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クラゲ水族館とは?世界一たくさんの種類のくらげを展示する水族館をご紹介!

クラゲ水族館とは?世界一たくさんの種類のくらげを展示する水族館をご紹介!

世界一たくさんの種類のくらげを展示し、ギネス世界記録にも認定された山形県の有名な鶴岡市立加茂水族館。水中にふわふわと漂うくらげのきれいな姿かたちや浮遊感に、いやしを求めてくらげの展示が人気をよんでいます。そんな水族館の情報とおもしろい見どころをご紹介します!

目次 [表示]

世界一たくさんのくらげを展示する水族館をご紹介!

Photo byPublicDomainPictures

くらげ水族館を知っていますか?山形県で唯一の水族館「鶴岡市立加茂水族館」は、くらげの種類が世界一でギネス世界記録にも認定されたことで有名なおもしろい水族館です。くらげに特化した水族館になったきっかけは、珊瑚礁の水槽にいた小さな生き物でした。職員がエサをあげ続けたところ「サカサクラゲ」に成長。展示してみたところ好評で、その後、職員総出でくらげの捕獲するも、飼育や繁殖は難しく、試行錯誤を繰り返した努力の末に今の加茂水族館があります。「クラゲドリーム館」の愛称で呼ばれる、いやし効果抜群な「鶴岡市立加茂水族館」をご紹介します!

世界一たくさんのくらげを展示する水族館の基本情報

所在地

湯野浜温泉などで有名な山形県庄内地方。日本海に面する鶴岡市の海岸に加茂水族館は建てられています。

  • 住所:〒997-1206 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
  • TEL:0235-33-3036(営業時間内)
  • アクセス:山形自動車道 鶴岡ICより車で約15分 JR鶴岡駅より約30~35分(庄内交通路線バス 湯野浜温泉行き)

鶴岡市立加茂水族館 | 世界一のクラゲ水族館 鶴岡市立加茂水族館
鶴岡市立加茂水族館へようこそ。クラネタリウムでは庄内に生息するくらげを中心に展示しています。

開館時間・入館料

開館時間や入館料は以下の通りです。団体は10名以上からとなり、学校行事や障害者の方には入館料の減免もあります。年間パスポートの販売もあり、一般は2,500円となっています。GWや夏休みの期間は最も混む時期で、入館まで待つこともあるため時間に余裕を持って行きましょう。

<開館時間>
通常 9:00~17:00
夏休み 9:00~17:30
最終入館 閉館30分前まで
定休日 年中無休









 
<入館料>
一般 個人 1,000円
団体  900円
小・中学生 個人  500円
団体  450円
幼児 無料








 

駐車場・シャトルバス

水族館前から水産高校の周辺までが第1駐車場となり、4つのエリアに分かれています。水族館までは徒歩での移動となります。

  • 水族館駐車場(約500台)
  • レインボービーチ駐車場
  • 加茂水産高校裏 緑地駐車場
  • 県水産試験場裏 臨時駐車場
第2・第3駐車場からは、GWやお盆などの繁忙期にのみシャトルバスが運行します。第2駐車場は常時利用可能で水族館までは徒歩20分ほど、第3駐車場はシャトルバスが運行する日のみの開放です。シャトルバスの利用は無料で運行間隔は決まっておらず、ピストン運行となっています。また、水族館前には障害者用の駐車スペースも用意されています。

世界一たくさんのくらげを展示する水族館の見どころ①いやし効果満点のくらげ

ライトアップがきれいなクラネタリウム

エントランスホールを抜けて進んでいくと、照明を落として薄暗くなった展示室が見えてきます。ライトに反射してきらきらと浮かんでいるきれいなくらげたち。常時60種類以上のくらげが展示されています。水槽の中で優雅にただよう姿はいやしそのもの。初めて見るくらげも多く、大きさも特徴もさまざまでおもしろい!足の長い種類や透明度が低いもの、体内で発光している種類など楽しみながら生態を知ることができます。

くらげ解説コーナー

くらげ解説コーナーはとてもおもしろい展示室です。くらげの成長過程を観察することができ、小さなくらげの赤ちゃんが日が経つごとに育っていく様子を見ることができます。ここでは午前と午後の2回ずつ「クラゲのおはなし」というプログラムを行っていて、くらげの生態の解説や貴重な体験を見聞きすることができます。

フォトスポットで有名なクラゲドリームシアター

クラネタリウムの最後にあるのは、直径5メートルの水槽で泳ぐ約1万匹のミズクラゲです。館内は基本的に撮影禁止ですが、クラゲドリームシアターは撮影OKの場所なのでフォトスポットとして有名です。水槽の前にはイスが置かれており、ライトアップされたきれいな水槽をゆっくりと眺めていやしの時間を満喫することができます。

世界一たくさんのくらげを展示する水族館の見どころ②プログラム

クラゲのおはなし

クラゲのおはなしは、クラゲ解説コーナーで1日4回行われる、約20分ほどのくらげについてのプログラムです。くらげの食事の様子などを実演で見ることができ、解説後にエサやりの体験をすることもできる人気のプログラムです。

ひれあしの時間

ひれあしの時間は、1階中庭にある「ひれあし広場」で1日4回行われるアシカやアザラシのステージです。アシカやアザラシを「ひれあし類」と呼び、特徴や違いを学ぶことができます。また、飼育員さんとの輪投げやボールキャッチなどおもしろいショーを観覧することもできます。アシカやアザラシの仕草と様子がいやしの時間になること間違いなしです。ただし、冬の期間はお休みとなりますのでご注意ください。

ウミネコのえさやり

アザラシプールから階段をあがるとウミネコスポットがあります。ここでは1日4回「ウミネコのえさやり」というおもしろい体験することができ、飼育員が鐘を鳴らすと合図で飛んできたウミネコに小魚を投げて与えることができます。ウミネコは小魚を狙って隙をついてくるので注意しましょう!こちらも冬の期間はお休みとなります。

世界一たくさんのくらげを展示する水族館の見どころ③学習・体験プログラム

フリー写真素材ぱくたそ

クラゲ学習会

普段は入ることのできないレクチャールームでくらげの不思議について学びます。参加費は無料ですが、予約が必要で10名以上からの受付です。子供会や友人同士
で参加してみてはいかがでしょうか。

対 象 小学生以上
所要時間 約50~60分
参加料金 無料
場 所 加茂水族館 レクチャールーム
定 員 1回につき10名以上70名まで
お申込み 希望日の1ヶ月前まで








 

クラゲ水槽の貸し出し

くらげを飼育する水槽セットを借りることができます。貸出期間は1週間、申し込みは貸し出し希望日の2週間前までに必要です。個人への貸し出しは行っておらず、幼稚園や病院など団体向けのサービスです。

貸出内容 水槽セット、クラゲ、海水(10ℓ)
貸出期間 約1週間
貸出条件 水族館に直接、受取と返却に来ていただける方に限ります。
宅配便などでお届けや返却はできません。
申し込み 貸出希望日の2週間前まで







 

世界一たくさんのくらげを展示する水族館の見どころ④くらげグルメ

大人気のクラゲソフト

くらげにいやしをもらったらフードも満喫しましょう!エントランスホールにある「御休所 波の華」では、くらげがたっぷり入った常時10種類ほどある「クラゲアイス」やソフトの上から刻んだくらげをトッピングした「クラゲソフト」が大人気です。コリコリとした食感がおもしろい!クセになる美味しさです。

おもしろいクラゲラーメン

日本海を眺めながら食事ができる「魚匠ダイニング 沖海月(おきみづき)」では、麺にくらげを練り込んだクラゲラーメンを味わうことができます。キャノンボールクラゲもトッピングされ、まさにクラゲづくしなメニューです。他にもクラゲのお刺身や定食もあり、クラゲメニューがたくさんありますが、山形県庄内浜の海の幸も堪能することができます。売店ではクラゲラーメンの麺も販売しているのでお土産にいかがですか?

世界一たくさんのくらげを展示する水族館の見どころ⑤その他

山形県庄内地域の淡水魚・海水魚

くらげで有名な水族館ですが、庄内地域の川や海の魚も展示されています。庄内沿岸をイメージした水槽にはさまざまな種類の魚が共存し、岩陰から覗くようにきれいな海の中を見られるポイントや旬の魚やタラの食文化について学べるコーナーなどがあります。

屋上芝生公園

屋上へ出ると、芝生が敷きつめられた開放的な広場が広がっています。見晴らしもよく、飲食も可能なので、晴れた日には波の音やウミネコの声を聞きながら、きれいな海や空を眺めてピクニックをするのもいいかもしれません。

ショップやレストラン

エントランスホールにある「御休所 波の華」や「魚匠ダイニング 沖海月(おきみづき)」のほかにクラゲグッズを購入できるショップがあります。人気なのは「くらげ入りまんじゅう」や「くらげ入り羊羹」「くらげ入りカステラ焼き」です。その他にもたくさんの種類のクラゲ入り商品やオリジナルクラゲグッズが並べられています。山形名物の「玉コン」がくらげの形になったかわいいお土産も要チェックです。

クラゲ型のLEDライト

館内のどこかにくらげの形を模したLEDライトが設置されています。とても可愛らしい形をしているのでぜひ探してみましょう!

くらげ水族館周辺の人気観光スポット3選

Photo by douglaspperkins

せっかく山形へ訪れたから他のところも見てみたい!という方のために、鶴岡市周辺の人気観光スポットを3つご紹介します。参考にしてみてください。

出羽三山

「出羽三山」は羽黒山、月山、湯殿山を総称したもので、山岳信仰の場とされており、最近ではパワースポットとしても有名です。三山へそれぞれ参拝するのが正式なコースですが、羽黒山は日帰りも可能ですし、羽黒山・月山・湯殿山の三神が祀られている三神合祭殿へ参拝すれば、三神を参拝したことになるとされているのでおすすめです。きれいで澄んだ空気を感じてみてはいかがでしょう。

湯野浜温泉

海辺で亀が温浴している姿を見て広がったという湯野浜温泉は、山形県の「かみのやま温泉」や福島県の「東山温泉」と並んで奥羽山楽郷として有名な観光スポットになっています。きれいな夕日が望める宿やマリンスポーツも楽しめる県内屈指のリゾート地で、加茂水族館にほど近い場所にあります。くらげと温泉ダブルのいやし効果が期待できるのではないでしょうか。

庄内観光物産館ふるさと本舗

鶴岡IC近くにあり立地は抜群な物産館です。山形県の名産品を集めた「銘品館」や新鮮な魚介類を扱う「さかな市場」があります。食堂や軽食コーナーも充実しており、休憩にもお土産の購入にもぴったりな施設です。駐車場も広く、観光案内コーナーもあるため、個人・団体問わず人気の立ち寄りスポットとなっています。

まとめ

Photo by chidorian

鶴岡市立加茂水族館は、来館者数の減少で閉館寸前まで追い込まれたことがある水族館です。くらげ自体も解明されていないことが多く、飼育や繁殖には大変な技術が必要でした。職員の方々の努力や研究、熱意があってこそ現在の加茂水族館があります。私たちをいやしてくれる数多くのくらげには、そんな歴史があることを知っているとさらに楽しむことができそうですね。ぜひ、鶴岡市立加茂水族館に足を運んでみてください!

MIKI
ライター

MIKI

いろいろな景色を見てみたい。

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