冬の鳥取の魅力は？鳥取砂丘や観光地の冬ならではの見どころをご紹介！

鳥取と言えば砂丘や大山が有名ですよね。冬場は温泉やカニを求めて訪れる人が多いのではないでしょうか。この記事では、有名な観光地から穴場のスポットまで、寒い冬でも楽しめる鳥取の見どころを、鳥取市内や他のエリアごとにご紹介いたします。冬の鳥取はかなり冷え込み、場所によっては積雪もありますので、温かい服装でお出かけくださいね！

鳥取県を代表する観光地で、まず最初に思い浮かぶ名所といえば「鳥取砂丘」でしょう。鳥取砂丘は冬に行くイメージがないかもしれませんが、ハイシーズンのように砂丘が人で埋め尽くされることも、リフトで順番待ちになることもありません。実は、冬の鳥取砂丘は穴場です。強風の日を避ければストレスなく満喫することができます。雪が積もると一面銀世界になり、普段は決して見られない幻想的な景色を楽しむことができるでしょう。

鳥取砂丘ではクリスマス前限定でイルミネーションが開催されます。毎年違ったテーマに合わせ、数十万個の電飾で彩られる様子はとてもロマンチック。特に、カップルにはおすすめしたいスポットです。フードコートもありますので、温かい食べ物や飲み物で身体を温めながら楽しむのもいいででしょう。

鳥取砂丘近くの穴場スポットは「砂の美術館」。世界に一つしかない、砂と水のみで作られた彫刻を展示する美術館です。「砂で世界旅行」をコンセプトに、世界の砂像彫刻アーティスト達が美しく迫力のある作品を造り上げます。どれも精巧にできており、本当に砂で造られているのか疑いたくなるほど。室内なので、寒い冬でもゆっくりと楽しむことができます。砂丘と合わせて訪れてみてくださいね。

2006年に展示が始まって以来、毎年テーマが変わっており、訪れるたびに感動があります。現在開催されている第12期のテーマは「南アジア編」。多様な文化と信仰が生きる南アジアの様子を表現しています。2020年4月18日から始まる第13期の展示テーマは「チェコ＆スロバキア」。開館期間は毎年異なりますので、詳細はホームページでご確認ください。

鳥取県は「星取県」と名乗り星空の美しさをアピールしています。「さじアストロパーク」は国内最大の反射望遠鏡やプラネタリウムを備えており、宇宙や星について楽しみながら学ぶことができる天文台です。鳥取市内の中心から車で1時間とアクセスは少々不便ですが、その分緑豊かな綺麗な景色を同時に楽しむことができますよ。

空気が澄んで星空がキレイに見える冬は、天体観測におすすめの季節です。さじアストロパークには望遠鏡が備えられている宿泊コテージがあり、観測室の屋根を空けて美しい星空を観測することができます。満天の星空が見れたなら、きっと忘れられない思い出となるでしょう。

鳥取市内にある「あおや和紙工房」では、因州和紙の歴史や文化について触れることができます。因州和紙とは、千年も前から鳥取県東部で生産されてきた特産の手すき和紙のこと。現在は鳥取市佐治町と鳥取市青谷町の2個所で受け継がれています。常設展示や企画展示ではさまざまな作品に触れることができ、美しい和紙の温もりを感じられるでしょう。

こちらでおすすめしたいのが紙すき体験です。やり方は先ず桁と呼ばれる道具に原料をくみ、均一になるように漉いていきます。次に、色とりどりの染紙を好きな形に切ります。カラフルな染料で漉いた和紙に着色してから、脱水し、最後に鉄板で干して出来上がり。難しく感じるかもしれませんが、指導員さんが丁寧に説明してくれますので、小学生ぐらいのお子さんからできます。貴重な思い出となるはずですので、ぜひ体験してくださいね。

冬の楽しみの一つと言えば温泉ですよね。日本一のラジウム温泉として知られる三朝温泉は、鳥取県内でも人気の観光地です。古くからの旅館が立ち並ぶ昭和レトロな温泉街を歩けば、どこか懐かしい気持ちになり、心が和みます。安く入れる日帰り温泉や散歩がてら回れる足湯スポットもありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

三朝温泉には高濃度のラドンが含まれており、浸かることで免疫力や自然治癒力が高まるといわれています。更に飲むことで老化や様々な生活習慣病の予防が期待できるとか。古くから湯治場として人気がある三朝温泉には、観光目的だけではなく療養目的でもたくさんの人が訪れています。

なしっこ館は倉吉パークスクエア内にある施設で、日本で唯一梨をテーマにした博物館です。さまざまな展示物やシアター、ロボット劇などで鳥取県の名産である梨について知ることができるほか、梨を使ったスイーツ作りなど、楽しいイベントも開催されています。自分の体が小さくなって梨園にいるイメージで遊べる「不思議ガーデン」もおすすめ。なしっこ館は子供から大人まで遊べる穴場スポットです。

なしっこ館で最も人気なのが梨の食べ比べ。旬の梨から氷温貯蔵技術により保存されたものまで、一年を通して梨の試食を楽しむことができます。鳥取の名産二十世紀を始め20種類の中から3種類がセレクトされています。二十世紀ソフトクリームがいただけるフルーツパーラーや梨にこだわったお土産が揃うショップもありますので、のぞいてみてはいかがでしょうか。

鳥取県東伯郡湯梨浜町にある「はわい温泉」は、東郷湖の西岸に位置し、湖底から沸出する珍しい温泉です。岬状に建ち並ぶ温泉街は、対岸から、まるで湖上に浮かんでいるように見え、その幻想的なたたずまいが人々を魅了します。おすすめは七福神になぞらえた足湯。東郷湖周辺に7カ所ありますが、はわい温泉には、その内の4つが設置されています。東郷湖畔の四季折々の風情に浸りながら、趣の異なる足湯をお楽しみください。

はわい温泉に十数件ある宿の中でも人気の「望湖楼」には、全国で唯一の湖上露天風呂があります。文字通り、湖の上に設置された露天風呂で、まるで湖に浸かっているかのような開放感。美しい湖の景色を眺めることができます。もう一つの楽しみは、露天風呂の横にある「たまごのお風呂」。宿泊者は生卵をひとつもらい、こちらで温泉卵を作ることができます。温泉に入る前に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

鳥取県境港市にある境漁港は、天然マグロと紅ズワイガニの水揚げ量日本一を誇ります。周辺には絶品の海鮮が味わえる食堂や海産物のおみやげ物が揃う店がたくさん並び、グルメスポットとして人気です。ド迫力の魚の水揚げシーンやセリの様子が見られる境漁港見学ツアーも実施されていますので、食べるだけじゃ物足りないという方は参加してみてはいかがでしょうか。

冬の味覚と言えばカニ！紅ズワイガニや松葉ガニを楽しみに鳥取を訪れる旅行者も多いでしょう。境港の名物紅ズワイガニは9月～翌6月までの長期間水揚げされるので、リーズナブルな価格で味わえます。また、11月～3月にかけては高級な松葉ガニも登場します。この時期にしか味わえない新鮮なカニをお腹いっぱい食べに行きましょう！

境港は漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である、水木しげるの出身地でもあります。JR境港駅から800m続く通りは「水木しげるロード」と呼ばれ、177体もの妖怪ブロンズ像が立ち並ぶ（2019年現在）鳥取の名所となっています。2018年にはリニューアルが行われ、歩道を広げたり休憩場所を増やしたりと、快適さがアップしました。夜はライトアップが施され、妖怪たちがそこにいるかのような雰囲気を楽しめます。ユニークで可愛い妖怪たちに会いに行きませんか？

境港駅から水木しげるロードをずっと歩いていくと、最後に「水木しげる記念館」があります。館内に入ると多数の妖怪コレクションや妖怪ジオラマが展示されており、鬼太郎の世界が広がっています。パッと見て楽しめるものから、じっくり歴史に浸れる読み物まで見どころいっぱい。時間によってはキャラクターも登場しますので、ぜひ会いに行ってみてください。

中国地方最高峰の大山は、日本の名峰ランキングベスト3にも選ばれるほど皆に親しまれています。どの季節に訪れても美しく、春は花散策、夏はハイキング、秋は紅葉、冬はスキーなど、1年中楽しめるのが魅力。そんな大山の豊かな自然の中にある「森の国大山フィールドアスレチック」は、思いっきり身体を動かして遊べるおすすめの穴場スポットです。

森の国では冬のプログラムも盛りだくさん！1月～3月は一面銀世界になった雪原でそり滑りやかまくら作りを楽しむことができます。スノーシューを履いて雪の森にハイキングに出かけるというワクワクするようなプランや、雪のテーブルやイスを作り、ガスバーナーで調理した料理をいただく面白いプランもありますので、ぜひ体験してみてくださいね。

大山の麓にある「とっとり花回廊」は、多くの観光客が訪れる人気のフラワーパークです。季節の花が咲き乱れるヨーロピアンガーデンや全天候型の展望回廊など、広い園内には見どころがたくさん。直径50m高さ21mの巨大なフラワードームは室内の温度が20度に保たれており、冬の時期でも温かくきれいな花を楽しむことができます。園内を回る列車に乗ってゆっくりお花を眺めるのもおすすめですよ。

冬の期間、とっとり花回廊では140万個の電飾で飾るフラワーイルミネーションが開催されます。広大な園内全てにイルミネーションが施され、幻想的な景色を見せてくれます。音楽と光がコラボするイルミネーションや幻想的に輝くフラワードーム、全長1kmの光で繋がる展望回廊など、見どころいっぱい！週末や冬休み期間に打ち上げられる400発の花火も見逃せません。

砂丘や大山、水木しげるロードなど鳥取県の定番の観光名所から、冬に行きたいスポットの見どころをご紹介しました。温泉やカニ、イルミネーションなど、冬こそ楽しめる魅力的なスポットが鳥取には沢山あります。今年の冬は家族や友人、恋人と鳥取にお出かけしてみてはいかがでしょうか。