冬の日帰り富山観光を思いっきり楽しむスポットおすすめ16選！

富山県は北陸地方に位置し、3,000m級の山々と美しい富山湾に囲まれた自然に恵まれた県です。県内の至るところから眺めることができる立山連峰は、富山県のまさにシンボルともいえる存在。四季折々の雄大な姿に心を奪われてしまいます。また、天然のいけすと呼ばれる富山湾では、ホタルイカやシロエビ、ブリなどの海の幸が豊富なんですよ。今回は自然と食に恵まれた富山県の人気観光地から穴場の名所までたっぷり紹介していきたいと思います。

富山県は鉄道や新幹線、北陸自動車など交通機関が比較的整っておりアクセスしやすい県といえます。東京や大阪方面からも短時間で訪れることができるため日帰り旅行におすすめです。県内にも鉄道や主要道路が張り巡っているため、各観光地へも移動も簡単ですよ。それでは、東京や大阪、名古屋方面からのアクセス方法をご紹介していきます。

• JR北陸新幹線かがやき⇒東京駅―富山駅（約2時間ほど）
• 飛行機⇒羽田空港—富山空港（約30分）
• 車⇒関越自動車道「練馬IC」―上信自動車道－北陸自動車（約5時間）

• 鉄道⇒JR北陸特急「サンダーバード」にて大阪駅―金沢駅、JR北陸新幹線「つるぎ」に乗り換えて富山駅まで（約3時間）
• 車⇒名神高速道路「豊中IC」－北陸自動車「富山IC」（約4時間）

• 鉄道⇒JR高山本線特急「ワイドビューひだ」名古屋駅―富山駅（約4時間）
• 車⇒名神高速道路「一宮IC」—東海北陸自動車ー北陸自動車「富山IC」（約3時間）

富山県の魅力といえば、立山連峰や富山湾に代表されるように自然豊かな環境に恵まれている点です。この富山県の自然を満喫できる名所が各地にあり観光地として人気となっています。どのスポットも見どころたっぷりで富山県の自然を堪能することができますよ。それでは、富山県の自然の名所をご紹介していきます。

富山県で随一の自然を満喫できる名所といえば、国定公園雨晴海岸です。こちらの雨晴海岸からは富山湾とその向こうにそびえる立山連峰を眺めることができます。雨晴海岸は一年を通して、立山連峰の雄大な姿を眺めることができますが、特に見どころなのが冬の時期。冬の荒波に浮かんだ雪化粧をまとった美しい立山連峰に、思わず見とれてしまうこと間違いなし。「日本の渚100選」や「世界で最も美しい湾クラブ」などに加盟している雨晴海岸。立山連峰の美しさをその目でみたいなら、必ず訪れて頂きたい絶景スポットです。

富山県の自然と街並みの両方を堪能したい方には観光列車「べるもんた」がおすすめ。土日限定の観光列車で、土曜日は山沿いの城端線、日曜日は海沿いの氷見線が運行しています。城端線は富山県内の各観光地へのアクセスが便利、氷見線は日本海の眺めが素晴らしい、などそれぞれ違った特徴があるため要チェックですよ。ノスタルジックなデザインの観光列車には、富山県の伝統工芸の装飾が随所にちりばめられており、移動しながらでも富山の文化に触れることができます。車内では、美味しい食事や車内販売などもありますよ。

きらきらした宝石を自分で探してみたい！そんな憧れをお持ちの方いらっしゃるのではないでしょうか？富山県朝日町にあるヒスイ海岸では、ヒスイと呼ばれる宝石を見つけて、なんと持ち帰りもできる貴重なスポットなんです。冬は荒れ狂った日本海の大波が、ヒスイを波打ち際まで運んでくれます。海岸を注意深く観察して、深緑や淡い緑色の小石を見つけたらヒスイの可能性大！見つけたヒスイは持ち帰りできるため、旅の思い出を作りたい方に人気の観光地となっています。

富山県の市街地にある富岩運河環水公園は、富岩運河を中心とした水と緑の美しい都市公園です。富岩運河環水公園へ訪れたら、ぜひ市街地を周回できる運河クルーズへ乗船してみてください。クルーズではアテンダントさんが環水公園の歴史や市街の見どころ案内など、船旅がより一層盛り上がる解説をしてくれます。クルーズ最大の見どころは日本でも数少ない水上エレベーター。水門の開け閉めによって水位を調節し、船の高低差が2.5m変化します。貴重な体験ができるとあって観光客にも人気のツアーなんですよ。

富山県は山と海に囲まれた地形のため、独自の文化や産業が発達してきました。古くから受け継がれた伝統は今も人々を支え、富山県のさらなる発展へと繋がっているんですよ。では、豪雪地帯の人々の暮らしや、漁業が盛んな町ならではの知恵や工夫など、富山県ならではの歴史・文化を感じることができるスポットをご紹介していきたいと思います。

海王丸パークは、ふれあい広場や展望台、飲食店などもある総合レジャー施設です。見どころはパーク内でひときわ目立つ大きな帆船「海王丸」です。海王丸パークのシンボル的「海王丸」は商船学校生の練習用として誕生した船で、富山県の漁業の発展に大いに貢献した歴史ある帆船。2018年には「ふね遺産」として登録され、その歴史的価値や富山文化の発展を形あるものとして残すため、当時の姿のまま公開されています。船内は海洋博物館となっていて、船の構造なども知ることができますよ。

富山県の観光地の中でも特に人気なのが、近年ユネスコ世界遺産に登録された「五箇山合掌造り集落」。五箇山地方は日本有数の豪雪地帯として知られ、その豪雪に耐えるために生まれたのが合掌造りです。世界的にも珍しい建築様式で岐阜県の白川郷と、富山県の五箇山など一部の地域でしか見ることができません。見どころはやはり、かやぶき屋根に雪が降り積もっている姿です。こうして冬の厳しい寒さを乗り越えていたんだな、と当時の人々の暮らしを体感できるのがポイントです。

富山県の歴史や文化をしっかり勉強したい方には、富山市城址公園の一角にある富山城がおすすめ。天守閣などのお城の大部分は再建されていますが、お堀と石垣は当時の姿を残しています。富山城の2階には郷土博物館があり、400年にも渡る富山県の歴史や文化がわかりやすく展示されています。富山城で一番の見どころは4階部分の展望台。富山市街や城址公園内をぐるっと見渡すことができる人気のスポットです。

富山県に訪れたなら必ず味わって頂きたいのが海の幸。富山湾は豊富な魚介類が生息しており「天然のいけす」と呼ばれています。富山湾の宝石「シロエビ」を始め、ホタルイカやブリなど絶品の海の幸が新鮮な状態で食べることができるため観光客にとても人気なんですよ。それでは、富山の絶品グルメが味わえるスポットをご紹介していきます。

富山湾で採れたばかりの新鮮な魚介類が味わえるのがひみ番屋街。こちらのひみ番屋街では鮮度ばつぐんの回転寿司や氷見うどんなど様々な富山グルメが堪能できます。飲食店以外にも氷見漁港から直送された魚介類が並ぶ鮮魚店や干物屋、土産物産展などがあるためショッピングにもぴったり。敷地内には氷見の源泉かけ流しの温泉が楽しめる足湯もあります。富山湾に浮かぶ立山連峰を眺めることのできる見どころばつぐんの絶景スポットで、ゆっくり旅の疲れを癒すことができます。

雨晴海岸沿いにある道の駅では、力強く荒れ狂う海と立山連峰を眺めながら食事が楽しめます。開放感抜群のオーシャンビューのカフェでは、おしゃれなデザートや地元の食材がふんだんに使われたランチが観光客の方に人気なんですよ。道の駅の2階では水産加工品や地酒などが販売されており、お土産の購入におすすめ。3階にある展望デッキでは氷見線の電車と立山連峰の2ショットが撮れるとあって鉄道ファンの方から根強い人気を誇っているそうです。

JR富山駅にある「とやマルシェ」は、富山県の名産品や富山グルメが豊富に揃っているショッピングセンターです。シロエビやホタルイカ、ます寿司など富山を代表するグルメが味わえる飲食店や、地酒や工芸品などの土産物も購入できます。新幹線や電車の乗り換え口近くにあるため、日帰り旅行の帰りにぷらっと立ち寄ってショッピングできるのが嬉しいですよね。

冬の富山県はとても寒く、大雪が降った日などは屋外での楽しみも限られてしまいます。でも、安心してください。富山県には室内でも十分楽しめる人気スポットがたくさんあるんですよ。それでは、富山県の日帰り旅行におすすめの室内スポットをご紹介していきたいと思います。

富山湾に青白く幻想的に浮かんでいるのがホタルイカ。このホタルイカを思う存分見て、知って、触れ合うことができる素晴らしいスポットがこちらの「ほたるいかミュージアム」。ホタルイカの神秘的な姿と富山湾の深海をイメージしてデザインされた館内では、ホタルイカの発光ショーやふれあいゾーンなどがあり、観光客に人気のスポットとなっています。特に見どころなのが深海魚が展示されているコーナー。ダイオウグソクムシなどの珍しい生き物を間近で見ることができる迫力満点のコーナーです。

富山県のガラス産業の拠点として、人材育成や技術向上に向けて取り組んでいる「富山市ガラス美術館」。ガラスやアルミ素材などを利用した、立山連峰をイメージしたスタイリッシュな外観が特徴。常設展示されているグラスアートでは、きらびやかに輝くガラスのオブジェや、作家たちによる作品が展示されています。色鮮やかなガラスがライトアップされている姿はとても幻想的で美しく、不思議で魅力的な体験ができますよ。美術館の館内にはミュージアムショップもあり、ガラス製品などの購入もできますよ。

日本にある水族館の中でも特に歴史が長いのが「魚津水族館」。魚津水族館では富山湾から世界中の海に生息する約330種もの生き物が展示されています。一番の見どころスポットは、「富山湾大水槽」で、富山湾に生息する大型の魚類が展示されています。富山湾の王者ブリが群れをなして泳ぐ姿は圧巻ですよ。富山湾の環境と生き物の特徴などがわかりやすく展示されているコーナーもあり、富山湾が人々にもたらしてくれた恩恵や歴史などを知ることができます。

富山県の冬の旅行にぜひおすすめしたいのが天然温泉です。富山県には数多くの温泉があり、その数約150カ所以上。富山県各地にある温泉地ではロケーションや効能などそれぞれ違った楽しみ方ができますよ。それでは、人気の温泉街から秘境の温泉までご紹介していきたいと思います。

富山県を代表する温泉街といえば「宇奈月温泉」。山奥にある秘境の温泉でロケーションも抜群とあり、リピーターも多い人気の温泉です。宇奈月温泉のうりは、なんといっても弱アルカリ性の単純泉。肌なじみのよい美肌の湯として知られています。日帰り入浴プランが豊富で、旅館によっては食事付きのプランなどもありますよ。宇奈月温泉街には黒部川を眺めることのできる展望台や、無料で入れる足湯スポットなどがあるため、自然を満喫しながら街を散策してみてくださいね。

大牧温泉は湖の中にポツンと佇む、雰囲気たっぷりの温泉。温泉へとたどり着くためには船が唯一の交通手段、まさに秘境の温泉と呼ぶにふさわしい名称です。露天風呂からは雪化粧をした峡谷と湖が広がり、時間を忘れてゆっくりと温泉が堪能できます。露天風呂周辺ではたまにカモシカが姿を現したりするそうですよ。大牧温泉の泉質は少し塩辛い成分ですが、冷え性や乾燥肌の方にはぴったりの効能があります。冷え切った体をじっくりと温めてくれるため寒い冬にはぴったり。日帰り入浴プランもありますが、船が1日4便しか出ないため乗り遅れないように注意してくださいね。

自然に囲まれた温泉もいいけど、ぷらっと立ち寄れる温泉に入りたい！という方には富山市街にある「まちなか天然温泉ゆくりえ」がおすすめ。地下1,500mから湧き出す源泉かけ流しの温泉で身も心もホッと暖まることができます。施設内は開放感抜群の大浴場と美しい庭園が自慢の露天風呂があり、貸タオルやスキンケアセットなどアメニティも充実していますよ。観光の合間に身軽に立ち寄れる温泉として、観光客から人気となっています。

富山県の冬の日帰りスポットをご紹介させていただきました。富山県は近年交通手段が整備されアクセスしやすくなったことから、日帰り旅行先として人気となっています。立山連峰や富山湾の自然を眺めたり、美味しい海の幸を味わったりなど、さまざまな楽しみ方ができるのが魅力的ですよね。冬ならではの温泉や室内スポットなども充実しているため、子連れの家族旅行やカップルののんびり旅行にもおすすめです。1日の限られて時間の中で、富山県の魅力をたくさん知り、自然や海の幸を堪能してくださいね。