オタモイ海岸って何?
オタモイ海岸とは、北海道の小樽市から北西方向にある断崖絶壁の青く透き通った海岸です。オタモイとは元々アイヌ語からきていて、オタは砂浜、モイが入り江を示しています。近場にはキャンプ場もあり、多くのキャンプ目的の観光客が美しい海岸と断崖絶壁に足を運びます。
オタモイ海岸とは
オタモイ海岸とは、イタリア南部のカプリ島にある海食洞の「青の洞窟」を彷彿とさせる美しい洞窟も存在していて小樽市の観光名所です。近隣には、山中に建つ真っ赤な出羽三山神社や、洞窟近くの塩谷漁港などもあります。出羽三山神社は神社までの山道が急な階段になっていて到達するには相当な気力が必要になります。
オタモイ海岸にある施設
オタモイ海岸には、昭和初期に建設され開園した巨大リゾート施設があります。当時は断崖絶壁に建てられた高級料亭「龍宮閣」を中心として、多くの人々が訪れました。
しかし、施工からおよそ17年後には「龍宮閣」が火事により全焼してしましい、いまでは閉園状態が続いています。龍宮閣の土台である断崖絶壁に何本もの支柱をつくり、絶壁の上に3階建ての施設を建設しています。
オタモイ海岸はどんな心霊スポット?
オタモイ海岸は心霊スポットと有名な名所です。地元の住民は観光名所というより、自殺の名所としての認識をしています。オタモイ海岸自体、とても大きな断崖絶壁なので自殺者のみならず災害や崖崩れなども要注意です。
オタモイ海岸は心霊スポット?
オタモイ海岸の近場にある下赤岩山は霊界へ通じている場所で、夜中に多発している怪奇現象などの噂が多く挙げられている、深夜に海岸を訪問すると暗い昔の海水浴場から人が大勢いるような声が聞こえてくる、携帯で写真を撮ると海面に無数の手が写るなど、不可解な現象が起こっています。
どんな心霊スポット?
オタモイ海岸はかなり荒々しい波しぶきが打ち寄せる場所で、尾根沿いにある獣道や遊歩道などもあります。オタモイ海岸の近場の赤岩海岸にある下赤岩山は、霊界へ通じる場所としてはとても有名で山の表面には祝津霊園があります。
尾根伝いにある獣道付近には多数のお地蔵さんのオタモイ地蔵が祭られており、海岸線を抜けた先との中間地点には霊界の入り口とされている場所があります。
オタモイ海岸が心霊スポットになった理由
オタモイ海岸が心霊スポットになった理由としては、自殺の名所であることが第一に挙げられます。高低差のある断崖絶壁なので身投げするには都合のいいスポットである可能性があります。海岸沿いなので遺体も発見されにくいようです。
2011年には元JR北海道の社長である中島尚俊が遺体として発見され話題です。社長自身も当時トラブルや不祥事が続発し自殺したとされています。
本当に危ない場所?
実際は、オタモイ海岸は近場までは行けますが本当に危ない場所である巨大リゾート跡地や施設まで行く遊歩道は公式に立ち入り禁止とされています。なので、きちんとルールを守れば万が一事故などには遭うことはありません。
巨大リゾート施設跡地である龍宮閣も近くの港から出港している船に乗船してみれます。しかし、夜中オタモイ海岸に行くと霊や自殺者がいる可能性もあります。
オタモイ海岸は千と千尋の神隠しの跡地?
心霊スポットとして有名なオタモイ海岸は、ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」のモデルだという噂があります。千と千尋の神隠しに登場する物語の舞台となった八百万の神々が客として集う湯屋と高級料亭「龍宮閣」が類似していると言われています。
公式に、ジブリはどこがモチーフとしているか公表しておらず、台湾にある「九份」がよくモチーフと言われています。ジブリファンは注目です。
立ち入り禁止の断崖絶壁を解説!
オタモイ海岸には断崖絶壁でそびえ立つ巨大な山が、綺麗な水平線の海岸沿いにあります。山の中部を崖沿いに人が歩けるほどの遊歩道に近いものがあり、遊歩道の中間地点に海岸から海を一望できるスポットが設けられています。
オタモイ海岸は断崖絶壁
オタモイ海岸には砂浜と呼べるものはほぼなく、緑色のコケや林が山の表面を覆うように生い茂っています。周辺には海のギャングと言われる野生のトドも生息しており、観光で見ることも可能です。野生のトドはとても危険なので注意しましょう。
オタモイ海岸は立ち入り禁止
オタモイ海岸は2006年3月の土砂崩れの影響で、断崖絶壁の中部にあるオタモイ地蔵尊までの遊歩道が、立ち入り禁止です。2011年には小樽市がオタモイ一帯を観光業として開発する目的で買い上げ、整備を行いましたががけ崩れの影響が強く途中で断念しています。
遊歩道付近では落石が多数確認されいて危険になので、絶対に立ち入ることはやめてください。
立ち入り禁止なのに行けるの?
上記でも記載しましたが、オタモイ海岸の立ち入りは禁止です。小樽市の公式サイトでも、オタモイ海岸のオタモイ地蔵尊までの遊歩道は立ち入り禁止とアナウンスしています。
巨大リゾート施設跡地を見に行きたい場合は小樽港から出港してる小樽海上観光船「あおばと」が利用できます。航路がオタモイ航路と祝津航路の2種類あり、オタモイ航路はAからDコースまであります。
オタモイ海岸までの行き方とは?
オタモイ海岸は北海道の小樽市の海岸なので、本州や九州などにいる場合は飛行機を使って北海道まで赴く必要があります。飛行場からオタモイ海岸には車でも電車でも行くことは可能ですが、北海道が広大な土地なので車が利便性があります。
オタモイ海岸は小樽の海岸
オタモイ海岸の住所は北海道小樽市オタモイで小樽駅と塩谷駅の中間地点にある北側に出っ張っている地形です。近場にはおたる水族館や小樽運河もあるので観光スポットの付近にあります。
北側には利尻島が直線状にあり、先にオホーツク海があります。西側には北海道で3か所目に国定指定を受けた自然公園のニセコ積丹小樽国定公園があり、つるかけ岩やまど岩など奇岩が多数ある地域です。
オタモイ海岸までの行き方
オタモイ海岸までの行き方は、車で行くことが妥当だといえます。オタモイ海岸は駅から徒歩で行くには遠く、電車も駅と駅の中間地点になってしまうので難しいです。車を利用する場合、小樽市中心部から国道5号線を郊外へ向かう道と、反対側の駅の塩谷から国道5号線を小樽側に向かう方法です。
ベストな行き方
オタモイ海岸までのベストな行き方は、小樽から行く方法がベストです。交通手段としては車が必須です。オタモイ海岸周辺には小樽中央自動車学校もあるので交通安全に関しても、周りも細心に注意を図っているといえます。
小樽からだと函館本線の小樽駅から車で約30分ほどで到着できます。観光地なので案内看板も多数配置しているので、注視して向かえば無事に向かえます。
挑戦するなら覚悟を決めて挑もう!
オタモイ海岸に挑戦するなら相応な覚悟を決めて挑むことが重要です。もし夜中に行く場合は注意するのは幽霊だけでなく、そこに心霊スポット目当てで行かない人たちも注意しなければいけません。
迷惑に思うのは人間だけなのでしょうか?神社に祭られている神様にも、オタモイ海岸のオタモイ地蔵尊にも、自殺してしまった霊も迷惑に感じます。
迷惑になる行為は控える
オタモイ海岸は観光地としては昔も今も有名ですが、近隣には住んでいる人がいますし、山の中にも出羽三山神社もあります。興味本位や観光目的で行くことはよいことですが、騒いでいくことや迷惑行為になることはもってのほかです。キャンプ場にくる人々も楽しみに来ています。
観光目的の人も近隣に住む住民もキャンプくる家族もお互いに迷惑にならないよう、尊重しあって楽しみましょう。
入念に準備を整える
オタモイ海岸は少なくとも霊が出やすい場所であることは間違いありません。霊感の強弱に関係なく入念に準備を整えていくことは大事であるといえます。目的が違う人たちは夜中に行く時点で静かに行動しています。なので危害が加わる可能性も十分に注意しましょう。