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みえむ(三重総合博物館)とは?見どころや展示内容、料金など基本情報をご紹介!

みえむ(三重総合博物館)とは?見どころや展示内容、料金など基本情報をご紹介!

三重県津市にあるみえむ(三重県総合博物館)は、三重県の文化・歴史・自然をテーマに人々の暮らしや生き方を幅広く学ぶことができる学習型博物館です。この記事では、学生の勉強や交流の場、家族連れでも楽しめる魅力的なみえむ博物館をご紹介していきたいと思います。

目次 [表示]

みえむ(三重県総合博物館)の基本情報等

みえむ(三重県総合博物館)とは?

みえむ(三重県総合博物館)とは、三重県津市に開館した博物館です。三重県の文化・自然・歴史を学ぶことができる学習の場でもあります。1953年に公立の旧三重県立博物館として開館し、多くの人々が来館してきました。2014年に外観や展示内容などを変更し、みえむ(三重県総合博物館)として新たな魅力を携え生まれ変わっています。三重県の多様性をテーマに、展示コーナーや学習室、交流スペースを設けている総合学習型の博物館です。今回はそんなみえむ博物館の魅力を基本・料金情報から各エリアの詳細情報まで詳しくお届けしていきたいと思います。

基本情報

みえむ博物館は毎週月曜日と年末年始が休館日となっています。公立の博物館なので基本的に来館者が多い土日祝は開館しています。開館時間は常設展示エリア及び企画展エリアともに午前9時から午後5時となっています。

料金情報

基本料金は常設エリアで一般(520円)、学生(310円)、高校生以下(無料)となっています。企画展エリアは企画ごとに観覧料金を定めているので、その都度チェックが必要です。お得に博物館を満喫したい方は常設展示と企画展のセット券がお得ですよ。また『県民の日』には常設展示の観覧料金が無料になるため、ぜひ訪れてみてくださいね。

アクセス方法

みえむ博物館は車や公共交通機関からのアクセスがしやすい点がポイントです。車の方は伊勢自動車道「芸濃インターチェンジ」から約15分、「津インターチェンジ」からは約10分となっています。博物館には無料で使える駐車場がありますよ。電車でのアクセスは、名鉄名古屋線もしくはJR紀勢本線、伊勢鉄道にて「津駅」まで乗車。津駅からはバスで約5分ほどで博物館へとアクセスできます。【住所:三重県津市一身田上津部田3060】

三重県総合博物館 トップページ
MieMu(みえむ):三重県総合博物館の公式ホームページです。

みえむ博物館の由来とは?

三重県総合博物館は『みえむ』という愛称が広く使われています。このみえむという愛称は、1061件もの一般公募の中から選ばれた名前で、mieMuseum(三重・ミュージアム)のアルファベットから取られています。みえむはひらがなで覚えやすく、小さな子供から大人まで呼びやすい愛称となっています。三重に住む人々に寄り添っていくという意味合いも感じられて良いですよね。

博物館の常設・企画展示について

常設展示エリアの紹介

みえむ博物館の常設展示エリアには三重県の歴史や自然・文化を知ることができるおもしろい展示が多数あります。三重をギュッと凝縮したような工夫をこらした展示内容がポイントです。三重県の自然環境やその中で育まれてきた人々や文化の変化を総合的に捉えることができます。広い展示室の中に三重県を歴史を詰め込むことによって順序良く巡ることができますよ。各コーナーには見どころがたくさんあるため、ゆっくりチェックしていってくださいね。

博物館の常設展示見どころ①三重の歴史・文化を感じるコーナー

常設展示エリアの中央にある『三重をめぐる人・モノ・文化の交流史』のコーナーでは、三重県の文化を中心に紹介しています。三重県は日本の中心にほど近く、東西南北さまざまな土地から常に人が訪れる人気観光地ですよね。古くから伊勢神宮及び周辺地域が栄えており、参拝客が日々押し寄せ文化の交流地として賑わっていました。この交流史コーナーでは栄えている街の様子とその背景にあった人と文化の交流の歴史が展示してあります。

博物館常設展示の見どころ②三重の大地のなりたちコーナー

三重県には何億年もの壮大な時をかけて育まれた様々な年代の地層がたくさん存在しています。この地層には時代のロマンが詰め込まれていて、はるか昔亜熱帯の日本の海、百万年以上前の琵琶湖の原型となった地層など三重県の多様な環境を育んできた地層がわかりやすく展示されています。この大地のなりたちコーナーでは、三重県の大地の歴史について時代を追って紹介していますよ。約3億年前に形成された地層の骨組みから始まり、現代の三重の地層まで紹介されています。いま自分が立っている大地が、どのように成り立っているのか客観的にわかるのが見どころです。

博物館常設展示の見どころ③三重の多様で豊かな自然コーナー

三重県は地形が南北にかけて広がっています。そのため、降雪量が多い地域もあれば比較的温暖な地域があったり、標高の高い山から海底2,000mの熊野灘まで県内の高低差が大きく、土地によって取り巻く環境や気温が違っています。このような環境から多様な生態系が三重県で生まれ、育まれてきました。自然コーナーでは、豊富な雨量と原生林、森と共存している珍しい生き物、黒潮の豊かな海などを中心に紹介している点が見どころです。

博物館常設展示の見どころ④くらしと自然コーナー

三重の豊かな自然は人々の生活にも大きな影響を与えました。人と自然の共存の中で変化していく関係や暮らし方などを中心に学んでいきます。くらしと自然コーナーでは、磯に暮らす人々と自然の関わりをメインに展示がされており、海女さんや漁師の生活や環境への配慮などを展示しています。博物館へ訪れた人々が今後、自然と向き合った暮らしを考える場となっています。

博物館企画展エリアの紹介

みえむ博物館では、常設展示とは別に企画展も多数開催されています。企画展は子ども向けの企画から生き物展、美術展などさまざまなテーマが期間限定で開催されています。おおよそ2ヵ月ごとに企画展の内容がかわるようなので、その都度チェックが必要ですよ。また企画展は常設展示エリアとは違い企画展ごとに料金が設定されているため注意が必要です。

みえむ博物館の超目玉!ミエゾウとは?

日本に生息した古代のゾウ

約400万年ほど前、日本に古代ゾウが生息していたことをご存じでしょうか?このゾウはミエゾウ(正式名称ステゴドン・ミエンシス)と呼ばれ、日本国内では三重県で初めて発見されたためミエゾウと名付けられました。全長8m、高さ4mの巨体で、日本で見つかった哺乳類の化石の中では最大の生き物であるとされています。三重県の数十カ所の地域で化石が発掘されているが、全体がわかる全身骨格がいまだ未発見であるなど、まだまだ明らかにされていない部分もあります。

ミエゾウに関する企画・展示品

みえむ博物館では、日本各地から見つかった化石を収集し、全身骨格を作り上げて展示をしています。高さ3mもの大迫力のミエゾウに来館者も大興奮間違いなしです。また、博物館の建設現場からもミエゾウの足跡が発掘されています。400万年前の日本に巨大なゾウが生息していたなんてドキドキしますよね。常設展示エリアでは、発掘された化石やその発掘場所、ミエゾウの進化の歴史、展示されているミエゾウの骨格の復元映像を見ることができますよ。

みえむ博物館は家族連れにおすすめ

子連れに優しい博物館

みえむは家族連れの来館者もとても多いのです。常設展示コーナーでは、小さな子どもでも理解しやすいように写真や図を使って展示内容が説明してあります。特にミエゾウの全身骨格は子どもも大喜びのポイントになります。みえむ博物館には、子育て中の家族の方でも安心して利用できるよう、各トイレにベビーチェア付きの個室トイレが備わっていたり、子ども用の小さな便器とおむつの交換用ベッドもあります。トイレ横には授乳室が併設されていて、調乳専用の浄水給湯器も設置されています。家族連れでゆっくりと館内を巡ることができるのが嬉しいですよね。

子どもが喜ぶ体験展示室

みえむ博物館には子ども向けの遊具付き体験型展示室があり、追加料金無しで自由に入って遊ぶことができます。トンネルの壁や床にある岩などのオブジェに、隠しアイテムのような仕掛けがあり、触ったり中を確かめると三重の生き物や文化などが学習できる仕組みとなっています。ただ見ているだけの博物館は子どもにとって退屈ですよね。しかし、こちらの体験展示室では見て触って実感できるため、子どもの想像力も高められます。自分で発見し、ひらめきを得ることによってさらに学習への興味も広がっていくのではないでしょうか?

更に深く学びたい方におすすめのミュージアムパートナー

ミュージアムパートナーの活動内容とは?

みえむ博物館にはミュージアムパートナーという制度があるのをご存じでしょうか?ミュージアムパートナーとは、博物館を主体として三重県のことをもっと知りたい学習したい、そして知り得た情報を広く普及したいという思いに基づいて設立された団体です。パートナーになれば会員限定の講座やイベントに参加することができます。博物館のバックヤードツアーや、自然観察会など自分の興味のある分野を選べることもできますよ。年会費は一般会員3,000円からとなっています。

みえむ博物館をもっと楽しむために

おすすめの観覧ルート

みえむ博物館は大きな建物ではないため、2時間もあれば館内を巡ることができます。まず常設展示エリアにて、三重の文化や歴史を知ることから始めます。常設展示エリアでは1つの空間の中で三重県を総合的に紹介しており、時計周りで順路を進むと三重県が歩んできた歴史がわかりやすくて良いですよ。企画展は期間ごとに開催テーマが異なっていますが、どれも魅力的な催し物なので興味がある方はぜひ企画展へも足を運んでみてください。最後は館内にあるミュージアムショップにてお土産やお買い物をするのがおすすめです。

ミュージアムショップでお買い物

みえむ博物館の2階にあるミュージアムショップでは、ここでしか買えない品物も多数販売されています。ショップの中は、開催された企画展の図録や子ども用図鑑、みえむ博物館の限定キャンディーなどが販売されています。三重県のご当地品などもあるため三重旅行のお土産にもなりますよ。ショップではお弁当も販売されているため、購入後隣の休憩スペースでランチもできます。休憩スペースにいるオオサンショウウオのさんちゃんも可愛らしくて必見です。

ミュージアムフィールドで外遊び

みえむ博物館には館外に大きな芝生のミュージアムフィールドがあり、昆虫や野鳥を観察したりのんびり散策できるエリアとなっています。博物館で暮らしと生き物を学んだあと、実際に自然と触れ合う機会を設けることによって、さらに学習の効果を高められます。天気の良い日には子どもたちがのびのびと走り回ったり、恋人たちが散歩を楽しんだりなど憩いの場にもなっています。

みえむ博物館で三重県をたくさん知ろう

みえむ博物館
Photo by h_okumura

三重県の歴史や文化がギュッと凝縮されたみえむ博物館には、見どころがたくさんあります。常設展示エリアで三重のことを知り、くらしや自然と向き合うことでこれからの生き方や関わり方にも役立っていくのではないでしょうか?まずは知ることから始め、自分なりの考えを深めていく場になると良いですね。ぜひ、みえむ博物館で三重県のことをもっともっと知ってくださいね。

nanahe
ライター

nanahe

子育て真っ最中の主婦です(^^)魅力的なおすすめスポットをみなさんにお届けできるよう、がんばります☆

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