松浦漬けのおいしい食べ方
昔から変わらないおいしさの松浦漬けは、あつあつの白ごはんの上にのせて食べる、お酒のつまみとして食べる、というのが定番の食べ方です。しかし、近年では食べ方も少しずつ工夫されてきています。まぜ込んだり、のせたり、さまざまな楽しみ方があるのでレシピをいくつかご紹介します。
食べ方には注意が必要
多くの粕漬けは食べる際に酒粕を洗い流したり拭き取ったりして食べますが、松浦漬けは洗わずに粕ごと食べます。松浦漬けの酒粕は米粒など舌触りの悪いものがなくなるまで何度もこしていきます。
酒粕には糖類や塩、唐辛子などで味付けがしてあるので、松浦漬けは酒粕のままおいしく食べられるのです。酒粕の香りと、なめらかな舌触り、コリコリした軟骨に甘辛い味付けが最高です。
松浦漬けのいろいろな食べ方
酒粕の豊かな風味と甘辛い味付け、クジラの軟骨のコリコリとした食感がたまらなくおいしい松浦漬けですが、いろいろな工夫でさらにおいしく、違った味と食感の松浦漬けを楽しめます。定番のレシピからアレンジレシピまで、食べ方はたくさんあります。
①そのまま食べる
松浦漬けの定番レシピです。あつあつの白ごはんの上にのせて食べたり、お酒のつまみとしてそのまま食べる、というのが長年地元で愛されてきた食べ方です。舌触りなめらかで酒粕の甘い香り、唐辛子がいいアクセントになり、コリコリとした軟骨の食感に、ごはんやお酒がすすみます。
②まぜて食べる
わさびを適量まぜて食べると、日本酒によくあいます。日本酒は甘口でも辛口でも最適なおつまみになるでしょう。クリームチーズとまぜあわせて食べるのもおいしいです。白ワインによくあいます。食通やフードスタイリストもおすすめするレシピです。
③のせて食べる
キャベツやにんじん、じゃがいもなどのゆで野菜にのせて食べる、クラッカーの上にのせてカナッペスタイルで食べる、どちらのお供にも白ワインがおすすめのレシピです。白ワインと松浦漬けは相性がいいのです。食パンやフランスパンにのせて焼いて食べると、お酒のつまみだけではなく、おいしい朝ごはんにもなります。
④はさんで食べる
かまぼこを少し厚めに切って、真ん中に切り込みを入れて板わさのように松浦漬けをはさんで食べるのもおすすめです。手間も時間もかからず料理が苦手な方でも、はさむだけの簡単でおいしい、日本酒によくあう一品ができあがります。
松浦漬けを使ったアレンジレシピ
焼おにぎりにのせて焼く
用意するものは、ごはんと松浦漬けだけです。気をつけることは焼きすぎないことです。香ばしいにおいと、ほっこりおいしい焼きおにぎりをぜひ試してみてください。松浦漬けの焼きおにぎりは、お茶漬けにしてもおいしいですよ!
松浦漬けを使った冷奴
用意するものは、豆腐と松浦漬けだけです。薬味のかわりに豆腐のうえに松浦漬けをのせていただきます。手抜き料理のはずですが、松浦漬けをのせることで極うま冷奴に早変わりです。冷酒やビールのおともに最適な一品ですね。