冬の長崎でおすすめのデートスポットは？人気観光地をご紹介！

冬は寒い季節。だからこそ、ホットなデート旅行をしたくなりますよね。今回は冬の長崎県にスポットをあてて、人気の有名観光地をメインに、見どころ・デートスポットをご紹介していきます。ぜひ最後までお読みください。

冬の長崎県観光のメインは、県庁所在地の長崎市周辺です。長崎市の人口は約43万人。九州の中でも10本指に入る都市ですが、路面電車が市内の要所を通っており公共交通機関でのアクセスが便利なのが特徴です。長崎市内を観光する場合、基本的にはレンタカーよりも路面電車を利用した方が便利です。

長崎駅から数キロ離れた場所にあるグラバー園は、長崎市屈指の人気の観光地です。スコットランドの商人グラバー氏が住んでいた邸宅など、洋風の3つの重要文化財指定の建造物を見ることができます。グラバー園は長崎市の丘の上に位置しているので、長崎市内を見渡せて夜景もキレイな、ロマンチックな場所となっています。園内の石畳にはハートの形をした石も混ざっていますので、カップルで探してみてはいかがでしょうか。

ハートの形の石（ハートストーン）は、グラバー園だけでなく眼鏡橋にもあります。眼鏡橋は日本初の石造りアーチ橋として、国の重要文化財に指定されている立派な石橋です。遠目からみると橋のアーチが水面に反射して、メガネのような形になることからこのような名前になっています。眼鏡橋の下を流れている川の護岸には、ハートの形をした岩が埋め込まれています。ぜひカップルで一緒にどこにあるのか探してみましょう。

寒い冬には温かいものを食べたくなりますよね。長崎の有名料理といえば「ちゃんぽん」でしょう。おいしいちゃんぽんを堪能したい方は、日本三大中華街の長崎新地中華街を訪れてみてください。100メートル四方ほどの範囲内に数多くの中華料理屋が立ち並んでおり、本格的な人気のちゃんぽんを堪能できます。一番おすすめなのは「江山楼」です。新地中華街は路面電車の駅からすぐそばにあるので、アクセスも良好ですよ。

デート旅行で冬の長崎を訪れる際、必ず足を運ぶべきなのが夜の稲佐山（いなさやま）です。稲佐山の頂上からは、日本三大夜景として知られる「長崎の夜景」を楽しむことができます。デートスポットとして有名ですので、たくさんのカップルが訪れる場所です。山頂までは長崎駅からバスを使い、ふもとからロープウェイを使うのが一般的です。レンタカーを借りている場合、車でも山頂まで行けますよ。

最近長崎市周辺の観光地で特に人気が高まっているのが、「軍艦島」こと「端島」です。もともと廃墟の聖地として、知る人ぞ知る有名スポットでした。2015年には世界遺産として登録され、島の一部に上陸して中を見て回れるツアーも数多く開催されるようになりました。天候次第では、上陸できず外周を回るだけのツアーになることもありますので天気には注意したいところです。

長崎市周辺からは少し離れますが、西海市にある「長崎バイオパーク」も人気の見どころです。動物が好きなカップルには、ぜひ訪れてほしい観光地。というのも、長崎バイオパークは檻やガラス越しに動物を見るのではなく、実際に動物の入っている柵の中まで入っていって動物と触れ合えるのです。特に見どころとなっているのが、温泉につかる大型哺乳類カピバラさん。バイオパークは多数のカピバラと触れ合えるので、「カピバラの聖地」とも呼ばれています。

1月下旬から2月上旬の期間限定イベントですが、デートにぴったりな、おしゃれな雰囲気漂うお祭りです。期間中は、長崎市内の各所にランタンが飾られ、変面ショーや蛇踊りショーなどが催されます。要所には巨大なランタンで作られた像も飾られるので、カップルで一緒に写真を撮るといいでしょう。会期中は駐車場も込み合いますので、長崎駅から市電を使ったり徒歩で訪れたりするのがおすすめです。

長崎市から50キロメートルほど離れた長崎二番目の都市・佐世保市も、冬のデート観光にぴったりなスポットがたくさんあります。海軍と造船の町として栄えてきた佐世保市は、人口約25万人と九州で9番目に人が多い都市です。市内にはアメリカ軍の基地もあり、長崎市とはまた違った異国情緒が味わえます。

九州の中でも特に人気で有名なデートスポットといえば、佐世保市にある「ハウステンボス」です。ハウステンボスは、オランダをイメージした街並みが再現されているテーマパークで、遊園地のようなアトラクションも楽しむことができます。特に冬の期間は、園内に九州トップクラスのイルミネーションが輝いているので、デートで長崎に行った際には、必ず足を運ぶといいでしょう。ハウステンボス観光だけで2日ほど楽しむこともできますよ。

佐世保に行ったら必ず食べておきたいのが、「佐世保バーガー」でしょう。米軍基地がある佐世保だからこそ登場した有名グルメです。注文を受けてから手作りされ、一般的にサイズも大きく手のひら大ほどあるのが特徴となっています。佐世保駅の近くにも佐世保バーガーの店舗がありますので、ぜひ堪能してみてください。駅から少し離れたところにある「ヒカリ」と「ログキット」は特に有名な人気店です。

佐世保には、九十九島（くじゅうくしま）と呼ばれるたくさんの小島が集まっている海域があります。「九十九島パールシーリゾート」に行けば、九十九島の間を遊覧船で観光できるツアーに参加できます。「彼氏や彼女と船で小島を巡るツアー」なんて、とてもロマンチックだと思いませんか。冬の海は少し寒いかもしれませんが、寒さを忘れるほどの絶景を楽しめるので、とてもおすすめできるスポットです。

佐世保の九十九島パールシーリゾートには、「海きらら」という名前の水族館があります。海きららは、九十九島が浮かぶ近海の様子を再現した水族館です。大水槽には太陽の光がふりそそぎ、幻想的な景色を堪能できます。イルカとふれあえるイルカプールもありますので、カップルで訪れてイルカを堪能してみてください。

長崎市では、稲佐山から凹凸のある素敵な夜景を楽しむことができましたが、佐世保市では弓張岳展望台から夜景を楽しむことができます。長崎市と同様、起伏に富んだ地形の夜景を堪能できます。日本三大夜景ではありませんが、長崎市の夜景よりも佐世保市の夜景の方が好きだという人も少なくありません。ただし、アクセスはそこまで良好ではないので、レンタカーや自家用車で足を運びましょう。

長崎市や佐世保市以外の長崎県名所をデートしてみたいという通な方や、都市ではなく自然を堪能したいという方には、長崎県南東部の島原半島をおすすめします。自然豊かで、温泉もさまざまなスポットで沸いているので、冬のデートコースに最適です。ただし、駅からのアクセスは悪くバスの便数も多くないので、島原半島をめぐる際にはレンタカーを利用するようにしましょう。以下では、島原半島のデートスポットを6カ所紹介してまいります。

私鉄の島原鉄道・島原駅を降りると、真正面に島原城が見えます。島原城周辺には、青い建物が映える理髪店や、水路が印象的な武家屋敷群などの観光地が点在していますので、ぜひ散策してみましょう。島原城も復元天守閣ではありますが、名古屋城・大阪城に続いて日本で三番目に高い天守閣を誇っています。天守からの眺めは雄大で、島原の自然を体感できますよ。島原駅もお城をイメージした造りで、写真映えするスポットとなっています。

島原市を冬のデートで訪れたら行っておきたいスポットが、島原温泉です。島原市内には複数の温泉が噴き出ていますが…特におすすめしたいのが、「ホテルシーサイド島原」の高濃度炭酸泉です。26度と水温が低いので、サウナや温泉で体をあたためた上で入浴するのがコツです。炭酸泉には体の血流を良くする効果があり、美容にも最適。女性の方は、特に長くつかって血流を良くしましょう。

島原半島の中央・雲仙温泉街の観光名所といえば、雲仙地獄めぐりでしょう。別府のように、さまざまな種類の地獄があるわけではありませんが、湯煙が吹きだす様子を間近から堪能できる人気のスポットです。冬には特に湯煙の量が多く、噴気で温かく観光できること間違いなしです。硫黄のにおいが強いタイプの地獄ですので、硫黄が苦手な方などは控えるようにしましょう。また、アクセサリーなどがサビてしまわないように用心してください。

雲仙温泉街までやってきたのであれば、雲仙温泉も堪能していきましょう。雲仙温泉の特徴は、白濁した硫黄泉。強い硫黄臭がありますが、成分が濃厚で疲れをじっくりとることができます。たくさんあるホテルでも日帰り入浴が可能ですが、日帰りの際には「小地獄温泉館」がおすすめです。昔ながらのレトロな造りの建物で、濃厚な硫黄泉をじっくり堪能できますよ。

島原半島の西側には小浜（雲仙市）があります。小浜は、温度105度の温泉が湧き出る昔ながらの温泉街です。長さ105メートルの巨大足湯でじっくり疲れをいやすのもいいですし、無料で使える温泉蒸し器で食べ物をゆでるのも楽しいです。温泉につかりたい方には、防波堤につくられた「波の湯　茜」がおすすめです。海辺すれすれに作られた露天風呂がわずか300円で楽しめますよ。

レンタカーを確保して島原半島をめぐる方は、ぜひとも最南端の「口之津」まで足をのばしてみてください。口之津では、船でイルカをウォッチングできるツアーに参加できます。島原半島と天草の間の海域には年中400頭ものイルカが生息しており、それを間近で見ることができるのです。イルカの観測率は99％を誇っていますので、「せっかく船で参加したのにイルカを見られなかった」ということはほとんどありません。

以上、長崎県内各地で、冬のデートにぴったりな有名スポットをたくさん紹介してきました。彼氏や彼女と一緒に行ってみたいスポットは発見できたでしょうか。長崎市・佐世保市・島原半島はそれぞれ間の距離がそこそこ離れているので、どのエリアを観光するのかあらかじめ決めておくといいでしょう。最後までお読みくださりありがとうございました。