和歌山のおすすめ旅行スポット9選！人気観光地の見どころをご紹介！

日本でパンダが見られる数少ない動物園の一つとして有名な「アドベンチャーワールド」、絶景の望める「白良浜」、そして世界遺産の「高野山」。他にも美味しい海産物や美肌になれる温泉など、和歌山には観光スポットやグルメ店が充実しています。家族連れはもちろん、カップルや友達同士の旅行におすすめの和歌山は、関西近郊から電車で約2時間と日帰りで行って楽しめるのも魅力。この記事では人気の南紀白浜エリアを含むおすすめの観光地や名所を9選ご紹介します。

白い砂浜と透き通った海が美しいことで知られる「白良浜」。その長さは約640メートルに及び、周辺には白浜を一望できる「番所山公園」や太平洋の海が一面に広がる日帰り温泉施設「崎の湯」があります。夏は多くの海水浴客で賑わいますが、比較的人が少なく、夕焼けに染まる海のフォトジェニックな一枚を収められる夕方頃が狙い目。和歌山へ訪れる機会があれば必ず立ち寄りたい代表的な観光地です。

白良浜の見どころは、やはりその透明度。自然が織りなすエメラルドグリーンの美しい色彩に圧倒されます。夕日の名所としても有名な白良浜は、夕暮れ時に訪れると、地平線に沈む夕日が海面を穏やかに照らし、昼とは異なる雰囲気を味わえるのでおすすめです。この週末は白良浜でのんびりとした時間を過ごして、心と体を癒してはいかがでしょうか？

バス停「白良浜」より歩いてすぐです。マイカーの場合専用駐車場はないので、周辺駐車場を利用します(季節によって無料・有料が異なります)。

「とれとれ市場南紀白浜」はJR白浜駅から車で5分の場所にある市場です。新鮮な魚や和歌山のお土産が買えて、定期的にマグロの解体ショーも開催しています。同施設では購入した要冷蔵商品を自宅に送れる配送サービスもやっていますので、「電車だから持ち帰るのが心配…」という場合も安心です。他にも「とれとれ市場南紀白浜」で購入した魚をその場で焼いて食べられるBBQコーナー(有料)もありますよ。

「とれとれ市場南紀白浜」の見どころは、南紀白浜全域で獲られた新鮮な魚たち。豪華に盛った海鮮丼の他、麺類や寿司、刺身など、施設ではさまざまな海鮮料理が振る舞われています。土日祝日限定で設けられる「海鮮焼きコーナー」は焼きイカや焼きエビなど、香ばしく焼き上げられた魚介を味わえる人気イベントの一つ。

JR「白浜駅」より車で約5分。バスを利用する場合、白浜駅方面より白浜町巡回バス、または湯崎方面行き(とれとれ市場経由)、白浜駅方面行きのいずれかに乗って「とれとれ市場前」で下車します。

「アドベンチャーワールド」は、約80万ヘクタールの広大な敷地の中で、さまざまな動物たちと触れ合うことができる、和歌山屈指の観光地です。中でもパンダの飼育数が日本一なことで有名で、その可愛さを一目見ようとパンダエリアにはいつも多くの人たちが集まっています。同施設で開催されるイルカショーや小さな馬を連れてのお散歩体験も人気で、家族連れはもちろん、老若男女問わず一日楽しめるスポットとしておすすめです。

「アドベンチャーワールド」の見どころは、たくさんありますが、中でも不動の人気を誇るのが「パンダエリア」。アドベンチャーワールドは日本でパンダを見られる数少ない施設の一つで、園内では笹を頬張ったり芝生の上で、ごろごろと寛いだりする可愛らしいパンダの姿を見られます。よりパンダについて知れる・身近に感じられるツアーアトラクションなども開催されていて(ツアーによっては要予約)、こちらも人気のイベントです。

JR「白浜駅」より車(タクシー)で約15分、徒歩の場合は約40分。バスを利用する人は「明光バス」2・102号系統に乗って「アドベンチャーワールド」で下車、所要時間は10分ほどです。

「円月島」は正式名称を「高嶋」といい、二つの巨岩の間に丸い穴が開いた形が特徴的な無人島です。夕日の名所としても知られる観光地で、訪れるタイミングが良ければ穴の中に夕日が綺麗に収まった姿を見られます。近隣には海を望めるカフェや料理店も立ち並ぶので、和歌山グルメを味わいながら眺めてゆっくりとした時間を楽しむのもいいですね。ドライブで海風を感じながら景色を堪能するも良し、和歌山へ訪れたなら一度は立ち寄りたいスポットでしょう。

「円月島」の見どころは、長い年月をかけて自然が形成した珍しい形の巨岩。海の上に堂々と佇む巨岩と青空のコントラストはフォトジェニックな美しさ。真ん中にぽっかりと開いた丸い穴から見られる夕日は全国的に有名です。年に数回この穴に夕日が綺麗に収まる瞬間があり、その希少な光景を見るために遠方からわざわざ足を運ぶ人もいるほど。訪れるタイミングが良ければその姿にも立ち会えるかもしれません。

バスを利用する場合は「臨海」で下車してすぐ。マイカーの場合は南紀田辺ICより約20分です。

「南紀白浜クルージング」は普段地上から見る白良浜を海上から楽しめるアクティビティです。船上からは先に紹介した「円月島」の裏側や名勝古跡の「三段壁」、岩が何重にも重なって形成された名所「千畳畳」など、自然が生み出した美しい造形物をさまざまな角度から見られます。コースは約40分で白浜の名所を巡り、料金もリーズナブルなのでおすすめです。出航は3名からですが、2名でも乗船可能なオプションコースがありますよ。

「南紀白浜クルージング」の見どころは名所を巡り陸から見られない景色を楽しむことですが、特におすすめが夕日に包まれる白浜を海上から眺められる「サンセットクルーズ」。名所の一つである「円月島」では夕日に照らされ荘厳に佇む姿が美しく、近くで見ると一層の迫力があります。大切な人と過ごす特別な日の思い出作りにもおすすめです。

白浜町役場より車で約3分、最寄り駅は「白浜駅」です。ナビには「白浜町3587-1」と入力してください。

「龍神温泉」は日本三大美人の湯として有名な日帰り温泉施設。ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)の源泉かけ流しで、湯上りはしっとりとした肌になれるのが特徴です。美肌の他、冷え性や肩凝り・神経痛などにも効果があるとされています。内湯は檜風呂と岩風呂があり、良質な泉質のお風呂に浸かって眺める空の景色は地元の人にも人気です。

和歌山には名湯と呼ばれる温泉が数多くありますが、龍神温泉は日本三大美人の湯・良質な泉質の温泉として有名。風流な露天風呂からは広い空が望め、「龍神温泉の湯に浸かると肌がツルツルになる」と特に女性から人気を集めています。元湯は夜の21時まで営業していますので、観光帰りや用事ついでに立ち寄る人も多数。ぜひ龍神温泉で旅の疲れを癒していってくださいね。

JR「紀伊田辺駅」より龍神バスで約1時間20分。マイカーの場合は大阪松原I.Cより約2時間10分、名古屋方面からは約5時間10分、伊勢方面からは約4時間30分の所要時間です。高野山～龍神温泉間にバスも出ていますので、詳しい運行スケジュールを知りたい方は「世界遺産「高野山・熊野」聖地巡礼バス」のホームページよりご確認ください。

「白浜海中展望塔」は沖合100メートルの位置にある高さ18メートル・水深8メートルの展望塔。塔内には大きい丸窓が12個設けられており、そこから白浜に生息する魚たちを間近に見て楽しめる名所として有名な観光地です。見られる魚は季節によって異なり、中には鮮やかな熱帯魚の姿も。窓のある場所まではゆるやかな螺旋階段が続き、海底に続く道までの気分を盛り上げてくれますよ。

「白浜海中展望塔」は海中から見渡せる海の光景、そして間近に迫って感じられる魚が有名な観光地ですが、展望塔そのものから見られる白浜の景色も美しいことで人気。塔の高さは約18メートルあるので、陸からは拝めない遠くの景色までばっちり目に収めることができますよ。また、塔内部の丸窓の近くには魚のイラストが描かれたパネルがあり、その魚たちと同じ種類の魚を探してみるのもおすすめの楽しみ方です。

JR「白浜駅」よりタクシー、または路線バス「明光バス」に乗って約20分。マイカーの場合は南紀田辺ICより42号線経由で約40分です。

「三段壁洞窟」は和歌山の観光名所として有名な「三段壁」の内側にある洞窟で、その昔熊野水軍の舟隠しだったとされる場所です。記念撮影を楽しめるスポットの他、潮吹き岩やパワースポットとして有名な牟婁大辯才天(むろべんざいてん)があり、希望者には御朱印も授与されます。地底36メートルの洞窟内へはエレベーターを使って移動しますが、スロープも設置されていますので、老若男女さまざまな人が気軽に訪れられるような観光地です。

洞窟内部には水の神様として知られ、「どんな願いも叶えてくれる」という牟婁大辯才天が祀られており、「神社仏閣の守護神」の呼び名も。神秘的な洞窟の中で佇む牟婁大辯才天像はどこか不思議な雰囲気に包まれています。三段壁洞窟では可愛い柄のオリジナル千社札が配布されていて、2枚1組のシールの1枚は祈願用に、もう1枚はお守りとして家へ持ち帰ることが可能です。

JR「白浜駅」よりバスで約25分、またはタクシーで約15分。マイカーを利用する場合、紀勢自動車道南紀白浜ICより車で約15分です。

「那智の滝」は熊野那智大社の別宮である飛瀧神社の御神体です。パワースポットとしても有名な観光地で、滝壺の水は飲むと長寿のご利益があるとされています。付近の山はすべて国の天然記念物に指定され、美しい自然が残る名所の一つ。より近くで流れる滝を楽しめる「お滝拝所舞台」(有料)もあり、真正面から望む大滝は迫力満点でおすすめです。

日本三大名爆、そして世界遺産に指定されている「那智の滝」ですが、長寿のご利益があるとされるご神水は飲むこともでき、すっきりとした味わいでおすすめです。また、天気のいい日に訪れると稀に滝の間を渡る美しい虹を見ることができます。毎年2月から5月の時期にかけて開催される「神秘ウォーク」では、那智の滝の普段は立ち入りが許されないさらに奥へ足を踏みこめる体験も。

JR「紀伊勝浦駅」より熊野交通バスで「那智山」下車(所要時間約30分)です。

和歌山県はさまざまな観光地や名所、フォトジェニックなスポットがあることで知られる場所です。海が近いことで味わえる新鮮な海鮮料理はもちろん、都会の喧騒を忘れて動物と触れ合ったり、温泉に浸かったりして、日々の疲れを癒してみてはいかがでしょうか？泊まりでも日帰りでも、1日中遊び尽くして楽しめるスポットがたくさんありますよ。