和歌山旅行で行きたい見どころをエリアごとにご紹介！

観光スポットがたくさんある「和歌山」。南紀白浜・那智勝浦・高野山・和歌山市・日高＆有田のエリア別に、計20箇所の観光名所をご紹介します。絶景ポイントやレジャースポットなど、シーン別にわかりやすくご案内。楽しい和歌山旅行になるよう、エリアごとに比較しながら行きたい場所を見つけましょう！

和歌山でも有名な観光地「南紀白浜」。和歌山県の南に位置しており、温泉やビーチが有名です。温泉は、日本三古湯にも数えられるほどの名所。最初はそんな南紀白浜のエリアから、5箇所おすすめの場所を紹介します。

南紀白浜といえば「白良浜」。透き通った綺麗な海と、真っ白の砂が有名ですよね。砂浜の砂が波の影響で減ってしまったので、現在はオーストラリアの砂漠から砂を投入しています。サラサラで気持ちがいいので、きっと裸足になりたくなるでしょう。夏には、地元の人や観光客で賑わいます。もちろん夏だけでなく、どんな季節でも変わらず綺麗な景色です。

アドベンチャーワールドはとても有名な施設ですよね。何と言っても見どころは、可愛い「ジャイアントパンダ」。現在は6頭のパンダがおり、日本でも1番の大家族です。パンダだけでなく、ライオンやサイ、ペンギンなどたくさんの動物たちがいます。イルカショーは迫力があり、とても感動するものなのでおすすめです。1日中滞在しても飽きず、老若男女さまざまな方が楽しめるスポットでしょう。

南紀白浜で有名な、大岩壁が2キロメートルも続く「三段壁」。自然が作り上げた、迫力のある絶景に圧倒されることでしょう。その下には洞窟があり、間近に迫る波を見学できます。上から見る景色ももちろん最高ですが、下から見るのもレアな感じがして面白いですよね。訪れた際は、ぜひ両方から楽しんでみてください。

南紀白浜の絶景スポットは、円月島（えんげつとう）の名前で親しまれる「高嶋」。海に浮かぶ小さな島で、島の真ん中には丸い穴が開いています。海の透明度は、有名な白良浜と比べても遥かに高いです。夕暮れ時の景色は格別で、神秘的な風景を見せてくれます。タイミングを狙って訪れてみてください。島までは浅いので、干潮時には歩いて島まで渡れます。夏場にはいいかもしれませんね。

熊野エリアにも該当する「那智勝浦」。那智の滝や熊野那智大社など、歴史ある神社や観光地が多数存在します。自然溢れる那智エリアは、日々の喧騒を忘れさせてくれる素敵な場所です。5箇所のおすすめ名所をご紹介します。

まるでジブリの世界に入り込んだかのような「熊野古道」。緩やかなコースから、標高差約1,000メートルの峠を超えるコースまで、さまざまです。大自然に囲まれており、その清々しい空気は、日々のストレスを忘れさせてくれるでしょう。バスも出ているので、一部だけ歩いてみるのもいいかもしれませんね。

勝浦港周辺にある松島を、遊覧船から眺める「紀の松島めぐり」。松島は日本三景に指定されており、その絶景を贅沢に海から楽しめます。松島は変わった形の島がたくさんあるスポットです。イルカやラクダの形をした島があるので、船に乗りながら探してみてください。土日限定で、15時20分発の遊覧船からイルカの調教の様子が見られます。ぜひ狙って乗ってみてください。

日本三大名滝の1つ「那智の滝」。那智の滝として知られている滝は「一の滝」です。那智の山には60箇所以上の滝があります。この「一の滝」は、一段の滝としては日本で1番落差がある滝です。熊野那智大社の御神体としても知られています。その落差は約133メートルで、迫力のある滝です。

世界遺産に登録されている、歴史ある神社「那智大社」。日本だけでなく、世界中から観光客が集まる神社です。樹齢およそ850年の巨大なクスノキは、胎内巡りで中に入れます。貴重な体験ですので、ぜひ挑戦してみてください。毎年7月14日には、世界三大火祭りの「那智の扇祭り」が行われます。迫力ある祭なので、1度は見てみたいですね。

和歌山でも群を抜いて有名な「高野山エリア」。世界遺産にも登録されています。山にはたくさんの寺院が存在しており、日本の歴史を感じさせる建物ばかりです。そんな高野山エリアで有名なスポットを5つ厳選しました。

高野山といえば「奥の院」。約2キロメートルの道のりを歩き、「弘法大師御廟」を目指します。パワースポットとして有名ですよね。長い参道には3つの川が流れており、それぞれが「現世」「来世」「浄土」を象徴していると言われています。道中には「化粧地蔵」や「織田信長の墓所」など、有名な墓石や句碑がたくさんあるのでじっくり歩いてみてください。

電車で高野山を目指す方におすすめの、展望列車「天空」。大阪のなんばから高野山への道のり途中の、橋本駅から極楽橋駅を繋ぐ電車です。風景を眺められるように車窓は大きく、椅子が外向きに設置してある車両もあります。空気が吹き抜けるフリースペースも用意されている、自然を存分に感じられる珍しい電車です。高野山エリアに向かう際は、ぜひ乗車してみてください。

特に紅葉の時期におすすめの「壇上伽藍」。高野山開山の際、弘法大師が1番最初に建設に取り掛かった場所です。世界遺産に登録されており、高野山の二大聖地とも言われています。近くの「蛇腹道」は道の両側に木々が茂っており、紅葉の時期は美しい景色を見られる場所です。

高野山自体が歴史ある場所ですが、その中でもおすすめなのが「金剛峰寺」。高野山全体の宗務が行われている場所です。見どころは、日本でも最大級の石庭「蟠龍庭」。蟠龍とは地上でとぐろを巻き、天に昇らない龍のことです。庭は、蟠龍が奥殿を守るように表現されています。

和歌山県北部に位置しており、県庁所在地である「和歌山市」。「和歌山城」や「和歌山マリーナシティ」など、見どころのある有名な観光地がたくさんある場所です。その中から5箇所の和歌山市観光名所をご紹介します。

毎日3度行われるマグロの解体ショーが見どころの「黒潮市場」。平日でも、たくさんの人で賑わっています。何と言っても、新鮮な海鮮をその場で味わえるのが嬉しいですよね。海鮮丼や、お寿司のお店がたくさんあります。中でも人気なのは、海鮮BBQ。商店街で販売している肉や海鮮から、好きなものを購入してその場でBBQを楽しめるんです。施設料金は無料なので、誰でも気軽に利用できますね。

和歌山でも有名なレジャースポット「マリーナシティ」。「ポルトヨーロッパ」はその中にある遊園地です。ヨーロッパの街並みを忠実に再現しており、フォトスポットもたくさんあります。水面にダイブするジェットコースターや、お子様が大好きなメリーゴーランドまで面白いアトラクションばかりです。広い施設なので、1日滞在しても飽きないかもしれませんね。

「友ヶ島」は、紀淡海峡に浮かぶ4つの島を総称した名前です。中でも「沖ノ島」が有名。ジブリの世界にワープしたような、美しい世界が待ち受けています。戦争で実際に使用されていた歴史ある砲台などがたくさんあり、神秘的な雰囲気を醸し出しているスポットです。少し小山のようになっているので、歩きやすい靴で行きましょう。懐中電灯を持参するのもおすすめです。

日本100名城にも選ばれている「和歌山城」。豊臣秀吉が弟、「羽柴秀長」に築城を命じたことで有名です。役50メートルの高さにある天守閣に登れるのも、和歌山城の魅力。城の敷地内には、無料で入園できる動物園もあります。園長のツキノワグマが人気で、推定26歳（2019年11月現在）の長寿のクマです。和歌山城を訪れた際、ぜひ立ち寄ってみてください。

最後に紹介するのは「日高・有田エリア」。有田みかんやあんぽ柿が有名ですよね。歴史あるスポットもあり、観光地も数多あります。「日本一のやっほースポット」と言う珍しいスポットも。厳選した5箇所の人気名所をご紹介します。

有田市にある、「素盞嗚尊」が祀られている神社です。摂末社が10社以上ある広い神社で、年間を通してさまざまな行事が行われています。「千田祭」が有名で、投げられた鯛を漁師が奪い合う「鯛投神事」が見物です。鯛を手に入れた漁師は、1年間大漁に恵まれるという言い伝えがあります。漁師たちが激しく奪い合うため、「千田のけんか祭り」とも呼ばれているんです。

レジャースポットの「湯浅醤油九曜蔵」は醤油ができる工程の見学や、醤油の試食ができる施設です。見どころは「わくわく体験」。職人の仕事を実際に体験できる上に、自分の醤油を作れます。仕込んだもろみを、自宅で1年かけて熟成。世界に1つだけの醤油が出来上がります。併設しているカフェでは、珍しい「醤油ソフトクリーム」があるので、ぜひ食べてみてください。

「日本一のやっほーポイント」は椿山ダムにあります。日本一綺麗なやまびこが帰ってくる場所です。ダムにかかるつり橋を超えるとポイントが見えてきます。対岸までの距離が300メートル前後が1番綺麗なやまびこに聞こえるんです。日々のストレスを発散するためにも、お腹の中から力を込めて、思い切り叫んでみてください。きっとスッキリしますよ！

公園全体が石灰岩で囲まれている「白崎海洋公園」。海の水は綺麗に透き通っており、スキューバーポイントがたくさんある場所です。真っ青の海は、石灰岩をさらに白く感じさせます。夜になると、たくさんの星が空に映し出され、七夕の時期などは天の川が見えることも。日中に行っても夜に行っても、また違う楽しみ方をできますね。

和歌山は、マグロの水揚げ量が日本一です。那智勝浦では「マグロ祭り」を開催。マグロを解体するショーを、目の前で見られます。無料で、お刺身やマグロの味噌汁が振舞われる豪勢なイベントです。「黒潮市場」や「とれとれ市場」などでも美味しいマグロを堪能できるので、ぜひ行ってみてください。

甘くて美味しいことで知られる「有田みかん」。柔らかい実が特徴で、特に冬の有田みかんは非常に甘いです。百貨店に陳列されるほどの高級品もあります。果物としてだけでなく、みかんジュースやコンポートなども人気です。お土産で渡すときっと喜ばれるでしょう。

和歌山は梅の収穫率が日本で6割を占めており、「南高梅」はとても有名です。最高級品の白梅から作られています。実は大きく、柔らかいのが特徴です。有名なお店では、実を1つ1つ包装して箱詰めにした商品もあります。お土産や、お中元などにぴったりの商品です。

いかがだったでしょうか。和歌山の観光地を、エリア別に紹介しました。それぞれに素敵な名所ばかりで、どのエリアを観光するか迷いますよね。順番に巡ってみるのもいいかもしれません。絶景ポイントや歴史スポットなど、和歌山はとても奥深い場所ということがわかります。週末は和歌山にお出かけしてみてはいかがでしょうか。