岡山のホタルスポット:美作地方6選
①北房ホタルの里
北房(ほくぼう)ホタルの里は、環境省の「ふるさといきものの里百選」に選ばれた、日本を代表するホタルの名所です。ホタル観賞路では、ゲンジボタルやヘイケボタルだけでなく、ヒメボタルも見られることで人気となりました。
地元が守り続けた天然ホタルを観賞できる岡山県内のスポットとしておすすめの場所です。北房インターから10分のアクセスの良さも見逃せません。
ゲンジボタルが備中川を光の帯に
北房ホタルの里は、ホタルの美しい舞いが備中川を光の帯に変える6月中旬が見頃です。第2土曜日のホタル祭りでは、食べ歩きをしながらホタル観賞が楽しめます。口コミで多くの人に取り上げられました。
カワニナの世話や川沿いの清掃など地元住民の保護活動が盛んです。普通車20台の駐車が可能ですが、ホタルへの光害を防ぐため、北房振興局への駐車をおすすめします。
【宇宙人メモ】岡山県真庭市下呰部の「北房ホタルの里」は、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類が生息するため、時期的に5月下旬から7月上旬までとかなり長い期間ホタルを楽しめる。 #ふしぎなガレージ #tokyofm https://t.co/90m5wfV9F4
— 博士 (@garagenonushi) June 26, 2018
②湯郷温泉大谷川
湯郷(ゆのごう)温泉大谷川は、湯郷温泉近くの大谷川のほとりにあります。美作インターから8分のアクセス抜群のスポットです。河口付近200メートルの場所を中心に、見頃時期の5月下旬から6月半ばまで、ゲンジボタルやヘイケボタルの乱舞が見られます。観賞時間は午後8時頃からがおすすめです。
浴衣姿で温泉とホタルの乱舞を楽しむ
湯郷温泉は、明治時代から親しまれてきた名湯で、美肌づくりの湯として女性に人気です。散策コースでは、提灯をぶら下げてホタルを楽しむ浴衣姿の観光客の姿が見られます。見頃時期に開かれる「湯郷ほたるまつり」は、ホタルと温泉情緒が心地いいイベントです。期間中、美作市営湯郷駐車場が無料で使えます。
③備中鐘乳穴
備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)は、桃太郎のモデル・吉備津彦命(きびつひこのみこと)が鬼退治の作戦会議をしたとされる、日本最古の鍾乳洞です。入り口付近の岩壁では見頃の時期、ヒメボタルの大発生が見られます。ヒメボタルは別名金ボタルで、全国的にも珍しい森林性のホタルです。
最古の鍾乳洞でヒメボタルを観賞
備中鐘乳穴で観賞できるヒメボタルは、ゲンジボタルやヘイケボタルと違い、点滅のサイクルが早く、ネオンを思わせるようにチカチカ輝くのが特徴です。備中鐘乳穴では7月第1土曜と日曜日に夜間営業をして観賞会を行っています。
口コミにも楽しく観賞する様子が寄せられており、人気の観賞スポットとなりました。多くのヒメボタルと鐘乳穴の洞内が楽しめるのは午後9時30分までです。
④郷の源氏蛍発生地
郷の源氏蛍発生地は、吉井川の支流・郷川にあるホタル観賞のおすすめスポットで、院圧インターから15分ほどのアクセスの良さも好評です。見頃時期の6月から7月にかけ、用水路約10キロメートルがゲンジボタルの舞いの舞台になります。水路わきの水田に映るホタルの光跡は美しく、穴場スポットとしておすすめです。
10キロメートルの水路にホタルが発生
郷の源氏蛍発生地の一帯には街灯がほとんどなく、空の明りと草木の緑の中に飛び交うホタルの光が浮き上がり幻想的です。「ほたる館」ではホタルの幼虫の飼育室などが整備され、写真やパネル展示も見られます。地域住民による川の清掃などホタルの保護活動が盛んです。
⑤河会ホタルの里
河会(かわい)ホタルの里は、兵庫・ 鳥取両県と県境を接する美作市北の河会川にあります。毎年6月、「清流の歌姫」と呼ばれるカジカガエルのきれいな鳴き声がする川に、ゲンジボタルとヘイケボタル5万匹ほどが乱れ飛びます。保存会がホタル飼育室で守り育て、周辺の環境を整えてきたことが実を結びました。
河会川に舞う5万匹にうっとり
川沿いにホタル観賞用の遊歩道が整備され、訪れた人たちはそぞろ歩きしながら星が降るようなホタルの乱舞に見入ります。「河会ホタル祭り」も開かれ、特設ステージは市民らが披露する銭太鼓や傘踊りでにぎやかです。お好み焼きやたこ焼きなどの出店も出ます。穴場の名所としておすすめです。
⑥ホタルの里・とんぼの里
ホタルの里・とんぼの里は、院圧インターから25分ほどの宮部川上流にある、アクセスのいい観賞スポットです。流れに沿って整備された遊歩道のところどころに、コンクリート製のベンチが置かれています。ホタル観賞に訪れた見物客が使える駐車場や東屋、トイレがあって便利です。
のどかな宮部川に舞うホタル
宮部川全域では、ゲンジボタルとヘイケボタルが6月中旬まで楽しめます。近くの公園で「宮部上ホタルまつり」が開かれるのは、6月中旬の夕方です。
過去には高校吹奏楽部の演奏や県人会の伝統舞踊、児童による「ほたるの紙芝居」の上演などがありました。キャンプで訪れた際にホタルが観賞ができたと感動する口コミも多くあります。
#ホタル #岡山県 #キャンプ場
— もとくん (@CmczLFveI8SmWJc) June 20, 2020
とんぼの里公園キャンプ場は只今ホタルが乱舞しています
滅多に見れないのでタイミングGOOD‼️
岡山のホタルスポット:備前地方1選
①足守ホタルの里
足守(あしもり)ホタルの里は、岡山市北西部の足守地域を流れる足守川・日近川沿いにあります。一帯は市内最大のゲンジボタルの発生地です。ホタルを守り、ホタルのすめる水辺環境を保つため、市が「ホタルの里」に指定しました。5月下旬から6月中旬にかけて見られるホタルの乱舞は見事です。
「ほたる恋来い橋」からの眺め絶景
足守川の川辺を行くと1本の橋があります。シーズン中に設置される「ほたる恋(こい)来い橋」です。橋上部の木製銘板にウイットに富んだ橋の名前が刻まれています。橋の上からの眺めが絶景が評判となり、ほたる観賞の穴場スポットとして有名になりました。ホタルを上手に撮影するコツを教えてくれる口コミまであります。
【ホタルポタ】[用語]初夏の風物詩であるホタルを観に足守ホタルの里までポタリングに出かけること。車の往来が気になるが、沢山のホタルたちが織りなす幻想的な風景は一見の価値がある。写真を撮りたい方は高性能カメラをお忘れなく。なお夜道を30キロ巡行。 #OUCC_bot
— 岡山大学 サイクリング部 (@Oucc24) December 13, 2017
岡山のホタルスポットへ出かけよう
ホタルには、ほのかな光が初夏のわずかな間だけに見られるはかなさと、華美ではない奥ゆかしい美しさがあり、日本人の心をとりこにします。岡山をはじめ各地で守り伝えたい夏の風物詩として、ホタルを捕まえない、明りをつけないなど基本的な観賞ルールを忘れずに楽しみましょう。