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水戸の梅まつりの見どころを解説!2020年の開花時期はいつ頃?

水戸の梅まつりの見どころを解説!2020年の開花時期はいつ頃?

水戸の梅まつりは、2月中旬から3月の終わりにかけて開かれる、観梅の祭りです。期間中は、梅にまつわるさまざまなイベントが開催され、デートにも最適!水戸の名所である偕楽園や、開花予想、梅の見ごろや、梅まつりの見どころなどについて紹介していきます。

目次 [表示]

水戸の梅まつりとは

Photo byqiye

水戸の梅まつりとは、偕楽園および、弘道館で開かれる観梅の祭りです。県内外から多くの観光客が訪れ、来場者数は50万人を越える年も。梅の種類が多く、一度にさまざまな品種を観賞できるのも、梅まつりならではの醍醐味です。

ライトアップ・梅酒まつり・茶会・武道演武・ひな流しなど、観梅以外にも多くの見どころがあり、名所の散策も楽しめます。

水戸の梅まつり « 一般社団法人 水戸観光コンベンション協会
水戸の観光・イベント情報をご紹介。各地の観光スポットから食べる、泊まる、旬の最新情報まで情報満載。

水戸の梅まつりの会場

水戸の梅まつりの会場①:偕楽園

Photo by Kentaro Ohno

梅まつりの会場のひとつ「偕楽園」は、日本三名園として知られる梅の名所です。約300ヘクタールもの広大な敷地面積をほこり、梅まつりの季節には色とりどりの梅が次々と花を咲かせます。

偕楽園の梅は約100品種、3,000本にものぼり、早咲き・中咲き・遅咲きと、品種によって咲く時期もさまざま。見ごろを迎えるタイミングに合わせて、足を運んでみてはいかがでしょうか。

偕楽園とは

Photo by Kentaro Ohno

偕楽園の中には、数多くの名所がありますが、なかでも陰の世界と陽の世界が体験できる「散策コース」がおすすめです。偕楽園の表門「好文亭表門」から始まる陰の世界には、一の木戸・孟宗竹林・大杉森などがあります。

さらに続く中門を抜けると、陰の世界が終わり陽の世界へ入り、好文亭・芝前門・仙奕台のある見晴広場を通ると終点の東門です。

偕楽園 ~梅の芳香と歴史の景勝地~ (茨城県水戸市) | 観光いばらき
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水戸の梅まつりの会場②:弘道館

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

もうひとつの梅まつりの会場「弘道館」も、梅の名所として知られており、約60品種、800本の梅が魅力的です。梅の数は偕楽園には及びませんが、梅まつりの期間中は武道演武・棒術・吟詠剣詩舞などの催しが開かれ、観光客を賑わせています。夜のライトアップ、「夜・梅・祭」も見どころの一つです。

弘道館とは

Photo by Kentaro Ohno

天保12年に水戸藩の藩校として創設された弘道館は、近世日本の教育遺産群として認定されている、日本有数の名所です。弘道館は、水戸藩の藩士たちの教育の場として、武芸のほか、医学・薬学・天文学・蘭学などの幅広い学問を学ぶ藩校でした。

偕楽園からは、徒歩で35分、車で15分ほどで、正庁・至善堂・正門は重要文化財に指定されており、一見の価値があります。

弘道館〜日本最大規模の藩校 江戸時代の総合大学〜 (茨城県水戸市) | 観光いばらき
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水戸の梅まつりの開催期間は?

Photo bywebandi

令和2年の梅まつりの開催期間は、2月15日から3月29日までです。例年、開催は2月の中旬から3月の下旬頃までとされており、この期間中は、梅にまつわるさまざまなイベントもおこなわれています。

)梅まつり期間中のみのイベントも多く、なかでもライトアップはとてもロマンティックなので、恋人との素敵なひとときを過ごせるでしょう。

水戸の梅まつりの開花を予想

Photo by ohenclub

日本気象株式会社がおこなっている調査によると、令和2年の関東地方の梅の開花予想は、「平年並みか平年より遅い」と発表されています。暖冬の影響で、梅の開花が遅くなるため、水戸の開花予想は平年よりかなり遅く、2月18日頃との予想です。

2020年シーズンの梅の開花予想を発表 | ニュース | 日本気象株式会社
日本気象は気象予測、環境大気調査、情報配信など様々な技術をもって、全国に幅広く活動。地球温暖化による気候変動や、エネルギー問題に対しても積極的に取り組んでまいります。

水戸の梅まつりの見ごろはいつ?

Photo byTeroVesalainen

水戸の梅まつりが始まるのは2月15日からですが、予想よりも早い時期から開花する梅もあります。早咲き・中咲き・遅咲き、と品種によって咲く時期が異なるため、見ごろを迎えるピークも一度ではありません。期間中は、いつ訪れても異なる梅が楽しめるのが、梅まつりの魅力です。

見ごろ①:早咲き

Photo by beve4

1月中旬から2月中旬にかけて咲く梅が早咲きです。なかには、12月下旬から開花するものもあり、早くも春の訪れを感じさせてくれます。早咲きの主な品種は、紅冬至・八重冬至・八重寒紅・烈紅梅・白難波・梓弓・満月・光圀・東雲などです。

見ごろ②:中咲き

Photo by T.Kiya

2月上旬から3月中旬頃に開花するのが、中咲きです。この時期は次々と開花するため、多くの品種を楽しめるでしょう。中咲きの主な品種は、月影・虎の尾・柳川枝垂・白滝枝垂・難波紅・残雪などです。偕楽園・弘道館では、梅の開花に合わせて、さまざまなイベントをおこなっており、こちらもおすすめです。

見ごろ③:遅咲き

Photo bySichiRi

3月上旬から4月上旬にかけて開花するのが、遅咲きです。遅咲きの品種には、江南所無・白加賀・春日野・駒止・蝶の羽重・豊後・紅千鳥・武蔵野などがあります。遅咲きの梅が開花する時期は、桜もつぼみをひらき始める季節です。タイミングがよければ、遅咲きの梅とともに、桜の花を見られるかもしれませんね。

水戸の梅まつりの見どころ

見どころ①:水戸の六名木

Photo by Kentaro Ohno

偕楽園のなかでも、特に優れた品種が六名木と呼ばれる梅です。六名木には、烈紅梅・白難波月影・江南所無・柳川枝垂・虎の尾があり、色や花を咲かせる時期もそれぞれ異なります。

六名木は六角形の柵に囲われているため、他の梅と見分けがつきやすく、その姿も貫禄があり堂々たるもの。香り高く、美しい花を咲かせる六名木は一見の価値がありますよ。

見どころ②:品種

Photo by_Alicja_

偕楽園に植えられている梅のなかでも、最も多い品種が白加賀です。梅の比率は、7割は白梅、3割が紅梅となっており、満開の時期には、色鮮やかな紅白のコントラストが楽しめます。

梅の花は、遠くからだと同じように見えても、近寄ってみると微妙に異なる色をしているため、一つひとつの品種の違いを見て楽しむのも良いですね。

見どころ③:異なる開花時期

Photo by Kentaro Ohno

梅は、品種によって開花する時期が異なる花です。「早咲き」「中咲き」「遅咲き」があり、一斉に花開くのではなく、それぞれの品種が次々と花を咲かせていきます。

早い品種は12月に咲き始め、2月には終わりを迎えますが、遅咲きの品種は3月中旬から咲き始め、4月上旬まで楽しめます。繰り返し訪れて、移り変わり行く梅のすがたを楽しんでみてはいかがでしょうか。

水戸の梅まつりのライトアップ

水戸の梅まつりのライトアップ①:夜・梅・祭

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

梅まつり第一夜 3月7日(土) 18時~21時 弘道館
梅まつり第二夜 3月14日(土) 18時~21時 偕楽園

水戸の梅まつりの醍醐味のひとつが、偕楽園・弘道館で開催される、期間限定のライトアップです。「夜・梅・祭」は、梅をライトアップする、全国でも珍しいイベント。なかでも、5000個を越えるキャンドルや、冬の打ち上げ花火は見ものです。梅林とともに、幻想的に浮かび上がる空間をお楽しみください。

水戸の梅まつりのライトアップ②:偕楽園光の散歩道

フリー写真素材ぱくたそ

偕楽園では、梅まつりの期間にかぎり開園時間を延長し、園内の各所をライトアップしています。闇夜に浮かびあがる、昼間とは別世界のような梅林が堪能できるでしょう。光の散歩道は、2月15日(土)から3月22日(日)日没から19時までとなっています。

水戸の梅まつり開催中の主なイベント

水戸の梅まつりでは、ライトアップの他にも、さまざまなイベントを開催しています。気軽に参加できるものから、普段は見られない珍しい催しまで、盛りだくさんです。観梅とともに、趣向を凝らしたさまざまなイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか。

イベント①:野点茶会

Photo bynaturalogy

2月15日(土曜日) 大成女子高等学校
2月22日(土曜日) 常磐大学高等学校
2月23日(日曜日) 石州流
3月1日(日曜日) 裏千家
3月8日(日曜日) 表千家
3月15日(日曜日) 遠州流
3月21日(土曜日) 水城高等学校
3月22日(日曜日) 江戸千家

野点茶会とは、屋外で点てたお茶、または抹茶をいただく催しです。お茶の作法は分からないから…と敬遠する方もいるかもしれません。しかし、野点茶会はとても気軽なイベントです。

あまり作法を気にすることなく、気楽に楽しんでみましょう。梅まつりの期間中、偕楽園見晴広場にて10時から15時・全8回開催され、呈茶料は300円です。

イベント②:弘道館対試場の催し

Photo by franckinjapan

2月22日(土曜日) 10時~11時30分 武道演武(水戸東武館)
2月22日(土曜日) 13時~14時 田谷の棒術(杖友会)
3月7日(土曜日) 10時30分~11時30分 吟詠剣詩舞(茨城県吟詠剣詩舞総連盟)
3月7日(土曜日) 11時30分~12時 詩舞(水戸市第三中学校)

弘道館対試場では、武道演武や棒術、詩舞などを見られます。弘道館対試場は、江戸時代の後期、水戸藩の藩校だった時代に武術の試験がおこなわれていた名所。歴史ある弘道館で、日本の伝統ある武術を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

イベント③:水戸の新酒まつり

フリー写真素材ぱくたそ

2月21日(金曜日) 16時~19時30分 水戸東照宮
2月22日(土曜日) 15時~19時30分 水戸東照宮

水戸の新酒まつりは、水戸の梅まつりのシーズンに合わせて、おこなわれるイベントです。水戸市内、および水戸近郊の酒蔵が造る、地酒やワインの飲み比べができます。お酒やワインに合うおつまみが楽しめる、飲食ブースも設置されるため、この機会に飲み比べてみてはいかがでしょうか。

イベント④:みとちゃんお誕生会

Photo by Norisa1

2月22日(土曜日) 10時~15時(雨天決行・荒天中止) 偕楽園田鶴鳴梅林特設ステージ
2月23日(日曜日) 10時=15時(雨天決行・荒天中止) 偕楽園田鶴鳴梅林特設ステージ

3月10日は、水戸市のゆるキャラ「みとちゃん」の誕生日。県内外から、みとちゃんのお友達のゆるキャラたちが集まり、みんなでみとちゃんの誕生日を祝います。

来場者特典として、オリジナルクリアファイルや、ステッカーがもらえます。下のホームページからチラシをダウンロードして持参しましょう。

「みとちゃんお誕生会」開催!【2/22(土)・2/23(日)】 | 水戸市ホームページ
水戸市ホームページ

イベント⑤:観梅着物DAY

Photo byyuki0328

3月1日(日曜日) 10時30分~・13時30分~ 偕楽園見晴広場大撮影会本部テント

着物姿で梅園を散策できる、観梅着物DAY。レンタルできる着物セットは、着付け込みで、3,500円です。髪飾り込みでヘアーセットもしてもらえるため、手ぶらで出かけても楽しめます。観梅を堪能したあとは、偕楽園見晴広場でおこなわれる、集合写真の撮影会に参加しましょう。

イベント⑥:全国梅酒まつり

Photo by shishamo72

3月6日(金曜日) 10時~16時 常磐神社
3月7日(土曜日) 10時~16時 常磐神社
3月8日(日曜日) 10時~15時 常磐神社

全国梅酒まつりは、全国の酒蔵による、140種類以上もの梅酒を飲み比べできるイベントです。見ごろを迎えた梅を観賞しながら、さまざまな梅酒を味わえます。

梅酒の人気投票もおこなわれるため、気に入った梅酒に投票してみましょう。そのほか、140種類以上の梅酒の即売会や、梅酒ビール、金賞梅酒もあります。

イベント⑦:五軒香梅ひな流し

Photo by wonderstory

3月7日(土曜日) 11時~12時 偕楽園吐玉泉下

五軒香梅ひな流しは、偕楽園内にある吐玉泉下の川へ、災厄とともにおひな様を流すイベントです。常磐神社でお祓いを受けた、大きな宝船と雛船を川へ流し、次いで和紙で作られた小さなおひな様を流します。

おひな様は、五軒女性会と五軒小学校のPTAによる手作り。ひとつ100円で購入すると、ひな流しに参加できます。

水戸の梅まつりへのアクセス

車でのアクセス方法

最寄りのインターは、常磐自動車道水戸インター、北関東自動車道茨城町東インター・水戸南インター。どのインターで下りても8~9キロメートル、約20分の距離です。梅まつりのシーズンは渋滞が予想されるため、朝早めに出発するとよいでしょう。

電車でのアクセス方法

偕楽園へのアクセスは、JR常磐線水戸駅下車、水戸駅北口偕楽園行きバスで約20分です。梅まつり期間中は臨時列車も出ているため、電車を利用する方は、JR東日本水戸支社のホームページを確認しておきましょう。弘道館へのアクセスは、JR水戸駅東口から徒歩8分です。

東日本旅客鉄道株式会社 JR水戸支社
東日本旅客鉄道株式会社 JR水戸支社のホームページ

水戸の梅まつりの駐車場

Photo byfill

梅まつりのシーズン中、特に観梅デーに当たる日曜日は、周辺道路・駐車場ともに混雑が予想されます。交通規制も実施されるため、お出かけの際には、あらかじめ駐車場のある場所をチェックしておきましょう。

近くて便利な民間駐車場もあるため、そちらを利用するのもおすすめです。詳しくは、水戸市ホームページからご確認ください。

梅まつり期間中は、まちなかの駐車場もご活用ください! | 水戸市ホームページ
水戸市ホームページ

水戸の梅まつりを楽しもう!

Photo by Kentaro Ohno

水戸の梅まつりは、冬から春にかけて、長い期間楽しめるお祭りです。会場となる偕楽園、弘道館ともに水戸の名所であり、見どころもたくさんあります。梅まつりの時期のみ開催されるイベントもおすすめ。この冬は、水戸の広い庭園いっぱいに咲く、梅の花を観に出かけてみませんか。

koshiba
ライター

koshiba

WEBライター。旅行や温泉好き。日本各地の魅力的なスポットをご紹介します!

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