福岡から近い人気温泉地8選！一度は訪れたい有名な温泉地をご紹介！

福岡県内にはいくつもの人気温泉地があり、高速道路を利用すれば約90分で他の県の温泉地に行くこともできます。人気の有名温泉地も、日帰りで楽しむことが可能です。今回は、幅広い地域の一度は訪れたい有名な温泉地を8選と内緒にしたい穴場の温泉もご紹介します！

鶴が河原で湯あみしていたところから温泉が見つかったと言われる「原鶴温泉」は、福岡県朝倉市にあり、多くの花を飾る宿や広々としたジャングル風呂、バリアフリーとなっている宿やホテルなどが10軒以上あり、硫黄泉とアルカリ単純泉の2種類の泉質で、美肌の湯として人気があります。

福岡市内から原鶴温泉までは、高速道路を利用して約60分で到着します。福岡都市高速環状線から九州自動車道（熊本・長崎方面）に乗り換え鳥栖ジャンクションで大分自動車道に入り、朝倉I.C.を降りて10分ほど進むと原鶴温泉です。「原鶴温泉」という大きな看板が目印です。

5月から10月初旬に宿泊される方は、「筑後川の鵜飼」をぜひご鑑賞ください。20:30から50分ほどの屋形船からの観賞となります。飲み物の持ち込みはできますが、食事はできませんので、宿で夕食を楽しんだ後に、その日の最後のイベントとしてのんびりお楽しみください。

200年以上前に稼働しはじめた日本最古の水車で、大きな物ではありませんが、ガタゴトという音とともに回る姿がのどかな景色の中にとても映えるので、多くの観光客が訪れます。夜間にライトアップする時期があり、昼間とは違う幻想的な雰囲気が楽しめます。

香山の山頂近くに建つ「香山昇龍大観音」は、昇龍観音としては日本最大の大きさ。開運・金運・招福のパワースポットとして有名です。厳冬期には龍のかたちをした「つらら龍」と呼ばれるツララが下がることがあり、その天然の神秘を見ると幸運が得られるとも言われています。

ランチと温泉がセットになったプランを各旅館で提供しています。11:00から15:00までのプランが多く、個室利用ができる会席料理や、手軽な御膳や洋食が味わえます。温泉と食事を楽しんだ後は、近くの観光スポットなどを巡る時間もじゅうぶんにありますので一日たっぷり楽しめます！

福岡県最古の温泉と言われる二日市温泉は、奈良時代にはすでに温泉地として知られており、万葉集にも歌われている名湯です。大丸別荘や大観荘、扇屋旅館といった古くからある宿から、カジュアルなビジネルホテルまで8軒の宿泊施設があります。

二日市温泉は福岡市内から、車で約30分の場所にあります。福岡都市高速環状線から福岡都市高速2号大宰府線を通り、大宰府から九州自動車道（熊本・長崎方面）に乗り換えます。その後、筑紫野ICで高速道路を降り、所在地の筑紫野市1丁目までは約5分で到着です。

学問の神様として有名な「大宰府天満宮」は、二日市温泉から車で12分ほどの場所にあります。参道に密集した飲食店やお土産店、雑貨店などが並んでいて、梅ヶ枝餅や大宰府バーガーなどの食べ歩きやショッピングを楽しんだあと、天満宮にお参りするのが定番です。

同じ大宰府にある、「坂本八幡宮」周辺は大伴旅人の居宅跡といわれており、元号「令和」の文字が入る句が読まれた地として一躍有名になり、令和元年5月1日から御朱印の授与も行うようになりました。同じく令和にゆかりがある「大宰府展示館」もぜひどうぞ。

藤の古木がある「武蔵寺」は、二日市温泉から車で5分ほど。みごとな藤棚が有名で、藤の季節には多くの人でにぎわいます。穴場的な花の名所の「天拝山自然公園」もおすすめ。混雑が少なく、ゆっくり花を観賞できますよ。つつじやあじさい、紅葉などが楽しめます。

二日市温泉は、福岡市内から30分ほどと近いため、早朝から出発しなくても日帰りでたっぷり楽しめます。観光スポットをまわってランチやショッピングも満喫し、立ち寄り湯でゆっくりと温泉を楽しんでください。立ち寄り湯は3ヶ所あり、9:00から21:00の営業です。

佐賀県佐賀市にある「古湯温泉」は、標高200mの山間にあり、14軒の旅館が並ぶ温泉地。秦の始皇帝の命を受けた徐福が、日本へ不老長寿の薬草を探しに来た際に発見した、という開湯伝説があり、画家の青木繁や歌人の斎藤茂吉が来湯したことでも有名です。

福岡市内から古湯温泉までの所要時間は、車で約70分です。福岡都市高速環状線に入り、野芥で降り、国道263号線から三瀬トンネル有料道路（やまびこロード）を利用し三瀬高原を通ります。三瀬高原から約15分で古湯温泉に到着します。

古湯温泉の周辺には、自然豊かなスポットが多くあります。古湯温泉から車で5分の場所にある人造湖の「富士しゃくなげ湖」には、直売所やレストランがあり、「笹沢佐保記念館」、斎藤茂吉の歌碑などがある「宮ノ渕散策路」などを巡って、のんびり過ごせます。

パワースポットに興味がある方におすすめなのが「下合瀬の大カツラ」。平安時代から立っており、高さが34m、根の周り20mの巨木です。天然のカツラの木としては全国2位の大きさを誇り、強いパワーが感じられます。周辺に遊歩道があるまで全体を眺めることが可能です。

古湯温泉から車で15分ほどのところにある「三瀬高原」は、おいしい蕎麦を提供するお店がいくつも並んでいる「そば街道」として知られています。バラエティ豊かな蕎麦店の中から、お気に入りを探してみてください。穴場のお店が見つかるかも知れませんよ！

「三瀬ルベール牧場どんぐり村」も三瀬高原エリアにあり、乗馬体験や生キャラメルやソーセージの手作り体験、動物との触れあいなどの体験ができます。また、みつせ鶏が食べ放題のバーベキューもできますので、ご家族で一日たっぷり楽しめます。

日帰りなら、三瀬高原で蕎麦を味わい、古湯温泉で天然温泉に浸かり、観光スポットを見て回る、という楽しみ方がおすすめ！古湯温泉の13の旅館で、立ち寄り湯の利用が可能です。サウナやジャグジー、天然砂むし温泉を備えた旅館もあり、湯めぐりも楽しめます。

志賀島温泉は、リゾート気分が楽しめる志賀島の「休暇村 志賀島」内にあります。玄界灘に面した露天風呂からは広々とした海の景色や夕陽が楽しめます。泉質は、カルシウム・マグネシウム塩化物冷鉱泉で、エステやボディケアも受けられます。

志賀島温泉がある志賀島は陸繋島で、海の中道で繋がっています。福岡市内からは約45分で到着します。県道59号線を北九州方面に向かい、香椎かもめ大橋を経由して香椎アイランドブリッジ、海の中道と海沿いの道を通っていく、気持ちの良いドライブが楽しめるルートです。

志賀島温泉に向かう途中にある水族館「マリンワールド海の中道」は、高さ10メートルの吹き抜け水槽や怪獣のショーなど大人も子供も楽しめる大人気の施設です。また、夏に開催される「夜の水族館」は、夜限定のショーもありデートにもおすすめです。

小動物のエリアや花が咲き誇るエリアなどがある広大なレジャースポット「海の中道海浜公園」は、アウトドア好きな方にぴったり。プール、サイクリングロード、ローラー滑り台など一日では遊びつくせないほどの施設があります。また、穴場の絶景スポットはカップルにおすすめです。

志賀島温泉は、11:00から15:00まで日帰り入浴が可能です。また、タイ古式ボディケアやエステが受けられる施設も利用できます。とてもお得な日帰りの温泉とランチがセットになったプランは、大きく宣伝しない、いわば穴場のプラン！志賀島温泉のHPでチェックしてみてください。

福岡県宮若市にある脇田温泉は、奈良時代からあるという古湯。静かな雰囲気で、飲食店や遊興場はなくのんびり過ごせる温泉地です。犬鳴川に沿って6軒の宿泊施設が並んでいます。泉質はアルカリ単純温泉で、ぬるみのある美肌の湯として人気があります。

脇田温泉は福岡市内から、車で40分ほどの場所にあります。福岡都市高速環状線から香椎方面へ向かい、九州自動車道に乗り換えて北九州・山口方面へ向かいます。若宮I.C.を宗像方面に進み、県道30号線と県道21号線を経由しまて、脇田温泉に到着します。

江戸時代の伝説に基づいて作られた「追い出し猫」の置物や鈴を製造販売している「追い出し猫本舗」。この置物は、表の顔は目を見開き、裏の顔はにっこりとほほえんでいて、凶事をはらい吉事を招くとされています。自分だけの追い出し猫を作る絵付け体験も楽しめます。

力丸ダムの下流にある「千石峡」は、つり橋や公園、キャンプ場などが約2㎞にわたって設置されています。整備された遊歩道が渓谷沿いにあり、知る人ぞ知る穴場の桜や紅葉の名所といわれています。特に夏は、水辺公園でのバーベキューや水遊びができる場所としてにぎわいます。

地元メディアへの登場回数が多い「楠水閣」では、11:00から21:00まで利用できる10時間ステイというユニークなプランが評判。ランチ、エステ、温泉を楽しみ、夕食は会席料理と十分に満喫することができる日帰りプランです。楠水閣では、他に3つの日帰りプランが楽しめます。

嬉野温泉は、老舗の旅館からモダンなホテルまで50軒ほどの宿泊施設がある大規模な温泉地です。長崎方面にも佐賀方面にも近く、イベントの季節は特ににぎわいます。泉質は重曹泉で日本三大美肌の湯と言われ、この重曹泉を利用した「温泉湯豆腐」は嬉野温泉の名物料理です。

福岡市内から嬉野温泉までは、福岡都市高速道路から長崎自動車道を利用して約90分で到着します。大宰府I.C.で九州自動車道（熊本・長崎方面）へと乗り換え、長崎自動車道へ進み、嬉野I.C.で降ります。国道34号線から県道45号線を経由して嬉野温泉に到着します。

「元祖忍者村 肥前夢街道」は、忍者のテーマパークです。人気がある迫力の忍者ショーのほか、本物の手裏剣や吹矢が体験できたり、忍者服のコスプレ、忍者屋敷のからくり館などが楽しめます。また、民芸品や嬉野名物のお土産が買える大きな土産店もあり、大人にも子供にもおすすめです。

嬉野温泉には4世紀以上の歴史がある「肥前吉田焼」があり、現在は8つの窯元があります。肥前吉田焼窯元会館では、各窯元の作品を集めて展示販売しています。また、気に入った窯元があれば直接訪ねることも可能です。会館では、絵付け体験や楽焼、手びねりの作陶体験ができます。

美肌を目指す方には「豊玉姫神社」にお参りください。豊玉姫は、竜宮城の乙姫様のことで、とてもうつくしい神と言われています。その乙姫様の使いのナマズの「なまずお社」に参拝すると美しい肌になれるご利益が！お社以外にも、境内や参道に置物がありますので、美肌祈願をどうぞ。

嬉野温泉には、日帰り入浴専門の施設がいくつもありますので、気軽に温泉が楽しめます。また、温泉だけではなくグルメも！という方には、温泉湯豆腐や佐賀牛、イタリアンなどがついた日帰りプランがあり、観光と温泉、グルメと温泉などの組み合わせで楽しめます。

大分県日田市にある日田温泉には、川沿いに14軒の宿泊施設が並んでいます。泉質は単純泉で、のんびり過ごしたい方にぴったりの温泉地です。年間を通して屋形船で鵜飼と夕食が楽しめ、お祭りやイベントが多い土地柄なので、いつ訪れても退屈することはありません。

福岡市内から日田温泉までは、福岡都市高速と大分自動車道などを利用して約60分で到着します。福岡都市高速環状線から大宰府I.C.で九州自動車道（長崎・熊本方面）に乗り換え、鳥栖ジャンクションから大分自動車道に入ります。日田I.C.で降り、国道212号線を進むと到着します。

ユネスコ無形文化遺産の「日田祇園」や「日田天領祭り」、「天領日田千年あかり」など、季節ごとに祭りとイベントがあります。特に「天領日田おひなまつり」では、街中におひなさまが飾られています。思わぬところにも飾られていますので、穴場の観賞スポットを探してみてください。

天領時代の町並みが残る「豆田町」は、リノベーションした雑貨店や飲食店が並んでおり、いにしえの雰囲気だけではなく、グルメやショッピングも楽しめます。1891年創業の「赤司の日田羊羹」は、日田の定番のお土産です。「一枚流し」と言われる羊羹は、売り切れ必至なほど人気です！

いくつかの施設で日帰り入浴、日帰りプランを実施しています。日帰り温泉の利用時間はだいたい11:00から15:00頃ですから、温泉とランチをのんびり堪能したあとで、季節の祭りや豆田町散策とショッピングを楽しむ、というコースはいかがでしょうか。

熊本県阿蘇郡小国町にある天然温泉の杖立温泉は、杖立川沿いに20軒以上の旅館がある温泉地です。泉質は塩化物泉。昭和の初めごろの風情を残した建物群はノスタルジックで、昔ながらの温泉地のムードが楽しめます。人気の「杖立プリン」はぜひ味わって欲しい一品です。

福岡市内から杖立温泉までは、福岡都市高速道路と九州自動車を利用して約90分で到着します。福岡都市高速環状線から大宰府で九州自動車道（長崎・熊本方面）に乗り換えます。鳥栖ジャンクションで大分自動車道へ向かい、日田I.C.で国道212号に降り、杖立温泉へ向かいます。

杖立温泉は、温泉街自体が特徴的なため映画などのロケ地としてもよく使われています。特に「背戸屋の路地裏」は、SNS映えするスポットです。また、11月には灯明で路地を照らし紙芝居などを披露する「背戸屋祭り」が開催されます。穴場の撮影ポイントが見つかるかもしれませんよ！

杖立温泉のあちこちにある「蒸し場」では、イモ類やトウモロコシ、卵などの材料をセットで購入し、自分で蒸すことができます。蒸し場には立ったままですが、蒸したものを食べることができるスペースもありますので、あつあつの蒸し料理に挑戦してみてください。

杖立温泉には、共同浴場や立ち寄り湯が多くありますので手軽に温泉が楽しめます。ランチでは、山菜料理や川魚料理のほか、日田焼きそばや鶏天丼なども食べられます。また、「鯉のぼり祭り」などの季節のイベントに合わせて訪れるというのも一つの楽しみ方です。

最後に内緒にしたい穴場の天然温泉「秋月温泉」をご紹介します！朝倉市にある秋月温泉は「筑前の小京都」といわれる秋月城下町の天然温泉です。秋月は人気のある観光地ですが、「料亭旅館 清流庵」一軒のみの穴場温泉のためか、天然温泉があること自体があまり知られていません。

福岡市内から天然温泉の秋月温泉までは、福岡都市高速道路と大分自動車道を利用して約60分で到着します。福岡都市高速道路から九州自動車道（熊本・長崎方面）に乗り換えて、鳥栖ジャンクションから大分自動車道に入り、甘木I.C.を降りて田主丸方面へ向かい秋月を目指します。

桜と紅葉の季節に多くの人が訪れる秋月は、古い歴史がある地域で重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。10カ所の神社仏閣巡りや、郷土美術館や秋月博物館で秋月藩の文化財や美術品巡り、武家屋敷や秋月城址などの見学がおすすめです。

秋月名産の本葛を扱う「廣久葛本舗」で葛餅を食べたり、ミシュランガイドにも掲載された「御蕎麦ちきた」で玄そばを食べたりとグルメも楽しめます。「廣久葛本舗」では葛湯のセットや葛粉が購入でき、雑貨店や焼き物の店などもあるので、ショッピングも楽しめますよ。

秋月温泉の「料亭旅館 清流庵」では、土日祝日のみ11:00から15:00まで日帰り入浴が可能です。午前中に秋月に着いて、散策をし、ランチの後に天然温泉に入浴して、ショッピングを楽しんで帰路につく、というプランなら休日に街歩きも天然温泉も堪能できます。

福岡から近い人気温泉地、一度は訪れたい有名な温泉地をご紹介しました。福岡市内から約90分で、佐賀県や大分県、熊本県にも行くことができ、日帰りでも楽しめます。穴場の天然温泉もいかがですか。温泉と街歩きにグルメ、ショッピングも楽しめます。どうぞ出かけてみてください！