銚子は観光スポットの宝庫！ぬれ煎餅だけじゃない見どころ厳選15選！

千葉県の最東部に位置する海辺の町 銚子市は、利根川や太平洋など水に恵まれた町です。景勝地としての名所や歴史ある工場など、旅行で行きたくなる、おすすめの楽しいスポットがたくさん！

春夏秋冬、どの季節に行っても魅力たっぷりの銚子市の観光スポットを、見どころとともに紹介します。銚子市への旅行の際に参考にしてください！

千葉県の東の果てにある銚子市は、都会の喧騒から距離を置いた自然豊かな土地です。長い時間の中で自然が生み出した絶景スポットが、銚子市にはたくさんあります。ぜひ、雄大な自然の力をその体で感じてみてください。銚子市には、一度見たら忘れられない絶景が広がっています。

犬吠埼は「日の出や夕日がきれい」と人気の景勝地で、銚子市屈指の観光名所です。荒々しい白い波と、どこまでも広がる水平線の青、そして白い灯台。どこを切り取っても絵になる景色が広がっています。夏には海の青が、さらに色濃く、写真を撮るには最高の名所です。

犬吠埼の最東端には白いレンガ造りの美しい灯台があり、世界の灯台100選・日本の灯台50選にも選ばれている灯台です。登録有形文化財にも指定されている灯台のらせん階段の先には、太平洋を見渡す絶景が広がっています。

2018年冬、犬吠埼灯台のふもとにできた犬吠埼の新名所が「犬吠埼テラステラス」です。灯台と同じ白い建物の中には、海を見ながら食事を楽しめるカフェや、銚子の名産品などを取り扱うセレクトショップなど、見どころがたくさんあります。銚子随一の絶景スポットのそばで、楽しいショッピングはいかがですか？

「犬岩・千騎ヶ岩」は、ともに銚子ジオパークの奇岩に指定されている海岸線沿いにある巨岩です。「犬岩」は耳のピンと立った日本犬に見えることから、その名がつけられました。近くで見るより遠くからのほうが、より犬に見えますよ。

すぐそばにある「千騎ヶ岩」は、春から夏にかけてムクドリやイソヒヨドリなど貴重な鳥が、繁殖地として集まる名所です。

銚子市は源義経にゆかりの深い土地で、義経にまつわる、いろいろな伝説が語り継がれています。

「犬岩」の言い伝えもその一つで、頼朝から逃れるために義経が海岸線に置いてけぼりにした愛犬が、7日間もの間鳴き続け、最後には石になってしまったというものです。言い伝えを知ってから奇岩を見ると、また違った感情が湧き上がってくるかもしれません。

「屛風ヶ浦」は、銚子市から隣の旭市まで約10キロメートルに渡って続き、高さが40～50メートルの大規模な断崖絶壁です。ヨーロッパにあるドーバ海峡のホワイトクリフにそっくりなので、「東洋のドーバ」という異名を持っています。江戸時代の歌川広重も絵画に書き残しているほど、古くから愛されている人気の名所です。

「屛風ヶ浦」の見どころは、なんといっても、むき出しの地層です。遠くから望む景色も雄大ですが、屛風ヶ浦遊歩道は、間近で断崖絶壁を観察できる迫力満点の場所。むき出しの地層は、長い地球の歴史を感じさせてくれるでしょう。

「君ヶ浜」は、犬吠崎に隣接している、およそ1キロメートルの海岸線です。「日本で一番早い初日の出を見られる」と人気の名所で、元旦には多くの人が訪れます。初日の出の時期以外は、静かで落ち着いた雰囲気で、ゆっくり散歩をしたり海を眺めたりするのにぴったりの砂浜です。

「君ヶ浜」は、銚子市によって「君ヶ浜しおさい公園」として管理されています。シャワールームや休憩所・芝生の広場など、観光客や市民の憩いの場として人気です。冬はもちろんですが、夏でも遊泳禁止となっており、泳いで楽しい砂浜というよりは、見て楽しい砂浜となっています。

銚子市には、銚子市の眺望を一望できる展望施設や自然や文化を楽しく学べる施設が目白押しです。家族や友達・恋人など、誰といっても楽しい体験ができます。銚子旅行の楽しい思い出作りに、ぜひ訪れてほしい施設を紹介します。

「銚子海洋研究所」は、イルカやクジラウォッチングのクルーズをしているスポットです。暖流と寒流のぶつかる銚子の海には、20種類ほどのイルカやクジラがいます。季節によると、5000頭のイルカの群れに会えるそうです。

沖合30キロメートルまでいくクルーズから近海で楽しめるものまで、豊富な種類が用意されています。

「世界一ちっちゃな水族館」は、銚子海洋研究所の中にある2019年にオープンしたばかりの新しい水族館です。展示スペースは19坪と小さいですが、多くの種類のクラゲやタツノオトシゴ・エビ・カニなど、いろいろな生物を見られます。

タッチングプールは、ヒトデやウニ・ウミウシなどに触れられる貴重な場所です。スタッフが丁寧に説明してくれますよ。

「銚子ポートタワー」は、銚子市の展望を楽しめる施設です。イベントも年間を通して行われており、冬のイルミネーションや初日の出を鑑賞できるイベントなどがあります。お土産屋さんやイベント会場などもあり、見どころ満載です。

展望施設は3階と4階にあり、3階の展望施設は、地上から43メートルの地点から銚子市街地・銚子漁港・犬吠埼灯台などの観光名所を見られます。運が良ければ、富士山が見られることもあるそうですよ。4階の展望施設は、双眼鏡を使って銚子からの展望を楽しめます。

「ウォッセ21」は、銚子ポートタワーに隣接し、銚子のグルメが楽しめるショッピングセンターです。銚子のおいしい魚介類が安く買えるお土産屋さんがたくさんあり、新鮮な海鮮を楽しめる食事処もあります。銚子のランチは「ウォッセ21」でいかがですか？

「地球の丸く見える丘展望館」は、銚子で最も高いところである標高73メートルの愛宕山にあります。眺望は筑波山や屏風ヶ浦・九十九里浜など。中でも、屏風ヶ浦の風力発電の風車の光景が人気です。標高90メートルから見渡す景色は、水平線が丸く見えることから、地球は丸いという事実を再確認できる施設です。

「地球の丸く見える丘展望館」には、日本とフィリピンの世界平和を願う日比友愛の碑やお土産コーナー、展望を楽しみながらお茶ができる喫茶コーナーなどがあります。イベントコーナーでは、定期的に企画展が行われており、展望以外の見どころも多いです。

「ヤマサ醤油工場見学」では醤油が作られる工程を見て、楽しい学びの体験ができます。銚子市は江戸時代から醤油の製造が盛んで、品質も良いと評判の土地です。工場見学の最後には卓上醤油のプレゼントがもらえますよ。映像やサンプル・バーチャル体験など、いろいろな方面から醤油づくりを学べる施設です。

「しょうゆ味わい体験館」では、ヤマサ醤油の歴史がよくわかる展示や、昔の醤油製造の道具を見られる場所です。楽しく学べる展示スペースのほか、せんべい焼き体験ができるコーナーもあり、大人も子供も楽しめます。せんべいのほか、珍しいしょうゆソフトクリームも食べられますよ。

暖流と寒流がぶつかる栄養豊富な海で育った銚子市の海鮮は、港町ならではの新鮮さで観光客を魅了しています。銚子市のグルメは、海鮮だけにとどまりません。レトロなローカル線として人気の銚子電鉄が開発した濡れ煎餅も、おすすめの銚子市のグルメです。

「銚子電鉄 ぬれ煎餅駅」は、私鉄である銚子電鉄直営のお土産屋さんです。銚子市は醤油が有名な街でもあり、醤油を使った煎餅が名物。ぬれ煎餅駅では、銚子名物のぬれ煎餅だけでなく、全国のさまざまな煎餅が買えます。銚子鉄道歴代のポスターが貼られており、鉄道愛にあふれたお土産店です。

ぬれ煎餅作りは、鉄道員が廃線寸前だった銚子電鉄の危機を救うために、副業として始まりました。今や銚子電鉄の売り上げの7割がお煎餅由来で、大人気の商品です。味は、濃い口・甘口・うす口の3種類。ぬれ煎餅駅では、楽しい煎餅の手焼き体験もできますよ！

銚子電鉄はわずか6.4キロメートルしかない、短いローカル線です。しかし、券売機も自動改札機もない駅舎やレトロな車両など、「どこか懐かしい雰囲気を感じられる」と大人気の鉄道となっています。年間通しての、さまざまな楽しいイベントや春の菜の花と車両のコラボレーションなど、見どころたっぷりのローカル線です。

「銚子漁港」は、静岡の焼津・鳥取の境に並ぶ日本三大漁港のひとつです。2011年から日本一の水揚げ量を誇っています。銚子漁港は、寒流と暖流が丁度ぶつかる場所にあること、利根川の影響を受け植物プランクトンが、たくさんいることなど、魚が集まるには好条件がそろった漁港です。

銚子漁港では、春夏秋冬さまざまな種類の魚が水揚げされていますが、なかでもイワシやサバなどの青魚の水揚げ量が多いです。漁師がイチ押しの魚を選定するプライドフィッシュには、銚子の「入梅イワシ」と「銚子つりきんめ」が選ばれています。それぞれの旬の時期には銚子漁港で祭りが開かれ、新鮮な魚を味わえるチャンスです。

銚子漁港の近くには、おいしい新鮮な海鮮が食べられるお店がたくさん点在しています。行列ができる人気店も多く、並んででも食べる価値のある食事ばかりです。

漁港ならではの獲れたての魚を調理した刺身や、たくさんの種類の海の幸を一度に楽しめる「ネタたっぷりの海鮮丼」などをリーズナブルにいただけますよ。銚子の楽しいランチにいかがですか？

千葉県の東の果ての町である銚子市は、自然の作り出した絶景や豊かな海の幸など、自然に愛されたパワーの集まる土地です。調子市には、訪れると運気が上がったり、願いが叶ったりするパワースポットがあります。叶えたい願いがある方は行ってみてください。

「猿田神社」は2000年という長い歴史のある神社で、銚子一のパワースポットとして人気があり、昔から多くの人々に厚く信仰されてきました。本殿や拝殿はもちろんですが、奥宮や猿田神社周辺の森も、おごそかな雰囲気をまとい、パワーに満ち溢れた見どころ満載のスポットです。

ご利益としては、あらゆる災いを避ける八方除・縁結び・交通安全などがあります。

猿田神社は、御水取りと御神砂取りができる神社として有名です。強力なパワースポットの力を授かれると、多くの人が神社のお水や砂を持って帰っています。

御水取りも御神砂取りも、しっかりと参拝を行ったうえ、神社の方に断りを入れてから行うのがマナーです。自分だけでなく後の人のことも考えて、みんなでパワーを分けてもらいましょう。

「円福寺」は、坂東三十三観音霊場の札所のひとつで、別名を「飯沼観音」といいます。十一面観世音菩薩が本尊で、真言宗のお寺です。本堂と五重塔、そして小さな大仏様があります。釈迦涅槃図などの文化財も数多くあり、天井にある観音様の絵を見られる部屋もあり、見どころ満載の寺院です。

円福寺の裏にある「今川焼がおいしい」と評判のお店が「さのや」です。薄くパリッとした触感の皮が特徴で、あんが中にたっぷりと詰まっています。味は、黒あん・白あんの2種類で、お土産にもおすすめのお菓子です。行列ができていることも珍しくありません。夏場はかき氷もおすすめのお店です。

「妙福寺」は日蓮宗の広大な土地を持つお寺であり、聖徳太子が作ったと伝わる北辰妙見大菩薩をまつっています。この神様は北極星がもとになっており、いつも北にある北極星は進むべき道を示し、開いてくれる神様として、開運のご利益があるとされています。藤棚のほか、あじさいなどもみられる寺院です。

「妙福寺」は、テレビなどにも取り上げられるほどの藤棚の名所です。中には樹齢700年を超えるものも。幹が龍が横たわっているように見えることから「臥龍の藤」と呼ばれています。見ごろには花房の長さが1.5メートルに渡り、見事です。

他にも、白い藤やつつじとのコラボレーションなど、見どころがたくさんあります。見ごろは、4月下旬から5月はじめです。

銚子市には、家族みんなで楽しめる海水浴場やレトロな街並み探索を楽しめる観光地があります。まだまだ知られていない銚子市の魅力を見つける旅に、出かけてみませんか？細い路地ひとつにも、思わぬ発見があるかもしれません。

「銚子マリーナ海水浴場」は屏風ヶ浦の目の前にあり、屛風ヶ浦を楽しみながら海水浴ができる場所です。海開きは毎年7月下旬ごろです。夕日がきれいなスポットとしても人気があります。海水浴場開設期間は短く、お盆終わりごろの8月中頃までとなっています。

波が穏やかな海水浴場なので、子供連れにもおすすめします。日中はライフセーバーもいるので、安全に海水浴が楽しめる海水浴場ですよ。トイレ・シャワーともに完備されており、駐車場も無料で使えます。

銚子電鉄の最後の駅「外川駅」とその周辺は、ノスタルジックを感じられる古き良き街並みが広がっています。銚子漁港に続く長い坂道が静かなメインストリートとなっていて、散歩が楽しい町です。

銚子は猫が多いと猫好きに人気で、港近くの町の雰囲気の中で、のんびりと日向ぼっこをしている猫を探すのも楽しいかもしれません。

「外川駅」は、大正時代のころから変わらない駅舎を使っているレトロな銚子電鉄の最終駅です。多くのドラマのロケ地にもなっており、まるでタイムスリップしたような気分を楽しめます。黒板の手書きの時刻表や運賃表・待合室の木造ベンチと地元の人手作りの座布団など、レトロで暖かな雰囲気に包まれています。

「外川ミニ郷土資料館」は、地元の有志によって開かれた入館料無料の資料館です。地元の資料が展示されており、外川の歴史や方言などがよくわかります。小学生が書いた新聞や作品も見られる、地域に根差した場所です。観光案内所も兼ねており、外川を愛するスタッフが丁寧に教えてくれますよ。

銚子市には、春夏秋冬四季折々の見どころいっぱいの名所がたくさんあります。絶景に感動したり、おいしい海の幸に舌鼓を打ったり、歴史を感じたり、いろいろな楽しみ方ができる銚子市。千葉県の東の果てで、静かなゆっくりとした時間が流れています。ぜひ一度旅行に出かけてみてはいかがですか？