山梨県の面積はどのくらいの大きさ?
山梨県は甲府市を県庁所在地とし、山々に囲まれた盆地になっています。富士山・武田信玄公・ほうとう・ぶどう・リニアモーターカーなどが有名で、どれも誇れる地域資源です。面積が小さいイメージの山梨県ですが、自然も文化も魅力がたくさんあります。
そんな山梨県の面積を、地図や表を使いながらわかりやすく紹介しましょう。
山梨県の面積の基本情報
中部地方に属する山梨県は、東京都・埼玉県・長野県・静岡県・神奈川県と接し、富士山・赤石山脈・八ヶ岳などの標高の高い山に囲まれた自然豊かなところです。山梨県の面積の基本情報を、全国平均と比較しながら解説します。
山梨県の面積は4,465平方キロメートル
山梨県は4,465平方キロメートルの広さで、日本の面積37万平方キロメートルの約100分の1の大きさになります。森林面積は3,472平方キロメートルと広く、総面積の約78パーセントの割合を占めているのも特徴です。
山梨県の面積は全国第32位
山梨県の面積4,465平方キロメートルは、全国第32位の大きさです。他の道県と比較すると、一番大きい北海道83,457平方キロメートルの約19分の1、一番小さい香川県1,877平方キロメートルの約2.3倍になります。
山梨県の面積の割合を全国平均と比較
面積(単位:平方キロメートル) | |
山梨県 | 4,465 |
全国平均 | 8,040 |
日本の総面積は37万平方キロメートルで、全国平均は8,040平方キロメートルです。山梨県の面積を全国平均と比較してみると半分ほどの大きさで、山梨県は47都道府県のなかでは面積が小さいところになります。
山梨県内の市町村面積ランキング
山梨県の広さは日本で32番目と小さいですが、市町村の数や地域区分、市町村ごとの面積はどのようになっているのでしょうか。狭い山梨県とはいえ、初めて訪れたときのために、市町村ごとの広さや地域区分を知っておくことは大切です。
山梨県には27市町村がある
山梨県には27の市町村があり、県庁所在地は赤色で示した県中央部にある甲府市で、南北に細長くなっています。代表的な地域区分は国中と郡内の2つに分ける方法で、西側の黄色部分が国中、東側の水色部分が郡内です。
山梨県の市町村別面積ランキング
順位 | 市町名 | 面積(単位:平方キロメートル) | 色 |
1 | 北杜市 | 602.48 | 赤 |
2 | 早川町 | 369.96 | 青 |
3 | 身延町 | 301.98 | 黄 |
4 | 山梨市 | 289.80 | 緑 |
5 | 大月市 | 280.25 | 水 |
山梨県の市町村別面積ランキング第1位は北杜市で、赤色で示した最北にあり、広さは602.48平方キロメートルと県全体の13.5パーセントの割合を占めています。上位5市町の面積を合わせると、割合は県全体の40パーセントです。
山梨県の県名由来・人口・人口密度・日照時間
山梨県と聞くと、「山があっても山梨県」というダジャレを知っているかもしれません。果物やほうとう、昇仙峡や石和温泉などの観光地はイメージしやすいです。山梨県について知っておきたい県名由来や人口、日照時間を解説します。
山梨県の県名の由来
山梨県は、1871年の廃藩置県で、山梨・八代・巨摩・都留の4郡が集まって生まれました。果物の「ヤマナシ」が多く収穫できたこと、山を平地にならした「山ならし」を語源にしたなど、県名の由来にはさまざまな説があります。
山梨県の人口は全国第42位
山梨県の人口は約81万人で、全国第42位と少ないです。人口数は年々減少しており、約86万人だった2010年からみると、10年間で約5万人も少なくなっています。人口が減っている市町村が多く、過疎化が今後の重要課題です。
山梨県の人口密度は全国第32位
山梨県の人口密度は181人/平方キロメートルで、全国第32位です。2010年の人口密度は192人/平方キロメートルのため、人口と同じく人口密度も減少しています。全国平均の338人/平方キロメートルと比較しても少ないです。
山梨県の年間日照時間は日本一
山梨県の平均年間日照時間は2,188時間で、日本一の長さを誇ります。盆地の地形が関係しており、雲の進入を四方の山々が妨げていることが要因です。ひまわり畑で有名な北杜市明野町は、2,500時間を超えます。
山梨県のシンボル
美しい自然に囲まれている山梨県には、県民に昔から親しまれている動植物があります。山梨県のシンボルとして生活に根付き、県民の和や郷土愛、向上心を大切にしてきました。山梨県を象徴する鳥・花・獣・木を解説します。
山梨県の鳥:ウグイス
山里に生息するウグイスは、「明朗と慈愛」のシンボルです。春告げ鳥として親しまれ、「チャッチャッ」や「ケキョケキョ」という鳴き声を楽しんでいました。夏は山地で、冬は平地で過ごし、他の鳥の雛を育てる優しい一面もあります。
山梨県の花:フジザクラ
春に富士山周辺を彩るフジザクラは、「和と忍耐」のシンボルです。一般にマメザクラと呼ばれる桜で、山梨県の厳しい冬を乗り越えて淡紅色の小さい花が咲きます。木は大きくなく、卵形で切れ込みのある花びらが特徴です。
山梨県の獣:カモシカ
特別天然記念物のカモシカは、「忍耐・努力」のシンボルです。富士山麓・南アルプス・秩父山地などの山岳地帯で見られ、高山の厳しい環境のなかで生息しています。体毛は灰茶色で、針葉樹で単独生活することが特徴です。
山梨県の木:カエデ
秋に紅葉するカエデは、高浜虚子が「山々の男ぶり見よ甲斐の秋」と詠んだシンボルです。カエルの手のような葉は、夏は緑色で、秋に美しく色づいて落葉します。西沢渓谷・昇仙峡・河口湖がカエデのおすすめスポットです。
山梨県は面積が日本で32番目の都道府県
山梨県の面積やシンボルなど、たくさん知られてよかった!
山梨県の面積について、全国平均との比較や市町村ごとの面積ランキングで紹介しました。面積は全国平均の半分ほどで32位と小さいですが、他の都道府県に負けない特色がたくさんあります。次の旅行でぜひ山梨県を訪れて、その素晴らしさを味わってみてくださいね。
山梨県って小さいイメージだけど、面積はどれくらいの大きさなのかな?