ニニギってこんな神様!
ニニギは天照大神が治める高天原にいる天津神です。地神五代の三代目、日向三代の初代に該当します。天照大神の命を受けて葦原中国を治めるため、初めて地上に降り立った神様です。降臨した場所は日向(宮崎県)の高千穂峰といわれています。
漢字で書くと瓊瓊杵命
ニニギの漢字表記は瓊瓊杵命(ニニギノミコト)です。他に、瓊々杵尊、邇邇芸命とも書かれます。
正式名称は、天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸(アメニギシクニニギシアマツヒコヒコホノニニギ)です。名称には、天地が豊かに賑わう、天津神、稲穂が豊かに実るという意味が含まれています。
天照大神の孫
ニニギは天上の国、高天原を統治する天照大神の孫です。ニニギの母は、栲幡千千姫命(タクハタチヂヒメノミコト)といいます。栲幡千千姫命は、天照大神の子の天忍穂耳尊(アメノオシホミミノミコト)と高皇産霊尊(タカミムスビノカミ)の娘です。
ご利益は五穀豊穣
ニニギの代表的なご利益は五穀豊穣です。ニニギは天降(アマクダ)りした時、天照大神から国民が飢えないようにと高天原で実った稲穂を持たされました。天降りとは、天上界から人間界へ降りることをいいます。
ニニギは天照大神の命を受け、代々の日本の皇へと引き継ぎました。ニニギの子孫の天皇が五穀豊穣を祈る大嘗祭、新嘗祭が今も執り行われています。
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