千葉・房総の自然の絶景19選！海や山など定番＆穴場のスポットをご紹介！

千葉県の房総と言うと、海や美味しい魚介類といった印象が強いのですが、海や山の自然が作り出す絶景スポットの宝庫でもあるんです！海はなんとなくイメージはあるけど、房総で山？としっくりこない方もいらっしゃるかもしれませんね。ここでは房総の海や山の素晴らしい景色を楽しめるスポットをたっぷりご紹介してゆきます。

房総へ絶景を見にお出かけする際は、電車や路線バスもあるものの、本数があまり多くないことや、各スポットが駅やバス停から少し距離もあることもあり、絶景を楽しめるベストな時間帯に到着できない可能性もあるのです。可能な限り車での移動をおすすめします。無料の駐車場も多いため、駐車場に困ることはありません。

房総のお出かけは、ツーリングやサイクリングがお好きな方にもおすすめです！特に秘境なような場所へ行かない場合でも、海岸沿いの道で海風を感じて走ったり、車は停められないような場所でも気軽に立ち寄ったりもできます。自転車スタンドを準備しているスポットも増えてきているので安心！道が狭いようなところでも、アクセスできるのも大きなメリットです！

とても広い砂浜、その海越しに見える島は伊豆大島です。海岸と聞くと、降り立つとすぐに波の音が聞こえて…というイメージがありますが、ここは少し違います。砂浜が広く、少し隆起しているため、ある程度海の近くまで行かないと波の音が聞こえない不思議な空間です。夕暮れ時の海に照り返す夕陽の色や波の音は、景観とともに極上の癒しを与えてくれます。

景観が素晴らしい桟橋としてSNSで人気になった絶景の名所です。大正時代に作られたと言われる木製の桟橋からは、青く澄んだ海の景色が広がります。桟橋にある電球もノスタルジックで、夕暮れ時に灯りが灯ると、幻想的な空間に早変わり。浜をゆっくり散歩して、地元の方を挨拶を交わす。そんな日常は都会では味わえないと、心の温まる場所としても定評を得ています。

2019年9月に起きた台風15号の影響で、木製の桟橋の一部が流されてしまっています。修理はもちろん行われますが、以前SNSで見ていた古い印象とは、少し異なってしまうでしょう。復旧状況については、直接観光課などにお問い合わせください。

観光ガイドブックに出ていない穴場です。知っている方はかなりの房総上級者！自然の山を生活のために切り開いた『切割』です。高さは20メートル程度。明治時代に作り始めたとされ、現在は使用されていない旧道ですが、ここを使用していた頃の景色を想像しながら散策してみましょう。昔の方の残した確かな生活の跡に、驚きとロマンを感じられますよ。

『東洋のドーバー』とも言われている景観が楽しめる屏風ヶ浦は、千葉県でも有数の人気景勝地です。50メートルほどの絶壁が10キロにも亘り海岸沿いに続いています。何度見ても飽きない、自然が作り出した景観を見ながらゆっくり散歩をしてみましょう。日頃の疲れも吹き飛ばしてくれそうな素晴らしい景色に、心も癒されそうですね。

九十九里浜の南側に位置する太東埼灯台。この灯台のある太東岬は別名『恋のヴィーナス岬』とも呼ばれており、『恋する岬』にも選定されているロマンティックな場所でもあります。太平洋に面した、自然に囲まれたこの地で朝焼けを楽しむ、そんなプランをお出かけに入れてみるのもいいものですね。

海辺の散策をしながら、景色も楽しめる野島埼灯台。灯台に上って見下ろすと広がる太平洋の景観は、言葉を失うほどの美しさです。眼下に広がる青の世界をしっかりと目に焼き付けておきましょう。房総最南端の地でもあり、視界を遮るものがないので、贅沢な絶景をご堪能いただけますよ。

房総の観光地としても有名な山でもある鋸山。海外の方にも人気のスポットです。鋸山には『地獄のぞき』や『百尺観音』など数多く見どころがありますが、一番は山頂からの東京湾の景観に尽きます。登山の疲れを忘れてしまうほど。しばらく言葉もないまま、動きたくないほどの自然美が待っています。

温暖な気候の南房総は、1月から花が咲き競うお花の街。特にこの白間津の花畑は、海の景色を花畑越しに見られる夢のような絶景が有名です。見渡す限りに広がる花の景色は、訪れる方の表情を自然と笑顔にしてしまいます。この時期にしか見られない自然の美しい彩と優雅な花の香りが、快適な安らぎを与えてくれそうです。

春には田植え前の水を張った田んぼ、夏にはすくすく育った稲、秋には黄金に色づいた稲穂、冬にはライトアップと、四季を問わず風情ある景色を楽しめる棚田です。375枚もの田んぼが織りなす自然の絶景と、優しい山風がマッチして、心地よい空間を作り上げています。夕暮れ時の景色もおすすめですよ。

こちらもSNSで有名になった定番の絶景スポットです。山に不自然にぽっかり空いた穴。これは農業用水を引くために人工的に山を掘ったもので、江戸時代に行われていた『川回し』と呼ばれる工法です。川回しは千葉県の上総地方以外ではあまり見られないため、房総ならではの景観の1つでもあります。

この川回しを『濃溝の滝』という名称で認識されている方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか？実は、『亀岩の洞窟』が正式名称です。SNSで絶景スポットとして有名になったこのスポットですが、誤った情報のまま拡散されてしまっています。足を運ばれる方は、正しい名称を覚えて帰ってくださいね！

房総で紅葉を楽しむと言えば、養老渓谷。こちらも景色が素晴らしい見どころが複数ある、人気の絶景スポットです。特に圧巻なのが、落差・滝の幅ともに30メートルほどの粟又の滝。穏やかな山の斜面をごうごうと流れ落ちる水が、雄大な自然の循環を感じさせてくれます。

夏には海水浴やマリンスポーツにも人気の九十九里浜。60キロ以上も続く海岸線の砂浜は、日本三大砂丘に選出されています。遠浅のエメラルドグリーンの海は太平洋です。そんな浜で見上げる空の広さは、いつも見上げる切り取られた空とはまったく印象も異なるでしょう。果てしなく続く空・海・海岸の景観が魅力的です。

こちらもSNSで話題になった定番の絶景スポット・江川海岸。海の中に並ぶ電柱の景色が絶妙な違和感を与えつつも、普段見かける景色ではないため、訪れる方を魅了しています。江川海岸の情趣を最大限に楽しめるのは夕暮れ時。工場街を背に変わりゆく空の色と海の色の景観のギャップも、心惹かれる理由の1つです。

釣りにも人気の富津岬公園。その一角にある一風変わった見晴台が、明治百年記念展望塔です。五葉松をかたどったユニークな形で、カメラが好きな方を虜にしています。展望塔からは東京湾を一望でき、天気のよい日には富士山が見え、夕暮れ時にはロマンティックな景色を楽しめるスポットです。

穴場かつ秘境の絶景スポット・四方木不動滝。滝壺にはクリアな水が勢いよく流れ込みます。透明度の高い水なので滝壺の底も見えるほどです。森の中にひっそりと絶えず流れ続けるこの滝の景観は、一見の価値あり。滝の音、山風の音、鳥の声以外は聞こえず、自然の中でゆったりした時間を過ごせます。

海抜100メートルを超える高さにある展望台です。この高さから海の景色を楽しめるスポットは房総では珍しく、昼間は鴨川の街を一望でき、夜には夜景の名所として訪れる人々の心を惹きつけています。終わりの見えない太平洋、そこに降り注ぐ陽射し、眩しいほどに反射する水面、どれをとっても心にしみる優美です。

写真では伝え切れない、想像を超える大きな海蝕岩。大迫力の断崖です。近くの芝生公園からこの景観を楽しむもよし、麓に下りて断崖を間近で見上げるもよし、見る場所によってさまざまなインパクトを与えてくれます。ここからの海の景色も素晴らしく、海と断崖、一石二鳥で自然の絶景を味わってみましょう。

与謝野晶子が訪れた際に、数多くの句を詠んだ地でもある鵜原理想郷。美しい広大な海と巨大な岸壁の迫力は類を見ない絶景です。簡単なハイキングコースがあり、見晴らしポイントがいくつかりますが、そのすべてのポイントで見せる表情が全く異なり、自然の素晴らしさを感じられることでしょう。

千葉県は日本で一番山の標高が低い県なのですが、そんな千葉県で雲海が見られる穴場・鹿野山九十九谷展望公園。幾重にも連なる山の景色が、まるで水墨画のようです。もちろん、朝の雲海のみならず朝焼け・夕焼けの美しいスポットでもあるので、雲海を見られなかったとしても、申し分ない絶景をお楽しみいただけます。

知っている絶景スポットはありましたか？房総の絶景スポットを訪れる際、気を付けたいことは訪れる時間と気候です。夕陽を見たい方は日没時刻、滝を見たい方は雨の翌日、空の青さや海のクリアさは午前中など、ベストなシーンを見られるように計画してみてください。最高の絶景を記憶に残してくださいね！