上越妙高駅周辺の観光スポットをご紹介！駅前の見どころや絶景ドライブコースまでご紹介！

冬の季節には、スキーのメッカとして有名な上越妙高。最近では、北陸新幹線が開通したこともあって、よりアクセスしやすくなりましたね。しかし、この地域には、スキー場以外にも、一年中楽しめるような観光スポットがたくさんあることをご存知でしょうか。この記事では、駅前にあるスポットから、車で行きたい絶景ドライブコースまで、上越妙高エリアの魅力をたっぷりと紹介していきます。

上越妙高駅は、北陸新幹線と、えちごトキメキ鉄道の「妙高はねうまライン」の二つの路線が乗り入れている駅です。北陸新幹線は、この地を経由して東京と大阪を結ぶ新幹線となっており、上越妙高駅を境に、JR東日本とJR西日本の管轄が区切られています。そのため、上越妙高駅は、北陸新幹線を利用することによって、東日本からも、西日本からもアクセスしやすい駅と言えるでしょう。

「新幹線での移動中に駅弁を楽しむ」というのも、旅の醍醐味ですよね。上越妙高駅周辺では、この地域の名物駅弁をはじめとした、おいしい駅弁を買えるお店がいくつもあります。目移りしてしまうほど種類豊富ですので、数々の駅弁を眺めているだけでも楽しめますよ。ぜひ、新幹線に乗り込む前に、駅弁を買いに行きましょう。

上越妙高では、スキー場などへ車で移動する観光客も多く、そのため、駅前にはレンタカーを借りられるお店がたくさん並んでいます。この記事でも紹介しているように、ドライブしながら観光するのも旅の醍醐味の一つです。車で上越妙高周辺を回ることを考えている方は、新幹線で上越妙高駅まで来て、駅前でレンタカーを借りるのもいいかもしれませんね。

新潟県は、戦国武将である上杉謙信ゆかりの地としても有名です。中でも、ここ上越市には、上杉謙信の居城であった春日山城や、彼が修行をしていた林泉寺などがあり、特に謙信公との関係が深い地となっています。そのため、2015年には、駅前に「馬上謙信公像」として、馬に跨り、凛々しい顔つきの上杉謙信公像が設置されました。

上越妙高駅前にある「釜ぶたの湯」は、2018年にオープンしたばかりの、まだ新しい温泉施設です。地下1,500メートルから湧き出ている塩化物・炭酸水素塩泉の湯は、黄緑色に濁り、ぬるっとした肌触りが特徴となっています。上越妙高駅のすぐ近くにありますので、お帰りの際、新幹線に乗る前に温まっていくのもいいかもしれませんね。

上越妙高駅からほど近い場所にある釜蓋遺跡は、弥生時代から古墳時代にかけて、この地に存在していたとされる集落の遺跡です。遺跡のそばには、出土品の展示や勾玉作り体験などができる「釜蓋遺跡ガイダンス」もあり、入館料無料で見学することができます。この遺跡周辺は、現在公園として整備されており、周辺住民の憩いの場としても人気です。

こちらの吹上遺跡も、釜蓋遺跡と同時期に存在していたと考えられている集落跡です。この集落では、大規模な玉作り用の工房があったとされ、全国でも有数のヒスイ製勾玉出土量を誇っています。この吹上遺跡と、周辺で発見された釜蓋遺跡、斐太遺跡の3つの遺跡は「斐太遺跡群」と呼ばれており、現在も研究が続く歴史的遺構です。

「フルサット」は、上越妙高駅西口にある商業施設です。コンテナ建築という、珍しい形をした建物群の中には、地域のおいしい食材を利用したレストランや、地酒やお茶などを買えるお店が入っており、地元の人々や観光客で賑わっています。新幹線を待っている時間に、ここでお土産など探してみてはいかがでしょうか。

高田公園は、上越市の中心地にある公園です。この公園は、徳川家康の六男である松平忠輝の居城・高田城の跡に造られ、敷地内には復元された三重櫓の他、図書館や陸上競技場などの施設が整備されています。桜の名所としても知られ、3,000個のボンボリに彩られた桜の美しさは「日本三大夜桜」にも選ばれるほど。夏には蓮、秋には紅葉、そして冬には雪化粧をして、訪れる人々を楽しませてくれます。

上越市にある春日山城は、上杉謙信の居城として知られる城です。1607年に廃城となっており、現在、天守閣などは残っておりませんが、広大な山城跡は「日本百名城」に選ばれています。山の中にある城跡のため、ハイキング感覚で敷地内を散策することができ、周囲の自然の美しさも、この城の見どころといえるでしょう。

旧師団長官舎とは、明治・大正期の陸軍師団長であった長岡外史によって建てられた官舎です。洋風建築の建物や、中にある家具調度品などは高い完成度で復元されており、建設当初の様子を今に伝える貴重な遺構となっています。春の季節には、官舎の近くに生えている桜も見どころです。歴史博物館として開放されていて、入館料は無料なのも嬉しいところですね。

上越市は、日本におけるスキー発祥の地です。1911年に、この地を訪れたオーストリア・ハンガリー帝国軍人のレルヒ少佐が、日本人にスキーの指導をしたのが始まりでした。日本スキー発祥記念館では、当時の貴重な資料や、レルヒ大佐の遺品の数々を展示しており、県内外から多くの観光客が訪れています。

上越市にある林泉寺は、この地を治めた長尾家・上杉家の菩提寺として建立された曹洞宗の寺院です。「軍神」とも称された、かの上杉謙信も、幼少期をこの林泉寺で過ごし、学問を学びました。墓所には謙信公の墓などもあり、現在では観光名所として人気を博しています。四季折々の美しさを見せてくれる、周辺の自然の風景も素敵ですよ。

「アパリゾート上越妙高」は、ホテル業界大手の「アパグループ」が手掛けるリゾート型宿泊施設です。この「アパリゾート上越妙高」は、単なる宿泊施設のみではなく、ゴルフ場や展望台などの数々のアミューズメント施設が揃っており、宿泊者以外でも利用可能となっています。また、期間限定で行われているイルミネーション「アパリュージョン」も大変美しく、きっと素敵な旅の思い出になることでしょう。

「道の駅あらい」は、妙高市にある道の駅です。高速道路のPAと、国道の両方からアクセスできる作りとなっており、宿泊施設まで備わった大規模な道の駅となっています。日本海で獲れた鮮魚が味わえるレストランや、地酒が充実した土産物屋街など、新潟グルメを満喫できるスポットです。

糸魚川市にある「糸魚川ジオステーション・ジオパル」は、この地域の地形や自然を楽しく学べる施設として、2017年の北陸新幹線開業とともにオープンしました。町の見どころや自然が学べる「ジオパークエリア」、鉄道模型や、昔の鉄道車両が展示してある「鉄道エリア」に分かれていて、大人も子供も楽しめるスポットとなっています。

燕温泉は、妙高市にある温泉街です。妙高山麓約1,100メートルの高所にあるこの温泉街は、旅館5軒と土産物屋が2軒という小規模なものですが、情緒溢れる穴場スポットとなっています。温泉街の奥には「黄金の湯」と「河原の湯」という2つの露天風呂があり、無料で入浴できるというのも嬉しいところですね。

上越市立水族博物館は、その開館起源は1934年という、長い歴史を持つ水族館です。2018年には「うみがたり」の愛称でリニューアルオープンし、現在では約300種の水棲生物が飼育されています。この水族館の見どころは独創性の高いドルフィンパフォーマンスです。ぜひ、上越を訪れた際には、可愛らしいイルカたちに会いに行ってみてはいかがでしょうか。

「フォッサマグナ」とは、本州中央部に走る、日本の主要な地溝帯です。糸魚川市は、この「フォッサマグナ」の西端に位置しており、多岐に渡る種類の鉱物や化石が採取できる、稀有な地域となっています。この地域の特色を活かし、博物館としてオープンさせたのが「フォッサマグナミュージアム」です。数々の綺麗な鉱石や、奇妙なアンモナイトの化石などが展示されていて、大人から子供まで楽しめる施設ですよ。

燕温泉と赤倉温泉の途中にある関見峠は、妙高山の登山口となっています。この峠自体は小さい駐車スペースくらいのものですが、ここは野尻湖や斑尾山など、美しい景観を望める穴場の絶景スポットです。すぐ近くにある関見トンネルを抜けると「燕温泉」が見えてきますので、温泉に行くついでに立ち寄ってみてもいいかもしれませんね。

県道39号妙高高原線の途中にあるのが、こちらの「五八木」という展望スポット。こちらも関見峠と同じように、数台分の駐車スペースがある程度の穴場スポットです。野尻湖や周囲の山々を遠くまで見渡せる、この絶景スポットの名前には、「たくさんの樹木がある場所」という意味があります。

乙見湖は、妙高高原の奥地にある、笹ヶ峰ダムのダム湖です。周囲を山々に囲まれた湖の姿は大変美しく、ぜひ一度は見ておきたい絶景スポットです。周辺には遊歩道なども整備されていて、ダムの上を歩くこともできるので、湖の周りを散策してみるのもいいですね。

苗名滝は、新潟県と長野県の県境にある滝で、「日本の滝百選」にも選ばれる名所です。滝が轟音を響かせながら流れ落ちる様子が、まるで地震のようだとして、別名「地震滝」とも呼ばれています。流れ落ちる水の勢いと、渓谷に響く轟音はまさに圧巻の一言。俳人の小林一茶が、この滝を見て読んだ俳句を刻んだ石碑も見どころです。

「いもり池」は、妙高山のふもとにある巨大な池です。この池は妙高市を代表する観光名所となっており、晴れた日には、水面に映る妙高山の姿が、より一層の絶景を演出してくれます。四季を通じて、多種多様な生き物が生息しており、春に咲き誇る10万株のミズバショウも魅力です。

「親不知」は、糸魚川市にある、日本海海岸の断崖です。正式には「親不知・子不知」という名称で、古くから交通の難所として、人々に恐れられてきた地でもあります。道路が整備された近年では、日本海の荒々しさを眺めることができる景勝地として知られるようになりました。国道8号線からよく見えるので、ゆっくりとドライブしながら眺めるのもいいですね。

上越市にある「鵜の浜海水浴場」は、広い砂浜に、青く澄んだ海が美しい海水浴場です。近くには温泉もあり、夏にはリゾートビーチとして賑わいます。この地には古くから『人魚伝説』があり、海水浴場の入り口に立つ人魚像はその名残です。現在では「恋人の聖地」となっており、多くのカップルが訪れています。

火打山は、糸魚川市と妙高市にまたがる山で、「日本百名山」および「花の百名山」に選ばれています。「花の百名山」に選ばれるだけあって、この山は多種多様な高山植物の宝庫です。まだうっすらと雪が残る初春の山いっぱいに、ワタスゲやハクサンコザクラが広がる風景はまさに圧巻。また、希少な鳥類として知られるライチョウなども生息しているため、バードウォッチングを楽しむのもいいですね。

糸魚川市にある「ラベンダービーチ」は、砂浜ではなく、玉砂利の浜辺となっています。この浜辺には、青海川上流にあるヒスイ産出地から、ラベンダー色をしたヒスイが流れつくことがあり、やがて「ラベンダービーチ」と呼ばれるようになりました。ヒスイを発見できることは稀ですが、コバルトブルーの美しい海や、日本海に沈みゆく夕日の美しさは一見の価値ありです。

雨飾山は、長野県と新潟県の県境付近にある山です。山頂付近は360度の展望があり、コースによっては、比較的登ることも容易なため、多くの登山客が訪れています。この山の登山基地となっている雨飾荘には、源泉かけ流しの温泉があり、温泉通にも人気です。また、山頂から見える登山道が、女性の横顔のように見えることから、「女神の横顔」とも呼ばれ、親しまれています。

妙高山から流れ出る大田切川によってできた妙高市にある大田切渓谷。この渓谷は紅葉の名所となっており、赤く色づく渓谷の美しさと、流れる清流のコラボレーションが見どころになっています。周辺には惣滝や不動滝といった滝の名所も多いので、大田切渓谷と合わせて、こちらも見ておきましょう。

ここまで紹介してきたように、上越妙高駅周辺には、自然豊かな観光地がたくさんあります。そして、この地で味わえる楽しさは、同じ新潟県内の他のエリアや、隣接する長野県とも一風違ったものなのです。ぜひ、雄大な自然を満喫しに、上越妙高に足を運んでみてはいかがでしょうか。