目次 [表示]
- 埼玉はださいたま?
- 「ださいたま」誕生のきっかけ
- 最初に「ださいたま」を言った人はタモリ
- 楽曲「なぜか埼玉」がラジオで紹介される
- 竹の子族の衣装を「ダサい」と評したタモリ
- 「ださいたま」は全国に波及
- ださいたまに対する県民の思いは?
- 県民の受け取り方は十人十色
- 埼玉新聞では紙上討論会が開かれる
- 県は「ださいたま」脱却に奮闘
- 「彩の国」を生み出しイメージアップを推進
- 埼玉がディスられる理由は?
- 理由①:海が存在しない
- 理由②:魅力的な観光地が存在しない
- 理由③:魅力的な名産品が存在しない
- 理由④:県庁所在地がひらがな
- 理由⑤:食事がおいしい都道府県ランキング最下位
- 理由⑥:一体感がない
- 理由⑦: 地元愛が強い都道府県ランキング最下位
- 映画「翔んで埼玉」でもネタにされる
- 「翔んで埼玉」のあらすじ
- バラエティ番組「月曜から夜ふかし」で話題に
- 実写映画は2019年のブルーリボン賞を受賞
- 埼玉はよいところもたくさん!
映画「翔んで埼玉」でもネタにされる
2019年、映画『翔んで埼玉』が公開され「ださいたま」は再び話題に挙がります。『翔んで埼玉』は、漫画家の魔夜峰央が描いた漫画作品です。執筆当時、魔夜は埼玉の所沢在住で編集長も同じ所沢市民でした。「原稿の催促がくるのでは」というストレスで張り詰めている中で『翔んで埼玉』が誕生しました。
「翔んで埼玉」のあらすじ
舞台は、居住地による差別が深く根付いた関東地方です。東京にある白鵬堂学院に、アメリカに留学していた麻実麗が転校してきます。容姿端麗で文武両道、さらに都会的な振る舞いもあり学生たちを惹き付けます。
生徒会長の白鵬堂百美は当初、彼を煙たがってましたが次第に惹かれていきます。しかし、麻実の正体はれっきとした埼玉県民で埼玉を解放するために活動中でした。
バラエティ番組「月曜から夜ふかし」で話題に
もともと『翔んで埼玉』は1980年代に生まれた漫画で、発表当時は話題に挙がりませんでした。しかし、2010年代に入ってテレビ番組『月曜から夜ふかし』で取り上げられることによって、出版社は増刷を余儀なくされました。
以後、口コミで本作品の評判は広がっていき、2019年の映画化につながっていきます。
実写映画は2019年のブルーリボン賞を受賞
2019年には、実写映画版『翔んで埼玉』が公開されました。興行収入は37億円超えで大ヒットを飛ばし、2019年のブルーリボン賞の作品賞に輝きました。
さらに、2019年の埼玉県知事選挙では、啓発ポスターに『翔んで埼玉』の白鵬堂百美と麻実麗が起用されます。投票率も16年ぶりに投票率が30%台に乗るなど、埼玉県内でも大きな盛り上がりを見せました。
埼玉はよいところもたくさん!
「海が存在しないから」「魅力的な名産品・観光地が存在しないから」などの理由で、埼玉はディスられていました。埼玉県民の服装のダサさ・垢抜けない性格もタモリがおちょくったことで「ださいたま」は誕生したのでした。
しかし、埼玉県には観光地・名産品など、他の都道府県にはない魅力がたくさんあります。もし興味が出てきたら、ぜひ埼玉に足を運んでみてはいかがでしょうか。