モロッコの治安って実際どう?観光の前に知っておきたい治安情報を解説!

モロッコの治安って実際どう?観光の前に知っておきたい治安情報を解説!

モロッコの治安は比較的よいと言われているものの、日本と比べれば留意すべき点が多く存在します。旅をする際にどこでどんな危険が潜んでいるのかを知ることは非常に重要です。実際のトラブル例を交えながらすぐに使える対策までモロッコの治安情報をご紹介していきます。

目次 [表示]

モロッコの治安は?

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最近人気のモロッコだけど、アフリカの国となるとなんだか不安だな。宗教でもいろいろと配慮が必要だろうし、旅行するときにはどういう点に注意すればよいのかな?

モロッコはアフリカ内では最も旅がしやすい国だと言われています。広大なサハラ砂漠はとても魅力的ですよね。

女子旅や一人旅などを想定した場面別、人気の都市別にそれぞれの注意事項をお伝えしていきます。日本人にはなじみの薄いイスラム教に関する留意点にも触れていくので、正しい知識をつけ安全に旅行へ出かけましょう!

モロッコとは

出典:ライター撮影

正式名称 モロッコ王国
首都 ラバト
言語 アラビア語、ベルベル語、フランス語
民族 アラブ人(65%)、ベルベル人(30%)
宗教 イスラム教

モロッコは北アフリカに位置し、世界最大のサハラ砂漠を有するアラブの国です。外務省ホームページによれば、一般犯罪はスリ、強盗や詐欺など金銭目的の犯罪が報告されています。現在テロの危険性は高くはなく、過去にテロによる日本人の被害はありません。

モロッコで治安に注意が必要な場所・犯罪

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日中の街中や夜道、公共交通機関内の治安など、各場所や時間帯によって治安の安全性に変化が生じます。それぞれの場面での注意点と犯罪リスクをみていきましょう。

①街中

出典:ライター撮影

モロッコの街中は常に治安に注意が必要です。日中のメインストリートは人でにぎわい活気のある雰囲気が漂っていますが、混雑しているからこそ、人混みに紛れて盗みを働くスリの存在に注意が必要です。

珍しいお店が立ち並んでいたり、すてきな雑貨に目移りしてしまいますが、常に身の回り品に気を配り、隙を見せないように心掛けましょう。

②公共交通機関

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モロッコの主な公共交通機関である、鉄道やバスに乗っているときも治安に注意が必要です。サハラ砂漠など鉄道の通っていない遠方の街へは長距離バスが便利ですが、親しげに隣に座り盗みを働くケースがあるため、仮眠を取る場合は貴重品を肌身離さず持ち、なるべく分散させて保管してください。

③夜道

出典:ライター撮影

他の国同様、モロッコでも夜道には注意が必要です。夜になると、昼間にはにぎわっていた通りも一気に人通りが減り表情を変え、人目のない場所では強盗やひったくり被害も発生しています。

観光客が多い場所であっても、基本的には夜遅くには出歩かないことが最善です。どうしても出歩く必要がある場合は、人通りの少ない道は極力避け、周囲に警戒しながら足早に歩きましょう。

治安により注意が必要なケース

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一人旅や女性だけの旅行ではさらされる危険の種類も変わってきますよね。それぞれのケースで、どういった点に用心すべきかを確認し、適切な安全管理を心掛けましょう。

一人旅で気をつけること

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一人旅は特に安全面で不安なことが多いですよね。グループ旅行に比べ、どうしても意識を向けられる範囲が狭くなってしまう分、安全対策には工夫をする必要があります。

かばんは視野に入るよう前に持つ、たまに後ろを振り返る、道に迷わないよう下調べをしておくなどの対策が有効です。少しやりすぎだと思うくらいに警戒心をみせると、悪い相手を寄せつけません。

女子旅で気をつけること

出典:ライター撮影

女性だけの旅では、女性グループを狙って声をかけられる場合があります。しつこく話しかけてきたり異教徒だからこそ、ここぞとばかりに過度なボディタッチをする人もいます。もちろん単にフレンドリーなだけの人もいますが、まずは相手を疑い適度な距離感を保ちつつ相手をよく観察しましょう。

モロッコの人気都市の治安は?

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モロッコで人気の3つの都市にフォーカスして、それぞれの注意点をみてきましょう。モロッコは南北に長く、国土面積も決して小さくはない国です。各主要都市も離れており、山岳地帯から砂漠地帯、海岸線など地域によって異なる特徴がありますので、当然治安状況なども変わってきます。

①カサブランカ(Casablanca)

出典:ライター撮影

カサブランカは、モロッコの空の玄関口で、フライトの前後に訪れる人も多い都市です。ハッサン二世モスクなどの観光地周辺は比較的治安がよいとされています。

一方で観光客の少ないエリアでは物乞いや路上生活者が多い場所があるため、あまり近づかないようにするのが賢明でしょう。特に夜間は外出を控えるのが安全です。

②フェズ(Fes)

出典:ライター撮影

フェズは迷宮のような巨大な市場があるのが特徴です。狭い路地の両側に店が立ち並び、いつも混雑しているのでスリには十分気を付けましょう。置き引き被害もあるため、絶対に荷物から目を離さないようにしてください。日が暮れると市場の店が一斉に閉まり、一気に人通りが減るので、早めにホテルに戻りましょう。

③シャフシャウエン(Chefchaouen)

出典:ライター撮影

シャウエンは青い街として女性に人気の場所で、不規則な細い路地が入り組み、坂道が多いのが特徴です。迷いやすいので明るいうちにホテル周辺の道をざっくりと覚えておきましょう。

治安は悪くないですが、街灯が少なく、夜は街の雰囲気が変わります。ハシーシと呼ばれる大麻の生産地のため、街中に大麻の香りがする場所がありますが、決して近づかないようにしましょう。

よくある実際のトラブル2例

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それぞれの場面で気をつけるべきポイントがクリアになってきましたね。実際に発生している事例を知ることは、トラブルを回避するうえで非常に大切な知識です。ここからは、よくあるトラブルの具体例をご紹介します。

例1:街中でのスリ被害

混雑している街中では、圧倒的にスリ被害が多いです。突然ぶつかって来られたり、見知らぬ人から不自然に話しかけられた時は特に警戒してください。一人が関心を引き付けている間に別の人がポケットやかばんから貴重品を盗むケースが少なくないです。

相手が小さな子供でも油断してはいけません。すぐに手の届きそうなポケットや口の開いたかばんに貴重品を入れるのは避けましょう。

例2:自称ガイドおじさん

観光地には、観光客に声をかけ自らガイドを名乗り強引に案内した上で、チップとして金銭を要求してくる自称ガイドのおじさんがいます。どうしても誰かに案内してほしい場合は、チップ込みの金額を先に交渉するか、事前に正式なガイドを手配しておくと安心です。

すぐに実践可能!知っていて役立つ危険回避術3選

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モロッコの基本的な治安状況について、少しずつつかめてきたのではないでしょうか。モロッコ旅行にどんな危険が潜んでいるのかわかったら、その対処法も知りたくなりますよね。モロッコ旅行を間近に控えている人や、すでに現地入りしている人でも、即実践することのできる便利な危険回避テクニックをお伝えします。

①NOはハッキリと主張する

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しつこいモロッコの商売人には、はっきりと「NO」を強調することが重要です。日本人はつい愛想笑いをしてしまい、ヘラヘラと曖昧な態度でやりすごそうとしますが、残念ながらそれは逆効果です。アラビア語で「ラ(NOの意)」と言いながら首を横に振り、毅然とした態度でその場を去りましょう。

②ながらスマホは厳禁

フリー写真素材ぱくたそ

スリや引ったくりが多いモロッコでは、周囲への注意力の低下を招くながらスマホは大変危険な行為です。

不穏な動きをする人に気づく機会を逃してしまうだけでなく、高価なスマホを見せびらかしていることになり、標的にされる確率が跳ね上がります。どうしても調べ物が必要な場合は、カフェやレストランに入るか、ホテルで行うようにしましょう。

③現地の人を味方につける

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現地で最も頼りになるのは、やはりその土地を熟知している地元の人からの情報です。ホテルの方やドライバー、現地ガイドの方に危険なエリアなどを聞いてみるとよいでしょう。一度信頼できそうな人が見つかったら、その人から他のドライバーやガイドなどを紹介してもらえるケースもあります。

イスラム教の国だからこそ気をつけたい3つのこと

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日本人になじみの薄いイスラム教には、さまざまなタブーが存在します。知らなかったではすまされないトラブルに巻き込まれる前に、基本的な知識をつけておきましょう。最低限、気をつけておきたい3つのことをお伝えします。

①写真撮影

写真撮影は、最も気をつけたいポイントです。イスラム教徒の中でも、特に女性は写真を撮られることに抵抗を覚える人も少なくありません。一方的にカメラを向けることは避けましょう。どうしても撮りたい場合には、一言声をかけ、相手の承諾を得た上で撮影すれば問題はありません。

②服装

イスラム教徒の女性の服装は、肌の露出をしないことで有名ですが、実は男性も肌の露出は控えめです。観光客であっても過度な露出は避けた方が無難でしょう。半袖は問題ないですが、短パンやノースリーブは避けた方がよいです。

特に女性の露出はトラブルに巻き込まれる確率が上がりますので気をつけましょう。すぐに肌を隠せるよう大きめのストールを持っておくと便利です。

③ラマダン月

イスラム教の国では、年に1度ラマダンと呼ばれる断食月を迎えます。日中の飲食が不可となるため、飲食店は閉まっていることが多いです。テロや軽犯罪が増える期間でもあり、この期間に渡航する場合は特に注意が必要になってきます。

日没前の時間帯は断食明けの食事をとるため、多くの人が屋内に入り人通りが激減します。この時間帯に街を出歩くのは避けましょう。

モロッコの治安はしっかり注意を払えば大丈夫!

出典:ライター撮影

モロッコの治安についての理解がグッと深まったね!危険回避術はすぐにでも実践しちゃおう!

街中やタクシーの中など、それぞれのシーンでどんな点に気をつければよいか明確になったのではないでしょうか。

ただし、旅に慣れてきても油断は禁物です。国の情勢は日々変わる可能性がありますので、最新の情報は「外務省海外安全ホームページ」で必ず確認し、旅行のぜひを判断してください。旅行に行く際は注意点にしっかり留意し、楽しく安全に魅惑のモロッコを堪能しましょう!

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。
Suenoko
ライター

Suenoko

ヨガと旅好きのアラサー女子。旅をしながら写真を撮るのが生き甲斐。 マイナーな国を好み、訪問国数は40ヶ国以上。アラブと砂漠に魅了されています。

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