女人街ってどんなところ？屋台が立ち並ぶショッピングにピッタリの街を解説！

女人街とは香港にある二大ナイトマーケットのひとつで、旺角（モンコック）駅の東側を南北に走る下町通りです。夜になると100店舗以上が立ち並び、洋服や服飾雑貨・香港のおみやげなどが売っています。香港らしい活気のある市場で、ショッピングやグルメの散策にぴったりです。

香港随一の繁華街で、周辺には香港のメインストリート「ネイザンロード」や「男人街」があります。

香港の九龍のなかでもっとも賑わう場所が二大ナイトマーケットとよばれる「男人街」と「女人街」です。「男人街」は男性向けのアイテムが多く売られており、「女人街」女性向けのアイテムが多いことからそう呼ばれるようになりました。

行き方は旺角（モンコック）駅からネイザンロードの東側に行くと「男人街」で、西側が「女人街」です。夜が醍醐味なので周辺を散策してみましょう。

男人街は正式名称を廟街（テンプルストリート）といいますが、男性用のアイテムが多く売られていることから、通称「男人街」と呼ばれています。男性用の衣類や雑貨・小物などが多く売られている屋台街で、香港の下町風情が楽しめる場所です。

占いストリートとしても有名で手相や八字推命・タロットなどさまざな種類があります。占いに没頭して時間を忘れないように気をつけましょう。

女人街は通菜街 (トンチョイガイ)という通りで、女性向けの商品を取り扱っている露店が多いのが特徴です。チープなファッションアイテムが多く、ちょい足しの小物アイテムやカジュアルな部屋着が買えます。

通りには所狭しと露店が並んでいて、時間をかけて買い物すると掘り出し物のアイテムが見つかるかもしれません。香港みやげや名物グルメも揃っているので、散策にぴったりです。

女人街の通称は女性向けのアイテムを取り揃える露店が多いことから名づけられました。女性向けだけでなく、キッズ用の洋服やおもちゃもたくさんあり、若い世代だけでなく子どもがいるママ世代にもぴったりの繁華街です。女人街ですが男性用のアイテムもあり、男性客も多くいます。

道が狭く治安もよくない場所なので、スリや置き引きには十分注意しましょう。

女人街の行き方は香港地下鉄MTR観塘線および荃湾線「旺角（モンコック）」駅を下車して、D3出入口から「亜皆老街（アーガイル・ストリート）」沿いを歩き、1つめの角を右に曲がると女人街の入り口に到着します。

地図では「通菜街（トンチョイガイ）」と表記されます。露店が並び、ほかの通りと雰囲気が異なるのでわかりやすいです。夕方の時間帯にほとんどのお店が開店します。

女人街は香港を代表する繁華街にあり、道が狭いので治安がよい場所とは言えません。スリや置き引き・痴漢が発生することもあり、買い物の際には注意が必要です。荷物は常に目の届くところに携帯しておきましょう。

露店に売られている時計やバッグはスーパーコピーが多いです。店員さんは押し売りが上手なので断る勇気をもって散策を楽しむことも大切です。

通りには夜になると道路を埋め尽くすほどの露店が現れ、道幅も人がすれ違うのがやっとです。気づかないうちに貴重品が盗られていることがしばしばあります。女性はカバンを前に持ち、男性はズボンのポケットに財布やスマホを入れないようにしましょう。

時間を忘れて買い物に集中している観光客を狙った置き引きも多発しているので、所持品には常に注意が必要です。

香港の繁華街は客引きが多く、押し売りをされるケースも多発しています。日本人は押し売りのターゲットにされやすいと評判です。客引きが紹介するレストランやマッサージ店は通常よりも価格が高かったり、オプショナルサービスを強要される場合もありますので注意しましょう。

強引に誘導されることも多いので、しっかり断るか無視し続ける強い意志が必要です。

露店に並ぶブランド品の多くはスーパーコピー品です。巧みな話術でブランドバッグや時計、アクセサリーを押し売りしてくる露店も多いので、十分注意しましょう。

宝石やシルク、毛皮なども劣悪な偽物商品が並んでいることが多いため、通常高級とされる商品は女人街で購入しないことが望ましいです。偽物と知りながら購入しても、空港で没収の対象となります。

女人街でおすすめの買い物は女性向けのファッションアイテムや香港みやげです。かわいい普段使いのアクセサリーや自宅で着られる部屋着などがお得に買えます。キッズアイテムもあるので子供用のおみやげにもおすすめです。

女人街の露店は似たようなお店ばかりなので迷子になりやすい場所です。同行者と常に行動を共にして、安全にショッピングを楽しみましょう。

バッグは女人街でおすすめのショッピングアイテムです。露店の台に所狭しとバッグが並び、屋根からも吊り下げられているほど、大量のバッグが売られています。良質なバッグが手に入るわけではありませんが、若い世代向けのかわいいバッグや普段使いの手軽なバッグが購入できます。

ブランド品はスーパーコピー品が多いので、購入しないのが無難です。

女性用の服は女人街の定番ショッピングアイテムです。Tシャツやブラウス、パジャマなどが露店にぎっしりとディスプレイされていてて服の量に驚きます。おみやげ品としてはチャイナ服が人気です。シルクは偽物の場合が多いですがデザインはかわいいものが多く、品質にこだわらなければお得に購入できます。

女人街で売られている服は縫製や汚れをチェックしてから買うのがおすすめです。

アクセサリーやスカーフ、帽子、靴下などのファッション小物も人気アイテムのひとつです。アクセサリーや靴下は気軽なので、値段交渉の練習として購入してみるのもよいでしょう。家で使える気軽なファッションアイテムはおみやげとしても喜ばれます。チャイナ柄の小物はばらまき用のおみやげとしておすすめです。

キッズ向けアイテムは観光客に人気な商品のひとつです。キャラクターが描かれたTシャツやパジャマ、おもちゃが売られており、子どもが喜ぶアイテムがたくさんあるのでおみやげにぴったりです。

女人街は混雑していて治安がよい場所ではないので、子ども連れでの買い物は危険です。大人だけでまとめ買いや値段交渉をしてお得に買い物を楽しみましょう。

時計やスマホアクセサリー、アニメグッズは男女問わず観光客に人気なアイテムです。時計はブランド品のスーパーコピーや壊れているものも多いため、購入はシビアに考えた方が無難ですが、ウインドウショッピングとしてはかなり楽しめます。

日本のアニメキャラクターや韓国で話題になっている商品などの模倣品など、たくさんの商品が売られているので散策しながら鑑賞するのも楽しいです。

お土産を購入したい場合は、香港らしいチャイナ柄の小物や雑貨がおすすめです。女人街には観光客向けのおみやげアイテムが豊富にあります。ポーチや置物などはばらまき用のおみやげとしてまとめ買いで購入するのがおすすめです。
まとめ買いの場合は値段交渉がしやすくお得に商品を買えます。

ナイトマーケットの醍醐味・値段交渉はぜひ体験してみてください。

登打士街（シイヤウガイ）は女人街の南にある屋台街です。屋台グルメの宝庫で香港のB級グルメが楽しめます。行き方は女人街を南下してちょうど通りが終わったところで「登打士街」に到着します。

アジアのナイトマーケットの雰囲気を十分味わえる場所で、あたたかい飲茶や串料理、スイーツなど、おいしい料理が盛りだくさんです。香港の屋台散策を楽しむなら「登打士街」は外せません。

鶏排（ジーパイ）は台湾のスパイシーな唐揚げで、香港の若者に大人気の屋台グルメです。調味料の中に使用されている五香粉は中国でよく使われる5種類のスパイスやハーブが配合されています。中華料理独特の味わいで食欲をそそる味です。

鶏排はカリっとした歯ごたえでサイズも大きいので食べ応えがあります。お腹が空いてる時に真っ先に食べたくなること間違いありません。

點心（ディムサム）は飲茶の総称で点心のことを指します。香港の代表的な食べ物のひとつで、小腹が空いた時におやつ感覚で食べるのが一般的です。小籠包やエビ餃子、蟹の卵のシュウマイなどが人気で種類が豊富にあります。一皿が少量なので屋台グルメをいろいろと楽しみ人におすすめです。

鶏蛋仔（ガイダンジャイ）は香港のエッグワッフルで、小豆の入っていない人形焼のようなお菓子です。1950年代に香港で生まれたスイーツで、ぼこぼこした卵型がつながったような形をしています。

ほんのり甘いプレーンが一般的ですが、ストロベリーやシナモン、チョコレートなどのフレーバーも人気です。屋台グルメの食べ歩きのデザートやおやつに欠かせません。

魚蛋（イュタン）はフィッシュボールを指し、魚のすり身を丸くして揚げています。串に刺さっているので、登打士街の食べ歩きにぴったりです。おでんに入っているはんぺんやつみれのような味で地元の人はもちろん、日本人にも人気があります。香港名物としても有名で魚蛋をのせた麺も香港グルメの定番です。

小籠包（ショウロンポー）は香港グルメの代表のひとつで日本でも知られています。小さいものから大きなものまで幅広く、中に入っているスープをこぼさないように飲むのがポイントです。

香港では蟹の小籠包が人気ですが、それぞれのお店によって味つけや具材がバラエティーに富んでいます。屋台でいろいろな種類を試してみるのがおすすめです。

女人街の南側にある屋台ストリート「登打士街」や旺角駅、油麻地駅周辺は小籠包や飲茶、スイーツなど、香港のグルメの有名店や老舗が目白押しです。女人街に行ったら老舗レストランや話題の新店に足を運んでみましょう。

香港旅行を満喫できる絶品グルメに出会えるはずです。屋台の食べ歩きが苦手な人も安心してローカルフードが楽しめます。

恭和堂は創業100年以上の老舗で亀ゼリーが有名な人気店です。長寿や美容にいいと地元の香港人はもちろん、日本人にもよく知られています。亀ゼリーは砕いて粉末にした亀の甲羅に薬草や生薬を混ぜ、ゼリー状に固めています。

ホットまたはアイスが選べ、シロップをかけて食べるのが定番です。プレーンで食べると漢方のようですが、シロップをかけると食べやすくなります。

倫敦大酒樓（ロンドンレストラン）は女人街で有名な飲茶レストランで、飲茶をワゴンで運んでくれます。朝7時からオープンしているので朝ごはんにもぴったりです。飲茶を乗せたワゴンが店内を練り歩いているので、呼び止めて飲茶をもらうスタイルです。

さまざまな点心や小籠包があり、メニューで内容をチェックできます。わからないことは聞いてみると親切に答えてくれます。

食飯公司（シーファンゴンス）は2019年に登場した話題の人気店で、香港のローカルフードが食べられるレストランです。レトロでかわいらしい店内はオールド香港を表現しています。SNS映えがすると女性に人気で、味もおいしいと評判です。

店内は広くて清潔なので、香港の繁華街の屋台に不安を感じるけれど、屋台のごはんを食べてみたい人にぴったりです。

香港の女人街はショッピングやグルメの散策にぴったりの観光名所です。場所は九龍随一の繁華街にあり、周辺の男人街やメイン通りのネイザンロードなど、見どころがたくさんあります。

コピー品や押し売りに気をつけながらお買い物をしましょう。香港はおいしいグルメの宝庫なので、屋台やレストランを上手に利用して楽しんでください。