城山かたくりの里の観光情報をご紹介！開花の時期や見頃、行き方は？

城山かたくりの里は、神奈川県相模原市にあるかたくりの花の名所です。毎年、早春のかたくりの開花に合わせて開園されます。園内にはかたくりの花のほか、さまざまな野生の草花が開花して、百花繚乱の景色が広がります。今度の春には、ぜひ、訪れてみましょう。

かたくりは、日本各地の山野に自生する草花です。早春に約10cmの花茎が伸びて、薄紫から桃色の花が先端に一つ下向きに咲きます。葉が出ると同時に開花します。日中に花に日が当たると、花弁が開き反り返りますが、日差しがないと終日花が閉じたままです。

かたくりは、地中で越冬し、雪解けの後に地上に芽を出し、すぐに花を咲かせます。開花の時期は短く、葉も6月ころには枯れてしまいます。落葉樹林には、こうした植物がいくつも群生し、春先の林野を清らかに彩り、「スプリング・エフェメラル（春の妖精）」と呼ばれています。

かたくりは、多くの都道府県で、絶滅危惧種の指定を受けています。かたくりの里のある神奈川県でも、絶滅危惧IB類に指定されています。貴重な花なので、見学に当たってはじっくりと鑑賞していただくとともに、決して傷つけたりしないように注意しましょう。

城山かたくりの里は、神奈川県相模原市緑区にある全国でも有数のかたくりの群生地です。私有地ですが、かたくりの花が開花する早春の季節にだけ、一般に公開されます。かたくりや珍しい黄花・白花かたくりの花のほか、さまざまな野生の草花を見ることができる隠れた観光名所です。

城山かたくりの里は、相模原市の城山湖や津久井湖に近い丘陵地に位置しており、自然にあふれた林野の中にあります。また、薄紫色でやさしいかたくりの花は、見ているだけで心が落ち着きます。春先のすがすがしい空気の中を散策して、心と体を癒してみませんか。

かたくりの里が開園する3月から4月の季節の観光といえば、まず、桜の名所への観光が思いつきますよね。城山かたくりの里は、桜と同時期に見頃をむかえ、また、開園期間が限定されていることもあり、まだまだ、隠れた観光名所と言えます。

城山かたくりの里はかたくりの花が有名ですが、園内には、桜、ツツジ、ホウキモモ、ヤマブキなどの花木や、クマガイ草、雪割草、一輪草などの山野草が数多く見られます。かたくりの花の咲く時期には、これらの花々も同時に開花し、園内は優しい春色に彩られます。

住所

• 〒252-0111 神奈川県相模原市緑区川尻4307
• ​​（旧住所:神奈川県津久井郡城山町川尻4307）

• ☎042-782-4246（小林様）

• 開園時期：毎年3月第2土曜日～4月第3日曜日
• 開園時間：AM９：００～日没まで
• 入場料　：500円

城山かたくりの里の公式ブログによると、2019年の開花状況は次のとおりでした。一応の目安としてください。開花状況は、その年の天候により変わります。公式HPや公式ブログに開花状況が掲載されているので、ご確認の上お出かけください。

かたくりの花は3月10日頃開花、3月21日～30日が見頃で、満開は3月27～28日でした。黄花かたくりは4月3日に開花、4月12日からが見頃で、満開は4月16日～19日でした。ただし、見頃の時期でも、陽ざしがないと、花が閉じてしまいます。晴れた日を選んで出かけましょう。

• 3月10日：開園　かたくり数本が開花
• 3月16日：白花かたくり開花
• 3月17日：かたくりが2割ほど開花
• 3月20日：かたくりが5割ほど開花
• 3月21日～30日：見頃（満開は3月27～28日）
• 4月 3日：黄花かたくり開花
• 4月11日：黄花かたくり5割開花
• 4月12日～：黄花かたくり見頃（満開は4月16日～19日）
• 4月21日：閉園

園内にあるいろいろな種類の桜やツツジ、ホウキモモ、ヤマブキ、ハンカチの木などの花木やクマガイ草、雪割草、一輪草など数多くの山野草も、この時期にかたくりの花と相前後して開花します。訪れる時期ごとに違った景色が見られます。

• 『橋本駅』下車（JR横浜線.相模線.京王線）

• 橋本駅北口神奈中バス乗り場①．②番から三ヶ木行きバスに乗車（約15分）
• 『​城山総合事務所入口』で下車し徒歩20分

• 『アリオ橋本店』前から『城山かたくりの里行』直行バスが運行されます(運行期間注意)

• 圏央道相模原インターチェンジより約４km（約10分）
• 圏央道高尾山インターチェンジより約6.5km（約15分）

城山かたくりの里の近くには、本沢梅園、城山湖、津久井湖、県立津久井湖城山公園、裏高尾（高尾山）といったおすすめの観光施設がいくつかあります。かたくりの里を訪れた時には、余裕があればぜひ足を延ばしてみましょう。

3ヘクタールの敷地に、約1,000本の梅（主に白加賀）が栽培されています。開花シーズンには、本沢梅園の針広葉樹に囲まれた斜面が、梅の花の白一色に染まる素晴らしい景観になります。毎年3月後半には、本沢梅園まつりが開催されます。

本沢梅園は、かたくりの里から城山湖方面へ徒歩約20分ほどのところにあります。また、かたくりの里から城山湖へのハイキングコースを使うと約40分ほどかかりますが、ハイキングを兼ねて行くこともできます。車では、かたくりの里から約5分ほどで着きます。
 

城山発電所の建設に伴い境川支流、本沢渓谷に誕生した人造湖で、「かながわの探鳥地50選」や「かながわの公園50選」にも選定されています。湖の周囲には散策路が設けられており、休憩所では城山湖と相模原の町並みが一望できる人気の散策スポットです。

かたくりの里から城山湖へはハイキングコースで40分ほどです。車だと5分ほどで着きます。城山湖～津久井湖へは60分、城山湖～高尾山へは90分で行かれるハイキングコースが整備されています。晴れている日は首都圏が一望できる眺めが良いコースです。

県立津久井湖城山公園は、城山ダムの両岸と津久井城跡を利用した公園です。ダムの両側に広がる「水の苑地」と「花の苑地」があり、「水の苑地」には、湖畔テラスや噴水があり、真夏には涼を求める人が訪れます。桜の名所としても知られています。

城山湖からはハイキングコースを歩いて60分程度です。かたくりの里からだと2時間程度のハイキングです。車では、かたくりの里から約10分程度で着きます。県立津久井湖城山公園は約77.7ha(東京ドーム16個分)の広大は公園なので、散歩・憩いの場所として最適です。

かたくりの里、城山湖、高尾山へはハイキングコースでつながっています。少し距離が長くなりますが、体力に自信のある方には、おすすめです。城山湖から高尾山方面へのハイキングの要する時間は90分程度となっています。

城山かたくりの里・近隣のハイキングコースとして、本沢梅園ー城山湖ー県立津久井湖城山公園水の苑地ー裏高尾へのコースが紹介されています。かたくりの里を訪れた時は、足を延ばして体力に合わせ春のハイキングにチャレンジしてみましょう。

城山かたくりの里は、神奈川、東京近郊にある、かたくりの花の開花時期だけ開園する隠れた観光名所です。近くには城山湖、津久井湖など自然にあふれた観光名所のたくさんあります。かたくりの里で、清楚で優しいかたくりの花で早春を満喫してみませんか。