目次 [表示]
- 大分県の史跡・臼杵城を観光しよう!
- かつて臼杵城は海に浮かぶ島だった!
- 臼杵城の歴史
- 大友宗麟が城の前身を築く
- 近世には城主が変わり現在の姿の礎が完成
- 関ヶ原の戦いののち稲葉氏の居城に
- 西南戦争で落城
- 廃藩後に城の一部が取り壊される
- 臼杵城の見どころ①:現存する建物【3選】
- 現存する建物①:畳櫓
- 現存する建物②:石垣
- 現存する建物③:卯寅口門脇櫓
- 臼杵城の見どころ②:施設【3選】
- 見どころ施設①:フランキ砲
- 見どころ施設②臼杵公園の桜
- 見どころ施設③:旧臼杵藩主稲葉家下屋敷
- 臼杵城周辺の観光情報【3選】
- 周辺の観光スポット①:臼杵市観光交流プラザ
- 周辺の観光スポット②:野上弥生子文学記念館
- 周辺の観光スポット③:小手川商店
- 歴史ある臼杵城に行ってみよう!
臼杵城の見どころ①:現存する建物【3選】
臼杵城は明治維新の際に天守閣を含めて建物の取り壊しが行われていますが、いくつかの建物は現存しています。現在は臼杵公園として整備されており、櫓や石垣などの戦いや歴史を感じられる建物を見学しながら公園内を散策できます。現存建築ではないものの、復元された大門櫓も敷地内にあります。
現存する建物①:畳櫓
畳櫓は当時のまま残っている建物としてぜひ見たい建物です。畳櫓は二の丸に位置しています。同じ二の丸には2002年に復元された大門櫓、大友宗麟のレリーフ、大砲のレプリカなどもあるためじっくり見て回りたいですね。
現存する建物②:石垣
臼杵城の中には当時のまま現存する石垣が2つあります。1つが天守台跡石垣で、もう一つが着見櫓櫓台石垣です。天守台石垣は臼杵城の天守閣が築かれた時期と同じ時期に作られたものであることが発掘調査によって判明しています。
現存する建物③:卯寅口門脇櫓
臼杵城の卯寅口(うとのぐち)門脇櫓は本丸にあった切妻造りの櫓です。外観は2層、内部は3重の造りです。何度か建て替えが行われたようですが、現存するものは1854年に建てられました。卯寅口はいわゆる搦手口にあたり、城の裏門のことを指します。
臼杵城の見どころ②:施設【3選】
臼杵城には現存する建物の他にもたくさん見どころがあります。特に800本もの広大なスケールの桜やかつての戦いで用いられた大砲は必見です。臼杵城の美しさや歴史を感じられる施設の数々にぜひ足を運んでみてください。
見どころ施設①:フランキ砲
城内にある大砲「フランキ砲」のレプリカは必見です。大友宗麟は島津の侵攻に対しポルトガルの「国崩し」と呼ばれた大砲「フランキ砲」を用いて応戦しています。結果として島津勢を退けたものの、戦いで大砲を多く用いたため臼杵の城下町にも大きな損害がありました。
見どころ施設②臼杵公園の桜
臼杵城は桜の名所としても有名です。臼杵公園にはソメイヨシノが約800本ほど植えられており、桜の季節には多くの人が花見にやって来ます。例年桜まつりも行われており、まつり期間中の夜にはライトアップされた桜と城の幻想的な風景をを楽しめます。
見どころ施設③:旧臼杵藩主稲葉家下屋敷
稲葉家が東京から里帰りした際に臼杵で滞在するために1902年に町の有志が建てたとされる屋敷です。2008年には登録有形文化財に登録されています。隣接する江戸時代の武家屋敷「旧平井家住宅」も見学が可能です。臼杵城からは徒歩圏内なのでアクセスも良好です!
出典:photoAC