目次 [表示]
- 埼玉はださいたま?
- 「ださいたま」誕生のきっかけ
- 最初に「ださいたま」を言った人はタモリ
- 楽曲「なぜか埼玉」がラジオで紹介される
- 竹の子族の衣装を「ダサい」と評したタモリ
- 「ださいたま」は全国に波及
- ださいたまに対する県民の思いは?
- 県民の受け取り方は十人十色
- 埼玉新聞では紙上討論会が開かれる
- 県は「ださいたま」脱却に奮闘
- 「彩の国」を生み出しイメージアップを推進
- 埼玉がディスられる理由は?
- 理由①:海が存在しない
- 理由②:魅力的な観光地が存在しない
- 理由③:魅力的な名産品が存在しない
- 理由④:県庁所在地がひらがな
- 理由⑤:食事がおいしい都道府県ランキング最下位
- 理由⑥:一体感がない
- 理由⑦: 地元愛が強い都道府県ランキング最下位
- 映画「翔んで埼玉」でもネタにされる
- 「翔んで埼玉」のあらすじ
- バラエティ番組「月曜から夜ふかし」で話題に
- 実写映画は2019年のブルーリボン賞を受賞
- 埼玉はよいところもたくさん!
埼玉がディスられる理由は?
今は昔ほど「ださいたま」とディスられることは多くないです。しかし、今でも県民が自虐的に埼玉をディスる風潮は少なからず存在します。東京都に隣接しており、都心へのアクセスもよく利便性が高いのにも関わらず、なぜ埼玉がディスれられるのか。理由は主に7つあります。
理由①:海が存在しない
1つ目の理由は、海が存在しないからです。埼玉県は海に面していないため、海水浴に行く場合は海に面してる県に足を運ぶ必要があります。埼玉で海水浴が楽しめないことに劣等感を覚える人も少なくありません。
一方で、埼玉県には、「さいたま水上公園」「しらこばと公園」「川越水上公園」などのプールが複数あります。ですので、水遊びが全然できないことはありません。
理由②:魅力的な観光地が存在しない
2つ目の理由は、魅力的な観光地が存在しないからです。「神奈川といったら箱根」「千葉といえばディズニーリゾート」といったように、目玉の観光地が埼玉にはないことに、引け目を感じていることが理由として挙げられます。
しかし、西武園ゆうえんち・長瀞渓谷・鉄道博物館など、埼玉には数多くの観光地があるので、全く観光地がなくつまらないというわけではありません。
理由③:魅力的な名産品が存在しない
3つ目の理由は、魅力的な名産品が存在しないからです。観光地の場合と同じように、「埼玉といえば○○」と自信持って言える名産品が思い浮かばず、いまいちピンとこないことが理由として挙げられます。
しかし、埼玉には草加せんべいなど、多くの名産品を生み出しています。ほかにも、深谷市はねぎの生産量日本一の自治体で、深谷ねぎは全国的にも有名なねぎブランドです。
理由④:県庁所在地がひらがな
4つ目の理由は、県庁所在地がひらがなだからです。県庁所在地である「さいたま市」は、2001年に浦和市・大宮市・与野市が合併して誕生した自治体です。
当初は「埼玉市」が採用されるはずでした。しかし、「埼玉」由来の地である行田市の自治会が「埼玉市」を使わないでほしいという要望を出したことで、次点の「さいたま市」が採用されました。
理由⑤:食事がおいしい都道府県ランキング最下位
5つ目の理由は、食事がおいしい都道府県ランキング最下位だからです。都道府県魅力度ランキングを発表しているブランド総合研究所によって調査されたもので、北海道・福岡県が上位にランクインしています。
埼玉県でも熊谷うどん・ゼリーフライなどのご当地グルメが充実していますが、北海道や福岡県と比べてしまうとインパクトが小さいように感じてしまいます。
理由⑥:一体感がない
6つ目の理由は、県民の一体感がないからです。特に「埼玉が東と西で分裂している」という話がよく取り上げられます。埼玉を走る鉄道網について、東西に伸びる鉄道が少ないことから、南北に流れる荒川を境に県民性が異なっています。
ほかにも、さいたま市の浦和地区と大宮地区は互いにライバル意識を持っていることも一体感がないとディスられる原因に挙げられます。
理由⑦: 地元愛が強い都道府県ランキング最下位
7つ目の理由は、地元愛が強い都道府県ランキングで最下位だからです。食事がおいしい都道府県ランキングと同様に、ブランド総合研究所が発表したもので、上位には沖縄県・北海道・京都府などがランクインしています。
埼玉県は東京都に隣接しており、都会に強いあこがれを持っている傾向が強いです。東京志向な県民性が、地元に対する愛が薄い原因といえます。