽台
目の前に広がるオホーツクの海と、眼下に見おろすウトロ港。目に映るすべてのものを朱色に染め、はるか水平線のかなたへ沈んでいく夕陽の眺めは、まさに知床の絶景といえるでしょう。
口コミでも大人気!夕陽台の湯
夕陽台の近くにある「夕陽台の湯」は、6月初旬から10月下旬までの、期間限定で利用できる温泉施設です。男女それぞれに露天風呂があり、口コミ評判も上々。ただ、露天風呂のまわりには木々が茂っているため、夕陽を見るには夕陽台へ足を運ぶのがおすすめです。
知床半島の定番!人気観光地③オシンコシンの滝
「日本の滝100選」にも選ばれているオシンコシンの滝。幅30メートル、落差はおよそ80メートル。中央部で滝がふたつに分かれているところから「双美の滝」とも呼ばれています。
オシンコシンの滝:見どころ
落差80メートルの滝の中ほどまで、階段が設けられており、迫力あるオシンコシンの滝を間近で眺めることができます。雪解け水が滝に流れ込む春、新緑と滝のしぶきが美しい夏、木々が紅葉に染まる秋、すべてが雪に覆われる冬。どの季節に訪れても旅人の心を掴む、知床を代表する名所です。また、オシンコシンの滝近郊には「知床エゾシカファーム」があります。
知床半島の定番!人気観光地④カムイワッカ湯の滝
知床連山の活火山(硫黄山)から湧き出る温泉が、カムイワッカ川として山間を流れ、途中にいくつもの滝や滝つぼを作り出しています。そのひとつがカムイワッカ湯の滝で、かつては知床の秘湯と呼ばれていました。
カムイワッカ湯の滝:注意点
カムイワッカ川には強酸性のお湯が流れています。お湯の温度は上流に行くほど高くなりますが、現在は一の滝と呼ばれる場所までしか行くことができず、それより上流は落石の恐れがあるため登ることはできません。一の滝周辺のお湯の温度は30度前後。お湯が流れる川を歩きながら登っていくため、滑らない靴、濡れてもよい服装の準備が必要です。
知床半島の定番!人気観光地⑤オロンコ岩
ウトロ港を見守るようにして立つ、岩と呼ぶにはあまりにも巨大なオロンコ岩。高さはおよそ60メートル。オロンコ岩の頂上部は展望台となっており、潮の香り漂う、ウトロの絶景スポットとして人気を集めています。
口コミで話題!オロンコ岩の階段と絶景
オロンコ岩へ行くと、まず、誰もがオロンコ岩の大きさに驚くでしょう。しかし、もっと驚くのは、オロンコ岩の岩肌に設けられた階段です。思わず躊躇してしまう、長く急な階段を登らない限り、展望台へは行くことができません。躊躇せずに登った人だけが、見ることのできる絶景は、口コミでも話題です。
知床半島の定番!人気観光地⑥プユニ岬
流氷の姿をいち早く見ることができるプユニ岬は、夕陽の絶景ポイントとしても人気があります。眼下にはオロンコ岩やウトロの温泉街、背後には阿寒国立公園の山並み、目の前には青く透き通ったオホーツク海。自然の美しさ、厳しさを目の当たりにできる知床の絶景スポットです。
知床半島の定番!人気観光地⑦知床峠
標高738メートルの知床峠は、知床半島を横切る国道334号線(通称:知床横断道路)の途中にある峠です。見晴らし抜群の知床峠からは、知床連山の主峰、羅臼岳をはじめ、はるか遠くには国後島の島影を望むことができます。
知床峠:注意点
雪深い知床横断道路は、早ければ10月下旬、遅くても11月初旬には通行止めとなります。開通するのは翌年の4月下旬頃。4月に開通したとしても、6月頃までは夜間の通行は禁止となるため、マイカーやレンタカーで移動する場合は、注意が必要です。
知床半島の定番!人気観光地⑧フレペの滝
フレペの滝には、流れ込む川がありません。滝の水はすべて、知床連山から湧き出る地下水で、迫力満点の滝とは違い、乙女が流す涙のように見えるところから、別名「乙女の滝」と呼ばれています。
知床半島の定番!人気観光地⑨天に続く道
「天に続く道」は、知床の自然が織りなす絶景とは違い、人の手によって作り出された、まさに奇跡とも言える絶景ポイントです。高低差のある18キロメートルの直線の道が、地平線のかなたまで続くかのように見え、やがては天にまで行き着くことができるような錯覚に陥ります。知床を旅するなら、1度は見ておきたい絶景です。
知床半島の定番!人気観光地⑩羅臼国後展望塔
近くて遠い国後島を一望できる、羅臼国後展望塔は、望郷台と呼ばれる海抜132メートルの高台にあります。展望塔の中には北方領土問題に関する資料や学習コーナーがあり、未だに解決を見ない、北方領土の歴史を学ぶことができる、おすすめの展望塔です。近郊の森の中には、地元の漁師さんに愛されている「熊の湯」と呼ばれる秘湯があります。
知床半島おすすめの名所・スポット【5選】
知床半島には定番の観光地以外にも、おすすめのスポットがいくつもあります。世界自然遺産の名にふさわしいおすすめのスポット・名所をご紹介しましょう。
知床半島おすすめの名所・スポット①ゴジラ岩
「ローソク岩」という正式名を持つゴジラ岩。日本にはゴジラ岩と呼ばれる岩がいくつかありますが、知床のゴジラ岩は高さが15メートルもあり、存在感と迫力では日本一のゴジラ岩といっても過言ではないでしょう。また、ゴジラ岩、オロンコ岩近郊には「知床旅情」の歌碑もあります。
知床半島おすすめの名所・スポット②知床自然センター
知床自然センターは、知床の大自然をより深く知り、学ぶことができる施設です。写真・資料の展示室や映像ホール、知床散策を安全に行うための、スノーシューや長靴、クマ撃退スプレーなどもレンタルできます。喫茶室もあるため、ドライブの途中で立ち寄る人も多い施設です。
知床半島おすすめの名所・スポット③斜里岳
標高1547メートル、日本百名山のひとつに数えられる斜里岳は、オホーツクの海側から眺める山容がとくに美しく、裾野を広く左右に伸ばした姿は、斜里富士・オホーツク富士とも呼ばれています。山頂からは国後島をはじめ、天気がよければ大雪山まで望むことができ、高山植物も豊富です。
知床半島おすすめの名所・スポット④羅臼岳
標高1661メートル、知床富士とも呼ばれる知床連山の主峰、羅臼岳。日本百名山、花の百名山にも選ばれ、多くの高山植物が咲き乱れる山でもあります。しかし、美しいばかりではありません。ヒグマが多く生息している山でもあり、真夏でも残雪があるため、登山をする場合はしっかりとした登山準備、確認が必要です。
知床半島おすすめの名所・スポット⑤羅臼湖
360度、見渡す限りの大自然に囲まれた羅臼湖は、知床半島の中では最も大きな湖です。羅臼湖に至るまでの道中も見どころが多く、神秘的な小沼や、湿原地帯に咲く花など、飽きることのない景色が広がり、奥深い知床の大自然が、訪れる人の目を楽しませてくれます。
羅臼湖トレッキング:注意点
羅臼湖の入口から羅臼湖までは、徒歩で往復およそ3時間。歩きやすいように整備されている箇所もありますが、長靴を着用しないとドロドロになってしまうトレッキングコースです。ヒグマが出没する地域でもあるため、ヒグマ対策は必須。初めて訪れる場合は、ガイド付きツアーを利用するとよいでしょう。
知床半島近郊の名所・見どころ【5選】
旅の楽しみは観光地を巡るだけではありません。その土地でしか味わえない料理を食べたり、温泉に入ったりするのも旅の楽しみ方のひとつです。多くの旅人が訪れる知床半島近郊の名所や見どころ、口コミを忘れずにチェックしておきましょう。
知床半島近郊の名所・見どころ①知床観光船おーろら
船上から見る知床半島は、片時も目を離すことができません。断崖絶壁の岩肌を流れる滝、美しい知床連山、時には海岸を歩く野生のクマや、海面を飛び跳ねるイルカやシャチ、大空を高く舞うオジロワシに出会うこともあるでしょう。口コミ評判でも人気の「知床観光船おーろら」は、4月下旬から10月下旬頃までの運行で、運行していない季節もあるため、事前確認をし、予約をしてから乗船しましょう。
知床半島近郊の名所・見どころ②ウトロ温泉
知床観光の拠点として利用する人も多いウトロ温泉。泉質はナトリウム塩化物泉で、お湯には微量の塩分が含まれています。さらっとした心地よいお湯は「美肌の湯」とも呼ばれ、肌がつるつるになると口コミでも評判のお湯です。ウトロ港周辺に立ち並ぶホテルからは、オホーツクに沈む夕陽や、冬には流氷の姿が眺められ、景観のよい温泉街としても有名です。
知床半島近郊の名所・見どころ③知床海岸
知床海岸は、知床半島のオホーツク海側に面した海岸の総称です。知床海岸近郊には夕陽台やゴジラ岩、ウトロ温泉などの名所が点在していますが、知床岬の先までは道がないため、車で行くことはできません。しかし、車で走れる海岸沿いの道は絶景ポイントも多く、とくに流氷が流れつく冬の知床海岸は、見るものを圧倒する美しさです。
知床半島近郊の名所・見どころ④知床世界遺産センター
知床世界遺産センターは、知床の大自然に生きる動植物を紹介するとともに、知床の自然をどのように守っていくべきかを考え、学ぶことができる施設です。知床を観光するにあたって、守るべきルールなども紹介しているため、情報を得るために立ち寄る人も多く、口コミでも「知床についての情報が凝縮された場所」だと人気があります。
知床半島近郊の名所・見どころ⑤道の駅「うとろシリエトク」
知床近郊にある、「うとろ・シリエトク」は、知床の旬の情報を収集できる道の駅です。また、レストランでは知床の新鮮な魚介類に、舌鼓を打つことができ、土産品も数多く販売されています。口コミ評判でも人気のある道の駅で、知床を訪れる人の多くが立ち寄るおすすめスポットです。
知床観光をガイドツアーで楽しむ!【5選】
知床観光では、さまざまなガイドツアーがあり、季節や目的にあわせたツアーを楽しむことができます。なかでも「知床ネイチャーオフィス」が手がけているウォッチングツアーは、参加者からの口コミ評判がよく、すぐに予約で埋まってしまうほどです。事前予約が必須になりますが、口コミで人気のツアーをご紹介しましょう。
知床観光ガイドツアー①夜の動物ウォッチング
夜の動物ウォッチングツアーは、毎年、4月中旬から11月中旬にかけて行われる、人気のガイドツアーです。徒歩ではなく、車に乗って移動するため、気軽に参加でき、昼間とは違った夜の動物たちの生態を観察することができます。
知床観光ガイドツアー②スター・ムーンウォッチング
毎年、6月初旬から11月中旬に行われるスター・ムーンウォッチング。都会では見ることのできない満天の星空を見ると「夜空にこれほどまでの星があったのか」と、驚きと感動を覚えるでしょう。
知床観光ガイドツアー③気軽にバードウォッチング
春から初夏限定で行われているツアーで、5月から6月にかけて知床へやって来た美しい野鳥を、早朝に観察するウォッチングツアーです。野鳥だけではなく、かわいい小動物の姿も観察できます。
知床観光ガイドツアー④雪明りハイキング
静まり返った冬の森の中を、ライトをつけず雪あかりをたよりに、徒歩で散策をする人気のツアーです。月明かりがあればキラキラと光る銀世界。月が雲に隠れると満点の星空の下、幻想的な世界が広がります。1月中旬から3月下旬までの冬限定のガイドツアーです。
知床観光ガイドツアー⑤冬の動物ウォッチング
寒さ厳しい冬の知床でも、動物たちは強く、たくましく生きています。絶滅危惧種、オジロワシをはじめ、オオワシ・シマフクロウ、エゾリスやエゾシカ、キタキツネなど、厳しい寒さを生き抜く野生動物を、じっくり観察できるのが冬の動物ウォッチングツアーです。
知床の四季:春夏秋冬
一年の半分は真っ白い雪に覆われる知床半島。遅い春がやっと訪れたかと思うと、駆け足で夏が過ぎ、木の葉が色づく頃には雪の便りが届く。四季それぞれに魅力ある姿を見せてくれる知床は、春夏秋冬、どの季節に訪れても美しく、また、自然の厳しさを教えてくれる場所でもあります。
知床の春
毎年10月下旬頃から4月下旬頃までは、雪で通行止めになる知床峠。知床の春は、雪で覆われた知床峠の開通から始まると言われます。また、流氷で覆い尽くされていたオホーツク海沿岸から、流氷が少しずつ離れ、出漁できるようになることを「海明け」といい、知床峠の開通と同様、春の訪れを感じさせるものです。
知床の夏
知床を歌った名曲、知床旅情には「知床の岬にハマナスの咲く頃」という歌詞があります。この歌にある「ハマナスの咲く頃」が、知床の夏の始まりといえるでしょう。標高の高い山には、夏でも雪が残る知床ですが、野生動物がいきいきと活動し、残雪と緑のコントラストが美しい季節です。
知床の秋
紅葉の時期を迎えると、秋の訪れを感じる人も多いでしょう。知床の紅葉は例年、10月上旬から10月中旬頃が見頃です。しかし、高い山では早くも初雪を観測する季節でもあるため、秋に知床を訪れる場合は、寒さ対策を忘れないようにしましょう。
知床の冬
知床の冬は、日中でも最高気温は3度前後。寒さが厳しい日には、最高でもマイナス5度前後の時があります。また、最低気温はマイナス10度からマイナス20度の極寒の地域。吹雪いたりすると体感温度はさらに低くなるため、しっかりとした防寒対策が必要です。
知床半島の外さない観光スポット25選:まとめ
知床の大自然は、決して人の手によって壊してはならない、守るべき領域です。美しいだけでなく、厳しさや危険も知床には存在します。野生動物には安易に近づいたり、餌を与えたりすることのないよう注意し、徒歩でまわれる場所でも、自然を傷つけたり、高山植物を持ち帰ったりすることは厳禁です。ルールを守り、安全で楽しい旅をお過ごし下さい。
出典:photoAC