稲佐の浜ってどんな場所?出雲にある神様が上陸する場所の情報をご紹介!

稲佐の浜ってどんな場所?出雲にある神様が上陸する場所の情報をご紹介!

稲佐の浜は出雲にある風光明媚な観光スポットです。海に面した見どころある風景が多いだけではなく、神話と切っても切れない曰く因縁のある場所でもあります。この記事では、古代から続く物語とともに、稲佐の浜がどんな場所なのかを、詳しく解説します。

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稲佐の浜とはどんな場所かを紹介!

出典: https://www.izumo-kankou.gr.jp/213

稲佐の浜は島根県出雲市大社町にある砂浜です。真っ白な砂浜と見事な海岸線がつづく稲佐の浜は、「日本なぎさ100選」にも選ばれた風光明媚な海岸であり、数々の神話の舞台となっている場所です。稲佐の浜は出雲大社の西1キロメートルに位置する海岸で、出雲大社の玄関先のような存在。その出雲大社をはじめ、周辺には観光スポットも多く、見どころがたっぷりとあります。

稲佐の浜は神々しい観光スポット

稲佐の浜は海岸線が美しいばかりでなく、遠浅の海が特徴的。夏場には、大勢の海水浴客でにぎわいを見せます。大社漁港もあり、日本海の海の幸も豊富に獲れるので、地元民や観光客に人気です。一方で、冬場に見せる顔は、厳しく荒れ狂う日本海。有名な稲佐の浜の神々との因縁話や、稲佐の浜周辺にある観光スポットを求め、国内外から年中、観光客が訪れています。

稲佐の浜にまつわる神々との因縁

日本の各地で「神無月」と呼ぶ旧暦の10月を、出雲では「神在月」と呼称しています。これは10月に全国の神々が出雲で一堂に会して、ある会議を開催することが由来です。神々がやってくる「神迎え神事」を執り行う所が稲佐の浜であり、「神議り(かみはかり)」という会議を執り行う所が、上宮(かみのみや)と呼ばれる出雲大社の末社になります。

国譲り・国引き神話の舞台

出典: https://www.izumo-kankou.gr.jp/213

稲佐の浜は現在、さまざまな神事の舞台となっていますが、以前から神話の舞台として有名です。浜辺の奥には「屏風岩」といって、オオクニヌシとタケミカヅチが国譲りの交渉をしたという神話の残る場所があります。海岸の南に続くのは国引きの際に、島を結ぶ綱になったとされる長浜海岸。木浜は、神在月に八百万の神をお迎えする玄関口でもあるのです。

神迎え神事

出典: http://www.izumooyashiro.or.jp/page-5115kakisei

「神迎え神事」が執り行われる稲佐の浜とは、出雲大社の玄関口にあり、八百万の神様たちの待ち合わせ場所のようなところです。神事は旧暦の10月10日(令和元年は11月6日午後7時)に行なわれ、かがり火が焚かれた稲佐の浜は凛とした空気に包まれます。見どころたっぷりの神事でしょう。この後、神々は龍蛇神に先導されて出雲大社へ進むのです。

神議り

稲佐の浜に上陸した八百万の神は、浜のすぐ近くにある出雲大社の末社である上宮(かみのみや)に移動します。ここは「神議り」という会議を執り行う大切な場所。この会議の主宰をつとめるのがオオクニヌシノミコト(大国主命)で、神々と諮って人々を幸せにする縁を結ばせることになります。オオクニヌシミコトは、目には見えない神事や幽事をつかさどる神様です。

神等去出祭

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出雲大社では、この神在月の期間にさまざまな神事が催されます。「縁結大祭」や「龍蛇神講大祭」などが、八百万の神を迎えてから送り出すまで、1週間ほどに渡って行われるのです。会議を終えた神々の出立をお送りするのが「神等去出祭(からさでさい)」。この神事が終わると、八百万の神が全国へ戻って行くことになります。神々が出雲で最後に立ち寄るのは「万九千神社」です。

塩汲み神事

大社町の人々にとって稲佐の浜は、出雲大社とともに神の住む場所として、信仰の対象となっています。毎月の1日の早朝には、稲佐の浜で竹筒に海水を汲んでから出雲大社や荒神社に参拝します。その汲んだ海水を神前と自分の体に、笹の葉で撒いて清めをするのです。さらに、海水は自宅に持ち帰り家族や神棚などに撒いて身を清めます。現在でも大社町につづいている、自然な民間風習です。

稲佐の浜の周辺の観光スポット

神々が上陸する稲佐の浜は、神話とともにたたずむ、美しい観光スポットが多くあります。逸話とともに語られる屏風岩や弁天島、神議りの会議場所である上宮、さまざまな神事が執り行われる出雲大社・万九千神社などが名所でしょう。稲佐の浜の近くには大社漁港があり、日本海の新鮮で美味しい地魚が水揚げされています。神話にまつわる見どころたっぷりのスポットを巡る観光がおすすめです。

屏風岩

屏風岩は稲佐の浜から5分ほどの場所にあります。現在は民有地となっているため中には入れませんが、近くから眺めることは可能。高天原のアマテラスが遣わしたタケミカヅチノカミ(武御雷神)とオオクニヌシノミコトが、「国譲り」をめぐって話し合いをした舞台とされています。

上宮(かみのみや)

稲佐の浜の観光では、八百万の神々が神議りをするためのコースをなぞってみるのもおすすめです。稲佐の浜で神迎え神事を終えた神々は、観光ガイドならぬ、龍蛇神に案内されてこの上宮に到着します。上宮は出雲大社と違って観光客が押し寄せるような、にぎやかなスポットではありません。ひっそりと佇んでいる素朴な風情が、逆に神々の存在を感じさせてくれます。

弁天島

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稲佐の浜にある弁天島は、その名の通り、かつては海に浮かぶ島でした。潮流の変化などの影響によって島との間に砂が堆積し、いつの間にか地続きとなり、稲佐の浜の一部になったのです。観光客に人気のスポットですが、若い男女のデートスポットとしても有名な場所。美しいだけでなく、厳かな雰囲気のある岩島です。

万九千神社

出典: http://www.mankusenjinja.jp/our_historical

稲佐の浜に上陸し、龍蛇神に導かれて上宮で神議りを行った神々は、神宴を催したあと、万九千神社にてしめくくりの神事を執り行います。神等去出(からさで)とは、神在月26日から翌未明にかけて、神々が諸国へ旅立って行くという神事です。

万九千神社の生い立ち

現在の神殿は、平成26年に136年ぶりに遷宮されたものです。万区千神社の創建は定かではありませんが、少なくとも1,300年前までは歴史をさかのぼることができます。

出雲大社

出典: http://www.izumooyashiro.or.jp/page-5115kakisei

縁結びの神社としても名高い出雲大社は、稲佐の浜から近いところにあり、各スポットを巡る観光の締めの場所です。オオクニヌシノミコトに由来する出雲大社は、オオクニヌシが国譲りに当たって所望したとされる壮大な造りで知られています。出雲大社は神在月に催される「縁結大祭」をはじめとする大勢の信者や、壮大な建築物を愛でる多くの観光客で人気の有名な観光スポットです。

大社漁港

出典: https://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/chiho_kikan/matsue_suisan/soumu/syoukai/taisya.html

大社漁港は島根半島のリアス式地形と、石見地方の砂浜地形との境界に位置する港。大社の漁業は、屈指の好漁場である艫島周辺での一本釣りや小型底引き網・定置網などが中心の沿岸漁業になります。規模は大きくありませんが、活きの良いサワラやカレイ・ブリなどが揚がるので、観光客だけでなく地元の人々にも人気の漁港となっています。

出雲阿国塔

出典: https://www.kankou-shimane.com/ja/spot/detail/4109

出雲大のから徒歩数分。出雲阿国を記念する塔があります。阿国はここで生まれました。出雲阿国は、大社の巫女として勧進のために諸国を巡った際の踊りが評判となった、歌舞伎の創始者といわれている人物です。歌舞伎界の名門である中村や市川家などが寄進して建てられたのが、奉納山公園にあるこの記念塔になります。阿国の生まれた家も中村という姓であるのは縁なのでしょうか。

八大荒神社

八大荒神社(はちだいこうじんじゃ)は別名、仮の宮荒神社とも言います。ご祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)で、海の神である大綿津見神の娘神。稲佐の浜から出雲大社へ向かう途中、山根の太鼓原出雲阿国の墓がありますが、その麓にあるのが八大荒神社です。稲佐の浜で汲んだ海水で清めを行う「塩汲み神事」を行う場所も、この八大荒神社と出雲大社になります。

稲佐の浜で神々と戯れる!

風光明媚でロマンティックな香りのする稲佐の浜を、神話と観光の両面から詳しく紹介しました。稲佐の浜から出雲大社をめぐる観光スポットは、神々がすぐ傍らにひそんでいそうな雰囲気にあふれていて魅力的です。この記事で紹介したスポットを訪れて、皆さんも、オオクニヌシやタケミカヅチなどの神々と戯れてみてはいかがでしょうか。

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オイラ
ライター

オイラ

美味しいもののためなら、どこまでも出かけていき、叶わぬのなら自分で作ります。趣味が高じて始めた飲食業を20年ほど続けて、今は隠居の身です。

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