宮ヶ瀬ダムツーリングはワインディングとグルメが楽しめる！見どころを解説！

神奈川県・宮ヶ瀬ダムの見どころは、北東部にあるオギノパン、北西部の道志みち、中部のヤビツ峠です。オギノパンは「ダムサイトエリア」に近く、道志みちは「鳥居原エリア」に、ヤビツ峠は「宮ヶ瀬湖畔エリア」の近くにあります。

各エリアの観光施設によっては時間の制限があるので、あらかじめ回る見どころの順番を決めていくのがよいでしょう。

水の郷 大吊り橋は、宮ヶ瀬湖の遊覧船のりば近くにある歩行者専用の観光吊り橋です。橋長315mは、三島大吊橋（箱根）、九重"夢"大吊橋（大分）、竜神大吊橋（茨城）に次ぐ、国内第4位の長さを誇ります。

見どころは、何といっても吊り橋を渡る時に眼下に広がる景色です。湖面からの高さ21mのウォーキングは、湖面を散歩している気分が味わえます。

最大直径30m・最大噴射高30mの大噴水は、音楽にあわせて姿・形を変える噴水ショーが1番の見どころです。

夏場に行われるショーでは、太陽光を利用して人工虹を作り出します。大噴水の水しぶきが、森や湖から集まってきた妖精たちが踊っているように見えることから「虹の妖精」という愛称で呼ばれています。ライトアップはクリスマスシーズン限定です。

グラススライダーは、2018年にリニューアルされたスピード感抜群の観光アトラクションです。全長83m、最大斜度20度の眼下に広がる雄大な景色を見ながら滑り降りると、まるで湖に飛び込むような感覚を味わえます。お子供用には、ヘルメット・プロテクター防具の貸し出しがあるので安心です。

滑った後はコース脇の階段を、自力で登る体力も必要なアトラクションです。

水の郷商店街には「焼き団子」などの地元名産品が揃っています。レトロな街並みも見どころの1つですから、立ち食いグルメを頬張りながら懐かしい風情を楽しむのもよいでしょう。可愛らしいクマの「恵山亭綿あめロボ」は、一見の価値ありです。

街並みの所々には、名物の「くま鍋」や「しし鍋」で捌いた後の毛皮が立てかけられており、少しびっくりするかも知れません。

宮ヶ瀬ダムの観光放流は、冬期以外の指定日に見られます。わずか6分間で、毎秒30立方メートルの水を高低差70mで放流する大迫力が見どころです。川底からは水しぶきが煙のように舞い上がり、晴れた日には美しい虹が架かります。

「あいかわ公園南駐車場」から約20分ほど歩いたところに、観光放流のビューポイントがあります。

インクラインは、ダムの上下（山頂停車場・山麓停車場間）を結ぶケーブルカーです。今は観光用として活躍していますが、元々は建設時の運搬施設で、当時の苦労を偲ぶとともにダムの大きさを体感してください。ダムの側面に沿ってゆっくり登るので、ダムを間近に観察しながら、最大傾斜角35度のスリルも味わえます。

鳥居原ふれあいの館は、ライダー達の集合場所としても有名で、たくさんのバイクが並んでいる駐車場は壮観です。

産地直送野菜などを販売する店舗が並んでいます。併設の食堂では、地元野菜をふんだんに使ったグルメが味わえます。近くの展望台からは美しい景観が望めるので、ツーリング途中のよい休憩スポットです。道中に購入したオギノパンも、宮ヶ瀬湖を見ながらゆっくり頂けます。

湖畔庭園は、鳥居原ふれあいの館の西側にある湖畔を見渡す庭園です。湖畔一面のドウダンツツジは、春先には花を、秋口には見事な紅葉を彩ってくれます。

園内には噴水や花壇のほか、観光客が鳴らしてよい鐘や、（いつも遅れている？と評判の）花時計も見どころです。オギノパンを片手にのんびり散策すれば、ピクニック気分に浸れて、ツーリングの疲れを癒してくれます。