新潟県の大きさはどのくらい？面積・人口・人口密度を比較解説！

新潟県の大きさは全国5位で、1万2583平方キロメートルの広さです。4位の長野県とは約979平方キロメートルの差があり、6位の秋田県とも同じぐらいの差があります。

1位の北海道は8万3456平方キロメートルと広さが違いますが、2位の岩手県は1万5278平方キロメートルなので、新潟県に佐賀県を足したら同じぐらいです。

新潟県と香川県の面積の差は、約1万707平方キロメートルで、面積ランキング7位の岐阜県ほどあります。新潟県は香川県の約6.7倍ですので、ふたつの県の差の中に岐阜県がすべておさまるのも納得です。

新潟県の人口は222万2004人で、面積ランキングで前後だった長野県とは、今回も前後の順位です。人口は平成9年の249万人がピークとされ、新しい年度ごとに減少しています。背景にあるのは、晩婚化や出生率の低下・若者の都会への進出といった社会的な問題です。

ランキング1位の東京都の人口は1395万1636人で、新潟県の人口の約6.3倍となります。日本の人口は50パーセント以上が三大都市圏に集中し、新潟県に出される転出届先のほとんどが三大都市圏の東京都です。

新潟県の人口密度は1平方キロメートルあたり約176人で、人口密度の割合ランキングでは34位です。面積と人口ランキングで前後だった長野県は、人口密度のランキングでも38位と近い順位となっています。

面積が1番広い北海道の人口密度の割合ランキングは最下位で、1平方キロメートルあたりの人数の新潟県との差は約109人です。東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせた面積が約1平方キロメートルなので、片方のテーマパークで新潟県は88人・北海道は33人ほどしか遊んでいない計算になります。

新潟県は、平成11年から平成22年に日本全国で行われた平成大合併によって、各市町村の保有する面積が大きくなりました。県内の半数近くの市町村がなくなり、現在は20の市・6つの町・4つの村が存在しています。

村上市の面積は1174平方キロメートルで、新潟県の面積の約9パーセントとなります。新潟県の日本海側沿いの最北端に位置しているため、山形県との県境がある市です。ホームページでは売買できる空き家の情報を掲載し、人口を増やすための定住促進への取り組みがされています。

上越市の面積は973平方キロメートルで、新潟県の面積の約8パーセントです。上越市は面積の50パーセント以上が森林とされ、スキー発祥の地としても有名なため、冬になると多くのウィンタースポーツファンが訪れます。

東蒲原郡の面積は952平方キロメートルで、新潟県の面積の約8パーセントと2位である上越市と同じぐらいです。この群は江戸時代から明治維新あたりまで福島県の管轄でしたが、遠方であるという、もっともな理由から明治19年に新潟県の所属となりました。

新潟県は人口減少を大きな問題として、県だけでなく各市町村でも定住者の獲得・子育てしやすい町づくりを目指して、地域活性に向けた取り組みを行っています。全体での基本方針や考え方の共有はあるものの、実を結ぶ政策がなく人口減少を止められていません。

県庁所在地である新潟市の人口は79万6773人で、新潟県の人口の約35パーセントです。県内最大の都市として交通機関が整っている一方で、港町の歴史や風情ある町並み・山や海などの自然も残っているため、のんびりした住みやすい町として人が集まっています。

豪雪地帯である長岡市の人口は27万3296人で、新潟県の人口の約12パーセントです。日本最長である信濃川で開催される夏の花火大会や、千年前から行われている牛の角突きなどの伝統イベントがある観光地として知られています。

市区町村の面積ランキングで2位の上越市の人口は19万5220人で、新潟県の人口の約9パーセントです。現在の上越市は合併でできた市で、もともとは13の区と栄えていた上越市の14の市区でした。人口は、いまも合併前の上越市を中心に広がっています。

人口ランキング1位である新潟市が、人口密度のランキングでも1位から6位までを占めています。最下位は阿賀町で1万人ほどの人口ですが、面積ランキング3位の東蒲原郡の所在なので、人口密度を計算すると1平方キロメートルあたり14人と少ない人数になりました。

新潟県と長野県は、面積ランキングの第4位と第5位・人口ランキングの15位と16位・人口密度ランキングの34位と38位でした。日本海に沿った縦長の新潟県と日本の内陸にあり海がない長野県は、気候や特産品は違いますが大きさや人口の割合は似ています。

新潟県の中では新潟市に人口が集中し、土地の広さと人がいるところは比例しないということがわかりました。