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寝台特急「サンライズ出雲」ってどんな列車?きっぷの買い方や部屋をご紹介!

寝台特急「サンライズ出雲」ってどんな列車?きっぷの買い方や部屋をご紹介!

寝ながら島根から東京間を移動することができる寝台特急サンライズ出雲の各部屋についてや部屋の設備や備品などをご紹介しています。また、サンライズ出雲のきっぷの購入方法や停車駅、停車時間も紹介しているページです。これから利用を考えている人に役立つ情報が満載。

目次 [表示]

寝台特急「サンライズ出雲」

のんびりと寝ている間に目的地に到着する、寝台特急「サンライズ出雲」はご存じでしょうか?一度は乗ってみたいと思った方もいるのではないでしょうか?そんな寝台特急「サンライズ出雲」の運行区間や運行時間、部屋についてご紹介しているページです。

寝台特急「サンライズ出雲」とは?

「サンライズ出雲」は、東京駅から出雲市駅間を運行する寝台特急。途中東海道本線、山陽本線、伯備線、山陰本線を経由しています。1998年7月10日より運行を開始し、953.6キロメートルを1日1往復しています。島根県東部の旧国名である「出雲国(いずものくに)」から「サンライズ出雲」と名付けられました。

寝台特急とは?

寝台列車は、夜行列車の中でもベッドなど寝台を設置している列車のことをいいます。寝台特急は、寝台列車の中でも特急列車のことです。現在残っている寝台列車は「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」「カシオペア」「ななつ星」のみとなっています。

寝台特急「サンライズ出雲」の運行区間は?

「サンライズ出雲」の気になる運行区間を下り、上りそれぞれご紹介いたします。途中、浜松は下りのみ、大阪駅、三ノ宮駅は上りのみとなっていますので注意が必要です。一緒に各駅への停車時間もご紹介します!

下り運行区間(到着時間)

  • 東京駅(22時00分)
  • 横浜駅(22時24分)
  • 熱海駅(23時23分)
  • 沼津駅(23時40分)
  • 富士駅(23時54分)
  • 静岡駅(0時20分)
  • 浜松駅(1時12分)
  • 姫路駅(5時26分)
  • 岡山駅(6時34分)
  • 倉敷駅(6時47分)
  • 備中高梁駅(7時14分)
  • 新見駅(7時44分)
  • 米子駅(9時05分)
  • 安来駅(9時14分)
  • 松江駅(9時31分)
  • 宍道駅(9時46分)
  • 出雲駅(9時58分)

上り運行区間(到着時間)

  • 出雲駅(18時51分)
  • 宍道駅(19時06分)
  • 松江駅(19時27分)
  • 安来駅(19時45分)
  • 米子駅(19時56分)
  • 新見駅(21時20分)
  • 備中高梁駅(21時48分)
  • 倉敷駅(22時14分)
  • 岡山駅(22時34分)
  • 姫路駅(23時35分)
  • 三ノ宮駅(0時13分)
  • 大阪駅(0時34分)
  • 静岡駅(4時40分)
  • 富士駅(5時10分)
  • 沼津駅(5時27分)
  • 熱海駅(5時45分)
  • 横浜駅(6時45分
  • 東京駅(7時08分)

移動にかかる時間は?

東京駅から出雲駅までは、東京駅を夜22時00分に出発し、出雲駅に9時58分着予定となりますので、約12時間です。逆区間の出雲駅から東京駅までは、出雲駅を19時06分に出発し、東京駅へ7時08分着となりますので、こちらも約12時間となります。

1日の運行本数と料金は?

「サンライズ出雲」は1日1往復のみの運行となります。利用料金は新幹線のきっぷと同じように、乗車券と特急券が必要です。寝台特急の場合は、その2つに加え、寝台券が必要となります。きっぷの購入にはみどりの窓口、旅行センターをご利用ください!

寝台特急「出雲」の部屋をご紹介

東京駅と出雲駅間を運行する「サンライズ出雲」には6種類の異なる部屋があります。それぞれどのような部屋になっているのでしょうか?各部屋についてと利用料金、部屋の数についてご紹介します!さらに、車内の設備についてもまとめました。

ノビノビ座席

「サンライズ出雲」をお手軽に楽しみたいという方におすすめなのは、「ノビノビ座席」です。1階、2階があり、28席あります。頭部分の仕切りのみで、船のじゅうたん席のような作りになっているのがノビノビ座席です。隣とは素通しとなっていますが、頭部分の仕切りで周りを気にせず過ごせるところが魅力となっています。

B寝台 ソロ

せっかく寝台列車に乗ったからには個室での旅を楽しみたい、でもきっぷの料金は抑えたいという方におすすめなのはB寝台「ソロ」のお部屋です。秘密基地のような1人専用の個室空間は、天井は低いですがのんびりと休めます。ベッドではなくじゅうたんの部屋に近いですが、部屋いっぱいのじゅうたんで大人1人が寝られるスペースが確保されているところも魅力的です。部屋数は20部屋となっています。

B寝台 シングル

ベッドで休みたいという方で、1人で利用予定の方におすすめなのは「シングル」のお部屋です。コンパクトなベッドとテーブル、オーディオコントロールパネルがあり、列車の中で最も多い部屋数となっています。「シングル」の部屋数は80部屋あり、禁煙ルームと喫煙ルームがあるところも喫煙をされる方には魅力ではないでしょうか?上段の部屋を選ぶと、カーブを描いた天井から夜空を見ることもできおすすめです!

B寝台 シングルツイン

「シングル」のお部屋とほぼ同じ作りですが、2人で利用したい、でも価格を抑えたいという方におすすめなお部屋は「シングルツイン」です。上段に跳ね上げ式補助ベッドがあり、下のベッドを折りたたみ、ソファーのように利用することもできる部屋となっています。天井も高くなっていて広々としているところも魅力です。部屋数は8部屋と少なくなっています。

B寝台 サンライズツイン

2人利用でホテルのツインの部屋のように並んだベッドで寝たいという方におすすめなお部屋は「サンライズツイン」です。広いベッドが2つ横並びにある「サンライズツイン」は、ホテルのツインルームを思わせ、夫婦や恋人はもちろん、友達同士でも楽しめるお部屋となっています。他のお部屋の中でも特に部屋数が少なく、4部屋のみとなっていますので、こちらのお部屋を利用したい方は早めの予約がおすすめです!

A寝台 シングルデラックス

「サンライズ出雲」を利用するなら一番いい部屋を利用したいという方におすすめなお部屋が「シングルデラックス」。広々としたベッドに洗面台、デスクまで完備された部屋で、まるでホテルの1室かのような贅沢なお部屋になっています。さらに、シャワーカードもプレゼントでついていて、「シングルデラックス」利用者限定のシャワールームを使用することができるのも魅力です。部屋数は6部屋限定。

各部屋の利用料金は?

各部屋の利用料金は、以下のようになっています。​​​​​​​

ノビノビ座席 0円
寝台Bソロ 6,600円
寝台Bシングル 7,700円
寝台Bシングルツイン 9,600円
寝台Bサンライズツイン 7,700円
寝台Aシングルデラックス 13,980円
サンライズツインのみ、きっぷが2人分の寝台券となります。それ以外の各部屋のきっぷは1人分の寝台券です。ノビノビ座席は寝台券の必要はありません。ただ、どの座席を利用する場合でも寝台券の他に乗車券と特急券が必要です。

車内設備にはどのようなものがある?

各部屋についてご紹介いたしました。ここからはより快適に過ごすために「サンライズ出雲」車内設備やアメニティについてご紹介します。部屋によりアメニティ内容が変わったり、設備の変化があったりすますので、確認してからの利用がおすすめです!

ノビノビ座席の設備と備品

通路カーテン、毛布、枕カバー、ミニテーブル、ドリンクホルダー、使い捨てコップ、読書灯、床暖房有りがノビノビ座席には設備、備品として用意されています。隣とは素通しですが、足元の通路にはカーテンがあり、通路を通る人が気になりません。毛布もありますが、カーペットが固いので、何か対策を持っていくことをおすすめします。

B寝台ソロ、シングル、シングルツインの設備と備品

ハンガー、空調、ラジオ、目覚ましアラーム、4桁ドアロック、ドリンクホルダー、コンセントと設備がノビノビ座席と違い充実しています。さらに、寝巻き、枕、スリッパ、使い捨てコップ、ミニテーブルがB寝台ソロ、シングル、シングルツインの設備、備品です。

B寝台サンライズツインの設備と備品

ハンガー、空調、ラジオ、目覚ましアラーム、4桁ドアロック、ドリンクホルダー、コンセントとシングルなどと同じ設備があります。また、寝巻き、枕、スリッパ、使い捨てコップ、ミニテーブルも同じです。追加で、荷物置きがB寝台サンライズツインには設備、備品として用意されていてうれしいですね。

A寝台シングルデラックスの設備と備品

ハンガー、空調、ラジオ、目覚ましアラーム、4桁ドアロック、ドリンクホルダー、コンセントがB寝台と同じようにあります。また、寝巻き、枕、スリッパ、使い捨てコップも同じです。追加で、テーブル、椅子、荷物置き、シャワーカード、洗面台、アメニティグッズがA寝台シングルデラックスのみ用意されています。

A寝台利用限定のアメニティ

A寝台シングルデラックスのみで受け取ることができるアメニティはホテルのアメニティのように充実しています。シャンプーとコンディショナー、カミソリ、歯ブラシ、シャワーキャップ、洗顔、シェービング剤、化粧水類などお風呂グッズがあるのは嬉しいですね!さらに、タオル、ティッシュ、コットンに綿棒、ヘアゴム、サニタリーバッグと女性に嬉しいアメニティも入っています。旅行の荷物を減らすことができるところも魅力的です!

列車内の設備

部屋の設備や備品をご紹介していきましたが、車内設備も気になりますよね!ここからは車内にどのような設備があり、「サンライズ出雲」を利用する時にはどのような持ち物を持っていくのがおすすめなのかをご紹介していきます。

ラウンジ

「サンライズ出雲」の3号車と10号車にはミニラウンジがあります。椅子とテーブルがあり、友達同士でお話しをするのもいいですが、他の乗客とお酒片手にお話しするのも楽しいです。お互いの旅の情報交換をするのも魅力的で、ぜひ「サンライズ出雲」に乗車した時は訪れてみてはいかがでしょうか?

共用トイレ

「サンライズ出雲」の各部屋にトイレはなく、トイレは共用となります。全車両にあり、どの部屋を利用していても安心です。トイレには洗面台が併設されているので、A寝台シングルデラックス以外を利用される方は他の利用客に配慮しながらこちらで歯磨きなどをすることをおすすめします。

シャワーカードの自販機

A寝台利用の方には最初からシャワーカードがプレゼントされますが、B寝台、ノビノビ座席を利用される方はシャワーカードを購入する必要があるので注意。シャワーカードは320円で販売されていて数量限定です。シャワー室を利用したいという方は早めに購入することをおすすめします。シャワー室は3、10号車にあり、A寝台利用の方は4,11号車です。カードを購入することでシャワーを6分間、1回限り使用となります。

ドリンク自販機

ドリンク自販機のみ「サンライズ出雲」の3号車、10号車のラウンジ横にあります。食べ物の販売はありません。自販機があるため飲み物は購入できますが、飲み物が限られていますので、駅構内にて先に飲み物や食べ物を購入しておくことをおすすめします。

「サンライズ出雲」に乗車する時の持ち物

シャワールームを利用したいという方で、B寝台やノビノビ座席を利用される方はタオルがありませんので持参することをおすすめします。シャンプーやコンディショナー、ボディーソープ、ドライヤーは備え付けがあり安心です。ヘアアイロンを使用する方は持参をおすすめします。また、必要に応じてモバイルバッテリーや充電器、食事や飲み物を持参することがおすすめです。

まとめ

「サンライズ出雲」の客室や運行本数、きっぷの購入方法、設備や備品・料金などをご紹介しました。部屋によって違い、一度利用した方もまた違う部屋で楽しめるところも「サンライズ出雲」の魅力です。お手軽な料金で利用できる部屋もありますので、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか?

李佳
ライター

李佳

静かな海を眺めたり、自然の中をのんびりと歩いたりすることが好きです。温泉や神社巡りのために、新潟から近隣県へ車で出かけることもあります。群馬県の「榛名神社」や長野県の「諏訪大社」がお気に入りのスポットです。

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