ハワイの空港の混雑状況
常夏の島ハワイは大人気で、年間を通じてたくさんの日本人が訪れる観光地として知られています。日本の大型連休や夏休みには、ハワイの空港にチェックインを待つ日本人の長い列ができることもあり、ちょっとした風物詩にもなっているほどです。今回はその空港での混雑を避け、残った時間を有効活用するためのポイントをご紹介していきます。
ハワイで最も混雑するダニエル・K・イノウエ(ホノルル)国際空港
大多数の日本ーハワイ間の直行便はホノルル空港が起点です。ハワイ間の島々を移動する時も一旦ホノルルを経由するケースが多いので、観光シーズンの4月から9月にかけては大変混雑します。日本への帰国便が集中する昼頃から夕方にかけては、チェックインカウンターに並ぶ日本人の列が外まで続くことも珍しくありません。
ハワイの空港の混雑を避けるには早めのチェックインがおすすめ
空港でチェックインをする場合、混雑を避けるためには早めに空港に到着するのが、おすすめです。日本帰国時のようにハワイから国際線を利用する場合、出発時刻の3時間前からチェックインが始まります。出発時刻の3時間前には、空港に着いているように送迎の車等を手配し、出発ターミナルを間違えないよう送迎の係員に確認しましょう。
チェックイン開始時間は?国際線の場合
ハワイ発の国際線の場合、出発時刻の3時間前からチェックイン開始となります。ハワイアン航空のように、その時間にチェックインカウンターが開いていれば、4時間前開始をうたっているところもありますので注意が必要です。国際線は乗客も多いですし、その後の保安検査でも並ぶ可能性を考慮に入れておきましょう。
搭乗開始時間にも注意!
チェックインの時に受け取る搭乗券には搭乗開始時刻が記載されていて、その時間には搭乗ゲートにいなければいけません。国際線は機体も大きく搭乗に時間がかかるため、航空会社によっては、搭乗開始時刻を出発時刻の1時間前に設定していることもありますので、早め早めの行動がおすすめです。
送迎サービスを利用する場合の注意点
ホテルから空港間の送迎シャトルバスを利用する時は注意が必要です。混載の場合、いくつかホテルを回り若干の遅れが生じることがあります。送迎シャトルは、大抵頻繁に空港間を行き来していますので、ゆとりをもって出発し、送迎スタッフに利用航空会社を伝えましょう。送迎スタッフは日本語が話せますので心配ありません。
チェックイン開始時間は?ハワイ間移動の場合
ハワイの島々の間を移動する場合は、出発時刻の1時間30分前のチェックインを勧めていますが、可能ならば、もう少し早めに空港に行き、チェックインを済ませた方が安心かもしれません。国内線扱いといっても、その後、保安検査があり、そこでどれだけ並ぶかは、行ってみないと分からないからです。
ハワイの空港でチェックインの混雑を避けるには
「空港でのチェックインで長時間待たされ、保安検査を抜けたら既に搭乗時間だった」という話も聞きます。最後に空港でゆっくりしたいという方には、事前にご自身でチェックインしておくことがおすすめです。空港に着いたら荷物だけ預け、そのまま保安検査に向かえますので、かなりの並ぶ時間の節約になるでしょう。
事前のオンラインチェックインがおすすめ
多くの航空会社で出発24時間前から行うことができます。前日のうちに済ませておけば、出発日にチェックインカウンターの長い列に並ぶ手間を省けますし、例えば「新婚旅行なのに当日空港到着が遅れて隣同士の席がとれなかった」という心配もありません。
ウェブチェックイン
利用航空会社のウェブチェックインのページから行うことができます。前日にチェックインしておき、当日は印刷した搭乗券もしくはモバイル搭乗券、その他必要書類を持参すれば、カウンターに並ぶ必要はありません。預ける荷物がある場合は、ウェブチェックイン専用のレーンから預けられます。ウェブチェックインも国際線は出発の1時間~1時間30分前には締切られますので、ゆとりをもって行うのがおすすめです。
空港の自動チェックイン機を利用する
航空会社のカウンター近くに設置してあるチェックイン機も利用しましょう。予約番号かeチケット番号を入力し、後は画面に従って操作するだけで、座席も指定でき、その場で印刷された搭乗券が手に入ります。預け荷物がある場合は個数を入力し、重さを測った後、印刷されたクレームタグを付けた荷物をバゲージカウンターに持って行くだけです。
預け荷物の規定を知っておく
預け荷物には、重量や大きさの制限、無料で預けられる個数などの規定があり、航空会社によって違います。当日チェックインカウンターで超過料金を請求され、慌てて荷物を広げて出し入れし時間を無駄にしないよう、事前に規定に沿って荷造りしておくことを強くおすすめします。
JAL
重量(エコノミー/プレミアムエコノミー) | 23キログラム/1個まで |
重量(ビジネス/ファーストクラス) | 32キログラム/1個まで |
個数(エコノミー/プレミアムエコノミー) | 2個まで無料 |
個数(ビジネス/ファーストクラス) | 3個まで無料 |
大きさ | 1個の荷物の3辺の和(長さ×幅×高さ)が203センチメートル以内 |
ANA
重量(エコノミー/プレミアムエコノミー) | 23キログラム/1個まで |
重量(ビジネス/ファーストクラス) | 32キログラム/1個まで |
個数(エコノミー/プレミアムエコノミー) | 2個まで無料 |
個数(ビジネス/ファーストクラス) | 3個まで無料 |
大きさ | 1個の荷物の3辺の和(長さ×幅×高さ)が158センチメートル以内 |
ハワイアン航空
重量(エコノミー/プレミアムエコノミー) | 23キログラム/1個まで |
重量(ビジネスクラス) | 32キログラム/1個まで |
個数(エコノミー/プレミアムエコノミー) | 2個まで無料 |
個数(ビジネスクラス) | 2個まで無料 |
大きさ | 1個の荷物の3辺の和(長さ×幅×高さ)が157センチメートル以内 |
ハワイの空港は保安検査でも混雑する可能性がある
9.11のテロ以来、アメリカの保安検査はとても厳しくなり、ハワイも例外ではありません。金属が付いたものを外し、靴を脱ぎ、荷物に関しても機内に持ち込めるものと、持ち込めても制限があるものがあり、注意が必要です。予めちゃんと準備しておけば、並ぶ時間の短縮につながります。
手荷物の規定を知っておく
機内に持ち込む手荷物にも、大きさや重量、個数の制限があり、航空会社によって違います。多少の誤差は問題ないでしょうが、持ち込み禁止品などが入っていると保安検査で没収されることもありますので気を付けましょう。前日か空港到着前にチェックしておくことをおすすめします。
JAL
個数 | 身の回り品(ハンドバッグ、リュック等)に加えて1人1個まで |
重量 | 10キログラム以内 |
大きさ | 1個の手荷物の3辺の和(長さ×幅×高さ)が115センチメートル以内 |
ANA
個数 | 身の回り品(ハンドバッグ、リュック等)に加えて1人1個まで |
重量 | 身の回り品も含め10キログラムまで |
大きさ | 1個の手荷物の3辺の和(長さ×幅×高さ)が115センチメートル以内 |
ハワイアン航空
個数 | 身の回り品(ハンドバッグ、リュック等)に加えて1人1個まで |
重量 | 11.5キログラム以内 |
大きさ | 1個の手荷物の3辺の和(長さ×幅×高さ)が114.3センチメートル以内 |
機内に持ち込める液体物の制限について知っておく
<機内持ち込み液体物の制限>
- 容器1つにつき100ミリリットル以下の容量であること(合計1リットル以下)
- これらを全て1つの中身が見える透明のジッパー付きの袋に入れること
- 1人につき1袋まで
- 保安検査を通る時はこの袋を取り出しカゴに入れ機械に通す
飛行機内に持ち込みができないもの
- ライター、マッチ等の火器類(ライターはコンビニで売っているような小さなものなら1人1個まで可)
- 刃物類、先が尖ったもの
- リチウム電池(リチウム含有量によって異なる)
- リチウムイオン電池内臓の電子機器(ワット時定格量によって異なる)
- 350ミリリットル以上の粉類(米国入国時のみ:保安検査を通過した医薬品、粉ミルク、遺灰は可)
保安検査を通過したら
保安検査を通過し、搭乗開始時刻まで時間があれば、後は免税店やお土産屋、カフェやラウンジ等で最後の時間を楽しめます。このフロアで売っているものは、液体でも粉類でも購入して問題ありません。飛行機に乗り遅れないようにだけご注意ください。
まとめ
せっかくの旅行ですから、最後のひとときまで楽しみたいですよね。早めのチェックイン以外にも、送迎車の手配時間、荷物の規定や保安検査を一発でクリアする、等ハワイの空港で並ぶ煩わしさを回避するポイントは、いろいろあります。旅の達人のようにスムーズに諸手続きを済ませ、残った時間を空港で思いっきり有効活用しましょう。