山梨銘菓には実はこんなのもある！おみやげにもピッタリのお菓子をご紹介！

山梨のおみやげといえば信玄餅が有名ですが、ほかにも多くの銘菓があります。葡萄や桃などの果物や、牧場の新鮮な牛乳など、地元素材を活かした銘菓が多く、現地でしか買えない限定品も人気です。

地元の人に愛されるとともに、おみやげとしておすすめな山梨名物のお菓子をエリア別に紹介します。山梨旅行のおみやげ選びの参考にしてください。

最初に紹介するのは甲府エリアです。甲府は武田信玄ゆかりの地として人気の観光地で、山梨の特産品を使った人気銘菓などの食べ物が集まっています。おいしいお菓子が、よりどりみどりな甲府エリアで、特においしいと評判の6つの銘菓を紹介しましょう。

全国的に知名度の高い信玄餅は、正式には「桔梗信玄餅」といい、お餅にきなこをまぶして黒蜜かけて食べる独特な食べ物です。

丁寧に包まれた包装を解いて、きなこがこぼれないように食べた経験のある方も多いのではないでしょうか。現在は、アイス・ロールケーキなど信玄餅味のお菓子も登場し、新たな名物も生まれているので、新しい商品にも挑戦してみてください。

「くろ玉」は甲府の澤田屋が製造販売する、丸い餡子玉に羊羹をかけた名物和菓子です。青えんどう豆で作った「うぐいす餡」を、「黒糖羊羹」で、くるんでいるので、甘くておいしいお茶菓子として人気があります。

2014年には、さつまいもをキャラメル羊羹でくるんだ姉妹品「キャラ玉」も誕生し、コーヒーにぴったりの一品です。見た目もかわいいので女性へのおみやげにいかがでしょうか。

竹屋あさかわは、山梨の季節の食材を使った和菓子が人気の和菓子屋さんです。「生クリーム大福」は通年で販売していて、生チョコや白桃などの素材にこだわった餡と、特製生クリームを、もっちりやわらかいお餅で包んでいます。

10種類のお味がありますが、おすすめは苺・巨峰・桃の3種類パック。見た目もかわいいので、お好みの生クリーム大福を楽しんでください。

松林軒豊嶋家は天保5年（1824年）創業の老舗和菓子店です。「月の雫」は勝沼産の甲州葡萄をザラメを溶かした中に入れて、一粒一粒手作りしています。見た目は和菓子風ですが、フルーツがメインの食べ物です。

葡萄の酸味と砂糖衣の甘さのハーモニーが絶妙で、癖になる人も多く人気急上昇中。ひとつひとつ丁寧に包装されている、おみやげにもぴったりな名物和菓子です。

丸山菓子店の「万葉のくさもち」は、山梨県産の天然よもぎを贅沢に使用した、無添加で甘み控えめの草餅です。県内の道の駅やJA直売所などで販売されていて、「素朴で懐かしい味がおいしい」と人気となり口コミで広がり、今では山梨名物となりました。

丸山菓子店の敷地内には「甘味処よもぎ茶屋」があり、作りたての草餅をいただけます。

夏の避暑地として人気の清里や、名水で知られる白州のあるエリアですので、牧場の新鮮な牛乳や卵、おいしい水を使った銘菓が多くあります。清里・白州エリアからは、おすすめのお菓子を4点紹介。ここでしか味わうことのできない限定品もありますので、ぜひチェックしてください。

カステラというと黄色でふっくらした食べ物のイメージがありますが、「大吟醸粕てらは」の見た目は真っ白です。白さの秘訣は、日本酒の香りを引き立てるために卵白だけで焼き上げているから。しっとり、ふわふわでフロマージュのような食感でありながら、大吟醸のフルーティーな香りも楽しめる山梨の新たな名物です。

「ジャージー牛乳餅」は甘いミルクを求肥で包んだもちもち食感と、すっきりした後味でおいしいと評判の人気の食べ物です。

販売している清泉寮のジャージーハットでは、有機ジャージー牛乳・ヨーグルト・ソフトクリームが人気ですが、おみやげにするなら「ジャージー牛乳餅」がおすすめ。ミルクと餅の絶妙な食感を楽しんでください。

中村農場は、八ヶ岳山麓の冷涼な気候と、おいしい地下水で育てた、地鶏の鶏肉と卵を販売している農場です。「八ヶ岳かすてら」は八ヶ岳卵100％使用し、しっとりした食感と卵の風味が広がる上品な味が評判。ほかにも烏骨鶏卵や、赤玉たまごを使ったカステラもあるので、食べ比べしてみるのもおすすめです。

「水信玄餅」は、白州町の名水を寒天で固めたシンプルな水菓子です。6月～9月の土日のみ、しかも1日700食限定で賞味期限30分という希少価値の高さから「夏限定の幻スウィーツ」とも言われます。

販売するのは「大吟醸粕てら」でも紹介した金精軒。限定品のため、台ヶ原本店と韮崎店で朝7時から整理券配布があるので、事前にホームページをチェックして来店してください。

山梨と言えば富士の国ですので、富士山をモチーフにした人気のお菓子もたくさんあります。人気の秘訣は、そのかわいい見た目と山梨の新鮮な素材。人気の富士山菓子の中から、特においしいと評判の高い3品を紹介します。

金多留満は河口湖に本店のある和菓子屋です。富士山をモチーフにした「富士山羊羹」が人気で、四季折々の富士の風景や、富士山からの初日の出をイメージした羊羹など限定品もあります。見た目もかわいいと人気で、見るだけでも楽しくなる羊羹は、お味もお墨付きです。

富士山のミネラルが含まれた伏流水と、厳選した国産小豆で作られた羊羹は、お茶請けとしておすすめします。

ラ・ヴェルデュールは河口湖にあるジェラートやケーキを販売する、ファンシーでかわいいお店です。特に人気があるのは「ふじさんプリン」と「河口湖プリン」。富士山蜂蜜や富士山の裾野で、のびのび育った牛の牛乳で作った、贅沢な味わいのプリンです。
 

シフォン富士は、富士吉田市にあるシフォンケーキの専門店です。こちらの名物は富士山の形をした「ふじフォン」。富士山型のシフォンケーキに粉砂糖をあしらうことで富士山の雪をイメージしたシフォンケーキです。

見た目がかわいいのはもちろん、サイズは4種類、プレーン・バナナ・オレンジ・紅茶・抹茶など種類も豊富なので、お好みのシフォンケーキを選んでください。

店名がそのまま商品名の「フジヤマクッキー」は、富士山麓の河口湖で毎日ひとつひとつ焼き上げられている、富士山をかたどったクッキーです。

チョコやバニラなど5つのフレーバーのクッキーは、プレーン・トッピング・雪化粧の3種類があり、お好みのクッキーを選んで購入できます。見た目もかわいいので、富士山のおみやげにぴったりです。

南アルプスエリアは、伝統工芸や古くからの温泉地などで知られる、伝統のあるエリアです。お菓子は山梨らしい地元のフルーツを使った洋菓子から、和菓子まで幅広くそろっています。南アルプスエリアからはおすすめの4品を紹介します。

清月は葡萄や栗など山梨産の素材を使ったケーキが人気で、特に季節限定ロールケーキが有名です。おみやげとしておすすめなのは、山梨県産ピオーネを使ったレーズンサンド「甲州レーズン」。

独自の乾燥技術により長期保存が可能なため、なんと添加物やオイルコーティングは使用していません。素材にこだわる方にもおすすめです。

松月堂は、富士川沿いで明治32年にから続く老舗の和菓子店です。「栗せんべい」は山栗の風味が豊かな、懐かしくおいしい伝統の甲州銘菓。9袋（19枚入）の袋入り350円から、48袋（96枚入）の缶入り2,400円まで、おみやげとしてどこにでも持って行きやすいサイズと料金なのも魅力です。

「すもも便り」は、サクサクに焼き上げたビスケット生地に、南アルプス市産のすもも100％ゼリーとクリームチーズをのせて焼き上げた「新食感のチーズタルト」です。南アルプス桃源郷フルーツプロジェクトが中心となり、市内の複数の和菓子店・洋菓子店が製造販売しています。

南アルプス市の新しい名物として人気急上昇中ですので、ぜひチェックしてみてください。

「名水わらび餅」は、甲州市塩山の旅館「山の湯宿はまやらわ」が伝統の手法で製造し、店頭販売するわらび餅です。奥多摩湖源流の天然水から作り上げているので、ナチュラルでおいしいと評判。種類は白糖・黒糖・よもぎ・柚子・巨峰・桃と複数あり、さまざまな味を楽しめます。

近隣の道の駅や日帰り温泉施設などでも販売しているので、見かけたらお試しください。

甲州街道沿いの情緒豊かな街並みと、手つかずの自然が魅力の大月エリアには、昔懐かしい和菓子の名店がそろっています。東京や神奈川とも隣接しているので、山梨への旅行の行き帰りに立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。

「笹子餅」は、箱根と並ぶ甲州街道の難所「笹子峠の茶屋」で出されていた、「峠の力持ち」が発祥の食べ物です。

明治38年の創業当時から駅売が始まり、現在でも特急電車の車内販売で購入できるなど、おいしいお団子として知られています。中央自動車道のパーキングエリアでも販売されていますので、旅のお供としておすすめのお団子です。

「厚焼木乃煎餅」は、大月出身者なら食べたことのある大月の銘菓のお煎餅です。お味は山椒風味の甘いお煎餅で、昔ながらの製法で1枚1枚丁寧に手焼きされています。かなり硬いので、じっくりかんで味わうと、おいしい味がさらにアップ。大月市内のお店で販売されているので、見かけたらお召し上がりください。

山梨のおいしいお菓子をエリア別に紹介してきましたが、気になるものは見つかりましたか。山梨の現地でしか手に入れることのできない限定品もありますが、中には通信販売でお取り寄せできる商品もあります。

山梨の自然の恵みがたくさん詰まった魅力的な食べ物が多く、おみやげにしたくなるかわいい見た目のお菓子がそろっています。ぜひ、山梨旅行の参考にしてください。