島根のお土産に買って帰りたい人気グルメ19選！おいしい名物をご紹介！

今回は、島根県の名物や名産、特産品などのグルメなお土産をピックアップ。定番のお土産や和菓子、麺類、乳製品や珍味などまで、幅広いジャンルのきっと喜ばれる、おいしいお土産をご紹介しました。島根県のお土産は、定番もしっかりと受け継ぎつつ、新しいものもいろいろできて楽しみが増えています。どうぞ参考にしてみてくださいね！

日本三大そばと言われる島根県名物「出雲そば」。岩手のわんこそば、長野の戸隠そばと並び称されています。出雲そばは、そばの実を丸のまま挽く「ひきぐるみ」と呼ばれる製法。そばの色が濃く、そば自体の香りが楽しめるコシの強い麺になっています。そんな出雲そばの、定番のおいしい食べ方は2つ。
 

1つ目は3段にかさねた割子に入っている「割子そば」。出汁を1段目の割子に直接かけて食べ、2段目、3段目へと出汁を移して食べ進めていきます。2つ目は「釜揚げそば」。茹でたそばを洗わずにそのまま器に入れ、そば湯と醤油薬味などを加えて、自分好みの味に調整しながら食べられます。お土産は、干しそばと生そばでの販売です。そば好きな方に喜ばれるお土産ですから、ぜひ出雲流の食べ方を紹介してあげてください！

山陰沖で旬の時期にあがった名産のトビウオ（あご）のすり身だけを使い、手作業で1本1本焼き上げる松江市の名物「あご野焼」。醸造酒や焼酎をくわえて練り上げてあり、歯ごたえとこうばしい香りが特徴です。ちくわに似た形をしていますが、ちくわより太く両端までこんがりと焼き色がついている特産品。プリプリとした歯ごたえは絶品です。

そのままでもおいしいのですが、トースターで炙ったり、輪切りにしてフライにしたり、炒め物に使ったりするのもおいしいですよ。お弁当にもぴったりで、とても使い勝手が良い一品。持ちかえってすぐに食べられる、総菜系のお土産をお探しの方におすすめです。

浜田市の名物「赤天」は、揚げかまぼこの一種で、いわば「かまぼこカツ」です。食紅と赤唐辛子を魚肉のすり身に練り込んでいるため、全体的に赤く色づいています。パン粉のサクサクする食感に少しピリっとくる刺激で、アルコールにぴったり。地元では居酒屋や焼き鳥店のメニューにも出ている、人気の味です。

一度食べるとクセになる味わいで、どなたにも喜ばれるお土産です。食べ方は、トースターで温める方法がおすすめ。パン粉がサクサクになるので、よりおいしく食べられます。また、マヨネーズをかけてサンドイッチにしても、野菜と炊き合わせにしてもおいしいので、こちらもおすすめです。四角い形が定番ですが、ハート型のおしゃれな赤天もありますよ！

佐陀大社で行われる神在祭の、神送り神事でお供えする餅と煮た小豆は「神在餅」（じんざいもち）と呼ばれています。それがなまって「ぜんざい」になったという言い伝えがあるため、出雲はぜんざい発祥の地とされました。また、縁結びの神である出雲大社にあやかったスイーツと言われますから、縁結びのお土産を探している方におすすめです。

不昧公の歌の一節「栂尾山の春の若草」から名づけた、松江の銘菓「若草」。松江の和菓子といえば若草、というほど名物のお菓子です。春の茶事の際に提供するお菓子のなかの主菓子として、不昧公がまとめた「茶事十二ヶ月」のなかに登場します。時が過ぎるにつれ、その当時の製法が忘れられていましたが、明治時代にお菓子店「彩雲堂」が伝承や少ない資料から当時を偲ぶ、緑色が美しい若草を作り出しました。

現在、若草は松江のいくつかの菓子店で作られています。求肥に緑色の餅粉を手作業でまぶした、昔ながらの甘みの強さが苦いお茶によく合うと喜ばれ、お茶事の際によく使われる和菓子です。夏には少し冷やして食べると絶品ですよ！ぜひ試してみてくださいね。

古事記にも出てくる出雲の力比べ。出雲からは野見宿禰、大和からは当麻蹴速が呼ばれて力を競ったとされ、出雲は相撲発祥の地と言われています。その野見宿禰を偲んで大正元年（1912）に「宿禰餅」が誕生しました。国産の九州特産のゴマ、出雲名産のユズの2種類の宿禰餅は、奥出雲産の餅粉を使用し、練り求肥という製法で作ったお菓子です。

柔らかさの中に弾力も感じられ、いつまでも硬くなりません。香ばしいゴマの風味とふわりと香ユズの風味の2種類があり、いずれも絶品のおいしさです。昔懐かしい紙相撲の人形も一緒に入っているので、お子さんにも喜ばれることでしょう。宿禰餅と一緒に楽しんでみてください。

津和野の銘菓「源氏巻」は、カステラのようなしっとり感のある生地で、こしあんを巻いたおいしい棹もののお菓子。その歴史は、江戸時代から始まります。津和野を統治していた亀井藩に、地元の菓子舗が御用菓子の命名を願い出ました。その際に使用したあんの色はうつくしい紫色。その色に感動した藩主の奥方が、「源氏物語」の若紫に出てくる和歌を詠んだことから「源氏巻」と名付けられた、という由来がある名菓です。

現在9軒のお菓子店で作られている源氏巻は生地の厚さや固さの違い、特産の小豆の種類にこだわったあんの違いなど、それぞれのお店の個性があります。いくつかのお店をまわって「これが絶品！」と思う味を探してみるのも一つの楽しみですね。

安来名物の安来節で使われる「ひょっとこ」、のお面をお菓子にデザインした名産「どじょう掬いまんじゅう」。まんじゅうの包み紙は、踊りに使われる手ぬぐいをかたどっていて、その色の違いで中のあんの種類がわかるようになっています。

50年以上前から販売されていて、おいしいために人気がだんだんと広がり、あんの種類も増えてきました。定番のしろあんのほか、抹茶やチョコレート、イチゴや栗などのあんが、柔らかめのクッキーのような生地の中に入っています。個包装なので、会社などで配ると手軽で喜ばれることでしょう。

隠岐の島の銘菓「さざえ最中」は、島の特産品であるサザエを忠実に再現したお菓子。最中皮で餅と粒あんを包んでいます。そのまま食べてもおいしいのですが、トースターで焼くと中の餅がやわらかくなって粒あんとからみ、皮はパリパリとして香ばしいですよ。餅をよりやわらかくして味わいたい場合は、電子レンジとの併用がおすすめ。甘い物が大好きな方には、ぜひ試してみてくださいね。

山陰沖で揚がったサバと国産の天然塩のみで作る漁師町の名物「鯖塩辛」は、半年間漬け込んで熟成したうまみたっぷりの塩辛です。知る人ぞ知る特産品でしたが、メディアが取り上げて、広く知られるようになりました。ご飯やお酒のおともはもちろん、アンチョビのように料理に使うこともでき、ピザのトッピングにしても喜ばれる便利さです。グルメ番組が絶品！と評価している名産の味を、ぜひ一度どうぞ。

奥出雲と呼ばれる雲南市にある「木次乳業」が作る「イズモ・ラ・ルージュ」は、真っ赤なロウでコーティングされたセミハードタイプのゴーダチーズ。国内のコンテストで優秀賞をとったこともある名品です。熟成していくと、よりまろやかなコクと風味が楽しめますよ。ワインのお供だけではなく、ピザやグラタンに使っても喜ばれる味です。少しリッチな国内産の絶品チーズを、ぜひ一度味わってみてください！

出雲大社の福神祭で提供される伝統料理の「うず煮は、出雲国造家に伝わる料理です。奈良時代の「出雲国風土記」に出てくる食材を現在も使っています。とろみのついた出し汁はフグの出汁で、具はフグの身とカンピョウ、しいたけ、が基本です。この汁を器にしいた上にご飯とワサビを乗せ、まぜていただくと絶品の味わい。真空パックで名産のお土産として販売しているので、本格的なおいしい味がすぐに食べられると喜ばれますよ。

島根県内の広い地域で作られている郷土料理の「メロンの粕漬」は、島根県の特産品であるアムスメロンを使った漬物です。もともとは、形が悪いなどの理由で販売しないものを転用した漬物でしたが、近年になって販売用のメロンも使うようになり、島根県の名物と言われるようになりました。熟成が進んで、べっこう色になった粕漬は、また格別なおいしさです。お茶請けにも喜ばれる名産のメロン粕漬を、ぜひ一度お試しください。

全国の約半分をしめる漁獲量を誇る、島根県の名産品、宍道湖のしじみ。そのしじみを使った特産の「しじみラーメン」には、しお味やみそ味、しょうゆ味があります。どの味もベースのしじみのスープとよくマッチしていて絶品です。飲み干してしまいたくなるうまみが楽しめますよ。また、つるつるとしたちぢれ麺はコシがあり、スープによくからみ想像以上のおいしさ！ラーメン好きの方へのお土産にすると、喜ばれることうけあいです。

島根県には「奥出雲葡萄園」と「島根ワイナリー」という、2つのワイナリーがあります。奥出雲葡萄園は、山ぶどうの品種小公子を中心としたワイン造りをし、こつこつと研究を重ねたワインを発表していて、なかには絶品と評されたものも。定番の観光コースとしても有名な島根ワイナリーは、デラウェアやマスカットベリーをはじめ、いくつものブドウを使ったワインを醸造しています。

どちらも島根県の名産品としてコンテストで高評価を得ているワインがあり、安定した味わいが楽しめますよ。販売価格の幅が広いので、ワイン愛好家の方へのお土産にも、気軽に宅のみを楽しみたい方にも喜ばれるワインが選べることでしょう。また、ブドウを使った子供向けのお菓子やワインケーキ、チョコレートなどの販売もありますから、ワインと一緒にぜひどうぞ。

日本酒発祥の地である島根県には、弥生時代から名産の日本酒造りを続けているという伝承があります。酒造りの神「久斬之神」（くすのかみ）を祀っている佐香神社は、神社自体が酒造免許を得ていて、毎年醸造しているのは、特産の濁り酒。毎年秋の大祭で参拝客へ振る舞っています。現在、県内にある30ほどの蔵元が作る日本酒は正統派からユニークなものまで種類が多く、お土産に人気です。

いずれも絶品なので、たくさんありすぎて迷った時には、「しまねっこ酒造めぐり」がおすすめ。180ミリリットル瓶で、3つの蔵元の日本酒の詰め合わせが楽しめるセットです。島根県のゆるキャラ「しまねっこ」とのコラボ商品で、瓶のデザインやパッケージもかわいくできています。飲み比べが楽しめるので、日本酒が好きな方へのお土産にすると、喜ばれることでしょう。

出雲大社の近くにある、「沖野上ブルーカカオチョコレート」は2017年開店の古民家を改装したチョコレート専門店。販売だけではなく、チョコレートの製造も店内で行っています。おしゃれに包装された板状のチョコレートは、ベトナムやコスタリカ、ガーナ、ハイチなど6カ所の産地のカカオが使われている絶品の味。

手作業でていねいに作られたチョコレートについて、くわしく書かれた説明文があるので、酸味や苦さなどの好みで選ぶことができます。チョコレートが好きな方に喜ばれることうけあいの、おしゃれなお土産としていかがでしょうか。

出雲大社の参道にあるお菓子店「いづも寒天工房」が作る、寒天菓子の「雪ふわり」。いちご・巨峰・メロン・みかん・りんご・ラムネ・コーヒーの8種類の味の寒天と、メレンゲを合わせたとてもおいしい小粒のお菓子です。すっと溶けるメレンゲと寒天ゼリーの食感が楽しく、どなたにも喜ばれる一品で、進物にもぴったり。また、とてもフォトジェニックなので、並べてみたり、積み上げてみたりとたくさん写真を撮りたくなりますよ。

島根県では、特産品のメノウで「出雲勾玉」を作っていました。尾に丸みがありバランスの良い姿をしているのが特徴です。その形のままを干菓子にした「願ひ菓子」は、ひとくちで食べられるサイズ。基本の和三盆にイチゴ、ユズ、ココア、抹茶の5種類の味があり、優しいくちどけで、どの年代にもおすすめできるお菓子です。ひとつひとつがかわいい包装にくるまれているので、女子会へのお土産にしても喜ばれますよ！

島根県のお土産いかがでしたでしょうか。特産品や名産品、名物などがたくさんあるなかから、歴史があるお土産から、新しくできたお土産まで厳選してご紹介しましたが、たくさん種類がある島根県のお土産は、県内にまだまだあります。知られざる絶品の名産品があるかもしれません。どうぞ島根県に旅行の際には、この記事も参考していただき、気に入ったお土産を探してみてくださいね！