栃木県に一番近い空港はどこ？アクセスにかかる料金と時間を比較して解説！

関東地方の栃木県には空港がありません。自衛隊の飛行場やヘリポートなどはありますが、一般的な旅客機用の空港は無いため、栃木県に飛行機でアクセスするのは不可能です。栃木県に飛行機でアクセスしたい方は、近くの空港まで飛行機でそこからバスや電車などに乗り換える必要があります。

47都道府県の中には、栃木県以外にも空港がない場所はあるのでしょうか。実は栃木県以外にも9府県あります。「神奈川県•群馬県•埼玉県•山梨県•岐阜県•三重県•滋賀県•京都府•奈良県」です。

これらの府県には共通点があり、10府県すべてが近くに「羽田空港•成田空港•中部空港•関西空港」などの大型空港がある府県となっています。

栃木県から1番距離が近い場所にある空港は茨城空港で、その次が羽田空港となっています。恐らく栃木県へ飛行機でアクセスしたい方は、関東やその周辺の地方以外から訪れる方ではないでしょうか。

地方によっては茨城空港よりも、違う空港の方が飛行機の料金が安くなっています。「距離が1番近いからアクセスしやすい」という訳ではないので、注意が必要です。

栃木県日光市は多くの観光客が訪れる人気都市ですが、残念ながら栃木県には空港がありません。「栃木県を訪れる際は、どうしても飛行機がいい」という方以外は、新幹線や長距離バスがおすすめです。

しかし、遠方から訪れる場合、陸移動では移動時間がかかってしまいますので、近くの空港までは飛行機で、そこからバスや電車に乗り換えるのがおすすめです。

栃木県周辺まで飛行機でアクセスする場合の、空港の選択肢は栃木県から近い⑴成田空港⑵羽田空港⑶茨城空港の3つです。ここからは実際に、それぞれの空港から栃木県までのアクセス方法や所要時間•料金などについてご紹介していきます。日本の各主要空港からアクセスした場合の比較もあるので、参考にしてみてください。

1つ目にご紹介するのは、千葉県にある成田空港で、日光市までは約140キロ離れています。日光市までは羽田空港よりも、成田空港の方が近いです。各地方空港から成田空港までの路線情報もご紹介するので、出発される予定の空港情報も踏まえて、成田空港からのアクセス方法を確認してみてください。

成田空港の国内線は2018年の1年間で約255,000便が発着しました。成田空港は大きさと便数の両方で、日本国内最大の空港です。

⑴関際空港⑵福岡空港⑶新千歳空港の3つの国内で主要な空港から、成田空港までの就航路線についてご紹介していきます。LCCがあるかないかで、栃木県までアクセスする際の料金が変わるので、確認してみてください。

関西空港から成田空港までは、国内大手LCCの「ジェットスター」と「ピーチ」の2つの航空会社が運行しています。

片道およそ1時間20分なので、新幹線や長距離バスよりも数倍時間が短縮でき、その分を観光の時間にあてられるのがいいです。片道料金は時期やセールにもよりますが、平均10,000円以下でアクセスできます。

福岡空港から成田空港までは、「日本航空•全日空•ジェットスター•ピーチ」の4つの航空会社が運行しています。LCCとキャリア便が、両方とも運行しているのがポイントです。

福岡空港からの所要時間は、1時間40分から2時間となっています。片道料金はLCC2社が平均10,000円以下で、キャリア2社は10,000円から20,000円の間が相場です。

北海道にある新千歳空港から成田空港までは、「全日空•日本航空•春秋航空日本•ジェットスター•ピーチ」のLCC3つ、キャリア4つの航空会社での運行です。

新千歳空港からの所要時間は、1時間30分から1時間50分となっています。片道料金はLCC3社が5,000円から10,000円で、キャリア2社が10,000円から15,000円程です。時期によって料金は変わります。

成田空港から栃木県日光市までは、「マロニエ号」という名前の直通バスが運行しています。第1から第3ターミナルのすべてに乗り場があり、終着点はJR日光駅です。所要時間は約3時間で、片道料金は4,600円となっています。

4月から11月までの運行で、12月から3月まではマロニエ号は休止しているので、冬に旅行を計画中の方は注意してください。

成田空港から日光へ電車でアクセスする場合の、最安料金での行き方は「成田空港−浅草−上野−栗橋−東武日光」です。片道料金が3,450円で所要時間は3時間35分。料金はマロニエ号より安いですが、乗り換え回数が3回な上に、所要時間も30分多いので成田空港からはバスでのアクセスがおすすめです。

羽田空港は茨城空港の次に栃木県に近い空港となっています。各主要空港から羽田空港への就航路線やその料金、羽田空港から栃木県へのアクセス方法を順にご紹介していくので、参考にしてみてください。

羽田空港は首都圏にある成田空港に次いで多くの利用者がいる空港で「東京国際空港」とも呼ばれます。日本国内の49個の空港に就航路線があり成田空港よりもその数は多いです。

東京の中心地から近い位置にあるため、国内旅行で利用される方は多くなっています。各主要空港から羽田空港について順にご紹介していくので、参考にしてみてください。

関西空港から羽田空港間は「全日空•日本航空•スターフライヤー」の3つの航空会社が運行していますが、LCC会社はないので注意が必要です。関西空港から羽田空港までの所要時間は1時間から1時間20分。片道料金は、シーズンやセールによって異なりますが8,000円から20,000円の間です。

九州で最大の空港である福岡空港から羽田空港までは、「全日空•日本航空•スターフライヤー•スカイマーク」の4つの航空会社が運行しています。所要時間は1時間25分から1時間50分、片道料金は13,000円から20,000円。福岡県からは、新幹線でアクセスするよりも飛行機を利用した方が安いです。

新千歳空港から羽田空港までは、「全日空•日本航空•スカイマーク•AIRDO」の4つの航空会社が運行しています。

所要時間は1時間35分から1時間45分、片道料金は10,000円から15,000円で、LCCが運行している成田空港の方が安くアクセスできます。福岡空港から羽田空港を経由して栃木県に向かわれる方は料金も考慮してください。

羽田空港の各ターミナルから栃木県日光市までは高速バスが運行しており、東武日光駅を経由し終着点は喜怒川温泉駅です。東武日光駅までの所要時間は約3時間で、片道料金は3,300円となっています。成田空港からのバスと所要時間は変わらない上に料金は安いので、羽田空港の方がおすすめです。

羽田空港から日光市までの電車での最安ルートは「羽田空港−浅草−南栗橋−東武日光」で、所要時間は3時間32分・片道料金は1,910円となっています。乗り換え回数は2回なので成田空港からよりも少ないです。

所要時間は変わりませんが料金も1,500円程安いので、電車でのアクセスでも成田空港より羽田空港の方がおすすめ。

栃木県から1番近い距離にある茨城空港は、成田空港や羽田空港からよりも栃木県にアクセスしやすいのでしょうか。茨城空港から栃木県へのアクセス方法について順にご紹介していきますので参考にしてみてください。

茨城空港は1つの航空会社のみで、路線は「神戸空港•福岡空港•新千歳空港•那覇空港」だけとなっています。成田空港や羽田空港よりは地方からアクセスしづらいですが、飛行機の料金などはどうなのか、詳しくご紹介していきましょう。

関西空港から茨城空港までは就航している航空会社がないので、同じく関西にある神戸空港から茨城空港への就航路線をご紹介します。この路線は「スカイマーク」のみが運行中です。

所要時間は1時間10分から1時間15分で、片道料金は6,000円から10,000円。伊丹空港からも就航路線はないので、関西からは神戸空港を利用してくださいね。

福岡空港から茨城空港までは「スカイマーク」の1社のみでの運行となっており所要時間は2時間程です。片道料金は10,000円から15,000円ですが、シーズンや航空会社のセールによって料金は変動するので、旅程が決まったら確認してみてください。

新千歳空港から茨城空港への就航路線も「スカイマーク」のみでの運行で、所要時間は1時間20分から1時間30分程です。片道料金は7,000円から13,000円なので「成田空港や羽田空港を利用するよりも安い」といえます。茨城空港から栃木県へアクセスする際は、ここでの料金も考慮してください。

茨城空港から栃木県への直通バスはないので、バスと電車を乗り継ぐ必要があります。その際の最安ルートは茨城空港から石岡駅まで40分間バスに乗り、そこから「石岡−友都−小山−JR栃木」です。

片道2,710円で行けますが、乗り換え5回で所要時間も約5時間なので、茨城空港は栃木県に最も近い空港の割に、利用するのは1番おすすめできません。

茨城空港から栃木県日光市までは車で約2時間、成田空港からは約3時間となり、羽田空港からは約2時間40分です。ぞれぞれ高速道路を利用した場合の所要時間となっています。

高速道路を使わない場合はもっと時間がかかってしまいますが、高速道路を利用すると料金も加算してしまうので、車でのアクセスはおすすめできないです。

栃木県を訪れる際に最もおすすめの空港は羽田空港です。それぞれの空港からのアクセス方法を比較した結果、羽田空港からの直通バスが1番おすすめといえます。コスパもよく楽にアクセスできるので、栃木旅行を計画中の方は羽田空港を利用してみてください。