巣鴨観光でおすすめのスポット10選！とげぬき地蔵以外にも見どころあり！

「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨。全国的にも名高いとげぬき地蔵や、有名店のある地蔵通商店街の名前を一度は耳にしたことがあるという人も多いのでは。でも、その一方で「実際には行ったことがない」という人も意外と多いのが、この巣鴨。そこで巣鴨駅を起点に、ゆったり歩いて徒歩30分圏内に点在するおすすめの観光スポットやグルメポイントをご紹介します。

都心では数少なくなった下町情緒や門前町風情を楽しめるだけでなく、少し歩けば豊かな自然に触れ合うこともできる巣鴨駅周辺。隠れ家的なお店や人気スポットも点在しているので、それぞれを巡り歩く楽しみも満喫できます。カメラ片手のお散歩にもぴったりの、巣鴨駅周辺の観光地に、ぜひ出かけてみませんか。

徳川綱吉の側用人で小説やドラマ「剣客商売」にも登場する柳沢吉保の下屋敷に端を発する「六義園」。都内でも屈指の名庭園です。夜間ライトアップも行われる春のしだれ桜や秋の紅葉の美しさは、都内で季節の訪れを感じることができる定番の名所となっています。園内には庭園の泉を眺めながら抹茶を楽しめるお休み処もあり、ゆったりと散策するにはぴったりです。

六義園の観光ついでに立ち寄りたいグルメスポットは、六義園からすぐの駒込橋近くにある「麺屋ごとう」。池袋の某有名店の流れを組む人気店です。カウンター席中心のお店で味わえるのは「わんたんめん」や「特製もりそば」、「ラーメン」などの定番の人気メニュー尽くし。日曜が定休となっているので、週末の巣鴨巡りの際に立ち寄りたい時には気を付けてください。

「六義園」へは巣鴨駅から徒歩15分、駒込駅からは徒歩7分ほどです。都営バス「茶51系統」の場合は最寄りバス停「上富士前」で下車すぐとなっています。開園時間は午前9時から午後5時まで、入場は午後4時30分までで休園日は年末年始、入園料は大人1名300円です。インスタ映えするスポットが多い「六義園」ですが、撮影の際には植栽などを傷つけないように注意して下さいね。

「真性寺」は江戸時代に江戸の街に入る六街道の、それぞれの入り口に置かれたという江戸六地蔵尊の1つとされる由緒正しいお寺です。目安箱でも知られる八代将軍徳川吉宗も通ったとされる名所で、現在もそのご利益にあやかろうとする人々でにぎわう、巣鴨の定番の観光地の1つとなっています。

池袋に本店があるパン・洋菓子のタカセ。真性寺からすぐの「タカセ巣鴨店」は2階がカフェ、3階がレストランになっており、巣鴨散策の途中のランチにもぴったりです。平日の日替わりランチ、土日祝日と4のつく縁日の開催日のスペシャルランチがおすすめ。どちらも数量限定なので、味わいたい時には早めに行くのがおすすめです。

真性寺へは巣鴨駅から歩いて1分ほどです。毎年6月24日には「百万遍大数珠供養」が行われており、最近では御朱印をいただきに参詣する人も増えています。境内には松尾芭蕉の句碑があるので、訪れた際には、ぜひそちらもチェックしてみてください。

もともとは明治時代の政治家・陸奥宗光の邸宅であった「旧古河公園」。都内屈指のバラの名所としても定番となっています。広い園内には写真撮影の定番とも言うべき洋館を始め、西洋庭園や日本庭園、滝や茶室が点在しており、四季折々の花木を楽しめる人気観光地です。

「旧古河庭園」の近くにある「マルジュウベーカリー」は、昭和レトロの雰囲気漂う地元で人気の老舗のベーカリーです。今では数少なくなった対面式のガラスショーケースの中に並ぶのは、子供の頃に食べたことのあるような定番のパンなど懐かしいものばかり。お昼過ぎには売り切れてしまうこともあるので、お土産用に購入したい時は早めの訪問がベストです。

「旧古河庭園」へは巣鴨駅から歩いて20分、駒込駅から歩いて12分、東京メトロの西ヶ原駅からは歩いて7分ほど、となっています。開園時間は午前9時から午後5時まで、入場は午後4時30分までです。休園日は年末年始、入園料は大人1名150円となっています。特にバラの季節の週末は数多くの観光客で賑わうので早めのお出かけがおすすめです。

アジア広域の歴史や文化に関する書物を集めた「東洋文庫ミュージアム」。さまざまな企画展やシーボルトゆかりの草花が植えられた庭園、さらに目を奪う見事な書架の数々で知られる人気のミュージアムです。中でも天井まで届くモリソン書庫は定番の人気スポットとなっています。

東洋ミュージアム館内にある「オリエントカフェ」は、庭園の緑を眺めながら落ち着いて食事やお茶を楽しめるグルメスポット。ランチメニューの多くには、小岩井農場の卵や牛肉が使われています。また、同じく小岩井農場の乳製品を使ったチーズケーキやカスタードバニラアイスも定番の人気スイーツ。ディナー利用は、なるべく予約することをおすすめします。

東洋文庫ミュージアムへは巣鴨駅から歩いて14分、駒込駅からは歩いて8分ほどです。都営バス利用の場合は、六義園最寄りの「上富士前」バス停で下車してください。開館時間は午前10時から午後7時まで、入館は午後6時30分までです。休館日は毎週火曜日と年末年始、ただし火曜日が祝日の場合は翌水曜日が休館となります。入館料は大人1名900円です。

一歩施設内に入れば、そこが都心の一角だということを忘れさせてくれる「東京染井温泉 SAKURA」。地下から汲み上げた無色透明な天然温泉を満喫できる人気のスポットです。館内には男女それぞれり大浴場や露天風呂があり、全身リラックスすることができます。さらに、館内には岩盤浴や整体、エステやヘアサロンもありますので、入浴ついでに全身リフレッシュも可能。レストランもあります。

人気急上昇中のサボテンや多肉植物専門店の「鶴仙園」。西武池袋本店にある店舗はいつも多肉植物ファンで賑わっています。その「鶴仙園」の駒込本店は「東京染井温泉 SAKURA」から徒歩5分ほどの場所にあり、見事な温室が見学できます。ただし不定休なので、訪れる前には公式サイトや電話での事前確認がおすすめです。

「東京染井温泉 SAKURA」へは巣鴨駅から歩いて6分、駒込駅からは歩いて10分ほどです。駅からは無料の送迎バスも運行されているので、そちらもチェックしてみてください。営業時間は午前10時から午後11時まで、入場は午後10時30分までです。年中無休で、料金は大人1名1320円、フェイスタオルなどをレンタルする場合の料金は別途必要となっています。

現在「七社神宮」となっている場所には、かつて天照大神をご祭神する神明宮があり、その境内には樹齢千年を超える見事な一本杉があったことから一本杉神明宮と呼ばれていました。その後、明治時代に「七社神社」の移転に伴い、現在では「天祖神社」が「七社神社」の摂社となっています。かつての御神木である杉の切り株を拝みに訪れる人も多い、人気のスポットです。

「天祖神社」のある「七社神社」から歩いて10分ほどの上中里駅前にある「百亀楼」。昭和レトロな店構えも魅力的なまさに「町の中華屋」さんです。特に野菜たっぷりのタンメンは店の人気定番メニュー。他にも餃子や五目そば、夏の冷やし中華も見逃せません。

「天祖神社」へは巣鴨駅から歩いて25分ほど、王寺駅からは徒歩10分ほど、東京メトロ西ヶ原駅からは徒歩5分ほどです。天祖神社を摂社とする七社神社は、八重桜の名所。茅の輪くぐりは、西ヶ原の夏の風物詩の定番となっています。人気の御朱印の初穂料は500円から、授与受付は午前9時から午後5時までです。

巣鴨と言えば、まずここの賑わいが思い浮かぶという人も多い「巣鴨地蔵通商店街」。巣鴨駅から続く商店街にはバラエティ豊かな商品を扱う店舗が並び、買い物客や観光客の波が絶えることがありません。特に毎月4、14、24の4のつく日は、一帯で縁日が開かれ、商店街公式キャラクターの「すがもん」が出演するイベントなども人気を集めています。

巣鴨駅前から続く「巣鴨地蔵通商店街」の入り口にあった「すがもんのおしり」。国道17号線の拡幅で一時姿を消していましたが、現在は商店街から路地を入った場所に新たな「すがもんのおしり」が設置されています。ふわふわのおしりをなでると恋愛成就の御利益があるとされる「すがもん」。ぜひ商店街を訪れた際には、チェックしてみてください。

「巣鴨地蔵通商店街」は巣鴨駅から歩いてすぐの場所にあります。全長約800メートルの商店街には約200もの店舗が軒を連ねており、中ほどにある「高岩寺 とげぬき地蔵尊」に参詣する人の絶えない人気の商店街。毎月4のつく日の縁日以外にも「どんがら市」や「菊祭り」「クリスマスイベント」など、季節ごとの催し物も人気となっています。

桜の代名詞でもある「ソメイヨシノ」の発祥地とされる、かつての染井村の名前を今に残す「染井霊園」。広い霊園内には桜が数多く植樹されており、春には、都内でも指折りの桜の風景が見られます。東京ドーム1.5個分の広さを持つ霊園内で、目当ての著名人の墓を見つけるのは一苦労。案内図が霊園管理事務所に準備されているので、そちらを利用するのがおすすめです。

「染井霊園」の近くにある「BEYOND Z COFFEE」。ウッディで開放的な空間で、こだわりのコーヒーやボリュームたっぷりのパニーニが味わえるお店です。広い霊園内の散策の後のランチやお茶におすすめ。テイクアウトもできますので、巣鴨の街歩きのお供にもぴったりです。

「染井霊園」へは巣鴨駅から歩いて5分ほどです。広い霊園内には芥川龍之介や谷崎潤一郎といった文豪や、時代劇でもおなじみの遠山金四郎景元などの墓もあり、故人をしのんで散策する人も多くいます。ただし、あくまでも霊園ですので、むやみに大声を挙げたり、草花を踏み荒らしたりといった行為は、マナー違反となるので、ご注意ください。

2024年に刷新される新紙幣の中でも1万円札の顔になることが先ごろ発表された渋沢栄一。NHKの朝の連続ドラマ「あさが来た」などにも登場していた人物ですが、「詳しい経歴や人物像については、あまり知らない」という人も多いのでは。その渋沢栄一について学べるのがこの「渋沢栄一資料館」。かつての邸宅を生かした館内では、さまざまな展示物を見学できます。

「渋沢栄一資料館」のすぐそばにある「紙の博物館」。館内では紙にまつわる、さまざまな展示の他、紙すき体験教室なども開催されており、身近な存在である「紙」について、改めて考えることができるようになっています。現在は70周年に向けてのリニューアル工事が行われており、2020年3月16日にリニューアルオープン予定です。

「渋沢栄一資料館」へは巣鴨駅から徒歩25分ほど、東京メトロ西ヶ原駅からは徒歩7分ほどです。ただし2020年3月27日まではリニューアル工事のため、休館中となっています。オリジナルグッズや関連書籍などは、オンラインショップで取り扱われていますので、気になる人は、ぜひともチェックしてみてください。

巣鴨の顔とも言うべきとげぬき地蔵尊をご本尊とする「高岩寺」。病気を治癒し、痛みを和らげてくれるという霊験あらたかな地蔵尊のもとには、例年数百万人の参拝客が訪れます。さらに境内にある「洗い観音」に水をかけ、それを拭いた布で自分の身体の悪いところを拭くと、ご利益があるとされており、縁日の日や週末などには行列ができることもしばしばです。

「とげぬき地蔵」の門前そばにある「古奈屋 巣鴨本店」。1983年創業のカレーうどんの名店です。季節の天ぷらのつく「かき揚げカレーうどん」や「旬野菜カレーうどん」、「釜揚げカレーうどん」など、バラエティ豊かなメニューが揃っています。あと引く味の「カレーうどん味の揚げせんべい」や「レトルトスープカレー」はお土産におすすめです。

「高岩寺 とげぬき地蔵尊」は、巣鴨駅から歩いて3分ほど。いつも賑わうお寺ですが、縁日の立つ日や年末年始などには、特に行列ができることもありますので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。

定番のスポットから、新しい魅力あふれるスポットまでさまざまな見どころの揃う巣鴨駅周辺エリア。休日をのんびり過ごすのにはもってこいの場所です。今まで何となく足を向けたことがなかったという人も、ぜひこの機会に巣鴨駅周辺の定番から新スポットまでを散策して過ごしてみてくださいね。