冬の栃木観光で外せない観光スポット12選！日帰りでも楽しめる見どころをご紹介！

日帰り観光におすすめの栃木は、年間通して季節に応じたさまざまな楽しみを満喫できるエリア。ここでは、そんな人気観光地栃木ならではの冬だから楽しめる人気観光スポットを、名所・イベント・イルミネーション・温泉別に、ご紹介していきましょう。冬は積雪も多い栃木なので、日帰り観光の計画と同時に積雪情報もチェックして出かけることがおすすめです。

栃木県には世界遺産に指定される有名観光地や大自然が創り出す名瀑など、日本全国だけでなく世界各国から観光客が訪れる人気観光名所が県内各所にあります。栃木県内にある有名観光名所の人気スポットを3選ご紹介しましょう。休日だけでなく平日も多くの観光客が訪れる人気スポットは、冬ならではの風情ある景色を眺めることが可能です。

栃木観光の名所「華厳の滝」は、日本三名瀑や日光三名瀑といわれ日本や栃木を代表する有名な滝です。落差約97メートルから一気に流れ落ちるさまは、圧巻の一言に尽きるほど。水量は平均3トンあり梅雨時期や台風の影響で、100トンを超える場合もあります。冬の華厳の滝は、水量や気温の変化で滝の水が氷る「氷瀑」が見られるチャンスの時期。滝の中腹から流れ落ちる12滝も、同時に氷瀑し流れが止まった幻想的な姿を観光しましょう。

近くで見る冬の華厳の滝も圧巻ですが、遠くから眺める華厳の滝の絶景もおすすめの見どころです。華厳の滝へ向かう「いろは坂」途中の明智平から展望台へ登るロープウェイを利用すれば、山の上から中禅寺湖をバックに、雄大な日光国立公園の景色と華厳の滝を眺めることが可能。冬になると付近の木の葉が枯れ落ち、青白く氷瀑した華厳の滝が一層強調され幻想的な景色を鑑賞できます。

日本の有名な観光地として世界的に知られる世界遺産「日光の杜寺」の中にある日光東照宮は、日光を代表する観光名所。冬の日光は、氷点下になることも多く15から20センチメートル近く積雪することもあります。真っ白い雪で覆われた日光東照宮の金や朱、黒の色彩が白い雪景色の中に浮かび上がり冬ならではの景色の中で拝観しましょう。

日光東照宮には多くの見どころがあります。新厩舎の「見ざる言わざる聞かざる」の三猿の彫刻や日本を代表する最も美しいといわれる国宝「陽明門」。そのほかに東回廊の「眠り猫」や薬師堂天井に描かれた巨大な龍の水墨画「鳴き龍」は、龍の顔の下で拍子を打つと龍が鳴いているような音に聞こえるといわれる不思議な現象をぜひ体験しましょう。

「大谷資料館」は、石の町として知られる宇都宮市の大谷にある採掘場の歴史資料館。現在は機械での採掘が進んでいますが、昔の手掘り採掘されていたころに使用された巨大な地下採掘場跡を利用し、採掘の歴史を集めた資料館として公開しています。地質や採掘方法、排出輸送の移り変わりや採掘で使用された工具や機械の紹介など、カテゴリー別にわかりやすく展示する施設です。

大谷資料館の見どころは、大正から昭和の70年間大谷石を採掘するときにできた巨大地下空間。広さは2万平方メートルともいわれ野球場がすっぽり入ってしまうほどの大きさがあり、現在はその広さを利用してコンサートや美術展示、演劇などのイベントで幅広く使用されています。地下採掘場は年間の平均気温が約8度なので、寒い冬でも心地よい温かさの中でイベントを楽しみましょう。

栃木は温泉天国といわれるほど県内のいたるところに有名温泉地があり、四季折々の風情をたのしめる温泉地が多く、冬には雪景色を眺めながら入る温泉がおすすめです。日帰り観光で栃木県内の名所を訪れたあとには、冷え切った身体を温かい温泉に入って癒しましょう。ここでは、栃木にある日帰り入浴が楽しめる人気温泉スポットをご紹介します。

栃木県那須温泉元湯の「鹿の湯」は、温泉郷の多い栃木県内でも最も古い歴史を持つ温泉といわれ、江戸時代に松尾芭蕉が奥の細道の道中に入浴して汗を流したといわれる有名な温泉。傷ついた鹿がこの温泉で癒していたことで発見された「鹿の湯」は、現在も湯治場として身体を癒す効果が高いといわれる人気の名湯です。

明治時代に建造された「鹿の湯」の人気の理由は、ノスタルジックな異空間。レトロな靴入れや脱衣所の先には温度別に区切られた湯船がいくつもありレトロファンにも人気の温泉です。湯治に効果的な独特の入浴方法も人気の理由。ひしゃくで200回のかぶり湯、分刻みの部分入浴、一日の入浴回数制限など、湯治入浴法を守ることで寒い冬でも高い保温効果と体力の回復効果が期待できます。

栃木の鬼怒川温泉は、全国各地から訪れる人も多い有名な温泉地です。数多くある温泉入浴施設の中でも最も人気がある日帰り入浴施設の「鬼怒川公園岩風呂」。鬼怒川公園内にあり、男女共に内湯と露天風呂を完備し100％厳選かけ流しの温泉は、入浴後に肌がつるつるする美肌の湯としてもしられています。

「鬼怒川公園岩風呂」の人気の理由は、公共施設なので入浴料金が一般大人510円小学生250円と安く、日光市民ならば大人300円小学生150円で施設利用できる点や、鬼怒川公園の四季折々の大自然の中で入浴できる点でしょう。冬の積雪時には、雪が降る中で雪見風呂を楽しめます。

栃木県さくら市内に泉質がまったく異なる温泉が2つあり、中心地区の「喜連川温泉」と氏家地区の「早乙女温泉」です。早乙女温泉は、硫黄臭が強烈で成分濃度が濃く源泉温度が高温なため、加水したお湯で入浴します。朝夕や天気の変化でエメラルドグリーンや乳白色に色が変わる不思議な温泉として有名。

「早乙女温泉」は、関東では滅多に堪能できないほどの泉質の良さが人気の理由です。源泉のままでは機械類や蛇口がボロボロに腐食してしまうほど高濃度成分で、群馬県の有名湯畑のような強烈な硫黄臭など匂いだけでなく入浴中の肌に吸い付くような泉質が、温泉ファンからも名湯として人気があります。

栃木の人気観光地塩原の温泉処として人気がある奥塩原温泉郷には、温泉通のあいだでは有名な公共温泉施設の「むじなの湯」がおすすめ。「むじな」と呼ばれるたぬきが、傷を癒すために浸かっていたことで名付けられた「むじなの湯」は、浴槽の下の岩（霊岩）から湧き出す源泉をそのまま湯船にためて使用している源泉かけ流し温泉で、日本の共同浴場ベスト10にも選ばれた名湯です。

栃木の奥塩原温泉郷にある「むじなの湯」が人気の理由は、他ではあまり見かけることがない浴槽の下から湧き出る源泉にあります。少し温度が高い源泉は、入浴中に足元からじんわり温度を感じられ冬の外気で冷えた身体を、足元から温めてくれる心地よさが評判の有名な温泉スポットです。

日光国立公園の麓の大谷川沿いにある市営公共施設「やしおの湯」は、世界遺産「日光の社寺」から中禅寺湖へ抜ける国道から川沿いの谷に少し降りたあたりに位置します。日光駅からバスでも訪れることができる人気の日帰り温泉施設。広い内湯と岩野天風呂や横になれる休憩所も完備され地元民からも人気のスポットです。

「やしおの湯」の人気の理由は、美肌効果が期待できるお湯の柔らかい点や施設まで交通の便がよくアクセスしやすい点も人気の理由でしょう。冬には施設周辺に雪が積もった雪景色を内湯の大きなガラス張りの窓や、露天風呂から楽しみましょう。施設の玄関にバス停があるので、温まった身体を外気で冷ますことなく日光駅に戻ることができます。

冬の人気スポットといえば、カラフルな色とLEDによる煌びやかな光のイルミネーション。冬の寒い季節の訪れを感じられるイルミネーションイベントが栃木各地で開催されます。日本全国のイルミネーションランキングにも毎年名前を連ねる有名スポットや、栃木の観光名所ならではの日本の風情を楽しむ観光地のイルミネーションなど、冬限定の栃木の人気イルミネーションスポットをご紹介しましょう。

栃木の足利市にある四季折々の花々を鑑賞できる「あしかがフラワーパーク」は、日本全国のイルミネーション施設の中から選ばれる「イルミネーションアワード」のイルミネーション部門で、4年連続1位を獲得した日本一のイルミネーションを鑑賞できます。約94,000平方メートルの敷地内に500万球を超えるイルミネーション装飾したイベントは、まさに圧巻。開催中は、関東県内だけでなく地方からわざわざ訪れる観光客で賑わいます。

栃木の「あしかがフラワーパーク」のイルミネーションイベント「光の花の庭」の見どころは、1,000平方メートルまで成長した藤棚を利用した「奇跡の大藤」とよばれる藤の花をイメージしたLED。咲き始めから満開、舞い散るまでの時空間を光のイルミネーションで表現したアトラクション的イルミネーションです。舞台を見ている気分になる幻想的な光の世界が広がります。

栃木の日光市にある人気観光施設「東武ワールドスクウェア」は、「世界の遺跡と建築文化を守ろう」をテーマにした、世界の有名建造物や遺跡を1/25縮尺のミニチュアサイズで鑑賞できる施設。冬のイルミネーション期間中には閉園の時間を大幅延長し、各ミニチュア展示物にイルミネーションを施して、幻想的な光と本物そっくりのミニチュア展示をたのしめる人気の観光地です。

栃木の日帰りおすすめ観光施設「東武ワールドスクウェア」のイルミネーションイベントの見どころは、102点の展示品ひとつひとつに趣向を凝らした光の表現や、イルミネーションのトンネル、西遊記シリーズの台湾ランタンです。冬のこの季節限定の輝くイルミネーションの世界を満喫しましょう。

群馬県との県境に近い栃木の「佐野プレミアム・アウトレット」は、直通の観光ツアーも開催されるほど人気があるアウトレットモールです。ブランド品が破格のプライスで入手できるアウトレットモールの火付け役といってもよいでしょう。毎年冬にはイルミネーションイベントが開催され、買い物だけの目的でなくイベント鑑賞に立ち寄る人も多い人気観光地です。

東北自動車道の佐野I.Cからアクセスしやすい「佐野プレミアム・アウトレット」のイルミネーションイベントの見どころは、約20万個以上のLEDを使用したSNS映えするフォトジェニックスポット。ドームやツリー、ハートの形のイルミネーションなど写真に撮りたくなるスポットが豊富です。

栃木の那須高原にある「那須ガーデンアウトレット」は、リゾート地を利用する旅行者や別荘所有者で賑わうアウトレットモール。一般的なブランド品のみを販売するアウトレットモールと違い、那須限定の地元生産者の野菜や乳製品、雑貨も販売されるロコマーケットです。施設内にはドッグランも完備し、愛犬と訪れても楽しめる人気施設。

リゾート地にある「那須ガーデンアウトレット」のイルミネーションイベントの見どころは、「光の演奏会」をテーマにした約20万球のイルミネーション。イベント開催中は、モールの入口にある約10mの大型レインランディツリーに、約1万個のレインボーLEDを装飾したクリスマスツリーも見どころのひとつとなっています。

観光名所の多い那須高原にあり、りんどう湖に面して遊園地や観光牧場の複合施設がある「那須りんどう湖レイクビュー」。20万平方メートルの広い敷地内には、ジップラインや遊覧船にゴーカートの体験型アトラクションや、アルパカやヤギに直接触れて楽しめるふれあい動物園など、ファミリーやカップル、グループで1日中楽しめる人気の観光地です。

「那須りんどう湖レイクビュー」では、毎年秋から冬になると施設全体がイルミネーションで彩られるイベントを開催。広大な場内にある小さなスイスをイメージした建物や遊園地のイルミネーションが湖面に映りキラキラと幻想的な世界を楽しみましょう。期間内には先着順で訪れた子供に限定グッズのプレゼントもあります。

栃木では冬だけの限定イベントを県内各地で開催しています。寒い冬だからこそ楽しめる期間限定イベントで、冬の栃木観光の思い出造りをしましょう。栃木県内の人気の観光地や名所で行われるイベントをご紹介します。

栃木県日光市の日光国立公園内にある温泉観光地「湯西川温泉」では、毎年積雪量が増加する2月から3月頃にかけて「かまくら雪まつり」を開催します。平家の歴史を伝える名所の「平家の里」をメイン会場として日本夜景遺産で認定された沢口河川敷には、大小のかまくらや遊戯施設にBBQ用かまくらが建ちならび老若男女が楽しめるイベントです。

栃木の観光名所が多く集まる奥日光では、豊富な積雪を利用した冬ならではのイベントを開催します。奥日光の雪を利用した氷彫刻の「全日本氷彫刻奥日光大会」や湯ノ湖湖畔で開催する「冬の花火大会」、ライトアップ夜景遺産認定の500個のミニかまくらを利用した「雪灯里」、「雪上探検ツアー」「湯元スキー場スノウフェスティバル」など、冬の奥日光ならではのイベントに参加しましょう。

「わたらせ鐵道渓谷線」は、数多くの映画やドラマ、アニメなどに登場する、群馬・栃木県の地方交通線であった足尾線を引き継ぎ観光鉄道として、今も現役の鉄道です。今年で第17回となる冬のイルミネーションイベントは、日光市足尾地域の4駅のホームをイルミネーションで飾り、期間中にはイルミネーションで飾られた列車の運行もあり冬限定の観光名所としてぜひ家族で参加しみましょう。

栃木市内の観光名所として人気の高い昔の蔵造り家屋が並ぶ巴波川沿いでは、毎年11月から2月ころまで真竹を利用した竹筒の灯りを両岸に約100以上飾り、竹細工から映し出される風情ある「うずまの竹あかり」イベントを開催します。毎年、地元学生の協力で作られる竹筒灯りは、冬の風情ある夜の散歩をたのしめると評判です。

日本三大金毘羅門天の栃木県の大岩山金毘羅門天では、毎年大晦日から元日にかけて悪口（あくたい）を大声で掛け合う「悪口まつり」が開催されます。一年間に溜まったうっぷんをこの悪口まつりで掃き出して新しい気持ちで新年を迎えようというイベントは、地元民や外国人観光客などからも人気です。

都心から電車や車でアクセスしやすい栃木は、年間通して楽しめるイベントや観光地、観光名所も多いエリアです。寒い冬のこの季節だからこそ楽しめる、冬のイベントやおすすめの観光地を巡って家族や友人、大切な人と楽しい時間を過ごしてみましょう。