冬の滋賀観光で行きたいおすすめスポット15選！琵琶湖周辺の見どころをご紹介！

日本一大きな湖である琵琶湖を中心に、歴史ある街並みを活かした観光地が多く点在する滋賀。宿場町や城下町として栄えた風情を残す場所や、名所の寺院、映画の舞台となった神社などが多いことで有名です。冬の滋賀は、空気が澄んで琵琶湖がより美しく見えます。自然豊かな風景が広がるスポットを訪れるのもおすすめです。今回は冬の滋賀でおすすめの観光スポットや見どころを、琵琶湖を挟み南部と北部に分けて15箇所ご紹介します。

天台宗の総本山である比叡山延暦寺は、伝教大師最澄が約1200年前に開山し、歴史上名立たる数多くの僧侶が修行を行った聖地です。滋賀と京都の県境にそびえる比叡山は、山全域が境内となっており、東塔・西塔・横川の3つのエリアからなります。日本仏教発祥の母山と言われる延暦寺は世界文化遺産に登録されているのですよ！

根本中堂は東塔にある延暦寺の総本堂で、伝教大師最澄作の薬師如来が本尊となります。最澄が延暦7年に創建した一乗止観院(のちの根本中堂)は何度も災害に遭いましたが、復興するたびに規模が大きくなりました。現在の根本中堂は寛永19年に徳川家光が再建したものです。現在60年ぶりに大改修していますが、堂内の参拝は可能となります。僧侶たちが毎日菜種油を注ぎ足し、1200年以上灯りを守り続ける｢不滅の法灯｣は見どころです。

東塔、西塔、横川、3つのエリアに分かれている延暦寺。境内にある、どのお堂も歴史を感じさせられます。東塔には総本堂の根本中堂をはじめ、大講堂、阿弥陀堂など5箇所。西塔は重要文化財指定の塔が3箇所。横川には名僧たちが修行をした場所が3箇所あり見どころ満載です。各お堂で御朱印を頂けますよ！また、延暦寺周辺には公人屋敷や僧侶の隠居所など数多く点在しているので、散策してみてはいかがですか。

近江神宮は大津に遷都した天智天皇を祀る社です。天智天皇が｢時計制度｣を定めたことにちなみ、約20万平方メートルある境内には｢時計館宝物館｣があります。館内では古い和時計をはじめ、貴重な古今の時計などを展示しているので、参拝後に立ち寄ってみてくださいね。

2018年に公開された、映画｢ちはやふる｣。競技かるたを題材にした少女コミックスが原作の映画で、全国高校かるた選手権大会が行われたロケ地に近江神宮が使われました。近江神宮はかるたの殿堂と称されており、毎年正月にかるた大会で｢かるた名人位｣、｢クイーン位｣の決定戦が行われています。

平安時代に湖上安全と集落救済を願って建てられた満月寺のお堂で、湖に浮いているように見えることから、浮御堂と名付けられました。江戸時代から多くの絵師や文人の題材となり、松尾芭蕉も句を残しています。湖に面して広がる満月寺本堂内には1000体の阿弥陀仏が安置されていることや、近江八景のひとつとしても有名です。

伊勢神宮の親神にあたる多賀大社は、初めて夫婦の道を始めた伊邪那岐大神と伊邪那美大神の二柱を祀り、縁結びや身体健康、厄除けの神様として信仰されてきました。豊臣秀吉や武田信玄が信仰したことでも知られ、地元では｢お多賀さん｣の愛称で親しまれています。参拝した後に、しゃもじ型の絵馬を奉納される方がとても多いです。

駅前から多賀大社周辺は、参道になっており土産屋や飲食店が多く軒を連ねています。とくにおすすめな店が、多賀大社前に店を構える｢多賀や｣。水色とピンクのラインが入った糸切餅は観光地、彦根エリアの定番土産で長寿と平和を願い三味線糸で切り分けているのですよ！

創建から2000年以上経つ、近江最古の白鬚神社。大鳥居が琵琶湖に建つ美しい景観が話題となり、近年SNS映えスポットとして有名です。神社本殿参拝後、夕日が沈む時間帯を狙えば湖畔に佇む鳥居から幻想的な風景を楽しめます。

のどかな景色が広がる焼き物の産地である信楽。信楽焼を扱うショップや窯元が点在しており、有名なたぬきの置物が各所で見られます。信楽周辺には、古民家カフェやギャラリーなども多く、焼き物散策を楽しみながら、途中温かな場所に立ち寄ってひと息つくのもよいですね。

信楽周辺は、さまざまな工房で作陶体験を実施しています。冬の滋賀観光の思い出を形にできると、とても人気なのですよ！信楽焼職人の指導のもと、電動ろくろを使い手びねりで、オリジナルの器作りが楽しめますので、挑戦してみてはどうですか。

観光地、滋賀に来たら外せないスポットである彦根城は、井伊直継と直孝が20年の歳月をかけ築城された国宝で、多くの人が訪れる名所です。国宝の天守閣以外にも、天守を守る最後の門｢太鼓門櫓｣や、敵の侵入を防ぐ｢天秤櫓｣など重要文化財が数多く残り、見どころが多数！天守閣の最上階からは、城下町や琵琶湖などの絶景を望めます。

彦根城の側には、白壁に黒格子で統一された｢夢京橋キャッスルロード｣という、城下町の街並みを再現したレトロな通りが続きます。土産屋や和菓子屋、食事処が軒を連ねているので、散策を楽しんでみてはいかがですか。また周辺には、彦根の台所として賑わった商店街を再現した｢四番町スクエア｣があり、彦根のキャラクター｢ひこにゃん｣のグッズや地元産物を扱うショップなどが揃っています。

宿場町として栄えた北部エリアの長浜市は、伝統的な黒漆喰の建物が並ぶ人気の観光地です。ガラスの街として知られており、明治時代の銀行の建物を利用する、黒壁スクエアの代表格｢黒壁ガラス館｣を中心に、個性あるガラス雑貨を扱うショップが点在しています。ガラス製品以外にも、おしゃれな雑貨などを販売しているので、お気に入りを探してみてくださいね。

冬に黒壁スクエアへ訪れたら、散策だけではなくガラス作り体験をしてみませんか？吹きガラス体験では、スタッフの指導を受けながら器の製作や、トンボ玉、ジェルキャンドル、板ガラスを使ってフォトフレームやランプ製作も行えます。世界に一つだけの素敵な作品は旅の思い出となるはずです。

山岳リゾート施設｢びわ湖バレイ｣内にある、びわ湖テラス。琵琶湖や周囲の山々を一望できる人気の名所です。地元食材を生かした、美味しい軽食を味わえるカフェが併設されており、壮大な景色を眺めながら優雅にくつろぐ時間は最高！冬は一面雪景色となり、標高1100メートルの山頂からはスキーを楽しめますよ！

2018年にリニューアルオープンした琵琶湖博物館。｢湖と人間｣をテーマにしており、琵琶湖の生き物や自然と、暮らしについて楽しみながら五感で体験できるスポットです。琵琶湖の生き物を観察できるミニ水族館や、顕微鏡でプランクトン観察、ワークショップなど、大人も子どもも夢中になりますよ！

琵琶湖博物館の新たな名所である樹冠トレイル。全長150メートル、高さ10メートルの空中遊歩道から、琵琶湖や山々の美しいパノラマを一望できます。また野外展示の｢縄文弥生の森｣を散策すると、なかなか見られない鳥を間近で観察できるため、おすすめです。

2.4キロにわたり続く、マキノ高原にあるメタセコキア並木。四季折々の様相を見せる人気スポットです。冬の並木道は一面白銀の世界に変わり、ロマンチックな気分に！雪が降った午前中を狙っていくと、より美しい光景に出会えます。

観光地、滋賀の冬を優雅に楽しむのなら、湖上クルーズ船がおすすめです。大津港と長浜港を行き来する雪見船クルーズでは、滋賀の雄大な雪景色を一望できます。また、琵琶湖には1月が最も多く白鳥が訪れるので、白い羽を広げ一斉に飛び立つ感動的光景も見逃せません。

滋賀県最大の温泉地として有名なおごと温泉は、琵琶湖に湧く古湯として親しまれています。この温泉は伝教大師最澄によって開かれたと伝えられ、およそ1200年の歴史がある温泉です。旅のラストに冷えた体を、湖畔の湯処でリフレッシュしてみてはいかがですか。

かつて戦国時代、武将たちが戦乱の後に傷や疲れを癒やしたとされる須賀谷温泉もおすすめの湯処。体の芯から温まり湯冷めしにくい温泉で、浅井長政やお市の方、茶々も湯治に訪れたとされています。以前放映した大河ドラマ｢江～姫たちの戦国～｣をきっかけに、多くの観光客がお湯を浸かりに訪れる、人気の温泉です。

福井県小浜市から京都に鯖を運ぶ、鯖街道の宿場町として栄えた朽木村にある温泉です。びわ湖バレイに近い場所に位置するので、冬の時期はスキーを楽しんだ後に立ち寄れます。｢くつき温泉てんくう｣は、温泉のほかに温水プールや、天狗の口の中で温まれる天狗の露天風呂があることが有名ですので、楽しみながらリフレッシュしましょう！

冬の滋賀観光で行きたいおすすめスポットを15箇所ご紹介しました。琵琶湖周辺には歴史を感じさせる街並みや建造物、冬の絶景が望めるスポットなど見どころが盛りだくさん！体験教室や温泉巡りも冬の滋賀を満喫でき、おすすめです。冬の滋賀観光を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。