水戸の名物といえば？納豆だけじゃない美味しい地元グルメをご紹介！

スタミナラーメンは茨城のご当地ラーメンの1つで、水戸市の隣にあるひたちなか市で生まれました。スタミナラーメンは冷した太麺に熱いあんをかけており、ほかでは味わえないラーメンです。あんは甘辛いしょうゆ味が基本で、キャベツ・かぼちゃ・レバーを中心に具材を入れ栄養をしっかりととれるように作られています。

茨城県には湖沼や川が多く川魚がよく獲れるので、水戸では古くから川魚料理が食べられてきました。

県南部にある霞ケ浦は全国で2番目に大きい湖で、ワカサギ・シラウオ・フナ・ナマズなどがよく獲れ、コイの養殖が盛んです。水戸を流れる那珂（なか）川ではウナギが名産で、水戸市内にはうなぎ料理を提供するお店が20店舗前後あります。

水戸はひたちなかや大洗などの漁港が近いので、新鮮なおいしい地魚を使った海鮮料理を手ごろな価格で提供するお店が多いです。茨城では春はハマグリが名産で、夏はアイナメやカツオが獲れ、秋から冬にはヒラメやサヨリなどが獲れます。「海鮮料理 滝元」は地元の人に好まれている海鮮料理店で、大盛りの海鮮丼が有名です。

メロンカレーは酒趣という居酒屋のメニューで、メロンをふんだんに使ったメロン色のカレーです。ルーは水の代わりにメロンの果汁を使っており、メロン果肉もゴロゴロと入っていて、後味にメロンの風味がします。茨城のメロンの生産量は全国で首位であり、酒趣ではメロンを丸ごと使ったクリームソーダも人気です。

笠間いなり寿司（ずし）は水戸市の隣にある笠間市の名物で、古くから愛されている郷土料理です。笠間には日本三大稲荷神社の笠間稲荷神社があり、門前通りでいなり寿司が売られていたのを名物にして町おこしにつなげました。

具にはそば・くるみをはじめとして、いろいろな地元の食材が入っており、お店によって具材や組みあわせは異なります。

黄門料理は光圀公の食生活に関する文献を研究して現代的に再現した料理で、水戸市内の9店舗で提供しています。

光圀公は健康志向が強く「食事は健康のための薬と同じ」と考えたそうで、黄門料理は漢方や地元の旬の野菜を使う健康食です。光圀公がとくに好んだのは牛乳酒で、牛乳に酒・水・砂糖を加えた飲み物であり、黄門料理を提供するお店で味わえます。

水戸藩ラーメンは光圀公が食べたとされるラーメンを現代的に再現しており、水戸市内の2店舗で提供していてお土産用もあります。特徴はレンコンを練り込んだ麵と、五辛（ごしん）とよばれる薬味で、具はチャーシュー・たけのこ・しいたけが基本です。

光圀公は大日本史という歴史書を作るために中国の儒学者である朱舜水に師事していて、ラーメンを知ったと伝わります。

徳川将軍珈琲はサザコーヒーの人気の商品で、江戸幕府の最後の将軍である徳川慶喜公にちなんだコーヒーのブレンドです。将軍珈琲は慶喜公のひ孫の方と共同で作った商品で、慶喜公の外交の場で出されたコーヒーを現代的に再現しています。

サザコーヒーはコロンビアに自社農園を持ち、コーヒーが好きな人からもおいしいと定評があり、お土産にもおすすめです。