かわいい博多弁10選!
博多弁は聞く人が誰でもかわいいと認める方言です。博多弁のかわいさは「なんしようと?(何しているの?)」など言葉のアクセントと、あとに残る響きにあります。余韻が優しい響きを与え、女性も男性もかわいいと感じるのでしょう。
なんしようと?
博多弁で「なんしようと?」は標準語で「何をしているの?」という意味です。電話に出たときや、道で知りあいに会ったときなど、あいさつがわりに使われます。少し笑いながら「なんしようと!(何してるの!)」と、相手にツッコミをいれるときにも使ってみましょう。
あーね
博多弁で「あーね」は標準語で「そうなんだ」もしくは「なるほど」という意味です。日常会話の中で、あいづちを打つときによく使われます。博多弁にとどまらず、全国の若者に広がりつつある言葉です。若者たちのあいだで、真似したいかわいい博多弁の一つです。
ばり〜
博多弁で「ばり〜」は、標準語で「とても〜」や「すごい〜」という意味です。ラーメン屋用語でおなじみの「バリカタ」は、標準語で「とても硬い」という意味で、麺の硬さを表す単語として全国で使われています。由来は英語の「very」がなまったもので日常会話でよく使われ、若者の間でどんどん広まっていきました。
ちかっぱ
博多弁で「ちかっぱ」は標準語で「とても」「すごく」という意味です。「ちかっぱ」は「力いっぱい」が元々の語源だと言われています。「ちかっぱやばい」や「ちかっぱかわいい」というように、文の頭につけて使われます。「ばり」よりも強調したいときに「ちかっぱ」を使いますが意味は同じです。
〜ちゃけど
博多弁で「〜ちゃけど」は標準語で「〜なんだけど」という意味で、逆説で使われます。「〜なんだけど、◯◯なんだよね」というようなニュアンスの文章です。例えば「勉強したっちゃけど、難しかったんよね(勉強したんだけど、難しかったんだよね)」のように使います。
〜やけん
博多弁で「〜やけん」は標準語で「〜だから」という意味です。「やけん話したんよ。(だから話したんだよ)」のように文の始まりに使われます。「今日雨やけん寒いっちゃん(今日雨だから、寒いじゃん)」など文のつなぎに使われるのも一般的です。
「明日デートやけんね!(明日はデートだからね!)」というように、「ね」を付け足して言い切る形でも使用されます。
よかよ!
博多弁で「よかよ!」は標準語で「いいよ!」という意味です。承諾するときに使われ、ポジティブな印象を与えます。「よかよ!」はお年寄りから若者まで日常会話の中で多く使われる単語です。一方で「よか(いい、いらない)」のように否定の意味で使われることもあり、会話の流れや声のトーンなどで判断が必要です。
〜ろうもん
博多弁で「〜ろうもん」は標準語で「〜でしょ」という意味で、相手に同意を求めるときのフレーズです。「よかろうもん(いいでしょ、いいじゃないか)」のように使われます。
主に男性が使う方言として親しまれています。若者のあいだで使われることは少ないですが、お笑い芸人の博多華丸・大吉さんが使っていたことで有名です。
食べりー
博多弁で「食べりー」は標準語で「食べて、食べてね」という意味です。やわらかく相手に行動を促すときに使われます。他にも「座りー(座って、座ってね)」や「気をつけて帰りー(気をつけて帰ってね)」など動詞の語尾に「りー」をつけて使用します。
〜っちゃん
博多弁で「〜っちゃん」は標準語で「〜だよね」という意味で、言い切るときの表現です。「これかわいいっちゃん(これかわいいんだよね)」や「おいしかったっちゃん(おいしかったんだよね)」のように使われます。「〜っちゃん」は老若男女どの世代でも日常的によく使う方言です。
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