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エジプトの観光といえば?治安や有名観光地など基本情報をご紹介!

エジプトの観光といえば?治安や有名観光地など基本情報をご紹介!

歴史が古く、巨大な遺跡やミイラなど見どころの多いエジプト。広い国土に点在するエジプトの観光地を巡るには、事前の情報整理が大切です。今回は渡航前に確認したい、観光国エジプトの治安情報や有名観光地などを詳しくご紹介したいと思います。

目次 [表示]

エジプトの基本情報

Photo by ajari

砂漠気候のエジプトは年間を通して乾燥しており、雨はあまり降りません。季節は緩やかで四季があり、日本の真冬にあたる1月や2月の平均気温は16度程度となっています。しかし朝晩の気温差が激しいので、年間を通して羽織る物を持参した方がよいでしょう。イスラム教徒が多いため、例年9月から10月にかけて断食月のラマダンがあり、ラマダン明けには毎年各都市で、楽しい華やかなお祭りが行われるのが定番となっています。

エジプトへのアクセス

Photo byCountry4k

アフリカ大陸にあるエジプトへのアクセスは、直行便を使う場合、2019年時点でエジプトエアが定番となっていますが、週に1便しかありません。中東でトランジットの場合は、エミレーツエアのアブダビ経由で毎日就航しています。ヨーロッパ経由になると、ルクセンブルグ、パリ、ロンドン経由などになります。日本から直行便のあるエアラインであれば、フレキシブルに旅の計画を立てることができます。

旅の安全

Photo by archer10 (Dennis)

ツアーに参加してエジプトに旅行する場合、名所巡りがメインとなるため、危険なエリアに足を踏み入れるということはないでしょう。それでも、予測のできないテロや事故などに遭ってしまう可能性がないわけではありません。旅行するかどうかは最終的に個人の判断になります。渡航先の治安に関して、事前に外務省の海外安全ホームページなどを確認するのがおすすめです。

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

エジプトの観光スポットや治安など基本情報①:ギザのピラミッド

Photo byTheDigitalArtist

観光地として大人気のエジプトの中で、何と言っても一番ポピュラーなのはギザのピラミッド群でしょう。3つの大きいピラミッドが連なるその景色は感動的で、近づいてみると一つ一つの石の大きさに驚かされます。中でも見どころは、クフ王のピラミッド!有料で中に入ることが可能ですが、狭い内部のため入場人数が1日300人と限定されています。そのため、朝にチケットを確保しておくことがおすすめです。

気温の変化に注意

Photo byNadineDoerle

ギザのピラミッドには入場制限がかけられており、午後の遅い時間に行っても入れないことが多いため、朝一番が最も混み合います。朝晩の気温差が激しい砂漠気候のエジプトですので、チケット購入で並ぶ際には、必ず羽織るものを準備していきましょう。また3つのピラミッドを1枚の写真に収めたい場合は、少し歩きますが「ピラミッド・パノラマ」のフォトスポットが写真撮影の名所として定番となっています。

エジプトの観光スポットや治安など基本情報②:スフィンクス

Photo byNadineDoerle

ピラミッドとセットで、エジプトに来たら必ず見たい人気の観光地として有名なのは、やはりスフィンクスでしょう。ライオンの身体と人面を持つ神聖な存在と言われており、主にピラミッドを守るようにその前面に設置されています。スフィンクスは都市部からも近く、近隣にはカフェやレストランなどもあり、見どころも多い観光地です。街歩きと合わせて楽しみたいですね。

写真詐欺に注意!

Photo by Travel-Picture

観光地周辺で注意していただきたいのが、「シャッターを押すよ、ポーズして」とフレンドリーに楽しい声掛けをしてくる子供です。なかなか撮れないような面白いアングルを提案してくれるため、チップを少しあげようかなと考えていると、向こうから「写真代、50ドル頂戴」などと吹っ掛けてきます。法外なチップを払いたくない場合は、最初から値段交渉をするかカメラを渡さないことがポイントです。

エジプトの観光スポットや治安など基本情報③:エジプト考古学博物館

Photo byakufersoft

エジプトの最大都市カイロで必ず行きたいのが、定番の観光名所「考古学博物館」です。世界でも最大級の所蔵数12万を誇り、室内展示とは思えない巨大な石像や古代の金製品など、貴重な展示物が所せましと並べられています。見どころが多いこちらの博物館ですが、やはり見逃せないのは別料金で見学できる「ミイラの部屋」でしょう。ラムセス2世のミイラなど、教科書で見たことのある実物が実際に見学できます。

見たいものは事前にチェック

Photo bySriom

カイロの定番観光名所「考古学博物館」ですが、広大で見どころも多く、全てを見るのに1日では足りません。これ!と決めた、見たい遺跡や石像がある場合は、必ず事前に目星をつけてメモをしていきましょう。ツタンカーメンのミイラは王家の谷にありますが、黄金のマスクなどは全て考古学博物館に所蔵されていますのでお見逃しなく。ミイラなどは、見ていて楽しい!といった雰囲気ではありませんが、心に残る博物館です。

エジプトの観光スポットや治安など基本情報④:ハーンハリーリ

Photo by malex.org

カイロで、とにかく買い物が楽しい名所として人気なのが「ハーンハリーリ」市場です。カイロの都市部に位置しており、周辺には見どころも多いため、観光の合間に立ち寄る定番の買い物スポットとなっています。市場では豪華なゴールドアクセサリーからラクダの置物などの土産物まで、ありとあらゆるものが売られています。中でもおすすめは、色鮮やかな香水瓶。定価はあってないようなもので、交渉次第では半額以下になることもありますよ。

水たばこに挑戦

Photo byDommiii

日本ではできない体験を海外旅行でするのも楽しいですよね。ハーンハリーリ市場では、水たばこのシーシャにトライできるカフェやバーが存在します。バニラやミントなどのフレイバーもあり、喫煙者でなくても水たばこを気軽に試すことができます。夜であればガイドにお店を紹介してもらうのが安心でしょう。カイロの都市部には、市場以外でも水たばこを試せる有名店が点在しています。興味があればチェックしてみてくださいね。

エジプトの観光スポットや治安など基本情報⑤:ルクソール神殿

Photo byLNLNLN

カイロから飛行機で1時間、電車であれば半日はかかるルクソール。人気の定番観光地や世界遺産が数多く残っている都市です。歴代のファラオが祀られており、数千年前の石像がそのままの形で残っている景色は見応えがあります。昼間は細かく観光ができますが、夜は遺跡がライトアップされます!日没前の夕刻に行き、昼間の景色と夜の輝きを両方見るのも楽しいでしょう。

周辺の悪路に注意

Photo byMakalu

ルクソールという都市は観光地だけあり、ホテルや飲食店なども多いのですが、周辺の道路となるとまだまだ舗装が完全でないエリアも多いです。周辺の観光地に出向く際に、バスや車でかなり揺られることもあるそう。特に車酔いしやすく、王家の谷などの周辺のドライブを予定している人は念のため、酔い止めを持参することをおすすめします。

エジプトの観光スポットや治安など基本情報⑥:王家の谷

Photo byWikiImages

考古学博物館に収蔵されている遺跡や歴史的価値のある装飾品の数々は、そのほとんどがこの王家の谷から発掘されたと言っても過言ではありません。60以上のファラオの墓があり、いくつかのお墓の中を見学することが可能となっています。人気があるのは、ラムセス6世の墓内部の壁画や有名なツタンカーメンのミイラでしょう。お墓ということもあり、楽しい雰囲気ではありませんが、見どころも多い定番観光スポットです。

歴史的建造物への細心の注意

Photo byEvenemental

王家の谷の名所とも言える歴代ファラオのお墓の中を見学するのは、テーマパークに遊びに行くのとはまったく違うということを覚えておきましょう。ルクソールの都市部から少し離れた王家の谷は、隔絶された砂漠の中にあり荘厳な雰囲気です。触ってはいけない場所、写真を撮ってはいけない場所などのルールは必ず守り、厳かな気持ちで、静かに見学する気持ちが大切となります。

エジプトの観光スポットや治安など基本情報⑦:カルナック神殿

Photo byauntmasako

ルクソール周辺に位置する、世界最大級の規模で有名なのがカルナック神殿です。現代に至るまで柱や建物、石像が全て巨大なまま残されており、以前は彩色されていた形跡も見て取れ、その保存状態のよさをうかがわせます。大きなヒエログラフも人気の見どころの一つとなっており、それらを照らす夜のショーも人気です。時間に余裕があれば、ぜひチェックしてみましょう。

夜のショーは最低限の荷物がおすすめ

Photo by ralf.st

カルナック神殿では毎日、遺跡と音楽のコラボレーションとして開催されるショーが有名です。満点の星空の下、巨大な遺跡の前で見るショーは美しく楽しいと、老若男女問わず人気となっており、毎晩かなりの人出となっています。治安がとても悪いという訳ではありませんが、基本的に暗い夜道もあります。手荷物はできる限り少なくして、貴重品はホテルの金庫に預けておくのが安心でしょう。

エジプトの観光スポットや治安など基本情報⑧:アブシンデル大神殿

Photo by Jorge Lascar

エジプト遺跡のハイライトと言える名所が、アスワンにあるアブシンデル大神殿です。砂漠の中の道を降りていくと、急に目の前に現れる巨象群は圧巻と言えるでしょう。ラムセス2世が建築したアブシンデル大神殿は、かつて砂の中に埋没し、さらに水没の危機にもさらされました。しかし、エジプト政府の働きかけで高台にそのまま移築され、現在にその姿を残しています。薄暗い遺跡の中はミステリアスで、歴史の重みを感じずにはいられません。

朝焼けがおすすめ

Photo by archer10 (Dennis)

ラムセス2世を模したアブシンデル大神殿は、朝焼けがよく当たるように向きを調整し移築されており、光と遺跡の名所とも言われています。時期によっては、通常光の入らない神殿内にも朝日が届き、それはまさに奇跡のタイミングでしょう。可能であれば、朝日を感じられる早朝にアブシンデル大神殿を訪れるのがおすすめです。

エジプトの観光スポットや治安など基本情報⑨:ナイル川クルーズ

Photo bybarbarahutter

歴史の教科書でもよく名前を目にするナイル川、ここをクルーズしながら観光できるのをご存じでしょうか?中でも有名なのは、アスワンからルクソールを目指すルートとなっており、王家の谷、アブシンデル大神殿、カルナック神殿など主要な観光地をゆったりと巡ります。車での移動とは違って、眠ったり食事をしたり、クルーズ船のプールで泳いでいたら観光地に到着してしまうので、とても便利でおすすめです。優雅な旅をお楽しみください。

自分の船を見失わないように!

Photo bycocoparisienne

年間を通して、エジプトのナイル川クルーズはとても人気が高く、かなりの数のクルーズ船が就航しています。遺跡近くの港などはいくつもの船が停泊しており、時には直接接岸できず船と船を繋ぎ、いくつかのクルーズ船の中を通り抜けながら上陸することも。こんな時、自分の船をうっかり見失ってしまう人が多いようです。クルーズ船の見た目は似ていますので、必ず停泊した場所と船の名前は憶えておきましょう。

まとめ

Photo byNadineDoerle

歴史が古く、見どころも多いエジプト。一度の旅行だけでは、なかなか全ての遺跡を見尽くすということは難しいかもしれません。ですが、事前にチェックをして見逃せないポイントを押さえておくことは大切です。エジプトは遺跡好き、歴史好きの旅行者にとって、必ず思い出に残る旅をすることができる場所です。ぜひその旅をお楽しみください!

櫻井ゆき
ライター

櫻井ゆき

海外駐在員、海外就職の経験あり。海外旅行、国内旅行、とくにリゾートが大好きです!

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