広島空港に就航するLCCの路線は？運行する航空会社や料金をご紹介！

中国地方の広島県三原市にある広島空港。国内線だけではなく国際線も就航している国際空港です。アクセス方法は車だと駐車場も約3,500台分を完備、バスや電車などの公共交通機関も充実しています。このアクセスの良さもあり、中四国で利用者が1番多い空港がこの広島空港です。

そんな広島空港ですがLCCが初めて運行を開始したのは2014年。まだ広島空港から就航している国内線でのLCCは1社のみで、それが中国の民間航空会社の春秋航空という航空会社です。行き先は広島ー成田国際空港間のみですが利用者も多い人気の便になります。

広島空港発の国際線のLCCは現在のところ2路線あります。ソウル行きのLCC・エアソウルと香港行きの香港エクスプレスです。そして楽しみなのが令和元年12月18日からバンコク行き・ノックエアが就航予定となります。そうなると広島空港からだけでも3つの海外の都市へ乗り継ぎなしで、格安で海外旅行を楽しむ事ができるんです。

では広島空港発のLCC・春秋航空の成田路線について詳しく調べていきましょう。まだ国内線向けのLCCは新幹線などの移動手段も様々ある事や、大手の航空会社もあるのでそんなに多くはありません。しかし需要が高まれば、これからいろんな会社が参入してくると思います。

この春秋航空はLCCですが広島ー成田間を毎日2便で運行しています。時間帯としては11時台に1便と20時台に1便の計2便です。このスケジュールだと半日の予定や日帰り旅行ができ、移動時間を有意義に使う事ができます。また成田空港を経由して海外に行く場合にも便利な路線です。

こちらは余談ですが成田空港から羽田空港へ行く場合はリムジンバスやまたは電車での移動方法が充実しています。羽田にいきたいけど広島空港からLCCでの羽田便はまだありません。LCCで成田空港までの飛行機代を格安に抑えて、移動して羽田空港まで行くという方法もできます。

では続いては広島空港から発着している国際線のLCCについて詳しくみていきましょう。広島空港から現在出ている国際線LCCですが、エアソウルも香港エクスプレスもどちらも毎日運行はしていません。海外で日帰りすることはあまり無いとは思いますが、次の日に帰国したいとなると便が無いので注意が必要です。

では広島ーソウル路線のエアソウルの運行スケジュールをみていきましょう。広島発ソウル行きは火曜・金曜・日曜日の11時30分出発の1便のみです。そしてソウル発ー広島行きも火曜・日曜が9時10分と金曜が9時00分の1日1便のみで、もし火曜日に広島空港発に乗った場合は、次の便は3日後の金曜日になります。

続いて広島ー香港路線の香港エクスプレスですが、こちらも毎日の運行ではありません。曜日は火曜・木曜・日曜の3日間のみです。広島発ー香港行きは火曜日が14時45分発、木曜日が15時45分発、日曜日が17時40分発と午後便となります。香港発ー広島行きは火曜が8時55分発、木曜が9時15分発、日曜日が11時55分発のこちらは全て午前便です。

最後に広島ーバンコク路線のノックエアーですが、こちらはまだ時間等は発表されていませんでした。ノックエアーはタイのLCCで日本では広島空港が初就航です。広島空港のホームページによると水曜日・金曜日・日曜日の週3日の往復便となり、こちらも毎日の運行ではないですが、これから楽しみに発表を待ちたいと思います。

次に気になるのがLCCの航空券の料金です。LCCの最大の魅力は航空券が格安で入手ができることで旅を気軽に楽しめることでしょう。LCCは座席のタイプによっても値段やサービスを選ぶことができ、自分の旅に合わせてプランを変えることができるのも最大の魅力です。では広島空港を利用した時のLCCの料金について詳しく調べていきましょう。

LCCの春秋空港を使用した場合に選べる座席の3タイプになります。ラッキースプリング・スプリング・スプリングプラスの3タイプで、値段はラッキースプリングが最もリーズナブルです。価格はラッキースプリングが4,980円〜・スプリングが5,480円〜・スプリングプラスが7,370円〜となっており、それぞれ手荷物の有無などによってタイプを選ぶことができます。この価格は成田ー広島間のどちらが発着になっても同じです。

広島ーソウル間の航空券の料金は、広島発エアソウルだと最も安い料金は16,510円（2019年12月）でした。エアソウルにはいくつかの座席タイプが用意されていて、どのシートにするかで料金が変わります。座席指定をすると＋300円・前方の出口に近い席を指定するとエリアAで＋500円・非常口付近のゆったり足を伸ばせる座席はミントゾーンで＋1,200円・最前席の広くゆったりした座席はプレミアムゾーンで＋3,000円と、プランにあわせて選びましょう。

広島ー香港間の香港エクスプレスにも座席タイプによって選べるプランが3つあります。ファンとファンプラスとビジネス向きのu-bizです。旅行で使用する時にはファンかファンプラスで選ぶと思いますが、こちらも旅に合わせてカスタマイズができるようになっています。ファンは座席指定が有料でできるリーズナブルなプランで、ファンプラスは前方座席を指定できるプランです。

飛行機も利用するメリットといえば1番は移動時間が早いことですよね。国内線でも新幹線より飛行機を使えば移動時間を短縮して予定を思いっきり満喫することができます。では広島空港発のLCC飛行機で各目的地に到着する時間をそれぞれみていきましょう！

まず国内線のLCC春秋航空で広島発ー成田国際航空への運行時間をみていきましょう。広島空港のホームページには広島発が11時30分で到着が13時10分です。かかる時間は1時間20分。成田発ー広島着の便は9時30分発の11時10分着なので、時間にすると1時間40分です。往復で時間に多少の違いがあるのは運航ルートの違いなどが考えられます。しかし中国地方から東京まで新幹線だと、4時間ほどかかるので半分の時間で行けるのは嬉しいですね。

次は広島発ーソウル便です。広島ソウル便は曜日によって多少の運航時間の違いがあります。火・日曜日は11：30発の13時10分着で1時間40分の運航時間ですが、金曜日は11時30発の13時20分着で1時間50分です。これも空港の発着の状況などが関係していると思います。広島からソウルまで2時間以内で行けるので、韓国旅行を思いっきり楽しむことができるでしょう。

広島ー香港間は出発時間が全て違いますが、運航時間は3時間20分でした。地図上だと日本とだいぶ離れて見えますが直行便なので3時間ほどで行くことができます。3時間の旅になると少し長く感じたり疲れてきたりすることもあるので、香港エクスプレスの座席指定や座席プランなどを上手に利用して快適な旅にしたいですね。

いよいよ12月18日から就航を開始するノックエアーですが、まだ運航時間などは発表がありませんでした。ノックエアーはタイのドンムンアン空港と広島空港を直通で運航します。このタイと広島の直通は10年降りだそうで、これからがとても楽しみですね。

さて広島空港発のLCC運航状況や料金などについてみてきましたが、いざ予約となると、どこからすれば良いのでしょうか？LCC航空券の価格の特徴としては、日にちや状況によっては大きく値段が変わってくることです。また座席プランや手荷物の有無などが自由に選べるので、選択するプランによっても値段が変動します。ここでは予約時に気をつけたいことなどを合わせてご紹介していきましょう。

まず航空券の予約はLCCの場合だと各LCC航空会社のサイトに飛んで予約をするのが確実な方法です。LCCのサイトに行けば日付を選ぶ時に、その月の価格が分かりやすく見ることができます。また座席のタイプによってもトータルの金額が合わせて確認できたり、それによる受けれるサービスも事前に把握できたりと、予約するにはおすすめです。

ここでLCC航空券の1番重要な予約のタイミングです。LCC航空券は1日ごとに値段が変わっていくので、曜日が1日違うだけではなく週末の予約というだけでも価格が大幅に違います。お得な航空券は、すぐに予約でいっぱいになるので早めに予約しましょう！

通常でも十分にお手頃なLCC航空券ですが、料金がお得になるタイミングが年に何回か開催される期間限定のセールです。時期は事前にHP内や公式Twitterなどで告知がありますが、このタイミングで予約ができたら格安LCCがさらに格安で飛行機に乗ることができます。気になるLCCはこまめにチェックしましょう。

ひとつひとつサイトでチェックするのが面倒な方は、航空券の比較サイトも良いですよ。行きたい路線の運航情報や料金がひと目でわかることや、そこから各予約サイトに飛ぶこともできるのでこちらをおすすめします。

実は広島空港からの最も発着が多い便は広島空港ー羽田空港間の羽田便です。LCCの紹介ページでもかきましたが、中国地方から東京まで新幹線だと4時間はかかります。その時間を考えると東京の拠点でもある羽田空港まで1時間台で行くことができるのは飛行機移動の最大のメリットです。

広島空港ー羽田間は大手航空会社のJALとANAの運航がかなり充実しています。ほぼ1時間に1便、多いときは1時間に2便も運航していて、広島ー羽田間の運航時間はおよそ1時間20分です。新幹線だと広島ー東京間だと約3時間50分もかかります。この時間の差を見るとビジネスを中心に移動される方は特に移動時間を短縮できて、効率的な時間が過ごせそうですね。

先ほど書いたように1時間に1便以上の運航をしている羽田便。広島発ー羽田着は7時35分発の8時55分着が1番早く、そこから午前中だけでも6便が運航しています。ただし、日程や空港の発着状況によって5分〜10分程度の遅発や遅着、または早着や早発もあるので、こちらは事前に確認しておきましょう。それにしても、こんなに時間が選べるのはいろんな利用者にとって便利ですね。

午前中だけでなく夜の時間帯も戻り便が充実しています。羽田発ー広島空港着の最終便は20時25分発の21時55分着が最終です。15時台と16時台は便がありませんが、夕方にかかる17時からは便が増えていき、17時台以降だけでも6便も広島空港行きがあります。

便が充実しているからこそ実現できるのが日帰りの旅行の予定ですよね。広島発を始発に最終便で羽田発にすれば、最大約12時間も東京で滞在することができます。羽田空港は施設も充実しているので、有効に活用すれば日帰りでも満足できる旅ができるでしょう。

羽田ー広島間の航空券の料金相場は、2019年12月の平均価格で片道が約20,000円程です。もちろん日にちによっても差がありましたが、ANAでもJALでも価格は同じくらいでした。しかし、機内サービスや快適なシートなど無料でサービスを受けられるのは大手航空会社のメリットです。

羽田便の予約も1度に料金を比較したいのであれば、比較サイトがおすすめです。しかし、それぞれの航空会社で早割や株主優待など、さまざまなサービスや割引があるので、航空会社のクレジットカードやマイルを貯めている方はそれぞれの航空会社の公式サイトから予約するのが良いでしょう。

改めて広島空港を就航している飛行機の便利さが分かりました。これからもっと需要が増得ることにより、より便利なサービスが受けられると良いですね。