目次 [表示]
- 徳島観光がおもしろい
- 冬は観光にいい季節
- 徳島観光で外せない観光地は?
- 徳島へのアクセス
- JR四国で徳島入り
- 高速バスで徳島入り
- 南海フェリーで徳島入り
- 航空機で徳島入り
- 冬の徳島観光:見どころ観光地①鳴門の渦潮
- 圧倒される絶景
- 渦潮観光にはタイミングがある?
- 間近で見るなら観潮船
- 上から見下ろすのも大迫力
- 冬の徳島観光:見どころ観光地②阿波おどり会館
- 夏の風物詩が1年中楽しめます
- 毎日見られる阿波おどり
- ミュージアムで歴史を学ぼう
- 冬の徳島観光:見どころ観光地③祖谷のかずら橋
- 祖谷は平家落人伝説の秘境
- かずら橋は一方通行
- 橋を渡ったら近くの穴場スポットも
- アクセスの拠点はかずら橋夢舞台
- 冬の徳島観光:徳島・鳴門エリアのおすすめ【4選】
- 人気の名所・有名観光地「大塚国際美術館」
- 人気の名所・有名観光地「眉山」
- 穴場のスポット「一番札所・霊山寺」
- おすすめのレジャー「ひょうたん島クルーズ」
- 冬の徳島観光:吉野川・祖谷エリアのおすすめ【4選】
- 人気の名所・有名観光地「阿波の土柱」
- 人気の名所・有名観光地「大歩危峡」
- 穴場のスポット「坪尻駅」
- おすすめのレジャー「アンパンマンカーに乗る」
- 冬の徳島観光:南部エリアのおすすめ【4選】
- 人気の名所・有名観光地「太龍寺ロープウェイ」
- 人気の名所・有名観光地「うみがめ博物館カレッタ」
- 穴場のスポット「阿佐海岸鉄道」
- おすすめのレジャー「海中観光船ブルーマリン号」
- まとめ
徳島観光がおもしろい
冬は観光にいい季節
全国の祭りで屈指の知名度をもつ阿波おどりでおなじみの徳島県。積雪の多い四国山地を除けば、徳島県は比較的温暖で雨も少なく、観光プランを立てるのにはいい季節です。冬の徳島を訪れてみませんか?
徳島観光で外せない観光地は?
数ある徳島県内の有名観光地や人気スポットのなかでも、とくにおすすめしたいのが「鳴門の渦潮」「阿波おどり会館」「祖谷のかずら橋」の3つです。いずれも徳島県や四国を代表する名所や風物詩。徳島を観光するのなら、最低でもどこか1カ所は必ず巡りたいですね。そのほか、徳島・鳴門エリア、吉野川・祖谷エリア、南部エリアにも、おすすめ観光地や穴場があります。
徳島へのアクセス
JR四国で徳島入り
JRで徳島県に入るには、岡山から瀬戸大橋線を通って高松を経由し、高徳線を利用するのが一般的です。高松からは特急うずしお号が1時間に1本程度運行しており、岡山始発のうずしお号も1日2往復あります。祖谷渓の玄関口・大歩危へは、瀬戸大橋線から土讃線の特急南風号やしまんと号を使いましょう。
高速バスで徳島入り
JRよりも便利なのが高速バス。大阪や神戸から明石海峡大橋、淡路島、大鳴門橋を経由して徳島へ直行する便が頻発しています。徳島までは、神戸三宮から約2時間、大阪難波から約2時間半、京都から約3時間で着き、もちろん日帰りが可能です。早割などのお得な運賃設定もあるので、予定が決まっていたら予約して乗車することをおすすめします。
南海フェリーで徳島入り
ちょっと変わったルートならば、和歌山から南海フェリーで徳島入りする方法があります。紀伊水道を渡る船旅は約2時間で、深夜や早朝を含め1日8往復運航。大阪難波からの南海特急との連絡もいいので、アクセス手段としても利用価値があります。椅子やじゅうたんの席、売店など船内施設も充実。四国へのちょっとした船旅が楽しめます。
航空機で徳島入り
首都圏から徳島を訪れるなら、航空機が最も早い交通手段です。「徳島阿波おどり空港」には、東京羽田空港からJAL、ANAがそれぞれ就航。所要時間も約1時間20分と近いですし、到着後に鳴門や徳島市の観光地を訪れるのにも便利です。また、福岡と徳島を結ぶ便も2往復運航されています。
冬の徳島観光:見どころ観光地①鳴門の渦潮
圧倒される絶景
激しい波の音を立てながら、あちこちで渦を巻く姿を見せつけてくれる「鳴門の渦潮」。鳴門海峡は海中での高低差がある瀬戸内海と紀伊水道に挟まれ、干満時に潮流を生み、大潮の時には直径20メートルもの渦ができます。世界でも屈指の規模を誇ることから、外国人観光客も大勢訪れる鳴門の渦潮。絶景の楽しみ方はいろいろあります。
渦潮観光にはタイミングがある?
渦潮は自然現象ですので、時間帯によっては渦潮が現れないということもあり得ます。このため、発生する条件が整っているのかをしっかり調べてから観光するのがおすすめです。海峡の潮流には満潮時の北流と干潮時の南流があり、最速となる時刻を案内する「潮見表」が各観光施設のホームページで公開されています。
間近で見るなら観潮船
渦潮は間近で見るのが最も迫力満点で、それには船がおすすめ。鳴門観光汽船が運行する「うずしお観潮船」は、予約不要で約30分の渦潮見物ができる大型観潮船「わんだーなると」と水中展望室のある高速小型船「アクアエディ」があります。約25分のクルーズのアクアエディは、海の中で渦を巻くようすも見学できるので人気です。
わんだーなると運賃 | 大人1800円、子供900円(一等室は別料金) | ||
出航時刻 | 午前9時から午後4時20分まで。40分間隔 | ||
アクアエディ運賃 | 大人2400円、子供1200円(事前予約が必要) | ||
出航時刻 | 午前9時15分から午後4時15分まで。30分間隔 |
上から見下ろすのも大迫力
鳴門海峡にかかる大鳴門橋の橋げたの下側に海上遊歩道「渦の道」があります。全長450メートルの遊歩道は高さ45メートルあり、途中には海面を見下ろせるガラス床も。先端の展望室が渦潮見物の一番のビューポイントで、眼下の海面に次から次へと現れる渦潮と激しい潮流に圧倒されます。帰りには大鳴門橋架橋記念館エディにも寄ってみましょう。
渦の道入場料 | 大人510円、中高校生410円、小学生260円 |
休館日 | 3、6、9、12月の第2月曜日 |
営業時間 | 午前9時~午後5時(冬季) |
冬の徳島観光:見どころ観光地②阿波おどり会館
夏の風物詩が1年中楽しめます
「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」がキャッチフレーズの阿波おどり。徳島の夏というよりも、日本の夏の風物詩として有名になりました。そんな阿波おどりを1年中楽しんでもらおうというのが、徳島市の阿波おどり会館です。会館内には阿波おどり実演の専用ホール、歴史や文化を知る「阿波おどりミュージアム」があります。
毎日見られる阿波おどり
専用ホールは「毎日見られる阿波おどり」がウリ。昼は会館の専属連が1日4回の公演を行い、夜は有名連が交代で出演します。有名連は長年培ってきた伝統の所作を持っており、迫力と熱気あふれる踊りは圧巻。来場客を「見る阿呆」だけにはせず、踊り連の手ほどきで一緒に踊る体験コーナーも用意され、だれでも「踊る阿呆」になれます。
ミュージアムで歴史を学ぼう
阿波おどりミュージアムでは、世界に名だたる夏祭りとなった阿波おどりの歴史を学べる施設です。踊りに欠かせないグッズや装束の展示、立体映像やミュニチュアコーナーなど見どころがいっぱい。男踊りと女踊りの違いや所作の仕方などをあらかじめ知っておけば、踊り見物も一層楽しくなります。
入場料 | 昼の踊り 大人800円、小中学生400円 |
夜の踊り 大人1000円、小中学生500円 | |
ミュージアム 一般300円、小中学生以下無料 | |
踊りの公演時間 | 昼の踊り(40分)午前11時 午後2時 3時 4時 |
夜の踊り(50分)午後8時 |
冬の徳島観光:見どころ観光地③祖谷のかずら橋
祖谷は平家落人伝説の秘境
三好市の祖谷渓は、昔から平家の落人伝説が残る秘境の地と言われてきました。祖谷を代表する重要文化財が山峡の吊り橋「祖谷のかずら橋」です。山に自生するシラクチカズラを使って作り上げた吊り橋は、かつて渓谷を渡る唯一の手段であり、今も3年ごとに架け替えられています。
かずら橋は一方通行
「かずら橋」の下流側にある道路橋から見て、向かって左側に渡るための入り口があり、ここで料金を払ってから渡り始めます。橋は一方通行になっており、出口側から進入することはできません。川の水面までの高さは14メートルあり、足場に組まれた木の間から下が見えるためスリル満点。高所恐怖症の方は怖いでしょうが、チャレンジしてみる価値はありますよ。
営業時間 | 冬は午前8時~午後5時(2月13日以降は午後6時) |
料金 | 大人(中学生以上)550円、小学生350円 |
橋を渡ったら近くの穴場スポットも
怖い思いをして「かずら橋」を渡った後は、すぐ近くにある穴場スポットの琵琶の滝を忘れずに訪れましょう。山の断崖絶壁から落差50メートルの滝が一気に流れ落ちており、見ごたえは十分。平家の落人が京の都をしのんで琵琶を奏でたという伝説がある滝は、「かずら橋」と並ぶインスタ映えするスポットでもあります。
アクセスの拠点はかずら橋夢舞台
「かずら橋」へマイカーやレンタカーで訪れる場合は、観光施設「かずら橋夢舞台」の駐車場を利用しましょう。施設内では徳島県内のお土産が一堂にそろっているほか、飲食コーナーもあります。祖谷の住民手作りのクラフトなども販売しているのでお見逃しなく。大歩危峡方面への定期バスの発着所もあります。
冬の徳島観光:徳島・鳴門エリアのおすすめ【4選】
人気の名所・有名観光地「大塚国際美術館」
渦潮と肩を並べる鳴門市の観光名所といえば「大塚国際美術館」。徳島県の企業・大塚グループが運営し、「モナリザ」や「ゲルニカ」といった世界の名画を陶板で再現した美術館として有名です。日本最大級の常設展示スペースを誇り、見学も1日がかり。ボランティアによるガイドツアーもあるので、参加してみるのもいいでしょう。
人気の名所・有名観光地「眉山」
徳島市の市街地を一望できる「眉山」は市内屈指の見どころ。阿波おどり会館の5階にロープウェイの山麓駅があり、6分間の乗車で眉山山頂駅に到着。展望台からは市街地や吉野川だけでなく、紀伊水道や淡路島、晴天時には紀伊半島まで眺望が広がります。阿波おどり会館とロープウェイとのセット券もありますので、合わせて観光したいですね。
穴場のスポット「一番札所・霊山寺」
弘法大師に由来する四国八十八ケ所霊場巡礼のスタートとなる一番札所は、鳴門市板東にある「霊山寺」です。巡礼では発願の寺として重要な位置づけとなっており、八十八ケ所巡り以外の方もお参りをしておきたい名刹。鳴門海峡や徳島市からも比較的近いので、観光面では穴場のパワースポットといえるでしょう。
おすすめのレジャー「ひょうたん島クルーズ」
吉野川をはじめ、大小の河川が市街地を流れる徳島市は水都として栄えました。市内中心部は川に挟まれており、中州は「ひょうたん島」と呼ばれています。川にかかる橋や公園など見どころを巡る遊覧船「ひょうたん島クルーズ」が毎日運航しており、徳島観光のおすすめレジャーとして人気。約30分の船の旅を楽しんでみませんか。
冬の徳島観光:吉野川・祖谷エリアのおすすめ【4選】
人気の名所・有名観光地「阿波の土柱」
吉野川中流域の阿波市にある名所「阿波の土柱」は、世界的にも珍しい奇勝として国の天然記念物に指定されています。扇状地が地震で隆起し、長い年月をかけて自然が作り上げた光景。正面展望台からの眺めが有名ですが、遊歩道が続く土柱の上からの眺めも見どころ。鳴門の渦潮や祖谷のかずら橋ほど知名度がありませんので、穴場のスポットともいえるでしょう。
人気の名所・有名観光地「大歩危峡」
秘境・祖谷渓への玄関口として、多くの観光客が立ち寄る「大歩危峡」。吉野川の上流にある見どころで、昔から大歩危・小歩危は交通の難所として知られていました。渓谷に沿ってJR土讃線や国道が通っており、車窓からでも景観美を眺められます。より身近で迫力ある景観を楽しむのなら、観光遊覧船での川下りがおすすめです。
穴場のスポット「坪尻駅」
鉄道駅なのに、駅を降りたら周囲に人家がない秘境駅の一つが、土讃線の香川県境にある「坪尻駅」。駅は引き込み線となっており、列車交換のため普通列車のみ停車し、その脇の本線を特急列車が通過していきます。駅周辺は何もない、というよりも深い山の中。列車が発車すると一気に静寂感に包まれます。見どころがある駅ではありませんが、秘境駅ブームで注目を浴びている穴場のスポットです。
おすすめのレジャー「アンパンマンカーに乗る」
JR四国にはアンパンマンをデザインした特急列車が多く走っています。車内全体がアンパンマン一色に染まった「ゆうゆうアンパンマンカー」が、徳島線の特急剣山号に連結され、親子連れに人気。靴を脱いで自由に遊べるプレイルームがあり、車中で子供たちが飽きないよう工夫されています。冬も土、日、祝日と年末年始に運転しており、全席指定席ですので予約はお早めに。
冬の徳島観光:南部エリアのおすすめ【4選】
人気の名所・有名観光地「太龍寺ロープウェイ」
四国八十八ケ所の第二十一番札所・太龍寺へ向かうロープウェイは、西日本最長の距離を運行しています。かつては徒歩で山を登って参拝していた難所の寺も、ロープウェイによって多くの人が訪れる名所になりました。太龍寺は霊場にふさわしい深山の雰囲気に包まれ、季節の花々や紅葉など四季折々に見どころがあり、何度でも参拝に訪れたいですね。
人気の名所・有名観光地「うみがめ博物館カレッタ」
美波町日和佐の大浜海岸は、アカウミガメが産卵にやってくる浜として有名です。海岸近くにある「うみがめ博物館カレッタ」は、ウミガメを保護しながら紹介している世界でも珍しい施設。子ガメと触れ合えるコーナーなど見どころも豊富で、子供たちに人気です。産卵時期の夜には観察会が開かれ、命の大切さを学べる機会になっています。
穴場のスポット「阿佐海岸鉄道」
徳島県最南端を走る第3セクター「阿佐海岸鉄道」は、海部-宍喰-甲浦を往復する小さなローカル線です。海部には大ウナギ生息地という穴場があり、宍喰は海中観光船ブルーマリン号や宍喰温泉がある観光スポット。終点の甲浦は高知県東洋町にあり、室戸岬や高知東部観光への玄関口になっています。3駅間は距離8・5キロ、所要時間は11分と短いですが、県境をまたぐささやかな列車旅を楽しんでみませんか?
おすすめのレジャー「海中観光船ブルーマリン号」
徳島県最南端の海陽町宍喰にある室戸阿南海岸国定公園の名所・竹ケ島湾では、遊覧船「海中観光船ブルーマリン号」が運航しています。乗り場は橋で結ばれている竹ケ島にあり、デッキからの眺めに加え、澄んだ海中の様子を見られるのが人気です。海の生物たちを見たり、触れたりできる「島の小さな水族館」にも立ち寄りましょう。
まとめ
見どころや名所が豊富な徳島県。阿波おどりのフレーズではありませんが、「遊ぶところに、見るところ。徳島観光に行かなきゃ損損」。冬の徳島にぜひお越しください。
出典:ライター撮影